スマホからステップアップして写真を本格的に楽しみたい方におすすめなのが「デジタル一眼レフカメラ」です。デジタル一眼レフは目で見たままの光景がファインダーで自然に切り取れることから、ミラーレス一眼全盛の現在でも根強い人気があります。

しかし、さまざまな機種が発売されているので、初心者の方にはどれを選べばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこで今回は、ミラーレス一眼との違いやデジタル一眼レフの選び方を踏まえたうえで、初心者におすすめの機種をご紹介します。

デジタル一眼レフとは?

デジタル一眼レフとは、レンズを交換しながら高画質な写真が撮影できるシステムカメラのこと。一眼レフでは、レンズが固定されているスマホやコンパクトカメラと違って装着するレンズを換装できます。

広大な景色をダイナミックに撮れる広角レンズや、花や昆虫を大きく写せるマクロレンズなど、撮影したい被写体や使用したい効果に応じて最適な交換レンズを選ぶことで、より効率的に撮影が進められるほか、多彩な写真表現も楽しめます。

面積の大きなイメージセンサーを内蔵しているのもポイント。イメージセンサーとは、レンズを通した光からデジタル画像を生成する、カメラの心臓部となる部品のことです。

一眼レフではスマホのイメージセンサーと比較して約13〜30倍も大きなモノを搭載。暗いシーンでも高画質な写真が撮影できるほか、背景ボケを生かした立体的な描写の写真も簡単に撮影できます。

一眼レフとミラーレス一眼の違い

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一眼レフは内部に名称の由来にもなっているレフレックスミラー(反射鏡機構)を搭載しているのが特徴。撮影時はミラーを使ってレンズから通した被写体の光像をカメラ内で反射させて導くことで、光学ファインダーで見たままの光景を脚色なく確認できます。

一方、ミラーレス一眼には反射鏡機構が搭載されていません。撮影時は被写体の情報を液晶モニターと同じように表示できる電子ファインダーを使用します。色合い・明るさ・ピント位置などの仕上がりを事前に確認しながら撮影できるのが特徴です。

一眼レフでは反射鏡機構のスペースを確保する必要があるため、ミラーレス一眼よりも大きく重くなりがちなのが難点。しかし、自然な表示の光学ファインダーでタイムラグなくスピーディーに撮影できることが人気の理由です。

一眼レフが向いている方

動く被写体を撮影したい方には一眼レフがおすすめです。一眼レフの光学ファインダーはミラーレス一眼の電子ファインダーと違って表示のタイムラグがなく、AF(オートフォーカス)時のピント合わせが高速なのも特徴。運動会・スポーツ・動物・乗り物などもストレスなく快適に撮影できます。

長時間の撮影をしたい方にも好適です。一眼レフでは光学ファインダーで撮影する際の消費電力が少なく、ミラーレス一眼と比べて倍以上のコマ数を撮影が可能。旅行やアウトドアシーンなど、頻繁に充電できない状況で使用する際にも重宝します。

カメラ本体のデザインや質感を重視したい方にも一眼レフは人気。重厚感のある本格的なフォルムなので、撮影時のモチベーションが向上します。

ミラーレスが向いている人

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携帯性を重視したい方にはミラーレス一眼がおすすめです。一眼レフと同等の画質を備えながら、軽さとコンパクトなサイズを実現しているのが特徴。小型軽量で簡単に持ち運べるため、お出かけや旅行はもちろん、日常的にカメラを持ち歩きたい場合にも重宝します。

撮影時に仕上がりを確認しながら撮影したい方にも好適。電子ファインダーでは事前に色合い・明るさ・ピント位置などを確認しながら撮影できるため、表現意図に合った写真が初心者でも手軽に撮れます。また、撮影時の設定ミスにその場で気付きやすいのも魅力です。

ミラーレス一眼について詳しく知りたい方はこちら

初心者向けデジタル一眼レフの選び方

カメラが初めてならAFと手ブレ補正を重視しよう

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初めて一眼レフを購入する場合は、AF(オートフォーカス)の性能が重要。ファインダーを覗いたときに表示される小さな枠(測距点)が広範囲に多く配置されているほど、画面内の自由な位置でピント合わせが可能です。また、縦・横両方向からの動きを検出できる「クロス測距」対応のAFシステムを採用する機種ならば、動く被写体もより確実に捕捉できます。

