動画撮影といえばビデオカメラが主流でしたが、最近ではデジタルカメラやスマホでも高画質の動画が撮影できます。なかでも「一眼レフ」は、本体に大型センサーを搭載していることが多く、高感度で撮影できるのがポイント。光を捉えやすく、ノイズを抑え、色を豊かに表現できるのが特徴です。

そこで今回は、動画撮影に適した一眼レフのおすすめモデルをご紹介します。購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。

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動画撮影に一眼レフを使うメリット・デメリット

メリット

動画撮影に一眼レフを使用するメリットは、高画質に撮影できる点。一眼レフはスマホやコンデジに比べると、約13〜30倍も大きなイメージセンサーを搭載しています。背景ボケを生かした構図の撮影が簡単にできるのはもちろん、薄暗い室内や夜景など光量の少ないシーンもノイズを抑えてきれいに撮影可能です。

レンズ交換によって多彩な動画表現が楽しめるのも一眼レフの魅力。広大な風景をダイナミックに写せる広角レンズや、花や料理のクローズアップ撮影が得意なマクロレンズなど、豊富なレンズラインナップがあります。そのなかから撮影に使用する交換レンズを選ぶことで、撮影目的やシーンにより適した動画表現が追究可能。動画作品やVlogの撮影で表現にこだわりたい方にもおすすめです。

デメリット

動画撮影に一眼レフを使用するデメリットは、小回りの効いた撮影には不向きな点。交換レンズを装着した一眼レフの重量は、1kg前後のモノが大半のため重く、大きくかさばりやすいのが特徴です。また、ズームやピント合わせなどのレンズワークでは両手を使用する必要があるので、手軽さでは片手で操作を完結できるビデオカメラには劣ります。

長時間の撮影や動く被写体の撮影には不向きなのも難点です。一眼レフは排熱処理など構造的な問題や規格上の制限で30分を超える動画撮影には対応しないため、イベントやインタビューの長回しなどにはあまり適していません。

さらに、動画撮影時はピント合わせの速度があまり速くないAFモードを使用するので、スポーツや動物の撮影には向いていない点には留意しましょう。

動画撮影にビデオカメラを使うメリット・デメリット

メリット

ビデオカメラのメリットは、重さを気にせず手軽に使える点。重さは400〜600gのモノが大半なので軽量かつコンパクトなのが特徴です。ズームやピント合わせなどの操作も全て片手で完結できるため、運動会など撮影者の機動性が重要になる撮影でも活躍します。

長時間の録画に対応できるのもビデオカメラの魅力です。バッテリーやカードの容量が続くかぎり、30分を超えるカットも1つのファイルで保存が可能。イベントやインタビューなど長丁場の撮影にもおすすめです。

動く被写体にも滑らかで高速なピント合わせが可能なAFモードが搭載されているのもポイント。遠くにいる動物やスポーツの撮影にも適しています。

デメリット

一眼レフほどの高画質はあまり期待できないのが、動画撮影にビデオカメラを使用するデメリットです。搭載されているイメージセンサーのサイズが小さいので、ボケ表現や暗いシーンの画質はやや劣ります。運動会や旅行などの記録には十分な画質が得られますが、画質を重視する動画作品の撮影には一眼レフなどを使用するのがおすすめです。

レンズ交換による多彩な動画表現に対応できないのもビデオカメラの難点。本体には固定式のレンズが搭載されているため、レンズの交換はできません。全ての被写体やシーンで同じレンズを使用することになるので、一眼レフを使う場合と比較するとボケ味や遠近感など動画表現のバリエーションが限定されます。

ビデオカメラについて詳しく知りたい方はこちら

動画撮影用一眼レフの選び方

イメージセンサーのサイズで選ぶ

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「イメージセンサー」とは、レンズから入ってきた光を電気信号に変えるパーツのことで、カメラの画質を決める重要な部分。センサーのサイズが大きいほど光の情報を多く取り込め、ダイナミックレンジが広がります。そのため、黒つぶれや白飛びがしにくく、暗所で撮影してもノイズの少ない仕上がりになるのが特徴です。

一般的に流通している一眼レフカメラのセンサーサイズは、「フルサイズ」と「APS-C」の2種類。フルサイズのほうが大きく高画質ですが、ハイエンドモデルに採用されているため、価格が高くなる傾向にあります。カメラ初心者の方は価格帯に幅のあるAPS-Cがおすすめです。

