自宅で映画を観る際にワンランクレベルを上げたい方は、映画鑑賞向けヘッドホンを活用するのがお手軽。サウンドクオリティを重視するのであればホームシアターシステムの導入も検討する余地はありますが、設置スペースを要するほか、価格も高くなってしまうので、コストをかけずに視聴環境を整えるには便利なアイテムです。

そこで今回は映画鑑賞向けヘッドホンのおすすめモデルをピックアップ。選び方についてもご紹介するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

映画鑑賞用ヘッドホンの選び方

接続方法をチェック

接続が安定している「有線モデル」

有線モデルのヘッドホンは接続が安定しているのが特徴。音が遅延したり、途切れたりすることが少ないので、安心して視聴することができます。音が劣化しにくく、高音質なのも魅力です。

ただ、有線接続のヘッドホンはケーブルがある分、視聴範囲に制限があります。なお、通常の有線ヘッドホンは1m前後のケーブルが一般的ですが、映画鑑賞用に使用する場合は少なくとも2m以上のモノがおすすめです。

ケーブルから解放される「ワイヤレスモデル」

By: amazon.co.jp

ワイヤレスモデルのヘッドホンは接続可能範囲が広く、モニターから少し離れた場所からでも視聴できる自由度の高さが魅力です。

ケーブルのストレスなく、映画に集中できるのもメリット。ただし、ワイヤレスヘッドホンの場合、接続方式によっては遅延や音質の劣化が生じることもあるので、その点は注意しておきましょう。

もっとも普及しているのがBluetooth接続のワイヤレスヘッドホン。「ワイヤレスの利便性は譲れないものの、音の劣化や遅延は避けたい」という方は赤外線方式やデジタル無線方式のモデルも候補となります。

なお、赤外線方式を採用しているモデルは比較的安いモノが多く、遅延もないのが魅力。しかし通信範囲が比較的狭いため、視聴距離はBluetooth接続よりも制限されます。一方、デジタル無線方式のモデルは遅延がないだけでなく通信範囲もワイド。テレビから数十メートル離れた場所でも高音質で使用できます。ただし、総じて高価なので購入を検討する際は留意しておきましょう。

ヘッドホンの構造をチェック

音漏れが気になる方は「密閉型」

By: amazon.co.jp

ドライバーユニットを密閉した構造になっているタイプを密閉型ヘッドホンと言います。遮音性が高いので細かい音が聴き取りやすく、サウンドに集中しやすいのが特徴。外部への音漏れも少なく、特に低音のクオリティは良好です。

一方、イヤーカップ内で音がこもりやすいほか、長時間装着し続けるとストレスを感じることもあるので、その点は注意しておきましょう。

長時間視聴しても疲れづらい「開放型」

By: amazon.co.jp

開放型ヘッドホンはイヤーカップ部後方に細かな穴を多数空けているタイプ。ハウジング内の反射を抑えて音のこもりを少なくし、自然なサウンドを鳴らします。イヤーカップ部が軽量化されているので、装着感にストレスを感じにくのもメリットです。

一方、外部の遮音性が低く、音漏れにも注意が必要。また、音質がよいモノほどサイズが大型になる傾向にあります。長時間映画鑑賞する場合は、本体の重量もチェックしておきましょう。

臨場感が高まる「サラウンド機能搭載モデル」

By: amazon.co.jp

サラウンド機能とはあらゆる方向から音が聞こえるように錯覚させる機能のこと。映画鑑賞で使用する場合は、5.1ch以上のサラウンド機能を有したヘッドホンがおすすめです。

ちなみに、「ch」は「チャンネル」と読み、スピーカーの数を表しています。チャンネル数が多いほどスピーカー数が多く、音が聞こえる方向が多いため、より立体的で臨場感あふれるサウンドを体感できます。

迫力重視なら「重低音モデル」もおすすめ

By: amazon.co.jp

映画の迫力をより感じたい方は重低音重視のヘッドホンがおすすめです。重低音モデルは低音に比重をおいたサウンドが特徴。大型のドライバーを採用したモノなら、聴き応えのある重低音が再生できます。

ただ、重低音モデルはより重低音に比重をおいたモノほどドライバー口径が大きくなり、本体サイズもそれに影響されます。また、密閉型ヘッドホンが多く、長時間使用するとややストレスとなるのも懸念点です。

映画鑑賞用ヘッドホンのおすすめモデル|サラウンド

ソニー(SONY) デジタルサラウンドヘッドホンシステム MDR-HW700DS

ソニー(SONY) デジタルサラウンドヘッドホンシステム MDR-HW700DS

9.1chのサラウンド機能を搭載している密閉型ヘッドホンです。前後左右だけでなく上からの音も聞こえるのが魅力。特に飛行機が頭上を飛んでいくシーンなどで一層の臨場感が感じられます。

50mmの大型ドライバーを搭載しており、低音の迫力も十分です。再生周波数域も5~25000Hzと広く、HD音声フォーマットに対応しているため高音質に再生できます。

