音楽を楽しむために、ヘッドホンの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、市場にはさまざまなヘッドホンが溢れており、どれを選べばよいか迷ってしまいます。

1万円前後の価格帯は、多くのメーカーが力を入れているため、売れ筋商品が多数揃っています。また、低価格帯に比べて、音質や性能が優れている点も魅力です。今回は、コスパに優れた1万円前後のおすすめヘッドホンをご紹介します。

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1万円以内のおすすめヘッドホン

ソニー(SONY) ワイヤレスステレオヘッドセット WH-CH520

ソニー(SONY) ワイヤレスステレオヘッドセット WH-CH520 2023

高音から低音までバランスよく再生するワイヤレスヘッドホンです。独自開発技術「DSEE」を搭載しており、ストリーミング再生やMP3など圧縮された音源の高音域を損なわずに再生可能。ワイヤレスでもCD相当の高音質で音楽を楽しみたい方におすすめのモデルです。

専用アプリ「Headphones Connect」を利用すれば、イコライザーの調節で自分好みにサウンドをカスタマイズできるのもポイント。フル充電で最長50時間再生できるロングライフバッテリーも魅力です。約1.5時間の充電で約5.5時間再生できるクイック充電にも対応しています。

スマホやiPhone、パソコンでのハンズフリー通話にも対応。シワが少なく滑らかな低反発ウレタンフォームを封入したイヤーパッドを採用し、柔らかな耳当たりのよさで快適な着け心地を実現しています。

オーディオテクニカ(audio-technica) ワイヤレスヘッドホン ATH-M20xBT

オーディオテクニカ(audio-technica) ワイヤレスヘッドホン ATH-M20xBT 2022

使いやすさを追求しているワイヤレスヘッドホン。2台同時にワイヤレス機器と接続できるマルチポイント機能を搭載し、仕事や学校などさまざまなシーンで活躍します。付属の1.2mコードで有線接続に対応しているのもおすすめポイントです。

低遅延モードを備え、スマホやタブレットでゲームや動画の音と映像のずれを抑えられる点にも注目。さまざまなコンテンツをストレスなく楽しみたい方にもぴったりです。40mmCCAWボイスコイルドライバーにより、広帯域かつフラットな力強い低音を再生します。

楕円形状のイヤーカップを採用し、遮音性を高めているのも特徴。しっかり耳を覆うオーバーイヤースタイルで、周囲の雑音を気にせずリスニングに集中したい場面で役立ちます。約216gの軽量化を実現しており、長時間の装着でも快適です。

オーディオテクニカ(audio-technica) DJヘッドホン ATH-PRO5X

オーディオテクニカ(audio-technica) DJヘッドホン ATH-PRO5X 2018

DJ用に開発された有線ヘッドホンです。1500mWの高耐入力により、プロDJの現場に適応可能。ロック機構付き着脱式コードを採用し、ハードな使い方にも対応できるおすすめモデルです。DJ用カールコードにくわえてポータブル用ストレートコードも付属で、用途に合わせて付け替えできます。

アラウンドイヤータイプで遮音性に優れているのも特徴。リスニングに集中したいときに役立つほか、長時間の使用でも疲れにくい装着感を実現しています。交換用のイヤーパッドが付属で、長く愛用したい方にもぴったり。6.3mmステレオ標準変換プラグアダプターも付属しており、さまざまな再生デバイスとの接続に対応可能です。

オーディオテクニカ(audio-technica) アートモニターヘッドホン ATH-A500Z

オーディオテクニカ(audio-technica) アートモニターヘッドホン ATH-A500Z 2015

正確な音を再現すべく設計されているモニター用ヘッドホン。ダイナミックレンジの広い53mmドライバーを搭載しています。厳選した音響パーツを採用しており、伝送ロスの少ない正確なサウンドでモニタリングをサポートするおすすめモデルです。

二重構造ハウジングで空気のダンピング効果を高め、伸びやかな低音を再現する「D.A.D.S構造」を採用。優れたヘッドバランスと適度な密閉感が特徴の「3D方式ウイングサポート」と、フィット感を高めて耳に優しい低反発イヤーパッドとの組み合わせで快適な装着感を実現しています。

高弾性エラストマーシース片出しコード採用で絡みにくいのも注目ポイントです。

オーディオテクニカ(audio-technica) オープン型ヘッドホン ATH-AD500X

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大型の開放型ヘッドホンです。国内大手メーカーでは随一の開放型を得意にするオーディオテクニカならではの製品。独自の大口径53mm径ダイナミック型ユニットにCCAWボイスコイルを採用しています。