フレームレートをチェック

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1秒間に撮影できる静止画の枚数を表すのが「フレームレート」です。動画は、何枚も集めた静止画を連続して表示することで動いているように見せる仕組み。パラパラ漫画のようなイメージで、枚数が少ないほどカクついた動きになり、枚数が多いほど動作は滑らかです。

フレームレートの単位は「fps」で表され、1fpsなら1秒間に1枚、100fpsなら1秒間に100枚の静止画を撮影することが可能。また、人間の目から見て自然な動きと感じるのは30fps程度からといわれています。

スローモーション動画を楽しみたい方には、120fps以上のハイスピード撮影が行えるカメラがおすすめ。ただし、フレームレートは数値が高いほどデータ容量が大きくなるので、保存容量や処理能力など周辺機器のスペックに合わせて選びましょう。

手ブレ補正機能の有無をチェック

手持ちで動画撮影を行うのであれば、手ブレ補正機能は必須です。手ブレ補正機能には「レンズ内手ブレ補正」と「ボディ内手ブレ補正」があり、いずれもモデルによって搭載しているモノと非搭載のモノがあります。

レンズ内手ブレ補正は上下・左右の動きを補正。ファインダーを覗いている状態で補正効果を実感できるので、安定して撮影を行えるのがメリットです。

ボディ内手ブレ補正のなかでも最近増えているのが「5軸手ブレ補正」。縦軸と横軸に加え、レンズ内手ブレ補正ではカバーしきれない回転ブレまで軽減できるのが魅力です。

ボディ内と交換レンズ内の手ブレ補正を組み合わせることで、より効果的に手ブレを軽減できる場合もあるため、予算との兼ね合いを考慮しながら選んでみてください。

可動式モニターかどうかをチェック

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一眼レフで動画撮影を行う場合は、液晶モニターが可動式だと便利。液晶画面の角度が変えられるので、ローアングルやハイアングルなどでも撮影を行えるのが利点です。

可動式モニターは「チルト式」と「バリアングル式」の2タイプに分けられます。チルト式は主に液晶モニターが上下方向に可動するタイプ。簡単にモニターの角度が変えられ、ローアングルやハイアングルの撮影が可能です。

バリアングル式は上下・左右方向にモニターが可動し、さまざまな角度で撮影が行えます。モニターが回転するため自撮りにもスムーズに対応できるのがメリットです。

サイズと重さをチェック

ビデオカメラが300~500g程度の重さに対して、一眼レフのボディ重量は400~1500g程度で、軽量モデルでもレンズを装着すると1kgほどになる場合もあります。

ビデオカメラは片手で動画撮影することを想定しているので、長時間撮影でも安定してカメラを構えられますが、一眼レフの場合は両手持ちが基本。また、一眼レフは高画質な写真を撮ることを主眼に設計されているため、サイズがコンデジに比べて大きく、ずっと持ち続けていると疲れてしまうこともあります。

一眼レフのなかでは、APS-Cタイプのほうが小型で軽量なので、サイズを重視するならチェックしてみてください。さらに、ミラーレス一眼ならより小型・軽量なモデルもラインナップされています。

連続撮影可能な時間をチェック

かつて、EU圏へ輸出する際に連続録画時間が30分を超えるカメラは「ビデオカメラ」として分類され関税が高く設定されていました。2019年2月1日にこの関税は撤廃されましたが、それ以前に発売された一眼レフの連続録画時間は最大「29分59秒」と短いのが難点です。

関税撤廃以後は、長時間の連続撮影に対応したモデルも販売されています。30分以上連続撮影したい方は、比較的新しいモデルをチェックしてみてください。

なお、一眼レフは消費電力が大きいため、1回のフル充電で撮影できるのは最大1時間半程度であることにも留意しておきましょう。

動画撮影向け一眼レフのおすすめメーカー

キヤノン(Canon)

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キヤノンは、東京の大田区に本社を構える1937年創業の総合映像機器メーカーです。コンパクトカメラ・一眼レフ・ミラーレス一眼の各部門でトップシェアを保有していることでも有名。さらに、シネマカメラなど商業用の映像機器も幅広く展開しています。