ワイヤレスタイプのヘッドホンですが、デジタル接続方式を採用しており、遅延がなく安定した接続が可能です。USB充電に対応しており、3時間の充電で約12時間使用できます。

なお、本製品は「シネマモード」のほか、「ゲームモード」など多彩なモードを搭載しているため、映画鑑賞用だけでなく、PS4などのゲームをプレイする場合にも有効です。

ソニー(SONY) デジタルサラウンドヘッドホンシステム WH-L600

ソニー(SONY) デジタルサラウンドヘッドホンシステム WH-L600

7.1chのサラウンド機能を搭載している密閉型ヘッドホンです。デジタル接続のワイヤレスタイプで、遅延や音切れもなく安定して視聴できます。

バッテリーの持ちもよく、約6時間の充電で最長17時間連続使用できるのもポイント。さらに充電用ヘッドホンスタンドが付属するため、スマートに収納できるのも魅力です。

なお、「シネマモード」だけなく、「ゲームモード」や「ボイスモード」など多彩なモードを搭載しており、映画鑑賞だけでなく、さまざまなコンテンツを楽しむ際にも便利です。

ソニー(SONY) ワイヤレスサラウンドヘッドセット CUHJ-15001

7.1chのサラウンドサウンド機能を有したワイヤレスヘッドホン。もともとPS4やPS3に向けて開発されているため、音の定位性に優れているのが魅力で、足音や音声などの位置が把握しやすく、ホラー映画やサスペンス映画などでより高い臨場感が感じられるのが特徴です。

ノイズキャンセリング機能付きのマイクを搭載しており、雑音を気にせずにボイスチャットができるのもポイント。コンパクトに折りたたむための折り目が付いており、スマートに収納できるのも魅力です。

パナソニック(Panasonic) デジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム RP-WF70

パナソニック(Panasonic) デジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム RP-WF70

7.1chのサラウンド機能を有したヘッドホンです。ワイヤレスタイプですが、光デジタル接続を採用しているため遅延しにくく、接続も安定しています。「Dolby Digital(ドルビーデジタル)」や「DTS」にも対応しているため高音質。映画視聴やゲームを楽しむのに適したモデルです。

音漏れしにくい密閉型なので、深夜などに映画を視聴したい方にもおすすめ。電源に単四乾電池を使用するのはやや懸念点ですが、バッテリー持ちはまずまずで、最長16時間の連続再生に対応。235gと軽量でイヤーパッドにも柔らかなレザー素材を採用しており、装着感は良好です。

オーディオテクニカ(audio-technica) デジタルワイヤレスヘッドホンシステム ATH-DWL700

オーディオテクニカ(audio-technica) デジタルワイヤレスヘッドホンシステム ATH-DWL700

低音の再生に合わせて振動する「V-ACTモード」を搭載している密閉型ヘッドホンです。音の帯域に応じて振動に強弱がつくため、高い臨場感が感じられます。

40mmドライバーを採用しており、全体的にピュアなサウンドを響かせるのが特徴。やや低音が強めに感じられるので、爆発音などにリアリティがあります。

また、デジタル無線接続方式を採用しているワイヤレスタイプのヘッドホンのため、遅延が少なく、安定した接続環境で視聴することが可能。なお、バッテリーに関しては約6時間の充電で最長連続使用時間は約10時間なので、その点は留意しておきましょう。

レイザー(Razer) Tiamat 7.1 V2 RZ04-02070100-R3M1

レイザー(Razer) Razer Tiamat 7.1 V2 RZ04-02070100-R3M1

左右に5個ずつ、合計10個のドライバーを搭載することで7.1chのサラウンド機能を有している有線タイプのヘッドホン。立体音響を生み出してくれるので、臨場感のあるサウンドを楽しめます。

耐久性に優れているので、長時間のゲームや映画鑑賞などでも安心して使えるのが特徴。合皮製イヤークッションとヘッドバンドの組み合わせにより装着感は快適です。

映画鑑賞用ヘッドホンのおすすめモデル|ステレオ

パナソニック(Panasonic) ステレオヘッドホン RP-HD5

パナソニック(Panasonic) ステレオヘッドホン RP-HD5-K

価格が1万円以下ながらハイレゾ音源に対応する有線タイプのヘッドホンです。40mm径ダイナミック型HDドライバーを搭載することにより、再生周波数帯域4Hz~40kHzのワイドレンジをカバーしているのが特徴です。

振動板形状を最適化することで、応答性に優れているのもポイント。高音域の豊富な情報量と繊細な表現力もポイントです。ただ、ケーブルの長さが1.2mと短めなので、その点は注意が必要。使い勝手が気にならなければ、十分お得なモデルなので、「とにかく映画鑑賞用ヘッドホンがほしい」という方は要チェックです。

