一眼カメラの中でもトップクラスのスペックを誇る「フルサイズ」。キヤノンとニコンから待望の後継機がリリースされ、注目が集まっています。

そこで今回は、APS-Cサイズとの違いやフルサイズを使うことのメリット、おすすめの機種などをご紹介。ステップアップを目指すカメラマンはもちろん、永らくカメラを趣味としてきた方もぜひ体感してみてください。

フルサイズ一眼カメラのメリットって?

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フルサイズの一眼カメラは映像素子が大きく、画質が非常にキレイなことがメリットとして上げられます。APS-Cサイズの一眼カメラと同じ画素数で比較した場合でも1画素あたりの光を受ける面積は2倍以上になり、より多くの光を取り込むのでノイズを抑えた写真が撮影できます。

また、フルサイズの一眼カメラは画角が広いということもメリットのひとつ。同じレンズを装着して撮影しても、APS-Cサイズに比べてフルサイズの一眼カメラは画面におさまる広さが大きくなります。

さらに、使用するレンズによっても変わってはきますが、一般的にはAPS-Cサイズよりもフルサイズの一眼カメラの方がボケ感が強いと言われています。被写体を強調して前景や後景をぼかしたいという方にはフルサイズの一眼カメラは魅力的です。

APS-Cサイズとフルサイズはそんなに違う?

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APS-Cサイズの一眼カメラに比べて、フルサイズの一眼カメラの方が有効画素数が多いのでトリミング時にもノイズ感の少ないキレイな写真に仕上がります。また、A2サイズに大きく引き伸ばしたプリントがしたいという場合にも対応できます。

また高価な分、防塵防滴仕様のタフなモデルが多のも魅力です。メーカーごとに搭載されているスペックは違いますが、より高画質で表現力が豊かな写真を求めるのであれば、フルサイズ機をおすすめします。

フルサイズの一眼はどこのメーカーがおすすめ?

キヤノン

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キャノンのフルサイズ一眼カメラは比較的軽量なモデルが多いのが特徴です。フルサイズとなると内部構造の複雑化によって、重さが1kg近いモデルもある中、キャノンは1kgを切る機種も多数存在します。

また、キャノンは入門機からプロ用まで幅広い一眼カメラを作っているため、フルサイズ一眼カメラも操作がしやすいという点も魅力と言えます。操作性を重視する方にはキャノンがおすすめです。

ニコン

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連写性能やオートフォーカスの精度が高いという点が魅力。D850モデルであれば1秒間に約9コマの高速連写と瞬時に対応してくれるオートフォーカスで、動き回る動物や激しいスポーツを撮影する際も被写体をしっかりと捉えることが可能です。さらに、高密度なオートフォーカスポイントで広い範囲をカバーしてくれるのもポイントです。

キヤノンと同じように操作性も優れているので、初心者から卒業したい方やもう一段階ステップアップを考えているという方におすすめです。

ペンタックス

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ペンタックスのフルサイズ一眼カメラはコストパフォーマンスに優れているのが特長です。軽量かつ堅牢性に優れ、防塵・防滴性能も兼ね揃えているため、アウトドアなど屋外での撮影がメインとなる方にはとてもおすすめです。フルサイズの一眼カメラにしては比較的価格も控えめなので、予算を重視する方にぴったり。

ソニー

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ソニーのフルサイズ一眼カメラの「αシリーズ」は、レフ板がありませんが一眼レフ並みの高画質を有しているのが特長です。また、ラインナップも他メーカーと比べて非常に豊富なのもポイント。自分の撮影スタイルに必要な機能や性能を絞って選びたいという方は、ソニーのフルサイズ一眼カメラをチェックしてみてください。

ライカ

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カメラファンの憧れの存在であるライカのカメラ。機械式フィルムカメラのデザインをそのままに中身をデジタル化したMシリーズなど、堅牢性を兼ね備えたデザイン性の高さが魅力です。車が買えてしまうほどの高価なモデルも存在しますが、それに見合うハイレベルな機能を実感できます。

フルサイズの一眼カメラを選ぶ際の注意点

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フルサイズの一眼カメラはフルサイズ専用のレンズを組み合わせなければ性能を最大限に発揮できにくくなります。APS-Cサイズのレンズでも使えるモノがあるのですが、画質の劣化に繋がる場合があるので注意が必要です。

また、APS-Cサイズのカメラと違って本体、レンズともに値段が高くなります。さらに、本体サイズが大きく重量も重くなるので、気軽に撮影をしたいという方にはおすすめできません。