手ブレ補正機構も初心者には欠かせない機能です。撮影時に生じる腕や体のわずかな動きが振動としてカメラに伝わることで、画像がぼやけたように不明瞭になるのが手ブレ。暗いシーンを撮影する場合などに起こりやすいのが難点です。カメラかレンズのどちらかに手ブレ補正機構が搭載されていれば、薄暗い室内や夜間の撮影でもブレのない高画質な写真が撮影できます。

操作しやすいモデルがおすすめ

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操作のしやすさも一眼レフ選びでは重要。ボタンやダイヤルが少なめに設計されている機種は操作で迷うことがあまりないため、初心者でも簡単に扱えます。オートモードを活用して手軽に撮影を楽しみたい方におすすめです。

タッチパネル式の液晶モニターも便利。ピント位置の選択やシャッター操作のほかに、機種によっては鮮やかさ・明るさ・ボケ味などをスライド操作で調節できる場合もあります。スマホのように直感的に操作したい方はチェックしておきましょう。

被写体やシーンごとの撮影方法を学びたい方には、ガイド機能もおすすめ。撮影に必要な設定などの手順が液晶モニターに表示されるので、初心者でも撮影テクニックを着実に習得できます。

本体サイズや重量もチェック

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頻繁に外出先へカメラを携帯したい場合は、一眼レフのサイズや重量も重要。重すぎたりかさばったりすると、持ち歩きにくく撮影の機会が減ってしまいがちです。

軽快に撮影を楽しみたい場合は、レンズと合わせて重量が1kg以下になる機種がおすすめ。普段使用しているバッグにしっかり収納できるサイズかも確認しておきましょう。

また、イメージセンサーのサイズによってカメラの大きさや重さが変わるのもポイント。多くの機種で採用されている「APS-Cセンサー」は比較的小型のため、カメラや対応レンズも軽量コンパクトに設計できます。一方、APS-Cの2倍以上大きな「フルサイズセンサー」は高画質ですが、携帯性でAPS-Cに劣る点には留意しておきましょう。

シーンや被写体に合わせたモード選択ができると安心

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初めて一眼レフを使用する場合は「シーンモード」を搭載している機種がおすすめです。「風景」「人物」「スポーツ」などのロゴにダイヤルを合わせてモード選択するだけで、カメラの設定を被写体やシーンに最適な状態に準備できるのが特徴。初心者でもシャッターボタンを押すだけで目的の写真が手軽に撮影できます。

一眼レフの機種ごとに搭載されているシーンの種類や数が異なるのがポイント。シーンモードを活用して撮影を楽しみたい場合は、自分が挑戦したい被写体やシーンに対応するモードが搭載されているかを確認しておきましょう。

デジタル一眼レフのおすすめメーカー

キヤノン(Canon)

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キヤノンは東京の大田区に本社を構える1937年創業の総合映像機器メーカーです。一眼レフやミラーレス一眼で業界トップの市場シェアを有していることで有名。また、デジタルカメラ以外にも、プリンターやプロジェクターなども開発しています。

キヤノンの一眼レフは、APS-C・フルサイズともにラインナップが充実しているのが特徴。特に、初心者向けの一眼レフとしては、小型軽量で操作性のシンプルな「EOS Kiss」シリーズが根強い人気を集めています。動く被写体に対する捕捉力も優れているほか、人肌が明るく健康的に写る絵作りも魅力です。

ニコン(Nikon)

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ニコンは東京の港区に本社を構える1917年創業の光学機器メーカーです。最近はミラーレス一眼の「Z」シリーズが主力となりつつありますが、一眼レフでは業界第2位の市場シェアを保有。質実剛健な造りのラインナップはカメラファンを中心に根強い人気があります。

ニコンの一眼レフは、航空機にも採用されるモノコック構造を採用しているのがポイント。優れた耐久性を持ちながら、深く握れるグリップを備えているので片手でも簡単に操作が可能です。目で見た被写体の色合いを忠実に再現できる描写傾向を持つので、特に風景撮影を行うカメラマンから人気があります。

リコー(RICOH)

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リコーは東京の大田区に本社を構える1936年創業の光学機器メーカーです。高級コンデジ「GR」や全天球カメラ「THETA」の製造でも有名。日本で初めて一眼レフを開発した老舗ブランドの「PENTAX(ペンタックス)」を2011年に継承してからは、一眼レフの開発も積極的に行っています。