シュア(SHURE) ポータブル・セミオープン・ヘッドホン SRH144

シュア(SHURE) ポータブル・セミオープン・ヘッドホン SRH144

半開放型のヘッドホン。低音は控えめなチューニングですが、音の抜けがよく音場も広く感じられるのが魅力です。

側圧の強くなりがちなオンイヤ―タイプですが、本製品はイヤークッションが柔らかく、ヘッドバンド部分も人間工学に基づいて設計しているため装着感も良好。長時間の使用でも快適さが持続するのも魅力です。

折り畳みできるため使用後はスマートに収納可能。1.52mケーブルの有線接続なので視聴場所を選びますが、価格は5000円以下と安価なので、コスパ重視で映画鑑賞用ヘッドホンを選びたい方におすすめです。

スカルキャンディ(Skullcandy) Crusher Wireless BLACK A6CRW-K591

スカルキャンディ(Skullcandy) Crusher Wireless BLACK A6CRW-K591

独自機構のサブウーハー「Stereo Haptic Bass」により、音楽に含まれる重低音に合わせて振動するのが特徴のヘッドホン。映画やゲームサウンドに臨場感を求める方は要チェックのモデルです。

振動の強さは調整できるほか、オフにもできるので振動なしで聴くことも可能。密閉型で形状記憶イヤーパッドを採用しているためフィット感も良好です。音漏れもしっかりカバーしてくれるので、深夜帯での映画視聴でも安心して使えます。

Bluetooth接続のワイヤレスタイプですが、バッテリー持ちもよく、約2時間の充電で最長40時間の再生が可能。ひと味違うBluetooth対応のワイヤレスヘッドホンを求めている方におすすめです。

パイオニア(Pioneer) ヘッドホン SE-M531

パイオニア(Pioneer) ヘッドホン SE-M531

40mmのドライバーを採用している重低音ヘッドホン。再生周波数帯域は7~40,000Hzで、パワフルな低音を楽しめるのが特徴です。

本製品は「POWERFUL BASSダクト」を採用しており、音のこもりを解消。低音から高音までクリアで臨場感あふれるサウンドを体感できます。

有線タイプですが、コードは3.5mと長め。ヘッドバンドも自由な長さに調節でき、使い勝手は良好です。イヤーパッドは柔らかく心地よい装着感で、長時間の使用にも対応。価格は3000円以下と格安モデルですが、お得感の高いおすすめのヘッドホン。

オーディオテクニカ(audio-technica) エアーダイナミックヘッドホン ATH-AVA300

価格が3000円前後と低価格ながら、40mmドライバーを採用している開放型ヘッドホン。リーズナブルながら音質は良好で、高音から低音までバランスよく再生できるのが特徴です。

特に高音域の再生に優れているため、ミュージカル映画やドキュメンタリー映画などの映画鑑賞におすすめ。有線タイプで、ケーブルの長さは3mです。

サイドにはハニカム構造のパンチングケースを採用することで、音のぬけ感を向上させているのもポイント。また、イヤーパッドには布素材を採用しており、長時間の視聴に配慮しているのも魅力です。

オーディオテクニカ(audio-technica) デジタルワイヤレスヘッドホンシステム ATH-DWL500

ワイヤレスタイプの密閉型ヘッドホン。デジタルワイヤレス方式を採用しているため、安定した通信環境で映画を鑑賞できるモデルです。

40mmのドライバーを搭載しているほか、アイソレーション設計を採用しており、クリアなサウンドを再生できるのが特徴。連続使用時間は約10時間、充電時間は6時間とややバッテリーには懸念点がありますが、ワイヤレスの便利さを堪能したい方はぜひチェックしておきましょう。

Bluedio ヘッドホン T5S TURBINE Bluedio T5S

ワイヤレスタイプの密閉型ヘッドホン。Bluetooth接続に対応していますが、遅延の少なさに定評があり、映画視聴にもおすすめのモデルです。

連続再生時間は25時間とかなりタフ。本製品はノイズキャンセリング機能も有しているため、映画に集中できる環境を整えやすいのも魅力です。

57mmの大型ドライバーを搭載しているのもポイント。キレのある低音を再生できるため、映画のなかでも特にアクションやSFなどのジャンルで強みを発揮します。価格は5000円台とお手頃なので、コスパ良好のヘッドホンを求めている方にもおすすめです。

タオトロニクス(TaoTronics) 密閉型Bluetoothヘッドホン TT-BH028

ワイヤレスタイプの密閉型ヘッドホン。価格は3000円台と格安ながら1.5時間の充電で最大15時間再生できるので、コスパが高いのが特徴です。

40mmドライバーを搭載しており、音質は良好。低音重視のチューニングになっているため、アクション映画やSF映画などを視聴する際にも満足度の高いサウンドを楽しめるのも魅力です。

なお、本製品は折り畳み方式を採用しているほか、ハンズフリー通話機能なども搭載しているので、普段使いにもおすすめ。お得感の高いヘッドホンを探している方はぜひチェックしておきましょう。