フルサイズの一眼カメラ|キヤノン

キャノン(Canon) EOS 6D MarkII

フルサイズの一眼カメラとしては比較的リーズナブルな入門機種です。本体質量は約765gと軽量で、APS-Cサイズの一眼レフと変わらないような携帯性が魅力です。有効画素数は約2620万画素で、ISO感度は最高で40000まで対応しています。

縦、横からのフォーカスできるオールクロス45点オートフォーカスセンサーを搭載。連射は最高で1秒あたり約6.5コマの高速連写が可能です。なので、スポーツや動物などの動きの早い被写体の撮影にも向いています。。

液晶ディスプレイはバリアングルを採用し、低い位置や高い位置からの撮影も楽に行うことができるのもポイント。モニターへのタッチ操作で、スマホのように直感的な操作も可能です。ライブビュー撮影時には、タッチして素早くピントを合わせられるため動画の撮影時にも便利。

フルサイズの一眼カメラとしてはスペックはやや抑え気味な印象ですが、その分価格も求めやすくなっています。リーズナブルなモデルを探している方はぜひチェックしてみてください。

▼撮影イメージ

キャノン(Canon) EOS 5Ds

有効画素数約5060万画素を有し、映像エンジンに「Dual DIGIC6」を搭載した高い解像度が求められる撮影に最適のフルサイズ一眼カメラです。ハイスペックなミラー振動制御システムを採用し、ミラー駆動時の振動ブレを制御してくれます。

オートフォーカスポイントは61点で、構図とAFフレーム選択の自由度を高める高密度なレティクルオートフォーカスも搭載。被写体の微少な動きにも素早く追ってくれます。

スマホなどでも最近人気の早送りさせたような動画が撮れる「タイムラプス」機能も搭載。シャッター間隔は1秒から選択でき、撮影回数も最大で3600回まで設定でき、コンデジやスマホでは出せない高画質なタイムラプス撮影が楽しめます。

フルサイズの一眼カメラ|ニコン

ニコン(Nikon) D750

グリップ部分は程よく深く設計されておりホールド感に優れているのが魅力の一眼カメラ。ボディは大型の骨格部材を無くした「モノコック構造」を採用し、小型・軽量かつ高い剛性も確保しています。上下に動かせる稼働式の液晶ディスプレイを搭載しているので、低い位置からの撮影時にも便利です。

オートフォーカスポイントは高密度な51点で、広い範囲をカバー。低輝度時の真っ暗な状態でもピンとが合いやすいので夜間の撮影時も快適です。また、オートフォーカスのモードにグループエリアAFと呼ばれる被写体を面で捉えるモードも追加されています。不規則な動きでも確実に被写体を捉えられるので、スポーツや動物撮影の際にも便利です。

有効画素数は2432万画素、ISO感度は最大で12800。連写性能も高く最高で1秒間に6.5コマ、最大100コマまで連写が可能です。さらに、Wi-Fi機能を内蔵しているので、タブレット端末と連携させて効率的に写真を取り込めます。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) D850

有効画素数は4575万画素でISOは最大で25600まで対応。画像処理エンジンには「EXPEED5」を採用し、大量の光を取り込める「裏面照射型CMOSセンサー」採用し、高感度でもノイズ感を抑えた高画質を楽しめます。

最高で1秒間に約9コマの高速連写が可能で、動きが激しい被写体もしっかりと捉えてくれます。さらに4K UHDの高精細な動画や8Kのタイムラプス撮影にも対応しており、超高画質で多様な映像を撮影することが可能です。動画もキレイに撮りたいと考えている方にはうれしいポイントです。

その他にも、自然光撮影時に最適なホワイトバランスにしてくれる「自然光オート」、照明の明滅により一部分がボーダー模様のように暗くなるのを防ぐ「フリッカー軽減機能」なども搭載。あらゆるシチュエーションでの撮影に合わせられる機能が満載です。

Wi-FiとBluetoothを内蔵しており、データの取り込みもラクラク。液晶ディスプレイはタッチパネルのチルト式を採用し、直感的な操作が可能となっています。

▼撮影イメージ

フルサイズの一眼カメラ|ペンタックス

ペンタックス(PENTAX) K-1

回転ブレなどにも対応可能な5軸補正をおこなってくれる、高性能な手ブレ補正機能「SRII」を内蔵。手持ち撮影時もブレの心配なく撮影が可能です。有効画素数は約3640万画素、細かなディテールを再現した迫力のある写真が撮影でき、トリミングにも余裕で対応可能です。

