本格的な写真撮影を楽しめるニコンの「一眼レフ」。初心者向けの低価格なモデルからプロ向けのモデルまで、さまざまなタイプが販売されています。

本記事では、ニコンのおすすめ一眼レフカメラをご紹介。シリーズごとの特徴や違いのほか、フォーマットの違いやチェックしておきたいポイントなどもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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ニコンの一眼レフの魅力とは?

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ニコンの作る一眼レフカメラの魅力として、高い信頼性が挙げられます。比較的小型かつ軽量でホールドしやすく、防塵防滴を含む堅牢性も良好です。国際宇宙ステーションで使用するカメラとして、ニコンの一眼レフカメラがNASAに納入された実績もあります。

種類は多くないものの、持ち運びやすいモデルから報道現場での使用を想定した本格的なモデルまで、ラインナップのバランスがよいのも特徴です。

ニコンの一眼レフの選び方

シリーズの違いをチェック

最上位モデルD1桁シリーズ

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ニコンのD1桁シリーズは、「FXフォーマット」を採用する最上位の一眼レフカメラです。高性能なAFシステムや最新の画像処理エンジンを搭載しているほか、優れた暗所性能や高速連続撮影機能などを備えています。

撮影したデータを素早く転送できるように設計されているのも特徴。報道のようなプロの現場でも支持される本格的な一眼レフカメラです。

実用性が意識された高性能モデルD800シリーズ

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D800シリーズは、画素数を重視したい方におすすめのモデル。ニコンの多くの一眼レフカメラが2000万画素前後であるのに対して、D800シリーズには4000万画素を超えるモデルがラインナップされているので、高精細な写真を撮影できます。

暗所や連写、動画撮影といった画素数以外の性能が高いのも魅力。本格的な一眼レフカメラにチャレンジしてみたい方におすすめです。

性能に対してコスパが優れるD700シリーズ

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D700シリーズは、ニコンの一眼レフカメラのなかでも性能と価格のバランスがよくコスパのよいシリーズ。「FXフォーマット」と十分な画素数、暗所でも使いやすい高感度性能などを有しており、幅広いシーンで快適に撮影を楽しめます。

「DXフォーマット」や他社のAPS-Cモデルからフルサイズの一眼レフカメラへの乗り換えを検討している方や、ミドルクラスのバランスのよいモデルを探している方などにおすすめです。

D500より少しコンパクトになったD7000シリーズ

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D7000シリーズは、高性能ながらサイズがやや抑えられている一眼レフカメラ。「DXフォーマット」の採用によりコンパクトに設計されており、持ち運びやすいのが特徴です。また、価格も比較的手頃なので、コスパを重視したい方にも適しています。

ボディが防塵や防滴などに対応しているのも使い勝手のよいポイントです。水しぶきや砂ぼこりなどの影響を受けにくいため、スポーツやアウトドアといった過酷な環境での撮影でも安心して使用できます。

イメージセンサーを選ぶ

フルサイズの「FXフォーマット」

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ニコンの一眼レフカメラでは、フルサイズのイメージセンサーを「FXフォーマット」と呼んでいます。スタンダードなフィルムカメラに採用されていた35mm判フィルムと同じサイズであり、「DXフォーマット」よりも大きい点が特徴です。

面積が広いので光も取り込みやすく、豊かな階調表現や背景ぼけなども楽しめます。また、FXフォーマットの一眼レフカメラには「FX」というマークが付いているため、一目で判別可能です。

なお、DXフォーマットのレンズも使用可能ですが、APS-Cサイズでの撮影になる点には注意が必要。フルサイズで撮りたい場合には、FXフォーマットのレンズを選んでみてください。

APS-Cサイズの「DXフォーマット」

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一般的にAPS-Cと呼ばれるイメージセンサーのサイズは、ニコンの一眼レフカメラでは「DXフォーマット」と呼ばれています。フルサイズよりも一回り小さいので取り込める光の量はやや少ないものの、本体を小型・軽量化しやすい点が特徴です。

DXフォーマットは、サイズが小さい分映せる範囲がFXフォーマットと比べてやや狭いのもポイント。画角の中央部分を切り出したような望遠気味の写真に仕上げられるため、被写体を大きく写したい場合にも適しています。