また、アルミニウム製ハニカムパンチングケースを採用したハウジングもポイント。高品位な素材を生かした、上質な高音質を堪能できます。開放型ならではの空気感、楽器の質感はクラシック音楽にもぴったりです。

アンカー(Anker) soundcore Q20i

アンカー(Anker) soundcore Q20i 2023

アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているワイヤレスヘッドホンです。内蔵している4つのマイクが周囲の雑音を検知し、気になる騒音を打ち消すのが特徴。通勤・通学時や航空機内など、騒音が気になる環境でリスニングに集中できるモデルを探している方におすすめです。

2台のBluetoothデバイスと同時に接続できるマルチポイントに対応し、さまざまなシーンで活躍。パソコンでのオンライン会議中にスマホで着信を受けるといった、便利な使い方が可能です。最長60分再生できるロングライフバッテリーも魅力。5分間の充電で約4時間音楽を再生できる急速充電にも対応し、不意の充電切れ時に重宝します。

Soundcoreアプリを活用すれば、22種類のイコライザープリセットで音質をカスタマイズできるのも魅力です。ノイズキャンセリングレベルや外音取り込みなどの設定も、スマホで簡単に操作できます。

アシダ音響(ASHIDAVOX) 音楽用ヘッドホン ST-90-05-H

アシダ音響(ASHIDAVOX) 音楽用ヘッドホン ST-90-05-H 2023

創業80年を超える老舗音響機器メーカーが手掛けているヘッドホン。多くの最高級ヘッドホンを設計してきた技術やノウハウを活かして開発した40mmドライバーユニットを搭載し、手頃な価格のモデルながら高音質なサウンドを実現しています。

小型オンイヤータイプながら、全帯域にわたって芯が太く豊かなサウンドを再生するのもおすすめポイント。高い堅牢性を備えながらも軽量化を図っており、日常使いとしても活躍します。飽きのこないレトロモダンな外観も魅力。スライド構造のヘッドバンドを採用し、着け心地の調節も簡単です。

EarFun Wave Pro

EarFun Wave Pro 2024

ワイヤレスヘッドホンながら、高音質なサウンドを楽しめるおすすめモデルです。ワイヤレスでも高音質なサウンドを再生するLDACコーデックに対応。低遅延でストレスのないリスニングを実現します。

優れたノイズキャンセリング機能を搭載している点にも注目。周囲の雑音が気になる環境でリスニングに集中できます。大容量バッテリーを内蔵し、最長80時間連続再生できるロングライフバッテリーも魅力です。

アーカーゲー(AKG) 密閉型ヘッドホン スタジオモニター K240

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世界の放送局、録音スタジオで使われている定番のモニターヘッドホンです。開放感と空気感の再現に優れたセミオープン型。モニタリングに必要な正確でリアルな音と、音楽鑑賞にも向いた暖かみのあるナチュラルサウンドを両立しています。

自動的に適切な装着感になるセルフアジャスト機構、着脱式ケーブルなど使い勝手もプロ仕様。音質にこだわりたい方におすすめのヘッドホンです。

サトレックス(SATOLEX) ハイレゾ対応ヘッドホン DH297-A1DR

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わずか180gの軽量ボディながら、ハイレゾ対応の優れた性能をもつヘッドホンです。オーバーイヤー密閉型デザインで、コンパクトさを保ちつつも、スケール感あふれる高音質を実現しています

本体はシックで個性的なカラーとなっており、ほかとは一味違ったヘッドホンを探している方におすすめです。

1万円台のおすすめヘッドホン

ソニー(SONY) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH720N

ソニー(SONY) ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH720N 2023

上位グレードと同様の「統合プロセッサーV1」を搭載しているワイヤレスヘッドホンです。チップの処理能力が向上しており、低遅延でのノイズキャンセリング処理が可能。騒音を打ち消す逆位相の音を高精度に生成し、リスニングに集中できる環境を構築できるおすすめモデルです。

約192gの軽さを実現しているのもポイント。柔らかで高品位なイヤーバッドやスリムで安定感のあるヘッドバンド、がたつきを低減する可動部による快適な装着感で、疲れを軽減する効果が期待できます。無駄を削ぎ落として落ち着いた雰囲気のハウジングデザインも魅力です。

