周囲に配慮しながらベースを練習したいときに役立つヘッドホン。自分の演奏をしっかりと聴けるため、課題点が明確になるメリットもあります。製品によって音質や装着感などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ベース練習におすすめのヘッドホンをご紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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ベース練習用ヘッドホンの選び方
イヤーカップの形状をチェック
オーバーイヤー型

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オーバーイヤー型は、イヤーパッドが耳全体をすっぽりと覆う形状が特徴です。耳を直接押さえつけないため、圧迫感を覚えにくい傾向にあります。音質面では、没入感を得やすい点が魅力。オーバーイヤー型かつ密閉型なら音漏れが少ないのもポイントです。
しかし、サイズが大きく、やや重さがあるため持ち運びにくいのは注意すべきポイント。じっくりと練習に取り組みたい方におすすめのタイプです。
オンイヤー型

オンイヤー型は、イヤーパッドを耳の上にのせて使用するタイプです。コンパクトで軽量な製品が多く、持ち運びやすさが魅力。外出先に持ち運んでベース練習の準備をしたい方におすすめです。
中高音域のバランスに優れており、自然な音を再現する能力を有しているのが特徴。しかし、製品によってはサウンドの迫力が控えめで、特に低音域の再現力が低い場合があるので注意が必要です。
また、音漏れしやすい傾向があるため、静かな場所での使用には向きません。周囲の環境を考慮して使用することが大切です。
ハウジングをチェック
密閉型

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密閉型ヘッドホンは、ハウジング部分が密閉された構造です。音が外部に漏れにくく、周囲の騒音も遮断しやすい点が特徴。自分の演奏にしっかりと集中したい方におすすめです。
ベースの低音域を捉えやすく、細かな音のニュアンスも聞き取りやすいのが魅力。しかし、長時間の使用では、耳に圧迫感を覚える場合があるので注意しましょう。
開放型

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開放型ヘッドホンは、ハウジング部分が密閉されていないタイプです。音がこもりにくく、自然な音の広がりを感じやすいのが特徴。圧迫感が少なく、耳にやさしい装着感を求める方におすすめです。
音の抜けがよいのもポイント。しかし、音漏れしやすく、周囲の雑音も入りやすい点には注意しましょう。音の開放感を重視する方に適しているタイプです。
長く使えるリケーブルタイプがおすすめ

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リケーブル対応ヘッドホンは、ケーブルが断線した際にケーブルのみを交換できる点が魅力です。ヘッドホン本体を買い替える必要がないため経済的。長くひとつの製品を愛用したい方におすすめです。
ケーブルを交換することで、音質の変化を楽しめるのもリケーブル対応ヘッドホンのポイント。自分好みの音質にカスタマイズしたい方にもぴったりです。
予算に合わせて選ぶ