なお、FXフォーマットと違い、DXフォーマットの一眼レフカメラはボディにDXフォーマットを示すマークは表示されていないので、注意が必要です。

画素数をチェック

一般的に、画素数が高いカメラの方がディティールまで丁寧に描写できます。高精細な写真を撮りたい方や撮影した写真をプリントしたい方は、高画素のモデルがおすすめです。

ニコンの一眼レフカメラの多くは、2000~2500万画素のイメージセンサーを搭載しています。できるだけ高画素な一眼レフカメラを探している場合は、4000万画素以上のセンサーを搭載しているモデルを探してみてください。

用途に合った重さ・サイズを選ぶ

一般的に、一眼レフカメラは本体の内部にミラーを搭載しているのでサイズが大きく、重くなりがち。性能のみを重視して上位のモデルを選ぶと、大きすぎたり重すぎたりして持ち運ぶのが大変といった事態になりかねません。

ニコンの一眼レフカメラを選ぶときは、用途や頻度、撮影シーンなどに応じたサイズ・重量のモデルを選ぶのが重要です。一眼レフカメラながら、バッテリーやメモリーカードを含む重量が約720gに抑えられているモデルもあるため、チェックしてみてください。

動画撮影をするなら4K対応とAF(オートフォーカス)をチェック

ニコンの一眼レフカメラで動画撮影をしたい場合は、動画性能もよくチェックしておきましょう。例えば、動画撮影用にAFの開始と停止を自由に制御できる機能が搭載されていると、被写体を強調した映画のワンシーンのような映像を簡単に撮影できます。

動画の解像度も非常に重要なポイントです。現在の動画の主流がフルHDであるのに対して、4K動画の撮影に対応しているとワンランク上の美しい動画を撮影可能。さらにこだわりたい場合は、30pや60pなどのフレームレートにも注目してみてください。

連写性能をチェック

スポーツ・乗り物・野鳥などの動く被写体の撮影では一眼レフの連写性能が重要。連写速度が遅かったり、連写が長く継続できなかったりすると、貴重なシャッターチャンスに遭遇しても対応しきれずに逃してしまう場合もあります。

本格的な動体撮影に臨む場合は、連写速度のなるべく速い一眼レフがおすすめ。高速な被写体の動きも高確率で撮り納められるため、ベストショットが狙いやすくなります。ニコンの現行ラインナップでは、全モデルが最高7コマ/秒以上の高速連写に対応。動く被写体の撮影もしっかりこなせます。

連続撮影可能枚数にも注目。どんなに連写速度が速くても、連写できる枚数が少ないとすぐに息切れを起こしてしまい、復帰するまで撮影ができなくなります。連写を多用するなら、最高速度でも連写が10秒程度まで続けられるモデルを選んでみてください。

可動モニター付きモデルは初心者におすすめ

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一眼レフを初めて使う場合は可動モニターを搭載したモデルがおすすめ。ニコンの現行ラインナップにある4機種では、プロモデルを除く3機種でチルト式モニターを採用。モニターを使ったライブビュー撮影も快適に楽しめます。

画面を上下に傾けられるのがチルト式モニターの特徴。頭よりも高い位置からのハイアングル撮影や、地面に近い位置からのローアングル撮影を行う場合も無理のない姿勢で構図や仕上がりが確認できます。人垣の上から運動会を撮影したり、水たまりを使って夜景のリフレクションを表現したりする場合にもおすすめです。

可動モニターにタッチパネルが搭載されているとより便利。スマホに近い使用感で直感的に操作できるので、一眼レフ初心者もスムーズにライブビュー撮影が行えます。

写真をスマホに転送できるかどうか

スマホ連携機能の有無も一眼レフ選びでは重要なポイントです。ニコンでは全ての現行一眼レフにBluetoothを使ったワイヤレス接続機能を搭載。手持ちのスマホと一度ペアリングするだけで省エネ状態で常時接続できます。シャッターを切る度に撮影した画像を自動転送できるため、SNSへスムーズに投稿したい方にもおすすめです。