キヤノンの一眼レフは、独自の像面位相差AFシステム「デュアルピクセルCMOS AF」を採用しているのが特徴。モニターを見ながらの撮影でもファインダー撮影時と同等以上の高速かつ高精度なAFが使用できるので、動画撮影でもスムーズにピント合わせができます。また、人肌が健康的に明るく映る描写特性も人気のポイントです。

ニコン(Nikon)

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ニコンは、東京の港区に本社を置く1917年創業の光学機器メーカーです。2008年に、動画機能を搭載した一眼レフを発売したことでも有名。一眼レフでは業界第2位のシェアを保有しており、質実剛健な設計思想のカメラは国内外で根強い人気を持っています。

ニコンの一眼レフは耐久性に優れているのが特徴。ハードに使用しても故障しにくいため、野外での動画撮影にも積極的に活用できます。また、1959年以来同じレンズマウントを採用しているのも魅力。数十年前のオールドレンズも装着できるので、動画撮影でもレトロな描写が楽しめます。

リコー(RICOH)

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リコーは東京の大田区に本社を置く1936年創業の光学・事務機器メーカーです。カメラメーカーとしては高級コンデジ「GR」や360度全天球カメラ「THETA」が人気。また、2011年には日本で一眼レフを開発したことでも知られるブランド「PENTAX」を傘下に加えています。

リコーの一眼レフは、安価なエントリーモデルにも強力な防塵・防滴・耐低温性能を搭載しているのが特徴。キャンプや登山などのアウトドアシーンでも重宝します。さらに、高価な赤道儀を使わずに天体の追尾撮影が楽しめる機能を備えているのも魅力です。

動画撮影向け一眼レフのおすすめモデル

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10

動画撮影も軽快に楽しめる初心者の方向けのAPS-C一眼レフです。自撮りも簡単なバリアングルモニターを搭載しながら、重さ約449gと軽量かつコンパクト。片手でも重さを感じにくく、扱いやすいので、小柄な方や手の小さな方にもおすすめです。

動画撮影でも素早いピント合わせが可能な「デュアルピクセルCMOS AF」を採用しているのもポイント。また、被写体が動いても自動で合焦し続ける「動画サーボAF」にも対応しているため、遊び回る子供やペットの撮影にも重宝します。

動画の記録解像度は4Kに対応。ジオラマ風動画やファンタジーなど5種類のフィルター効果を撮影中に適用できる「動画クリエイティブフィルター」も使用可能です。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10i

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10i

ファミリーユーザーにも人気の動画向けAPS-C一眼レフです。重さ約515gの小型かつ軽量ボディに、「デュアルピクセルCMOS AF」と最高約7コマ/秒の高速連写機能を搭載。運動会や家族旅行を記録する際に使う一眼レフとしても重宝します。

動きを滑らかに表示できるフルHD 60fpsの動画記録が可能なのもポイント。また、対応レンズ側の補正ユニットと連携も可能な、動画専用のボディ内電子式手ブレ補正も備えています。手持ちの状態でも見やすい動画を撮影したい方におすすめです。

強い日光の下でもカメラ内合成で白飛びを軽減できる「HDR動画」も便利。さらに、明るさの設定を手動で調節できる「マニュアル露出撮影」にも対応しており、操作に慣れれば、よりイメージに合った仕上がりの動画作りが楽しめます。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS 90D

キヤノン(Canon) EOS 90D

優れた高速性能を持つ動画向けAPS-C一眼レフです。ファインダー撮影で約10コマ/秒、モニター撮影で約11コマ/秒の高速連写機能を搭載。光学ファインダーは「流し撮りアシスト機能」を備えており、動く被写体の動感を手軽に表現できます。

動画の記録解像度は最高4K 30fpsで、最大29分59秒の録画が可能。さらに、フルHDでは最高120fpsのハイフレームレート録画も可能なので、スポーツや動物など素早い動きの被写体でスローモーション動画を制作したい方にもおすすめです。

動画サーボAFで「瞳AF」が有効なのもポイント。家族やモデルの動画を撮影する場合にも重宝します。暗くなるとシャッター速度を自動で低速制御する「動画オートスローシャッター」も便利。室内や夜景も鮮明に記録できます。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS 6D Mark II

