音楽を手軽かつ高音質で楽しみたいなら「ハイレゾ対応ヘッドホン」を用いるのがおすすめです。従来のヘッドホンよりも高精細・高解像度なので、細かな音までしっかりと感じることができ、臨場感なども楽しむことができます。

そこで今回はハイレゾ対応ヘッドホンを厳選してご紹介。ハイエンドモデルから1万円以下で買えるコストパフォーマンスに優れたモノまで、さまざまな製品をピックアップしたので、ハイレゾ対応ヘッドホンに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

ハイレゾ対応ヘッドホンとは?

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ハイレゾ対応ヘッドホンとは、CD音源を上回る情報量を持つ「ハイレゾ音源」に対応したヘッドホンのこと。従来のヘッドホンよりも解像度が高く、例えばアーティストの息づかいや弦の震える音なども感じ取ることができ、原音に近い臨場感あふれるサウンドが楽しめるのが特徴です。

ハイレゾサウンドを楽しむためには、ハイレゾ対応ヘッドホンの他に「ワブ(WAV)」や「フラック(FLAC)」などのハイレゾに対応した音源やハイレゾ音源を再生するための専用オーディオプレイヤーが必要になってきます。ハイレゾ対応ヘッドホンだけを購入すれば普段聞いている音楽が高音質で楽しめるという訳ではないので、その点は留意しておきましょう。

普通のヘッドホンとハイレゾ対応ヘッドホンの違い

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ハイレゾ対応ヘッドホンは、一般的なヘッドホンよりも再生周波数帯域が広いのが特徴。具体的には「40kHz以上の超高域が再生可能な機器」と定義されています。

また、ハイレゾ対応ヘッドホンには、同協会が付与する「ハイレゾロゴマーク」が付いています。このマークは、周波数性能や聴感評価など一定の条件を満たす機器のみに使用が認められているので、製品を購入する際は確認しておきましょう。

ただし、ハイレゾロゴマークの仕組みがスタートしたのは2014年で、それ以前に発売された再生周波数帯域が40kHz以上のヘッドホンにはハイレゾロゴマークが付いていないモノもあります。2014年以前に発売された型落ちモデルを購入する際は注意が必要です。

また、海外メーカーのヘッドホンのなかには、ハイレゾ音源に対応していながら、あえてハイレゾロゴマークを表記していない製品もあります。こちらも留意しておきましょう。

ハイレゾ対応ヘッドホンの選び方

ヘッドホンの種類をチェック

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ハイレゾ対応ヘッドホンには、大きく分けて「アラウンドイヤー型」と「オンイヤー型」の2種類があります。ハイレゾ対応ヘッドホンを選ぶ際には事前にそれぞれの違いをしっかりと把握しておきましょう。

アラウンドイヤー型(オーバーイヤー)

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アラウンドイヤー型は、耳を完全に覆うタイプのヘッドホンです。耳をしっかりと密閉した状態で聞くため「周囲の騒音やノイズが聞こえにくい」や「音漏れが少ない」などのメリットがあります。また、振動板と耳の間のスペースが広めに作られており、音質に優れているのも特徴です。

ただし、サイズが大きく、重量もそれなりにあるため、外出先で音楽を楽しみたい方や長時間音楽を楽しみたい方にとってはストレスを感じることもあります。それらを考慮しつつも、ヘッドホンに遮音性や音質のよさを求める方におすすめです。

オンイヤー型

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オンイヤー型は、耳に乗せるタイプのヘッドホン。アラウンドイヤー型と比べて軽量かつコンパクトなので、モバイル性を重視したい方におすすめです。価格も比較的リーズナブルなため、コストパフォーマンス重視でヘッドホンを選びたい方もしっかりとチェックしておきましょう。

なお、遮音性に関してはそれほど高くはないので、飛行機や電車など騒音が気になる場所での使用は注意が必要。また、装着時は耳を圧迫する形状なので、長時間音楽を聴いていると耳が疲れやすいといったデメリットもあります。

