一眼レフカメラを購入する際に比較対象になりやすいのがニコン・キヤノンの2大カメラメーカー。国内の市場シェアは大きな割合を占めており、圧倒的な人気を誇っています。

今回はニコン製品に的を絞り、その特徴やおすすめの一眼レフカメラをご紹介。キヤノンとの違いも解説するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

ニコン(Nikon)とは?

ニコンはデジタルカメラや測定器、光学素材などを開発する大手光学機器メーカーです。1917年に現在のニコンの前身である「日本光学工業株式会社」が設立されました。

最近では、デジタル一眼レフ「ニコンDシリーズ」や、フルサイズミラーレスカメラ「ニコンZシリーズ」、双眼鏡や望遠鏡で知られています。元は軍用の光学兵器を製造していた背景もあり、頑丈で操作性に優れたカメラを製造していることで有名です。

ニコンとキヤノンの違い

ニコンの特徴

ニコンのカメラは、被写体の色を忠実に再現できるのが特徴です。風景写真で作品を自分が好む色合いに味付けしたい場合などに有利。とりわけ黒色に強く、黒い髪1本1本まではっきりと質感をもって表現できます。

また、オートフォーカスに関しては、キヤノンがスピードに優れていることに対し、ニコンは正確さに優れているのがポイント。ダイナミックレンジが広いため、美しい明暗を表現できるのが特徴です。

さらに、元々軍用光学兵器メーカーとして技術を積み重ねてきたこともあり、堅牢性の高さも魅力。ハードに使用しても故障しにくいので、過酷な環境での撮影が要求される報道カメラマンや登山家、ネイチャーフォトグラファーに重宝されています。

キヤノンの特徴

キヤノンのカメラは、人の目で見たときに美しく見えることに重点をおいた画づくりが特徴です。白飛びしにくく、肌の色がキレイに描写できます。また、オートフォーカスの素早さに長けているのもポイントです。

初心者でもプロのような魅力的な写真を撮りたい方や、人物撮影を主とする方はキヤノンのカメラがおすすめ。さらに、スポーツや飛行機、鉄道など、高速で動く被写体を、高速連写で一気に撮り切りたい場合にも重宝します。

ニコンの一眼レフの種類

FXフォーマット

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ニコンでは、フルサイズ機のカメラのことを「FXフォーマット」と呼びます。35mmフィルム相当(約36×24mm)の範囲を撮影することが可能です。光を受ける面積が広いため、感度に優れておりノイズが少ないキレイな写真が撮れます。

一方で、カメラもレンズも重くかさばるのが難点。DXフォーマット機に比べて価格も高めですが、その分高画質なので写真の画質にこだわりたい方におすすめです。

DXフォーマット

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ニコンにおけるAPS-Cサイズのカメラは「DXフォーマット」と呼びます。フルサイズ機と比較して軽量・コンパクトで、リーズナブルな価格で手に入りやすいのがメリットです。

また、操作が簡単で、初心者向けのモデルもラインナップされています。画質はフルサイズ機と比較すると劣ってしまいますが、手軽に一眼レフを試してみたい方はチェックしてみてください。

ニコン一眼レフの選び方

有効画素数をチェック

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有効画素数とは、イメージセンサー上に配置されている画素のうち、実際の撮影時に使用される画素数のこと。有効画素数が増えるほど画像の解像感が向上するので、風景やインテリアなどの撮影で被写体の細部まで緻密に描写したいときに重宝します。

1600万画素もあれば、A3ノビなどの大判プリントも高解像に印刷が可能。ニコンが発売している現行の一眼レフは大半が2000万画素を超えているため、どの機種を選んでも通常の用途であれば十分な画質が得られます。3000万画素を超える超高解像機は、風景など解像感にこだわりたい場合に使用するのがおすすめです。

「視野率」と「倍率」をチェック

視野率とは、実際に撮影する範囲と、ファインダーをのぞいたときに見える範囲の比率のこと。視野率が100%に近ければ近いほど、あとから確認できる写真の大きさと同じようにファインダーをのぞくことが可能です。なかには、視野率100%のモデルもラインナップされています。

また、倍率とは、被写体の実際の大きさとイメージセンサーに写る大きさの比率のこと。倍率が1.0倍に近いほど、実際の肉眼で見ている大きさと同じようにファインダーをのぞけます。

なお、視野率や倍率が高いモデルほど、価格が高価で重い傾向にあるので注意が必要。携帯性を重視したモデルのなかには、視野率を95%程度に収めたモノも存在します。携帯性をどの程度重要視するのか、どれくらいの予算を用意しているのかなどを考慮しながら、適した視野率や倍率を選択するようにしましょう。

ISO感度をチェック

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ISO感度とは、カメラが光を捉える能力を表した数値のこと。ISO感度が大きくなるほど取り込める光の量が増えるので、暗い室内や夜間でも手ぶれを抑えつつ明るく撮影したり、モノをぶれずに撮影したりする際に有利です。