キヤノン(Canon) EOS 6D Mark II

APS-Cからのステップアップ先としても人気の動画向けフルサイズ一眼レフです。重さ約765gのボディに大型のフルサイズセンサーを搭載。暗いシーンも鮮明に描写でき、豊かなボケ味も手軽に楽しめるので、画質にこだわりのある方におすすめです。

キヤノン現行のフルサイズ一眼レフで唯一、動画撮影にも役立つバリアングルモニターを採用しているのもポイント。デュアルピクセルCMOS AFと動画サーボAFにも対応しており、猫など動き続ける被写体をテーマにした動画もしっかり記録できます。

記録解像度はフルHD 60fpsをサポート。動画用の電子式手ブレ補正にも対応しています。臨場感のある音声を録音できるステレオマイクも内蔵。風切り音や音割れなど余計なノイズを低減できる「ウィンドカット/アッテネーター機能」も使用可能です。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS 5D Mark IV

キヤノン(Canon) EOS 5D Mark IV

本格的な映像制作にも活躍できる高性能な動画向けフルサイズ一眼レフです。集光性能に優れたフルサイズセンサーを搭載。動画撮影時でも最高でISO 25600の高感度が使用できるため、照明が使えない暗がりでもノーライトで鮮明に記録できます。

4K 30fps動画の内部記録に対応しているのもポイント。フルHD 60fpsやHD 119.9fpsでの収録も可能なので、スローモーション動画の制作にも使えます。さらに、有償アップグレードで情報量の豊富な「Canon Log」での記録にも対応。グレーディングを前提にした映像制作にもおすすめです。

デュアルピクセルCMOS AFと動画サーボAFなどのAF機能も充実。ピント合わせの速度や、被写体以外のモノが画面の手前を横切った際のピントの食いつき具合などを細かくカスタマイズできるため、スポーツや乗り物の動画記録にも重宝します。

キヤノン(Canon) EOS-1D X Mark III

キヤノン(Canon) EOS-1D X Mark III

プロのスポーツカメラマンも愛用する動画向けフルサイズ一眼レフです。ファインダー撮影で最高約16コマ/秒、モニター撮影で最高約20コマ/秒の超高速連写に対応。モータースポーツや野鳥など難易度の高い動く被写体もしっかり捕捉できます。

クロップで3種類の画角を使い分けつつ、4K 60fps録画が可能なのもポイント。加えて、フルHD 119.9fpsのハイフレームレート撮影や、Canon Logよりもさらに情報量が豊富な5.5K 12bit RAW動画の撮影にも対応します。動きの激しいシーンでもプロユースの高画質で動画を記録したい方におすすめです。

AF速度と被写体追従特性を細かく調節できる動画サーボAFも完備。また、激しく動く人物からも頭部・顔・瞳を瞬時に検出してピントを合わせ続ける追尾機能も備えているので、陸上や球技などスポーツ動画の撮影にも重宝します。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D7500

ニコン(Nikon) D7500

機動性に優れた動画向けのAPS-C一眼レフです。最高約8コマ/秒の高速連写やチルトモニターなど本格的な撮影機能を備えながら、重さ約720gと携帯性は良好。耐久性の高いモノコック構造と防塵・防滴構造も採用しているので、登山などアウトドアの撮影にもおすすめです。

動画の記録解像度は最高4K 30fps。フルHD録画時は3軸の電子手ブレ補正や、白飛びや黒つぶれを防ぐ「アクティブD-ライティング」機能も有効です。また、マニュアル露出時はISO感度の自動制御にも対応するため、暗い室内から明るい屋外へ出る場合にも明るさの変化を自然に表現できます。

静止画用とは別に、動画撮影で使う項目だけを集めた専用メニューを用意しているのも魅力。録画中でもピントが合って見える範囲をマルチセレクターで静かに調節できる「パワー絞り」も使用可能です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D780

ニコン(Nikon) D780

現代的な機能を積極的に採用した動画向けフルサイズ一眼レフです。光量を多く取り込める裏面照射型センサーを内蔵しており、動画撮影でも最高ISO 51200が使用可能。加えて、重さ約840gのボディにはチルトモニターも備えているので、手持ちでも自由なアングルで録画を進められます。