ヘッドホンの構造をチェック

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ハイレゾ対応ヘッドホンは、構造によって「クローズド型」「オープンエア型」「セミオープン型」の3種類に分けることができます。それぞれ遮音性や装着感、音質などが異なるので、ハイレゾ対応ヘッドホンを選ぶ際には自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。

クローズド型

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クローズド型は、イヤーパッドの反対側を覆う部分「ハウジング」が完全に閉じているタイプです。音を発する振動板と耳の間が密閉しているので、周囲のノイズや騒音を気にすることなく音楽に集中できます。ハウジング内の空気を振動させることで、力強い重低音が楽しめるのも特徴です。

ただし、ハウジングが密閉されることで音がこもってしまう傾向があり、場合によっては音の歪みが生じることもあります。また、装着感や圧迫感がそれなりにあるので、長時間の使用ではストレスを感じることもあります。

オープンエア型

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オープンエア型は、ハウジングに穴が開いているタイプです。クローズド型と違って振動板と耳の間が密閉していないので、開放的にサウンドが楽しめます。特に高音の伸びに優れているので、女性ボーカルの音楽やアニソンを楽しみたい方におすすめ。装着時の圧迫感が少ないのも魅力なので、長時間音楽を楽しみたい方にもおすすめです。

一方で、ハウジングの低音増幅が苦手なため、重低音はやや手応えが感じ得ないこともあります。また、遮音性や音漏れも懸念される要素ではあるので、電車やバスなど公共の場所や騒音が気になる場所では、やや劣勢と言えます。

セミオープン型

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セミオープン型は、ハウジングに小さな穴が開いているタイプです。クローズド型とオープンエア型のよい部分を兼ね備えた仕様なので、低音域から高音域まで快適にサウンドを楽しめます。ハウジングに穴が開いていますが、オープンエア型ほど音漏れがないため、室内はもちろん外出先で音楽を思う存分聞きたい方にもおすすめです。

ただし、セミオープン型はバリエーションが少なく選択肢がほとんどないため、機能やデザインにこだわりたい方にとっては難があります。また、使い勝手がよい分価格はそれなり高いので、購入する際は予算に合わせて選びましょう。

ハウジングの素材をチェック

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ハイレゾ対応ヘッドホンのハウジングには、大きく分けて「プラスチック」「メタル系素材」「ウッド系素材」の3種類が使われています。ハウジングの素材が違えば、当然デザインや音質にも違いが出てくるので、ハイレゾ対応ヘッドホンを選ぶ際には、ハウジングの素材にもこだわってみてください。

プラスチック

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プラスチックは、多くのヘッドホンで採用されているハウジング素材です。他の素材よりもコストパフォーマンスに優れているので、価格の安いハイレゾ対応ヘッドホンが欲しい方におすすめ。また、製品のバリエーションが多いのも魅力なので、選択肢が豊富なのも魅力です。

メタル系素材

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メタル系素材は、アルミやステンレス、チタンなどの金属を採用したハウジングです。プラスチックやウッド系の素材に比べて剛性に優れているので、不要振動を抑えたクリアでキレのよい音が楽しめます。また、強度が高く壊れにくいため、ヘッドホンの耐久性を重視する方にもおすすめ。なお、金属ならではのスタイリッシュな見た目も魅力のひとつです。

一方で、音の跳ね返りや反響が少なく比較的軽めの音になるので、重低音は相応。高音域の抜けは優れているので、よりボーカルサウンドを楽しみたい方にもおすすめです。

ウッド系素材

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ウッド系素材は、チーク材やアサダ桜などの木を採用したハウジングです。木には振動を吸収する特性があるので、クリアな音質と残響効果が期待できます。また、音圧を抑える効果もあるので、温かみのあるサウンドを楽しみたい方にもおすすめ。他の素材とはひと味違った高級感のある見た目に仕上がっているものポイントです。

ただし、ウッド系素材を採用したハイレゾ対応ヘッドホンはバリエーションが少なく、価格が高いなどの懸念点もあります。デザインや機能にこだわりたい方は他の素材も検討してみてください。

