手縫いのように手軽に縫い物ができる「ハンディミシン」。ちょっとした裾の補修やマスクなどの小物づくりに便利なアイテムです。糸のセットや使い方が簡単で電動式や手動式、コード式や電池式など、さまざまな種類のモノが販売されています。

そこで今回は、ハンディミシンのおすすめモデルをご紹介。初心者向けのシンプルなモノから、本格的に縫えるモノまで幅広くピックアップしているので、参考にしてみてください。

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ハンディミシンとは?

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ハンディミシンとは、片手で持って縫えるコンパクトなサイズのミシンです。通常のミシンのようにテーブルに設置する手間がなく、ちょっとした縫い物やほつれ直しなどを素早くできるのが魅力。手縫いのように手軽に裁縫をしたい場合におすすめのアイテムです。

本格的な裁縫には向きませんが、簡易的な補修などは可能です。なかには、デニムのような厚手の生地を縫えるモデルも販売されているので、裾上げなどをしたい方はチェックしてみてください。

ハンディミシンのメリット・デメリット

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ハンディミシンは、通常のミシンより軽量でコンパクトなため、場所を取りにくく持ち運びがしやすい点がメリット。カバンに収まるサイズのモノも多いので、旅行や出張の際に持っていき、出先での洋服のほつれ直しなどをすることも可能です。

また、片手で操作できるモノが一般的。カーテンを吊るしたままほつれを補修したり、洋服をハンガーにかけたまま袖口を縫ったりと、ちょっとした補修に手間がかからない点も魅力です。

一方、下糸がなく上糸のみで縫うモノや返し縫い機能が付いていないモノも多く、縫ったあとの糸が解けやすいのがデメリット。なかには、下糸が付いているモデルや、縫い終わりに結ぶ工程が不要なモデルも販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

ハンディミシンの選び方

電動式か手動式かで選ぶ

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電動式は、自動で針が動くため手動式よりもスピーディに縫えるのが特徴。長時間の縫い物に適しています。厚手の生地に対応するモデルも多いので、ズボンの裾上げにもおすすめです。自動で布を送りながら縫えるので、手動式よりも縫い目が安定しやすい傾向があります。

手動式は、手のひらに収まるコンパクトなモノが多く、袖口のほつれ直しやボタン付けなどの細かい部分を縫うのに適しています。カバンに入れて携帯しやすいので、出先で洋服のほつれなどをサッと直したい場面にぴったりです。

また、電動式よりも手動式のほうが安価な傾向にあるので、ハンディミシンを手軽に試してみたい方も要チェック。ただし、ミシンの針の運動を手動でおこなうので、縫い目が安定しにくい点には注意が必要です。

使い勝手のよさで選ぶ

針が高い位置に上がるモデルがおすすめ

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ハンディミシンの使いやすさを重視する方は、布の挟みやすさもチェックしましょう。針の上がる高さは機種によってさまざまで、針が高い位置に上がるモデルだと布をスムーズに挟めるのでおすすめです。

電動式の場合は、ダイヤルを回して上まで針を持ち上げた際に、針が高い位置まで上がるかがポイント。針が十分な高さまで上がらないモノだと、布が針に引っかかってしまうこともあります。針が高い位置まで上がるモデルなら、スムーズに布を入れられます。

糸通しリングは垂直なモデルがおすすめ

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ハンディミシンを使う前に手こずる作業が、糸通しリングに糸を通す工程。糸通しリングは、針穴より先に糸を通す部分です。リングが押さえに対して傾いて設置されていると糸を通しにくいので、垂直に設置されているモデルがおすすめです。

また、糸通しリングのほかにも、数箇所に糸をセットする必要があります。各リングが正面に向いているモノや、糸を通す順番が書かれているモノだと、スムーズに準備できます。細かい作業が苦手な方や、初心者の方はチェックしてみてください。

下糸ありかチェック

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ハンディミシンを選ぶ際は、下糸があるモノかどうかをチェックするのもおすすめです。実は、ほとんどのハンディミシンには、下糸がありません。そのため、普通のミシンより糸がほつれやすいのが難点といえます。

下糸ありのハンディミシンなら、上下2本の糸でしっかり縫うことが可能。ほつれにくく仕上がるので、厚めの生地を縫うのに適しています。縫い目の耐久性が求められるズボンの裾上げや、袖の丈詰めにもぴったりです。