リコーの一眼レフはAPS-C機がラインナップの中心ですが、優れた耐候性を持つのが特徴。厳しい環境条件でも難なく耐えられるため、アウトドアシーンなどでも重宝します。また、風景を記憶に残る鮮やかな色合いで撮影できるのもポイント。味のある独特な描写が楽しめる専用レンズが用意されているのも魅力です。

初心者向けデジタル一眼レフのおすすめモデル

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10

初心者に人気の軽量コンパクトなAPS-C一眼レフです。多彩なアングルからの撮影や自撮りも手軽に楽しめるバリアングルモニターを搭載しながら、重さ約449gとミラーレス一眼並みに軽いのが特徴。持ち運びが楽なので気軽に携帯できます。

初心者向けの機能も充実。作例やイラストを交えつつ各撮影モードの効果が直感的に理解できる「ビジュアルガイド」や、鮮やかさ・明るさ・背景のボケ具合などをモニターのスライド操作で行える「クリエイティブアシスト」などが搭載されています。

「中央クロス9点AFセンサー」と「デュアルピクセルCMOS AF」でファインダー撮影時もライブビュー撮影時も高速AFが使用可能。Bluetoothでスマホと連携すれば、画像の転送やカメラの遠隔操作も手軽に行えます。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10i

家族旅行や運動会におすすめのAPS-C一眼レフです。「Kiss X10」よりもボディが一回り大きく、握りやすいグリップを備えているのが特徴。加えて、入門機ながらAF性能や連写性能が中級機並みに強化されているのも魅力です。

AFシステムには中級機にも採用されている「オールクロス45点AFセンサー」を搭載。画面の広範囲に捕捉力の高い測距点が配置されているので、子供やペットなど動く被写体を撮影する際にも重宝します。また、最高約7コマ/秒の高速連写機能を備えているのもポイントです。

全自動モードやシーンモードなどのオート撮影機能も充実。また、「ビジュアルガイド」や「クリエイティブアシスト」など初心者向けのサポート機能も搭載されているので、一眼レフが初めての方でも簡単に本格的な写真撮影が楽しめます。
▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS 90D

本格的な動体撮影に挑戦したい初心者にもおすすめのAPS-C一眼レフです。EOSシリーズの中級機で、重さ約701gのボディには、有効約3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載。乗り物・スポーツ・動物の写真も高画質で撮影できます。

「オールクロス45点AFセンサー」と、瞳AF対応の「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載。AF撮影時の被写体追従特性を変更できるので、被写体の速度が急変するシーンや障害物の影に被写体が一時的に隠れるシーンでもしっかりと捕捉できます。

優れた連写性能も魅力。ファインダー撮影時は最高約10コマ/秒、ライブビュー撮影時は最高約11コマ/秒の連写性能を発揮します。また、APS-Cの望遠効果でレンズの焦点距離が1.6倍になるため、野鳥や飛行機の超望遠撮影にも好適です。
▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS 6D Mark II

フルサイズ入門機としても根強い人気のある一眼レフです。有効約2620万画素のフルサイズセンサーを搭載。APS-C機よりも暗いシーンの撮影に強く、より大きなボケ味と豊かな明暗バランスで高画質な作品撮りが楽しめます。初心者でも画質にこだわりたい本格派の方におすすめです。

「オールクロス45点AFセンサー」と「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載。ファインダー撮影時は測距点がやや中央寄りなので画面周辺部を動き回る被写体の撮影には向きませんが、ライブビュー撮影時ならば難なく対応できます。また、連写速度が最高約6.5コマ/秒と速いのもポイントです。

重さは約765g。フルサイズ一眼レフとしては軽量コンパクトなので軽快に持ち歩けます。また、バリアングルモニターを搭載しているのも魅力です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D3500

初心者でも簡単に撮影が楽しめる軽量コンパクトなAPS-C一眼レフです。ボディの重さは約415gと一眼レフとしては非常に軽量。コンパクトながら深く握りやすいグリップを備えており、右手だけで操作できるようにボタンが配置されているので、手の小さな方でも快適に扱えます。

初心者に人気の「ガイドモード」を搭載しているのも特徴。撮影経験があまりない方でも、液晶モニターに表示されるガイドに従ってカメラを操作するだけで、美しい背景ボケやモノクロ表現などイメージに近い写真や動画が簡単に撮影できます。

Bluetooth連携機能を使ったスマホへの自動画像転送やカメラの遠隔操作も便利。また、標準ズームレンズとのキット価格が安いため、コスパを重視したい方にもおすすめです。
▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D5600