液晶ディスプレイは「フレキシブルチルト式モニター」を採用。チルト式は一般的に上下に動かせるだけですが、液晶を斜めに傾けることもできる優れものです。さらに、屋外での液晶のみづらさを軽減するアウトドアモニター機能も搭載しています。晴天時や夜空の撮影時でもワンプッシュで液晶の輝度を最適なものに変更することが可能です。

画像処理エンジンには「PRIME IV」を搭載し、高画質の処理やノイズ低減を実現しています。また、ISO感度は最大204800まで対応。高感度設定でもノイズを抑えた描写が可能で、暗所での撮影も問題ありません。

▼撮影イメージ

フルサイズの一眼カメラ|ソニー

ソニー(Sony) α99 II

オートフォーカス性能や連写性能に優れたフルサイズ一眼カメラです。79点の専用位相差AFセンサーと、399点像面位相差AFセンサーが同時に駆動するハイブリッド位相差検出AFシステムを採用しているのが特長で、高速かつ精度の高いオートフォーカスが可能となっています。

有効画素数は4240万画素、ISO感度は最大で102400と感度の高さも魅力です。高速処理エンジンによって、高感度撮影時でもノイズが抑えられ、高い解像度が得られます。さらに、手ブレ補正機能はボディ内部で5軸に対応しているのでより高解像な撮影が可能です。

専用のアプリをタブレット端末にインストールしておけば、ボディにタッチするだけで素早く画像がシェアできる「ワンタッチシェアリング」にも対応しています。接続設定など面倒な操作をする必要がないので便利です。

ソニー(Sony) α7 II ILCE-7M2

ボディ内5軸手ブレ補正により細部まで緻密な表現が可能なミラーレス一眼カメラです。本体重量は600gを切る軽量さで、ミラーレス一眼カメラのメリットをしっかりと反映しつつ、有効画素数は2430万画素と解像度が高いのが特長です。

グリップ部分は大型レンズを装着した時もしっかりと手でホールドできるような形状となっており、ボタンの操作性も抜群です。また、露出補正などの機能を自由に割り当てられるカスタマイズボタンをボディに10個搭載。あらかじめ自分がよく使う機能を設定しておくことで、より快適に撮影が可能です。

オートフォーカスは速度と精度を両立した「ファストハイブリットAF」を採用し、激しく動く乗り物や動物などの被写体もしっかりと捉えることが可能です。常用ISO感度は最大で25600まで設定可能、ノイズを低減できる「マルチショットNR」を使えばISO51200相当の超高感度で撮影できます。

ボディはマグネシウム合金を採用した頑丈なつくりで、防塵防滴にも対応。なので、アウトドアシーンなどハードなシチュエーションでもガンガン使えます。価格もお手頃なのでAPS-Cサイズからの乗り換えにもおすすめです。

ソニー(Sony) α7S ILCE-7S

圧倒的な高感度が特徴のミラーレス一眼カメラ。ISO感度は409600まで対応しており、「Exmor CMOS」センサーの技術により低ノイズかつ明暗の階調の幅も広がったキレイな写真が撮影できます。なので、夜景や夜空などの撮影にぴったりです。

また、本製品は光を効率よく集めるため、隣り合う画素間のズレを無くす「ギャップレスオンチップレンズ構造」を採用しています。レンズから入射する光を最大限にイメージセンサーに取り込むことが可能で、シャッタースピードを早めに設定したブレの少ない写真が撮りやすくなります。

オートフォーカスに関しては、被写体の明暗の差を検出する精度が高く、フォーカススピードを約35%短縮した「ファストインテリジェントAF」を搭載。高速なAF機能と今までピントが合わせられなかったー4EVという暗い低照度の環境下にも対応できるようになっています。

その他、オートフォーカススポットのサイズを3タイプから選んでピントをよりしっかりと合わせられる「フレキシブルAF」や被写体にピントを合わせ続けられる「ロックオンAF」など、オートフォーカスに関わる豊富な機能が揃っているのも魅力です。

フルサイズの一眼カメラ|ライカ

ライカ(Leica) M10

フルサイズセンサーを搭載した、薄さ約33.75mmのコンパクトなサイズ感が特長のカメラです。デザインもライカらしいレトロで洗練された仕様となっています。

描写に関する性能を向上させたハイスペックなセンサーを搭載したことで、明暗の階調、コントラストなど高い描写力を実現。さらに、ISO感度は100〜50000で設定でき、高感度設定時でもノイズ感を抑えた写真が撮影できます。

また、F値やシャッタスピードなどの設定を電源がオフのまま液晶モニターからメニュー画面を開いて設定できるのも特長的です。Wi-Fi機能も搭載しており、写真の取り込みが楽にできるのはもちろん、スマホを使ったリモート操作もできます。

▼撮影イメージ