サイズ・重量・形状などの持ちやすさをチェック

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ハンディミシンを選ぶ際は、自分の手に合っているサイズのモノを選びましょう。一般的に20cm程度のモノのラインナップが豊富ですが、なかには30cm程度の大きいモノやホチキスサイズのモノもあります。外出時に持ち運びたい場合は、カバンに入れて携帯しやすいモノがおすすめです。

ハンディミシンは片手で持って操作する機会が多いので、重量も大切。長時間使う場合は軽量のモノが適しています。また、細身のモノや据え置きしやすいモノなど、製品によって形状もさまざまです。用途に適した形状のモノを選ぶようにしましょう。

電池式かコード式かで選ぶ

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電動式のハンディミシンを選ぶ際は、電源の種類もチェックしましょう。コードレスで使いたい方には、乾電池を入れて使う「電池式」がおすすめ。取り回しがよく、コンセントのない場所でも使えるので、旅行など外出先で使用するのにぴったりです。

ただし、電池の購入費がかかる点がデメリット。コストを抑えたい方は、コンセントから給電する「コード式」を検討しましょう。

コード式は、電池式よりもパワフルに縫えるモノが多いのが特徴。ACアダプターで接続するタイプが多いですが、USB接続のタイプもあります。パソコンなどとつないで使用できるので、オフィスで使いたい場合にも便利です。

一方、コンセントがない場所では使えないのがコード式の難点。製品によってはコード式と電池式の2Wayタイプも存在するので、気になる方はチェックしてみてください。

付属品をチェック

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ハンディミシンを初めて使う場合は、裁縫に必要なアイテムが付属しているモノがおすすめです。糸通しがあれば、針穴への糸通しをスピーディにおこなえます。糸を巻いて整理しておけるボビンが複数個あれば、色ごとに糸を巻きなおす手間が省けて便利です。

また、ACアダプターや乾電池が別売りなこともあるので、コスパ重視の方は駆動に必要なアイテムがそろっているかもチェックしておきましょう。そのほか、予備のミシン針なども揃っていると便利です。

ハンディミシンのおすすめメーカー

マクロス

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「マクロス」は、1992年に創業した東京都に本社を構える企業です。調理家電や一般家電などのオリジナル製品の企画・開発をはじめ、国内外の家電や雑貨の仕入れ・販売、ネット通販事業など幅広い事業を手掛けています。

同メーカーのハンディミシンは、1〜2mmの厚手の生地に対応しているのが特徴。ウール・レザー・デニム・シルクなど幅広い生地を縫えるので、ズボンの裾上げやカーテンの補修、洋服のお直しといった多様な用途におすすめです。

セーブ・インダストリー

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「セーブ・インダストリー」は、1976年に創業した新潟に本社を構える企業です。生活用品やアイデア製品などの企画・開発、製造、販売までを一貫しておこなっています。

人気の電動ハンドミシン「アミーガー」は、片手で持ちやすいスリムな設計が特徴です。カーテンを吊るしたまま補修したり、スカートを履いたまま裾の補修をしたりといった場面に便利。初心者の方にもおすすめです。

ハンディミシンのおすすめ|電動式

マクロス ハンディミシン ラフィ MEH-74


マクロス ハンディミシン ラフィ MEH-74 2019
小さな子供がいる家庭でも安心して使用できる

厚さ1mmまでの生地に対応できるハンディミシンです。デニム・クラフト・ウール・レザー・シルクといった生地の裁縫が可能なため、さまざまな生地を扱いたい方におすすめ。持ち手が細めの設計なので、片手で持ちやすいのも魅力です。

乾電池とACアダプターの2パターンで使えるのも便利。ちょっとした補修のときはコードレス、長時間使用するときはコード式といった使い分けができます。また、糸通しのリングが正面を向いているため、糸のセットが楽にできるのもメリットです。

安全ロック機能が付いているのもポイント。電源スイッチをロックの状態にすれば誤作動を防げるので、小さな子供がいる家庭でも安心して使用できます。さらに、予備ボビン3個・糸通しなど、裁縫に必要なアイテムも付属しています。

