光学ファインダー越しの世界を追求し続けるペンタックスの一眼レフ。高画質な写真撮影を行えるのがポイントです。しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どれを購入すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペンタックスの一眼レフのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
ペンタックスとは?

ペンタックスは、1919年創業の旭光学工業を起源とする日本の光学機器ブランドです。1952年には日本で初めての一眼レフカメラ「アサヒフレックス I」を発表するなど、一眼レフカメラの先駆者として知られています。
現在はリコーイメージング株式会社がブランドを継承。創業時から培われてきたレンズ研磨やコーティングの技術に強みを持ち、カメラだけでなく天体望遠鏡や内視鏡など、さまざまな光学製品を製造しているのが特徴です。
ペンタックスの一眼レフの魅力とは?

ペンタックスの一眼レフは、現行機種のほぼすべてが堅牢な防塵・防滴性能を備えている点が大きな魅力です。厳しいアウトドア環境でも気兼ねなく撮影に集中しやすいタフな設計で、アウトドアシーンで重宝します。
また、すべての機種にボディ内手ぶれ補正機構が標準搭載されているのもポイント。新しいレンズはもちろん、古いヴィンテージレンズでも手ぶれ補正の効果が得られます。
さらに、視認性がよい光学ファインダーを通して、自分の目で直接被写体を確認しながら撮影に没頭することが可能。レンズには、スターレンズやLimitedレンズといった個性的なレンズ群がそろっており、高い画質を追求できるのもよさのひとつです。
アストロトレーサーなど、他社にはないユニークな機能も搭載されており、撮影の楽しみを広げられます。
ペンタックスの一眼レフの選び方
イメージセンサーのサイズをチェック
APS-C

APS-Cは、これから一眼レフを始める初心者や、機動力を重視する方におすすめのセンサーサイズです。スマートフォンの約13倍の面積を持つセンサーで、高画質と携帯性のバランスがよいのが特徴。ボディも軽量でコンパクトな製品が多いため、気軽に持ち出して撮影を楽しめます。
また、装着したレンズの焦点距離が約1.5倍相当になる望遠効果が得られるのもポイントです。遠くにいる野鳥や野生動物などを大きく写したいときに有利になります。
フルサイズ

フルサイズは、APS-Cよりも大きなイメージセンサーを搭載しており、より高い画質を求める方におすすめのタイプです。製品のなかには約3640万画素といった高画素なモノや、ISO819200のような高感度撮影に対応した高性能なモノも見られます。
ボディは大型で重くなる傾向がありますが、その分、優れた描写力を発揮するのが魅力。じっくりと構図を決めて撮影する風景写真や、モノの質感を細部まで表現したい静物撮影などに適したセンサーサイズです。
ボディの重さをチェック

カメラの重さは、主に搭載されているイメージセンサーのサイズによって変わります。APS-Cセンサーを搭載したモデルは、比較的軽量でコンパクトな製品が多く、気軽に持ち運べるのが魅力です。アクティブに動きながら撮影したい方に適しています。
一方、フルサイズセンサーを搭載した製品は、ボディが大きく重くなる傾向があります。携帯性よりも画質を優先したい方におすすめです。自分の撮影スタイルや体力に合わせて、無理なく扱える重さのカメラを選んでみましょう。
メーカー独自の機能をチェック
ハイパー操作系

ハイパー操作系は、P(プログラム)モードを操作する「ハイパープログラム」とM(マニュアル)モードを操作する「ハイパーマニュアル」を合わせた機能。ハイパープログラムでは、Pモードでの撮影中にダイヤルを回すだけで絞り優先やシャッター優先モードへ瞬時に移行できるのが特徴です。
撮影モードをわざわざ切り替える手間を軽減できるのが魅力。また、設定を変更した後でも、グリーンボタンを押すだけでプログラムラインの露出設定にすぐに戻せるのも便利なポイントです。動きのある被写体を撮影するときなど、素早い露出調整が求められる場面でとくに役立ちます。
ハイパーマニュアルでは、グリーンボタンを押すことでMモードから一時的にPモード同様のプログラムラインの露出値に設定できるのが特徴。室内から屋外へ移ったときなど、露出値を大幅に変えるときに重宝します。
アストロトレーサー

アストロトレーサーは、GPS機能とボディ内手ぶれ補正機構を応用した、簡易的な天体追尾撮影機能です。アストロトレーサーを使えば、長時間露光でも星を点像として撮影することが可能になります。
GPSで取得した緯度などから天体の動きを算出し、イメージセンサーを同調させて自動で追尾するのがアストロトレーサーの仕組み。本格的な赤道儀がなくても、気軽に天体撮影に挑戦できるのが大きな魅力です。
リアル・レゾリューション・システム

リアル・レゾリューション・システムは、独自の画像処理によって高精細な画像を生み出す技術です。CMOSイメージセンサーを1画素ずつ微細に動かしながら4枚の画像を連続撮影し、RGBの色情報を取得することで1枚の画像を生成。通常の撮影に比べて解像感や色の再現性が向上するのが大きなメリットです。
被写体の細部まで緻密に描写したい風景写真や静物撮影で効果を発揮します。
可動式モニターの種類をチェック