専用アプリ「SnapBridge」を使うと、Wi-Fiも併用して多彩な連携機能が利用できるのも魅力。スマホのアプリ画面をリモコン代わりに使って遠隔で一眼レフを操作したり、スマホのGPSを使って撮影画像に日時や位置情報を埋め込んだりなどが可能です。SNS投稿時に役立つサインなどの文字列も簡単に追加できます。

ニコンの一眼レフのおすすめ

ニコン(Nikon) D7500

ニコン(Nikon) D7500

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動体撮影も軽快に楽しめるニコンの中級APS-C一眼レフです。高画質と高速性能を、重さ約720gの小型軽量ボディに凝縮。持ち運びやすく、防塵・防滴構造も備えているので、旅行や登山などのアウトドア撮影にもおすすめです。

最高約8コマ/秒の高速連写が有効なのもポイント。連写可能枚数もJPEGで100コマと多く、10秒以上も続けられるため、ストレスなく連写が利用可能です。APS-C一眼レフの特性で、画角がレンズ焦点距離の1.5倍相当に望遠化する点にも注目。測距点のカバー範囲も広いので、野鳥や飛行機などの撮影にも重宝します。

タッチパネル採用のチルト式モニターも便利。ハイアングルやローアングルからの撮影も楽な姿勢で行えます。Wi-FiとBluetoothも内蔵。専用アプリ「SnapBridge」を使った多彩なスマホ連携機能も利用可能です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D780

ニコン(Nikon) D780

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オールラウンダーとして使えるニコンの中級フルサイズ一眼レフです。重さ約840gの高機動ボディに、有効約2450万画素のフルサイズセンサーを搭載。裏面照射構造によって暗所にも強く、ISO 12800以上の超高感度でも実用的な画質が得られます。夜景や星空など暗いシーンの撮影にもおすすめです。

プロ機から継承した「51点AFシステム」と最高約7コマ/秒の高速連写で動く被写体の撮影にも活躍。さらに、ニコンの一眼レフで初めて「像面位相差AF」も採用。ライブビュー撮影中でも高速AFが利用できるため、動画撮影もスムーズに進められます。

動画性能も良好。4K 30fps録画に加えて、フルHDで120pや100pによるスローモーション動画も記録できます。一眼レフ本体には防塵・防滴構造も採用。専用バッテリーは1回の充電で最大約2260コマまで記録できるので、一晩中かけて行うタイムラプス撮影にも有効です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D850

ニコン(Nikon) D850

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高解像撮影を得意とするニコンの上級フルサイズ一眼レフです。有効約4575万画素の裏面照射型フルサイズセンサーを搭載。被写体を細部まで緻密に描写できるため、風景・人物・建築物などの作品撮りにもおすすめです。高感度画質も良好なので、暗いシーンの撮影もしっかりこなせます。

フル画素で約7コマ/秒の高速連写が利用できるのも特徴。さらに、別売りの縦位置グリップと高出力バッテリーを使えば、最高約9コマ/秒までの高速化も可能です。動体捕捉力の高いAFシステムも備えているため、走行する鉄道や飛行機を画面内に入れた風景撮影にも重宝します。

深度合成の素材を入手できる「フォーカスシフト撮影」も便利。パンフォーカスが得やすくなるので、風景撮影で手前から奥までシャープに見せたい場合にも有効です。4K30p録画にも対応。加えて、高画素を生かして8Kタイムラプスムービーの制作に使う素材も取得可能です。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D6

ニコン(Nikon) D6

ニコンの最上位フルサイズ一眼レフです。Dシリーズで培ったAF技術の集大成である「高密度105点AFシステム」を搭載。全測距点にクロスセンサーを採用しており、スポーツ選手や野鳥のように画面内を複雑かつ高速に動き回る被写体も捉えきります。

AF/AE追従で最高約14コマ秒の超高速連写が利用できるのもポイント。連写可能枚数もJPEG最高画質で最大200コマと多く、約14秒間も続けられます。モータースポーツなど高速連写が前提となる撮影にもおすすめです。また、約10.5コマ/秒のサイレント連写にも対応。舞台など静粛さが要求されるシーンにも役立ちます。

ニコン最高レベルと謳う耐久性も魅力。また、縦位置グリップと一体型のデザインも魅力です。重量級の超望遠レンズを装着しても安定した状態で構えられます。

▼撮影イメージ

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