マクロス ハンディミシン フィンリー MEH-136


マクロス ハンディミシン フィンリー MEH-136 2021
持ち手が細身な設計で、操作しやすいのが特徴

稼働速度を低速と高速の2段階で切り替えできるハンディミシンです。ペースを調節して縫えるので、ハンディミシンを使い慣れていない初心者の方におすすめです。電源は、USB接続式と乾電池式の2パターンで使用可能。用途に応じて使い分けできるので便利です。

厚さ2mmまでの厚手の生地を縫えるのが魅力。カーテンやズボンの裾上げ、マスクやポーチなどの小物づくりといった幅広い用途で使用できます。持ち手が細身な設計のため、操作しやすいのもポイントです。

本体には糸切りカッターを搭載。ハサミが用意できない出先でも、手軽に洋服の補修をおこなえます。さらに、白・黒・赤・青糸が巻かれたボビンが付属しているのもメリット。さまざまな色の糸で裁縫を楽しめます。

セーブ・インダストリー アミーガー 電動ハンドミシン SV-1655


セーブ・インダストリー アミーガー 電動ハンドミシン SV-1655 2008
場所を選ばず使えるおすすめのモデル

スリムな設計で携帯性に優れたハンディミシンです。幅21×奥行5×高さ7.2cmと細身のデザインが魅力。カバンに入れてもかさばりにくいため、旅行先や出張先でのちょっとしたほつれ直しにおすすめです。安全スイッチストッパー付きなので、移動中に誤作動してしまう心配もありません。

電源が電池式のため、場所を選ばず使えるのも便利。コードがなく取り回しやすいので、カーテンを吊るしたまま補修したり、スカートやズボンを履いたまま裾直しをしたりと手軽に使用できます。また、デニム生地2枚重ねほどの厚さまで縫えるため、ズボンの裾上げにもぴったりです。

付属品が充実しているのもポイント。糸通し・糸立て軸・ニッパーに加え、白・赤・黒の糸が巻かれた糸巻きが付いています。糸を通すリングが正面に向いており、スムーズに糸をセットできるのもメリットです。

サンコー(THANKO) ちゃちゃっとミシン C-HMM21W


サンコー(THANKO) ちゃちゃっとミシン C-HMM21W 2022

据え置きとハンディの2WAYで使えるハンディミシンです。下糸も付いているので、縫ったあとにほつれにくいのが魅力。自動糸巻きや自動布送りといった機能も搭載しており、ハンディミシンながらしっかり縫える本格的なモデルです。

付属品が充実しているのも特徴。交換用ミシン針や予備のボビンのほか、はさみやプラスドライバーなどの必要なアイテムがそろっています。さらに、5cmまでの目盛りが本体に付いているので、ちょっとした長さを測りたいときにも便利です。

上糸を通す順番が本体に書いてあり、糸のセットに迷わないのもポイント。さらに、日本語の説明書も付属しているので、初心者の方にもおすすめの製品です。

ベルソス(VERSOS) 電動ハンディミシン VS-H010


ベルソス(VERSOS) 電動ハンディミシン VS-H010 2018

通販製品や生活雑貨の企画・開発などをおこなう「ベルソス」のハンディミシンです。重さ約220gの軽量設計が魅力。吊るしたままのカーテンなど、高い位置の補修も容易におこなえます。

幅21×奥行3.5×高さ6.5cmのスリムな設計も特徴。カバンに入れて持ち運べるので、外出先でのちょっとしたほつれ直しなどにおすすめです。また、電源が電池式とコード式の2パターンに対応しているのも便利です。

安全装置を搭載しているのもポイント。移動中に誤作動してしまう心配がなく、旅行などへも気軽に持っていけます。さらに、糸通し・延長糸立て・予備ボビン2個・予備ミシン針・USBケーブルといった付属品も充実しているので、裁縫道具を持っていない方でもすぐに縫い物を始められます。

Yosoo ミニ電動ミシン


Yosoo ミニ電動ミシン 2017

ホーム・キッチン用品などを中心に取り扱う「Yosoo」のハンディミシンです。本体の素材にプラスチックを採用しており、サビに強いのが特徴。子供の入園・入学準備から、エプロンやハンカチなどのちょっとした縫い物まで、幅広い用途に重宝するアイテムです。

幅約3.4cmのスリムな設計のため、片手での操作が可能。カバンに入れて出張や旅行先に持っていけば、洋服のほつれ直しにも役立ちます。電源は、別売の乾電池またはACアダプターに対応。電池式ならコードレスで使用できるため、布の取り回しも簡単です。