ニコンの一眼レフとして初めて、像面位相差方式と併用した「ハイブリッドAF」を採用しているのもポイント。録画時でも高速なピント合わせが行えます。さらに、AF速度や追従感度のカスタマイズも可能なので、動く被写体の動画記録にもおすすめです。

動画の記録フォーマットを2種類から選べるのも魅力。広角域を生かせるFXベースでは高画質な4K 30fps録画が、望遠に有利なDXベースではフルHDで最高5倍スローモーションの自動記録も可能です。また、情報量の豊富な10bit N-log録画にも対応しています。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D850

ニコン(Nikon) D850

多機能で表現領域を大きく広げられる動画向けフルサイズ一眼レフです。有効約4575万画素の裏面照射型センサーを内蔵。高解像度モデルながらISO 25600の高感度や最高約9コマ/秒の高速連写が使えるため、多彩なジャンルの撮影をそつなくこなせます。

FXとDXの2種類の記録フォーマットに対応しており、どちらも最高4K 30fpsで録画が可能。解像度をフルHDに設定すると、電子手ブレ補正やアクティブD-ライティングなどのアシスト機能が有効で、最大3分の5倍スローモーション動画も記録可能です。

8Kタイムラプス動画用の素材を入手できる「インターバルタイマー撮影」が使えるのもポイント。フル充電で約1840コマまで撮影できる大容量バッテリーも備えているので、郊外や高山で星空を長時間記録する場合にもおすすめです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D6

ニコン(Nikon) D6

東京五輪2020でも活躍したプロ仕様の動画向けフルサイズ一眼レフです。フラッグシップモデルとして、ニコン最高峰のAFシステムと約14コマ/秒の超高速連写機能を搭載。スポーツをはじめとした動体撮影で求められた仕事をしっかり完遂できます。

画角を3段階で選べる「マルチエリアDムービー」も便利。高画質な4K 30fps動画はもちろん、フルHD時は1.5倍や3倍相当の画角でも録画できるため、スポーツ撮影で望遠が必要になった場合にも重宝します。また、4K録画でも最高ISO 102400が常用できるので、ナイトゲームなど光量が乏しいシーンの撮影にもおすすめです。

マグネシウム合金を使った高耐久ボディと、優れた防塵・防滴構造を採用しているのも魅力。約105分の動画が記録できる大容量バッテリーも備えており、一眼レフならではのバッテリー持ちを活かした長時間撮影が行えます。

▼撮影イメージ

リコー(RICOH) PENTAX KF

リコー(RICOH) PENTAX KF

アウトドアでも重宝する全天候型の動画向けAPS-C一眼レフです。初心者の方向けの入門機ながら、優れた防塵・防滴・耐低温性能を完備。加えて、重さ約684gと小型かつ軽量で手軽に持ち出せるので、キャンプや登山などの野外活動にもおすすめです。

周囲の環境に応じて、バリアングルモニターの明るさを簡単に見やすく調節できる「アウトドアモニター」も便利。ボディ内手ブレ補正機構「SR」も搭載しており、別売りのGPSユニットと連携させれば、星を点で写す天体追尾写真も手軽に記録できます。

動画の記録解像度は最高フルHD 60fpsで、録画中は電子式手ブレ補正が有効。また、星の日周運動や走行する車のテールランプなどの光跡を、4Kの高画質タイムラプスとして記録できる「スターストリーム動画」も楽しめます。

▼撮影イメージ

リコー(RICOH) PENTAX K-3 Mark III

リコー(RICOH) PENTAX K-3 Mark III

撮るプロセスが楽しめるハイグレードな動画向けAPS-C一眼レフです。視野率約100%、倍率約1.05倍の大きく見やすい光学ファインダーを搭載。中上級者の要求に応える充実した操作性も備えており、1枚1枚にこだわって撮影を堪能できます。

現行のペンタックス一眼レフで唯一、4K 30fps動画の記録に対応しているのもポイント。タッチモニターで操作音の入り込みを気にせず設定できるほか、録画中は光学式ボディ内手ブレ補正機構「SR II」も有効なので、動画も本格的に手掛けたい方におすすめです。

フィルム時代に発売されたオールドレンズを撮影に活用できるのも魅力。オート露出時に絞り込んだ状態でも撮影が可能なため、F値の調節によって描写が大きく変わるというオールドレンズの性質を動画表現に活かせます。