By: amazon.co.jp
カメラに搭載されている可動式の液晶モニターは、アングルを自由に変えて撮影できる便利な機能です。地面すれすれのローアングルや、人混みの頭上から狙うハイアングルなど、普段とは違う視点での撮影が楽に行えます。
可動式モニターを使えば無理な姿勢をとらなくても、モニターで構図を確認しながら撮影しやすいのが大きな利点です。三脚を使った撮影でも構図の微調整がしやすく、表現の幅を広げてくれます。
可動式モニターには、上下チルト式タイプ・バリアングルタイプがあります。上下チルトタイプは横位置でのハイ・ローアングル撮影にぴったり。一方、バリアングルタイプは動画撮影や自撮り撮影におすすめです。
スマホ連携機能をチェック

Wi-FiやBluetoothを利用して、カメラとスマートフォンを連携できる機能もチェックしたいポイントです。撮影した画像をその場でスマートフォンに転送し、すぐにSNSで共有するなど、手軽に写真の楽しみを広げられます。
また、専用のアプリを使えば、スマートフォンをリモートコントローラーとして活用することも可能です。離れた場所からシャッターを切ったり、カメラの設定を変更したりできます。集合写真や家族との記念撮影などのときに役立つ便利な機能です。
ペンタックスの一眼レフのおすすめ
ペンタックス(PENTAX) PENTAX K-1 Mark II
| レンズマウント | ペンタックスKマウント | 画素数 | 3677万画素(総画素)、3640万画素(有効画素) |
|---|---|---|---|
| 撮影素子 | – | 撮影感度 | 標準:ISO100~819200 |
| 幅x高さx奥行き | 136.5x110x85.5 mm | 重量 | 約1010g(バッテリー、メモリーカードを含む)、約925g(本体のみ) |
高画質と高感度性能を追求したデジタル一眼レフカメラ。アクセラレーターユニットがノイズを効果的に低減。全感度域で解像感の高いクリアな描写を楽しめます。
手持ち撮影で重宝する「手ぶれ補正モード」を搭載しているのも魅力。また、さまざまなレンズで使える5軸5段の補正効果で撮影をサポートします。
GPS機能を使った天体追尾撮影にも対応。防塵・防滴構造の堅牢なボディも備えています。風景から星空まで、本格的な作品づくりをしたい方におすすめのモデルです。
▼撮影イメージ

・28-105 WR レンズキット
・本体
ペンタックス(PENTAX) PENTAX KF
| レンズマウント | ペンタックスKマウント | 画素数 | 2478万画素(総画素)、2424万画素(有効画素) |
|---|---|---|---|
| 撮影素子 | – | 撮影感度 | 標準:ISO100~102400 |
| 幅x高さx奥行き | 125.5x93x74 mm | 重量 | 約684g(バッテリー、メモリーカードを含む)、約625g(本体のみ) |
アウトドアでの撮影を快適にする一眼レフカメラ。防塵・防滴構造と-10℃までの耐寒性能を搭載しています。雨天やほこりの多い場所でも安心して撮影を楽しめるのが魅力です。
有効約2424万画素の超高精細な画質を実現。ISO102400の超高感度で、質感描写のよい写真を撮れます。4.5段分のボディ内手ぶれ補正がブレを効果的に補正。視野率約100%の光学ファインダーで構図の確認も行えます。
視認性に優れたバリアングル液晶モニターを採用。本格的な撮影をさまざまな環境で楽しみたい方におすすめのモデルです。
▼撮影イメージ

・18-55WRレンズキット
・本体
ペンタックス(PENTAX) PENTAX K-3 III Monochrome
| レンズマウント | ペンタックスKマウント | 画素数 | 2678万画素(総画素)、2573万画素(有効画素) |
|---|---|---|---|
| 撮影素子 | – | 撮影感度 | 標準:ISO200~1600000 |
| 幅x高さx奥行き | 134.5×103.5×73.5 mm | 重量 | 約820g(バッテリー、メモリーカードを含む)、約735g(本体のみ) |
モノクローム表現を追求するために生まれたデジタル一眼レフカメラ。モノクロ撮影専用のイメージセンサーを採用しています。光の情報をダイレクトに捉え、豊かな階調を持つ高精細な画像を描き出すのが特徴です。シャープネスや自然なボケ味にもこだわった専用の画質設計も魅力です。
基本となる3種類の画像仕上げから好みのテイストを選択可能。コントラストやキーも細かく調整でき、自分だけの作品づくりができます。さまざまなモノクロ表現を楽しめるため、こだわりの一枚を撮影したい方におすすめのモデルです。
▼撮影イメージ

・20-40Limitedレンズキット
・本体



















ペンタックスの一眼レフは、堅牢なボディと優れた描写性能が特徴です。APS-Cの機動性やフルサイズの表現力など、各モデルに明確な個性があります。自分の撮影スタイルや主な被写体を踏まえて、適したカメラを選ぶことが重要です。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1台を探してみてください。