しかし、ISO感度は数値を上げるほど画像に粒状のノイズが現れやすくなり、画質が荒れてしまうのが難点。風景や夜景を高画質に撮影したい場合は、できるだけ低い感度を使用するのがおすすめです。

一般的な用途では、ISO3200〜6400ぐらいまでの感度のモノを選ぶと鑑賞に耐えられるほどの高画質で撮影できます。暗闇での撮影が多かったり、動体撮影で高速シャッターを多用したりしたい場合は、ISO12800を超える高感度なモデルをチェックしてみてください。

重量で選ぶ

持ち運びのしやすさや長時間撮影での疲れにくさを考慮したい場合は、一眼レフの重量も要チェック。FXフォーマットのフルサイズ一眼レフは、本体だけでも1kg前後の機種が多く、レンズを装着すると2kg近い重さになります。そのため、持ち運びや長丁場の撮影には相応の体力が必要となるのが難点です。

一方、DXフォーマットのAPS-C一眼レフは、FXフォーマット機と比べると軽いので比較的快適に持ち運びができ、長時間の撮影にも向いています。画質ではFXフォーマット機には及びませんが、携帯性や撮影継続性を重視する場合はおすすめです。

また、意外と盲点なのがレンズの重量。FXフォーマット用のレンズは、DXフォーマット用のモノと比べて大きいですが、重量も1.5〜2倍くらいの差があります。一眼レフを購入する際は、同時に使用するレンズの重量も考慮しておきましょう。

モニターの種類で選ぶ

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液晶モニターには、カメラに埋め込まれた固定式のモノとモニターの向きを変えられる可動式のモノがあり、さらに可動式のモニターは主にチルト式とバリアングル式の2種類に大きく分けられています。

チルト式のモノは上下方向にモニターを傾けられるのが特徴。運動会で群衆の中から子供をハイアングルで撮影するときや、足元の草花をローアングルで撮影するときでも、無理な姿勢を取ることなく構図の確認ができるので楽に撮影が可能です。

バリアングル式のモノは、上下方向の回転に加えて、左右方向にモニターを動かせられるのが特徴。縦位置でも自由なアングルで撮影できます。また、ビデオカメラのようにモニターを横方向に開けるため、手持ちでも安定した姿勢で動画撮影ができるのがポイントです。

ワイヤレス機能があると便利

一眼レフにワイヤレス機能が搭載されていれば、撮影した画像をスマートフォンなどのデバイスに転送可能。メールで友人に画像を送ったり、SNSに投稿したりなどの操作がパソコンを介さなくても簡単に行えます。

また、スマートフォンをリモコン代わりとしても使用が可能。露出やホワイトバランスなど各種設定の変更、シャッター操作などがアプリ上で行えるので、手ぶれを抑えるために三脚に一眼レフを固定して夜景や草花などの撮影をする際に重宝します。

なお、利便性を重視したい方は、Bluetooth接続の「SnapBridge」に対応した機種を要チェック。一度ペアリングを行った後は常時連携が維持されるので、一眼レフの電源を入れるだけでスマートフォンに接続できます。

ニコンの一眼レフおすすめモデル|FXフォーマット

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D810A

本格的な天体撮影を行いたい方におすすめのニコン一眼レフです。本製品は、特定の波長で光る「Hα線」を、通常の一眼レフカメラの約4倍の透過率で撮影できるのが魅力。赤みがかった天体の風景を、色彩豊かな画像で残せます。

また、「長時間露光マニュアルモード」を搭載しているのもポイント。4秒以上の撮影時に、4~900秒の範囲から14段階で、シャッタースピードやバルブ、タイムなどの設定を行えます。

有効画素数は、3635万画素を採用。流れ星や月、天の川などをきれいに撮影したい方におすすめのモデルです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ Df

メカニカルな操作感が特徴的なニコンの一眼レフです。本体のみの重量は710gで、サイズは幅143.5×高さ110×奥行66.5mm。ニコンのFXフォーマットのなかでも、コンパクトかつ軽量なのが特徴です。

有効画素数は1625万画素。また、ISO感度域は100~12800と幅広いのもポイントです。撮影用途によっては、ISO感度50~204800相当にまで減感したり増感したりできます。

なお、本製品は静止画の撮影に特化しており、動画機能はあえて非搭載なので注意が必要。写真をたくさん撮影する、フォトグラファーなどにおすすめです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D780

機能性に優れたニコンの一眼レフです。画像処理エンジンの「EXPEED 6」や、180KピクセルのRGBセンサーを搭載。低輝度な状況下や、被写体が激しく動くようなときでも、ピントをしっかりと合わせられます。