イヤーパッドの素材をチェック

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イヤーパッドとは、ヘッドホンの耳に当てる部分のこと。人工皮革やベロア、レザーなどさまざまな素材が使われており、どんな素材を選ぶのかによって音質や耐久性が異なってきます。ハイレゾ対応ヘッドホンを選ぶ際には、イヤーパッドの素材選びも重要なポイントなので、こちらも忘れずにチェックしてみてください。

人工皮革

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人工皮革は、多くのヘッドホンで採用されているポピュラーな素材。密閉性が高く、騒音やノイズを遮音する効果があるので、高音質で音楽を楽しみたい方や外出先で音楽を楽しみたい方におすすめです。

遮音性に優れていますが、劣化しやすいことやクッションが少し固いなどのデメリットがあるため、耐久性を重視する方や長時間音楽を楽しみたい方は他の素材を選んだ方がよいでしょう。

レザー

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レザーは、中・高価格帯のヘッドホンが採用している素材です。人工皮革と同じように密閉性が高く、周囲の騒音やノイズを遮音する効果が期待できます。また、定期的にメンテナンスをすれば比較的長く使えるので、耐久性を重視する方にもおすすめです。

一方で、レザーはお手入れに気を使う必要があります。汗などが付着したまま放置をしておくと劣化する可能性があるので、特に夏場などで使う際には注意しましょう。

ベロア

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ベロアは、一部の高級ヘッドホンが採用している素材。フワフワとした質感で装着感がよく、耳への負担も少ないため長時間のリスニングに最適なほか、他の素材と比べて軽量なのもポイントです。

ただし、遮音性が低く周囲の雑音やノイズが気になりやすいため、騒音の激しい場所ではややストレスを感じることもあります。また、ベロア素材のイヤーパッドを採用した製品は高価なものが多いので、その点も留意しておきましょう。

ハイレゾ対応ヘッドホンのおすすめメーカー

ソニー(SONY)

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ソニーは1946年に創立された国内最大級のAV機器メーカーです。「ハイレゾといえばソニー」と言われるほどオーディオ機器の人気は高く、国内外問わず幅広いユーザーから支持を集めています。ハイレゾ対応ヘッドホンには、優れた技術が導入されているので機能や性能にこだわりたい方におすすめです。

JVCケンウッド(KENWOOD)

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JVCケンウッドは神奈川県横浜市に本社を置く大手AV機器メーカーです。木製の振動板を採用したヘッドホンからコストパフォーマンスに優れた安価なヘッドホンまで、さまざまな製品をリリースしています。サウンドクオリティを追求する技術が随所に見られるのもポイント。音質にこだわりたい方におすすめです。

パイオニア(Pioneer)

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パイオニアは1937年に創立した音響機器メーカー。安価なイヤホンからハイエンドモデルのヘッドホンまで、豊富に音響機器を取り扱っているのが特徴です。

ゼンハイザー(SENNHEISER)

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ゼンハイザーは1945年に設立したドイツの音響機器メーカー。イヤホン・ヘッドホンに関しては高い技術力を持っています。価格は比較的高めですが、品質と音質に優れている製品が充実しているので、ワンランク上のハイレゾ対応ヘッドホンが欲しい方におすすめです。

ハイレゾ対応ヘッドホンのおすすめモデル

ソニー(SONY) WH-1000XM2

ソニーが販売する高性能ハイレゾ対応ヘッドホンです。装着状態や環境に合わせてノイズキャンセリングを最適化する「NCオプティマイザー」や、より静かな環境で音楽を楽しめる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」など、優れたノイズキャンセリング技術を搭載しているので、騒音の激しい場所でもストレスなく快適に音楽が楽しめます。

CD音源やMP3などの高音域を補完する「DSEE HX」がついているので、ハイレゾ音源以外の音楽を高音質で楽しむことも可能。高音域でのレスポンスに優れた独自の「40mmHDドライバーユニット」を採用しているのも特徴です。

ソニー(SONY) h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N

カラーラインナップが豊富なハイレゾ対応ヘッドホン。特に「ミディアムトーンカラー」はファッションに敏感な女性におすすめです。

特徴としては、高音質なサウンドが楽しめる「LDAC」や周囲の騒音やノイズ軽減する「フルオートAIノイズキャンセリング機能」、ヘッドホンを外さずに瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」などが搭載されているので、機能性と音質の双方を求めている方は要チェックです。