ソニー(SONY) ステレオヘッドホン MDR-7506

オーバイヤー密閉型機として基準となる、正確でリアルな音質、豊富な情報力を備えたヘッドホン。色付けや音作りの演出を排除しながらも、音楽それ自体をしっかり楽しめる高音質が魅力です。

本体はコンパクトに折りたためるので、携帯使用も可能。幅広いジャンルをしっかりと聴き込みたい方におすすめです。

AVIOT オーバーイヤーヘッドホン WA-V1

AVIOT オーバーイヤーヘッドホン WA-V1 2024

アダプティブハイブリッドノイズキャンセリングを搭載しているワイヤレスヘッドホン。周囲の雑音を効果的に抑制し、リスニングに集中したい場面で活躍するおすすめモデルです。大容量バッテリーを内蔵し、最長120時間もの連続再生を可能にしています。

LDACコーデック対応で、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質サウンドを楽しめるのも魅力。独自のアコースティックダクト設計により、重低音と中高音域のバランスが取れたサウンドを再生するのが特徴です。

デノン(DENON) 密閉型オーバーヘッドヘッドホン AH-D1100

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ハイコスパな密閉型ヘッドホンです。高級オーディオで有名なデノンの技術と音質を実現しながら、この価格なのが魅力。1万円以内の密閉型ではなかなか難しい、アコースティック楽器の豊かで艶やかな質感をうまく描写します。

大型のオーバーイヤー設計による、余裕のある再生能力が背景にあります。クラシック音楽や映画を、スケール感豊かに楽しみたい方におすすめです。

1万円前後のヘッドホンを選ぶ際の注意点

音質重視か機能重視か

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1万円前後のヘッドホンでは、音質を重視するか、機能を重視するかは大きなポイント。より高額なクラスと違って、製品に投入できるコストが限られているだけに、音質も機能も両立する、というのはなかなか難しいからです。

最近では多機能ヘッドホンが増え、Bluetoothワイヤレスに加えて、ノイズキャンセリング機能まで備えるものもあるほど。ただ、音質だけで見ると、同じ価格の単機能有線ヘッドホンと比べて、こうした多機能機は多少劣る点は否めません。

一方、最近の製品に多いスマホ対応のマイクリモコン機能については、あまりコストがかからないためか、この有無による音質の明確な違いはありません。

自宅中心かモバイル中心か

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自宅(室内)中心に使うか、ポータブル機、DAPなどと合わせてモバイルで使うかでも選択は変わります。室内用は、ポータビリティーは考慮せず音質最優先設計。そのため、大型ハウジングと、耳を覆うオーバーイヤータイプが多数です。

一方、モバイル対応ヘッドホンではポータビリティーを優先すると、本体の軽量化、小型化を重視します。そのため、折り畳み可能で、小型ハウジング、耳乗せ形のオンイヤーの小型パッドになります。ただ、音質的には同価格の大型機より劣ることは否めません。

高価格機の場合、モバイル対応ながら折り畳み対応の大型機もありますが、この価格であればどちらか一方しか取れない機種が豊富です。自分のスタイルに合ったタイプに絞ることがより効率的なヘッドホンの選択につながります。

音楽ジャンル、好きな音質に合わせた選択

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ヘッドホンには発音部の周囲との密閉度の違いによって2つの種類があります。それぞれの音に傾向があるので、聴きたいジャンルによって選び分けるのがおすすめです。

一般的なのは密閉型。遮音性が高く、低音再生能力が高いのがメリット。反面、場の空気感や空間の広がりの表現は苦手です。電子楽器に向いた、クリアで締まりのある音になりやすく、ロック、ポップス全般におすすめできます。

開放型は、遮音性が低く、音漏れしやすいタイプ。演奏の場の雰囲気や空間性の表現が得意。やや柔らかめの質感表現で、アコースティック楽器の再生に向きます。クラシック、ジャズにおすすめ。ただし、音漏れがあるので、屋内専用と考えましょう。

おすすめメーカー

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1万円前後で高音質かつハイコスパなヘッドホンを発売しているメーカーとしては、世界的な規模のメーカーであること、業務用機での実績が高いことの2つがポイント。コスト面、ノウハウ面でのアドバンテージがあるからです。

具体的に、国内ではソニー、パイオニア、海外ではフィリップス、ゼンハイザー、シュア、アーカーゲーなどが挙げられます。