上糸のみで縫うため、糸の準備も手軽におこなえます。簡単に縫えるスリムなハンディミシンを探している方におすすめの製品です。

トレードワン(Trade One) ポータブルハンディミシン スイート 90048

トレードワン(Trade One) ポータブルハンディミシン スイート 90048 2020

収納用品や日用雑貨を展開する総合商社「トレードワン」のハンディミシン。片手で楽々扱える軽量コンパクトなサイズが特徴です。ハンドバッグにも収まりやすい大きさで、持ち運び用のモノを探している方にもおすすめ。お出かけ先で服のほつれを直したり、旅行先で購入した服を調整したりと、さまざまなシーンで活躍します。

電動式のため、布送りも自動で手間要らず。ハンガーにかけたままや服を着たままの状態でも、裾上げ・ほつれ直しがしやすく便利です。また、布マスクや趣味の小物を作るなど、ちょっとした作業にも適しています。

別売の単三乾電池4本または別売のACアダプターの2つの電源方式に対応しているのもポイント。価格が安いのも魅力です。普通のミシンを広げる場所や収納するスペースがない方は、ぜひチェックしてみてください。

ハンディミシンのおすすめ|手動式

KUWAN 片手で縫える ポータブルタイプの携帯ミシン


KUWAN 片手で縫える ポータブルタイプの携帯ミシン2017

安全スイッチストッパーを搭載しているハンディミシンです。誤作動してしまうリスクを低減できるので、カバンなどに入れて持ち運ぶ際に便利。シンプルな構造のため、糸のセットも簡単です。価格が比較的安いので、初心者の方にもおすすめです。

片手に収まるコンパクトなサイズも魅力。ハンカチやエプロンなどを縫えます。糸通しや糸巻き取り棒といった付属品がそろっているのもメリットです。

Chang Shan ハンディミシン

Chang Shan ハンディミシン 2016

ポップなカラーが特徴のハンディミシン。布をパチンと挟みながら縫っていくタイプなので、片手で簡単に使えます。また、下糸がないためセッティングも不要。ミシン初心者にもおすすめです。

重さは約130g、サイズは幅4.5×奥行11×高さ7cmと、非常に軽量でコンパクト。バッグに入れて持ち歩くのにぴったりのサイズです。なお、本体カラーは、ブルー・ホワイト・レッドの3色を展開しています。

MOONRING ハンディミシン

MOONRING ハンディミシン 2020

ホチキスのような形状で、片手に収まるサイズのハンディミシンです。カバンに入れて持ち運びやすいので、家だけでなくオフィスや車の中など、さまざまな場所で役立ちます。外出先で、スカートや洋服のほつれをさっと直したい方におすすめです。

手動式ながら、自動布送り機能を搭載しているのが魅力。手軽に縫えるので、自宅で雑巾を縫う際やカーテンを補修する際などに便利です。価格が安いため、手動式のハンディミシンを試してみたい方もチェックしてみてください。

Qiilu ハンディミシン

Qiilu ハンディミシン 2019

軽量・コンパクトなハンディミシンです。カバンに入れて携帯しておけば、洋服のほつれに気づいたときにサッと取り出して素早く補修できます。職場やイベント、旅行などに持っていくと便利なアイテムです。

ホチキスのように1針ずつ指で押しながら縫い進めるので、ミシンに慣れていない方でも安心。上糸のみで縫うため、失敗しても簡単に糸が解けます。手縫いよりスピーディに縫い物をしたい方におすすめのハンディミシンです。

ハンディミシンの基本的な使い方

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ハンディミシンを上手に扱うためには、基本的な使い方を理解しておくことが重要です。製品によって糸のセット方法や使用方法などが異なるので、説明書などを確認して正しく使用しましょう。

通常のミシンと大きく違う点は、縫い終わりに糸が解けないように結ぶ必要があること。下糸や返し縫いがないモノも多く、結び忘れると糸が簡単に解けてしまう場合があります。縫い終わったら裏面の糸を長めに残して切り、手縫いのように玉どめなどをして解けないようにしましょう。

また、使用する機種が対応している生地の種類や厚さを事前に確認するのも大切。デニムなどの裾上げをしたい方は、厚手の生地を縫えるモデルを選んでみてください。機種によっては、かたい布などに対応していない場合もあるので、注意が必要です。