ヘッドホンは価格帯によって、音質や機能性が異なります。エントリーモデルは基本的な性能を備え、初心者の方が試しやすい価格帯の製品が多い傾向があります。
中級モデルになると音質が向上し、演奏のモニタリング用途にも使用できる製品が増えてきます。より本格的にベース練習に取り組みたい方におすすめです。
高級モデルは高音質かつ多機能で、プロフェッショナルな要求にも応える性能を持ちます。予算と求める機能のバランスを考えて、ぴったりの1台を選んでみてください。
ベース練習におすすめのヘッドホン
シュア(SHURE) プロフェッショナル・スタジオ・ヘッドホン SRH440A
高精度なサウンド再生を実現するヘッドホン。全帯域にわたって精密な周波数特性を持ち、自然な音質を再現します。ベース練習用のヘッドホンとしてもおすすめです。密閉型デザインで外部ノイズを効果的に低減。集中して音楽制作や編集に取り組めます。
軽量設計のヘッドバンドと柔らかいイヤーパッドにより、長時間の使用でも快適な装着感を実現。さらに、3mの着脱式ケーブルと6.3mm金メッキアダプターが付属しており、さまざまな機器との接続が可能です。
シュア(SHURE) プロフェッショナル・スタジオ・ヘッドホン SRH840A
豊かな低音からクリアな中音域、伸びのある高音まで忠実に再現するヘッドホン。40mmネオジムダイナミックドライバーを搭載し、高い解像度と分離感を実現します。音の細部まで鮮明に表現する音質設計で、ベース練習用におすすめです。
折りたたみ式により持ち運びも容易。キャリングバッグが付属しているのもポイントです。また、ロック式の着脱可能なケーブルを採用しており、断線時はケーブルのみの交換が行えます。
耳をすっぽり包み込むワイドなイヤーパッドと、パッド入りヘッドバンドにより、快適に装着可能。音漏れの低減性能も優れているため、周囲を気にせず集中して練習できます。
アーカーゲー(AKG) プロフェッショナル・スタジオヘッドホン K240 STUDIO
セミオープン型で立体的かつ自然な音の広がりを実現する、ベース練習におすすめのヘッドホン。特許取得済みのVarimotionダイアフラムを搭載した30mmトランスデューサーにより、低域から高域まで高精度なサウンドを再現します。フラットで中立的な音響特性が特徴です。
調整式のヘッドバンドと柔らかい大型イヤーパッドで、長時間の使用でも快適な装着感をキープ。着脱式ケーブルを採用し、カスタマイズ性にも優れた設計です。
周波数特性15Hzから25kHzの広い帯域をカバーし、ベース練習時に高品質なモニタリングを実現。耐久性に優れた作りと中立的な音質により、プロフェッショナルから音楽制作を始めたばかりの方まで、幅広いユーザーにおすすめのヘッドホンです。
アーカーゲー(AKG) プロフェッショナル・スタジオヘッドホン K371-BT
サウンド再現にこだわったワイヤレスヘッドホン。50mmチタンコートドライバーを搭載し、5Hzから40kHzまでの広い周波数帯域をカバーします。低音から高音まで繊細な音の表現が可能で、ベース練習用におすすめです。
本製品はBluetooth 5.0に対応。有線接続も可能なため、さまざまな使用環境に対応できます。約40時間使えるバッテリーを搭載しているのも特徴。低反発フォームを使用したイヤーパッドにより、装着感がよいほか遮音性能も優れています。折りたたみが可能な設計で持ち運びにも便利です。
オーディオテクニカ(audio-technica) プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M50x
大口径45mm振動板ドライバーで、原音に忠実なバランスの取れた音質を実現するヘッドホン。15Hzから28kHzまでの広い周波数帯域をカバーします。ベース練習用としてもおすすめです。
遮音性の向上が期待できる楕円形状のイヤーカップを採用しており、練習に集中できるのが魅力。さらに、1.2mカールコード、1.2mストレートコード、3mストレートコードの3種類の着脱式ケーブルが付属し、環境に合わせた柔軟な使い分けが可能です。
ソニー(SONY) モニターヘッドホン MDR-M1ST
ソニーとソニー・ミュージックスタジオが共同開発したモニターヘッドホン。原音のイメージを忠実に再現します。音の正確性にこだわった1台です。高品質なベース練習用ヘッドホンを探している方に適しています。
独自開発の40mmドライバーユニットを搭載し、5Hzから80kHzまでの広帯域再生を実現。楽器の配置や音の響く空気感といった演奏空間全体を繊細に表現します。中低域の力強さも魅力です。
人間工学に基づいた立体縫製のイヤーパッドが優れたフィット感を生み出し、長時間でも快適に装着できます。ハウジング部はフラットに折りたたみ可能で、携帯性も良好。ベース練習はもちろん、音楽制作やミキシングなどクリエイティブな作業をする方にもおすすめのヘッドホンです。
ゼンハイザー(SENNHEISER) HD280 PRO MK2
周囲の騒音を最大32dBカットすると謳う、高遮音性能を備えたモニターヘッドホン。ノイズが大きい環境でも鮮明なサウンドモニタリングが可能です。
フラットでニュートラルな音像を実現した音質設計が特徴。低音から高音まで忠実に再現し、ベース練習時も細部まで聴き取れます。8〜25000Hzの広い周波数特性により、原音に忠実な音場を体感可能です。
折りたたみ式イヤーピースと回転式イヤーカップを採用し、持ち運びやすさと使い勝手に配慮した設計。また、ソフトなイヤーパッドと頭部にフィットするヘッドバンドにより、長時間でも快適に装着できます。
ウルトラゾーン(ULTRASONE) Signature FUSION
独自のS-Logic 3テクノロジーを搭載した密閉型モニターヘッドホン。聴き疲れの少ない自然な音場を実現し、立体的なサウンドを鳴らせます。45mmチタンプレイテッド・マイラードライバーにより、鮮明でパワフルな低域も再生可能。ベース練習用としておすすめです。
シープスキンレザー製のイヤーパッドが、快適な装着感を実現します。また、頭頂部の圧力を効果的に分散するFGCテクノロジーを採用したヘッドパッドもポイント。加えて、通気性のよいメッシュ構造により蒸れを抑制する工夫が施されています。
ブラックとゴールドを基調としたシックでエレガントなデザインも魅力。高音質にこだわり、長時間のベース練習を楽しみたい方におすすめのヘッドホンです。
ベイヤーダイナミック(beyerdynamic) DT 990 PRO
オープン型で広い音場を実現するプロフェッショナル向けヘッドホン。高域から低域まで解像度の高い音質のサウンドを鳴らせます。
柔らかなベロア素材のイヤーパッドが耳を優しく包み込み、装着感が良好。頑丈なフレーム構造と交換可能なパーツにより、長く使い続けられます。耐久性に優れたベース練習用ヘッドホンを探している方におすすめです。
5Hzから35kHzまでの広い周波数応答により、繊細な音の表現から力強い低音まで幅広く再生可能。音楽制作やミキシング作業にも適したモデルです。
ダイレクトサウンド(DIRECT SOUND) STUDIO PLUS
最大33.4dBの高い遮音性を誇る密閉型ヘッドホン。独自設計のパッシブ・ノイズアイソレーション・イヤーカップを採用し、外部の騒音を効果的に軽減します。「High Precision Audio Driver」により、高域から低域までサウンドを高精度に再現できるのも魅力です。
頭のサイズに合わせて調整可能なアジャスタブル・ヘッドバンドを採用。長時間の装着時でも優れたフィット感を体感できます。軽量かつ折りたたみ可能なデザインにより、持ち運びにも便利です。
20Hz~20kHzの周波数特性と32Ωのインピーダンス、114dBの高感度設計により、繊細な音の表現が可能。着脱可能なケーブルを採用しているのもおすすめポイントです。
ベース練習用ヘッドホンは、低音域の再生能力に優れたモノを選ぶと便利。また、遮音性が高ければ周囲に配慮しながら練習ができます。装着感も大切なポイントのひとつ。本記事を参考に、自分の練習環境に合うヘッドホンを見つけてみてください。