また、「フォーカスエイド」機能を使えば、マニュアルフォーカス時にピントの位置を正確に確認できるのがポイント。さらに、「像面位相差AF」によって、ライブビューでの撮影時に273点のフォーカスポイントから選択できるのも魅力です。

ISO感度は最大で204800まで対応しているのも特徴のひとつ。暗い場所でもしっかりと撮影できるおすすめのモデルです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D850

4575万画素の有効画素数を有するニコンの一眼レフです。本製品は、「裏面照射型CMOSセンサー」を搭載しているのがポイント。入ってくる光を、効率的に内部の機器へ伝えられます。解像感が高く、風景やポートレートを解像感重視で撮影したい方におすすめです。

また、高性能な画像処理エンジンの「EXPEED 5」を搭載しているのもポイント。外部から取り入れた豊富な情報量を維持しながら、自然な階調表現や発色を実現できます。

本製品は、1秒当たり9コマで連写を行うことが可能。ISO感度は64~25600の範囲で変更できます。32~102400までの減感や増感を行えば、さまざまなシーンで撮影できるのもメリットです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフカメラ D6

スポーツや動物など、激しい動きを静止画として収めたい方におすすめのニコン一眼レフです。全105点を選択できる、AF機能を搭載。独自の「アドバンストシーン認識システム」によって、瞳の位置を優先させてフォーカスポイントを当てられます。遠くにある小さな被写体でも、しっかりと捉えられるのが魅力です。

また、AF・AEとともに、1秒当たり14コマで連続撮影できるのもポイント。スポーツや動物などの決定的な瞬間を、逃さず撮影可能です。視野率は100%、倍率は0.72倍を採用しています。

撮影した重要な写真は、無線LANを使ってワンフリックで送信可能。5GHz帯にも対応しており、安定して通信を行えるのも特徴のひとつです。高機能なプロ向け一眼レフカメラを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

▼撮影イメージ

ニコンの一眼レフおすすめモデル|DXフォーマット

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D3500

子供の記録をしっかりと残せる、ニコン一眼レフの入門機です。シャッターボタン近くにある「シーンモード」ダイヤルを回せば、ポートレート・スポーツ・クローズアップ・夜景ポートレートの4つから選択して、状況に応じた撮影ができます。

また、初心者でも楽しく撮影できる「ガイドモード」を搭載。モニター画面に表示されるガイドに従って操作するだけで、絞り値やシャッタースピードといった難しい設定を行えます。背景がぼけた写真や、美しい水の流れなどを簡単に撮影できるのが魅力です。

ニコンの独自アプリ「SnapBridge」に対応。Bluetooth接続で撮影画像をスマホへ転送したり、遠隔からリモート撮影を行ったりできます。比較的安い価格ながらも使い勝手に優れたおすすめのモデルです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D5600

撮影した写真や動画を簡単にシェアできる、ニコンの一眼レフです。本製品は独自アプリ「SnapBridge」に対応。BluetoothだけでなくWi-Fiの直接接続が可能で、撮影画像をスマートフォンへ自動転送できたり、クラウドへ写真を保存できたりします。SNSやメールを活用すれば、撮った写真をすぐに共有できるのが魅力です。

バリアアングル式のモニターを採用。地面すれすれからのアングルや、両手でカメラを持ち上げた上からの構図などに挑戦できます。モニターを180°回転させれば、自撮り写真を撮影できるのもポイントです。

有効画素数は2416万画素で、視野率は上下左右ともに95%。また、「ピクチャーコントロール」機能を使えば、合計7種類のなかからシーンに合わせた演出を行えます。子供や旅行先の風景をしっかりと収められる、おすすめの一眼レフです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D7500

持ち運びやすさに優れた一眼レフです。重量は約640g、サイズは幅135.5×高さ104×奥行72.5mm。首にぶら下げたり、長時間手に持ったりして撮影しやすいのが魅力です。

本製品のモニターには、チルト式を採用。タッチ式にもなっており、タッチシャッターやタッチAFなど、自在に操作できるので便利です。また、本体側面には深いグリップを備えているため、使い勝手にも優れています。

高性能な画像処理エンジンの「EXPEED 5」を搭載しているのもポイント。さらに、4K動画の撮影にも対応しており、最長約30分の動画を記録できます。防塵・防滴仕様で、外出先へ持ち運んで気軽に撮影できるおすすめのニコン一眼レフです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) 一眼レフカメラ D500

1秒あたり10コマを撮影できる、ニコンの一眼レフです。「EXPEED 5」の優れた画像処理エンジンを搭載。シャッターボタンを押してから画像が記録されるまでのタイムラグが少なく、決定的な瞬間をしっかりと捉えます。

さらに、画像共有アプリの「SnapBridge」や、Wi-Fiによる無線接続にも対応。RAWやJPEGの画像を転送したり、カメラをリモート操作したりできます。外出先で高画質な写真を撮影・転送できる、おすすめの一眼レフです。

▼撮影イメージ

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