多彩なアングルからの撮影を楽しみたいアクティブな方におすすめのAPS-C一眼レフです。タッチ操作にも対応したバリアングルモニターを搭載しているのが特徴。自撮りはもちろん、人混みの頭越しからのハイアングル撮影や地面すれすれのローアングル撮影が無理のない姿勢で手軽に楽しめます。

バリアングルモニターを搭載しながら重さが約465gと軽量なのもポイント。モノコック構造によって深いグリップを実現しているので、ハイアングルやローアングルの撮影でも安定したホールド感で手ブレを抑えつつ撮影できます。

動きのあるシーンも難なくベストショットが撮れる「39点AFシステム」も特徴。中央9点はクロスタイプセンサーを採用しているので、運動会でもピントの合った写真がしっかり撮影できます。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D7500

本格的な撮影が楽しみたい行動派の方におすすめのAPS-C一眼レフです。機動力に優れた重さ約720gのボディには、最上位機D500と同じイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載。ISO 3200を超える高感度でも高画質を保てるので、夜景や星空の撮影にも活躍します。

中央15点にクロス測距を採用した高速・高精度な「51点AFシステム」を搭載。情報量の豊富なRAW記録時でも最高約8コマ/秒で50コマまで継続記録できる優れた高速連写機能と組み合わせれば、スポーツ・乗り物・動物など動く被写体も的確に捉えられます。

カーボン繊維を素材に使ったモノコック構造のボディは、耐久性に優れているのも特徴。また、各部に施されたシーリングによって高い防塵・防滴性能を有するので、アウトドアシーンでの使用にもおすすめです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D610

手頃な価格で入手できる人気のフルサイズ一眼レフです。フルサイズセンサーをAPS-C中級機とほぼ同じコンパクトボディに搭載しているのが特徴。フルサイズの高画質が安い価格で楽しめるので、風景やポートレートの本格的な撮影に挑戦したい初心者にもおすすめです。

重さも約850gとフルサイズ一眼レフとしては軽いので、旅行先での撮影にも活躍。また、SDXC対応のデュアルカードスロットを備えており、写真と動画を分けて記録したり、同じ画像データのバックアップを取ったりすることが可能。滞在中に大切なデータを紛失するリスクを減らせます。

「39点AFシステム」と最高約6コマ/秒の高速連写機能を搭載。また、速度は約3コマ/秒になりますが、シャッター音を小さくしつつ連写できる「静音連続撮影モード」も使用できます。

リコー(RICOH) デジタル一眼レフカメラ PENTAX K-70

アウトドアシーンでも積極的に撮影を楽しみたい方におすすめのAPS-C一眼レフです。入門機ながら、重さ約688gの軽量ボディに防塵・防滴・耐低温などの優れた耐候性を備えているのが特徴。厳しい自然環境でも安心して使えるので、登山やキャンプでも重宝します。

暗所性能を向上させる「アクセラレーターユニット」を搭載することで、フルサイズ機に匹敵する高感度耐性を実現。ISO 25600を超える超高感度でも高画質が維持できるので、キャンプファイヤーや星空の撮影にも活躍します。

4段分の強力な手ブレ補正機構を内蔵しているのもポイント。装着する全てのレンズで補正効果の適用が可能です。また、別売のGPSユニットを使えば、高価な赤道儀がなくても手ブレ補正の応用で天体追尾撮影が楽しめます。
▼撮影イメージ

リコー(RICOH) デジタル一眼レフカメラ PENTAX KP

旅行先でのスナップ撮影にもおすすめのスタイリッシュなAPS-C一眼レフです。クラシックカメラを彷彿とさせる上質なデザインが特徴。おしゃれなだけではなく、耐候性や機能性に優れているので、本格的に写真を楽しみたい方も長く愛用できます。

さまざまな方向からのブレに対応する5軸・5段の手ブレ補正機構も内蔵。また、「リアル・レゾリューション・システム」や「ローパスセレクター」などの独自機能によって、さらに解像度を上げた撮影もできるので、高精細な風景の撮影にも重宝します。

3種類のグリップに交換が可能なのもポイント。小型の単焦点レンズを使用する場合はSサイズ、大型のズームレンズを使用する場合はLサイズというように、装着するレンズに応じて最適なホールド感を実現できます。
▼撮影イメージ

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