▼撮影イメージ

リコー(RICOH) PENTAX K-1 Mark II

リコー(RICOH) PENTAX K-1 Mark II

暗所でもワンランク上の描写が得られる動画向けフルサイズ一眼レフです。多くの光量を取り込めるフルサイズセンサーに加えて、高感度画質を向上させる独自機構「アクセラレーターユニット」も搭載。暗い室内や夜景も美しく鮮明に記録できます。

動画の記録解像度は最高フルHD 60fps。フルサイズならではの大きなボケ味が動画撮影でも活用できます。また、録画中でも最高ISO 25600の高感度が使えるため、アウトドアで夜間や星空の動画を記録する場合にもおすすめです。

縦位置と横位置の両方で光軸を保ったまま、画面を自在に動かせる「フレキシブルチルト式液晶モニター」も便利。さらに、モニター背面やカードスロットなど各所にLEDの「操作部アシストライト」を搭載しているので、暗い場所でも撮影準備がスムーズに進められます。

▼撮影イメージ

番外編:動画撮影向けミラーレス一眼のおすすめモデル

ニコン(Nikon) Z 30

ニコン(Nikon) Z 30

初心者の方でも手軽にVlog撮影が楽しめるAPS-Cミラーレス一眼です。一眼レフと同じAPS-Cセンサーを搭載しながら重さ約405gと軽量かつコンパクト。キットレンズを装着しても約540gと軽く、片手でも手軽に持ち歩けるので、日常や旅行のVlog記録におすすめです。

カメラ任せで人物やペットの瞳に合焦できる「瞳AF/動物AF」も便利。また、スマホ感覚で操作できるタッチ式のバリアングルモニターを備えており、仕上がり設定もオートのままで動画に適した状態が得られるため、簡単にVlogが始められます。

記録解像度は最高4K 30fpsで、フルHD 25fpsに設定すると最大125分まで録画を継続できるのもポイント。専用設計の三脚グリップ・リモコン・ウィンドマフが別売りで用意されており、全て揃えれば本格的な動画カメラとしてより活躍可能です。

▼撮影イメージ

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-E10

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-E10

印象的なVlogを簡単操作で楽しめる人気のAPS-Cミラーレス一眼です。重さ約343gの小型かつ軽量ボディにバリアングルモニターを搭載。録画中は画面の周囲に赤枠が表示され、初心者の方でもミスを防げるため、これからVlogを始めたい方にもおすすめです。

ワンタッチでボケ具合を選べる「背景ぼけ切換機能」や、顔と手前に置いた静物との間で素早くピント移動できる「商品レビュー用設定」も便利。また、AIを活用した被写体追尾機能「リアルタイムトラッキング」や、動物にも有効な瞳認識機能「リアルタイム瞳AF」も備えており、一眼レフよりも有利に動画撮影を進められます。

本体上部に付属のウインドスクリーンを取り付ければ、屋外でも音声をクリアに録音できるのも魅力。動画専用の電子手ブレ補正機能「アクティブモード」も備えており、街歩き動画の手持ち撮影でも安定した画面の見やすい映像が取得可能です。

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-E1

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-E1

プロ品質の動画撮影を身近にするVlog特化型のフルサイズミラーレス一眼です。あえて画素数を抑えることで高感度性能と動画性能を高めた有効約1210万画素の裏面照射型センサーを内蔵。無料アップグレードで4K 120fpsやフルHD 240fpsに対応できるため、一眼レフよりも自由度の高い映像制作を行いたい方におすすめです。

簡単操作で映画のワンシーンのように仕上げられる新機能「シネマティックVlog設定」を搭載しているのもポイント。LookとMoodを組み合わせるだけなので、カメラを使い始めてまだ日の浅いクリエイターでもイメージ通りの映像表現が手軽に楽しめます。

フルサイズ機ながら重さ約483gと軽量かつコンパクトなのも魅力。ジンバルやドローンに取り付けた場合の取り回しも良好です。

また、高性能な光学式5軸ボディ内手ブレ補正と、電子式も併用した「ダイナミックアクティブモード」も搭載。小走りしながらの手持ち撮影でもスムーズで安定した映像表現が可能です。