パナソニック(Panasonic) RP-HD600N

パナソニックのワイヤレスヘッドホン。広帯域・高解像度再生を実現した「超多層フィルム振動板」や音場の広がり感を演出する「制振フレーム」を採用することで、ハイレゾ音源の精緻な音を忠実に再生することができます。さまざまなシーンで使える広帯域に対応した「ノイズキャンセリング」がついているので、室内はもちろん外出先で音楽を楽しみたい方にもおすすめです。

また、1回の充電で最大20時間の連続再生が可能な「ロングバッテリー」を採用しているので、バッテリー残量を気にせず、思う存分音楽を楽しみたい方にも最適。なお、付属の着脱式コードを繋げれば、ワイヤレスヘッドホンとしてだけでなく、有線タイプのヘッドホンとしても使えます。

JVCケンウッド(KENWOOD) N_W SOLIDEGE SD70BT HA-SD70BT

デザインがおしゃれなハイレゾ対応ヘッドホン。スピン加工を加えた「アルミオーナメント」と「ステンレスハンガー」を採用し、スタイリッシュに仕上がっているのが特徴です。

コンパクトに持ち運べる「折りたたみ機構」を採用することで、携帯性に優れているのもポイント。また、ハイレゾ相当の高音質ワイヤレス再生を可能にする「K2 TECHNOLOGY」を採用しているので、デザインだけでなく音質にこだわりたい方にもおすすめです。

ゼンハイザー(SENNHEISER) HD 660 S

ゼンハイザーのハイレゾ対応ヘッドホン。ハウジングに穴が開いている「オープンエア構造」や全面改良された最新の「トランスデューサー設計」を採用することで、心地のよい自然な高音が楽しめます。

重量260gと軽量なボディーに加えて、耳にジャストフィットする楕円形のイヤーカップを採用。長時間のリスニングでも疲労感を感じることなく快適に使えます。

多種多様なデバイスに接続できる接続ケーブルや外部からのノイズを抑えるだけでなく強度も高い「パラアラミド着脱式ケーブル」も特徴です。

パイオニア(Pioneer) Superior Club Sound SE-MX8

1万円以下で買えるハイレゾ対応ヘッドホン。コストパフォーマンス重視におすすめです。迫力のある低域が楽しめる「大口径40mmドライバー」や音楽の操作だけでなく、ハンズフリー通話も楽しめる「マイク付リモートコントローラー」を採用。コンパクトに折り畳んで持ち運びができるので、使い勝手も良好です。

二重構造にした特殊な「バックチャンバー」を採用することで、オンイヤータイプながら遮音性が高いのもポイント。イヤーパッドには、肌触りのよいレザータイプ素材や低反発ウレタンを使用しているので、装着感にこだわりたい方にもおすすめです。

デノン(DENON) AH-D7200

デノンのハイレゾ対応ヘッドホン。低音域から高音域までをしっかりカバーする「50mm フリーエッジ・ナノファイバー・ドライバー」や不要な振動を抑える「ナチュラル・アメリカン・ウォールナット・ハウジング」、音楽信号の純度を保ったままヘッドホンに伝える「着脱式 7N OFC ケーブル」などによって、高音質なサウンドが楽しめるのが特徴です。

ヘッドバンドには軽量かつ堅牢な「アルミダイキャスト」、ヘッドバンドの外側には柔らかな質感の「天然シープスキン」、イヤーパッドには耐久性・フィット感に優れた「独自の人工皮革」などを採用。細部にまでこだわって作られているのもポイントです。

ベイヤーダイナミック(beyerdynamic) beyerdynamic T 1 2nd Generation

ドイツのオーディオメーカーのベイヤーダイナミックがリリースしているハイレゾ対応ヘッドホン。独自の「テスラテクノロジー」を採用することで、臨場感あふれる重低音が楽しめるのが特徴です。

イヤークッションには、通気性のよい「ホローファイバー繊維」と「ソフトベロア素材」を採用。長時間のリスニングにも適しています。ロックやクラブミュージックを思う存分楽しみたい方におすすめです。