一眼レフカメラ市場において、高いシェアを占めるキヤノンのEOSシリーズ。豊富なラインナップと鮮やかな発色で人気を確立しており、ミラーレスカメラが全盛となった現在でも根強いファンが多く存在しています。
そこで今回は、キヤノンでおすすめのデジタル一眼レフをご紹介。初めて購入する方向けに、キヤノンの一眼レフの魅力や各シリーズの特徴も詳しく解説するので、一眼レフ選びの参考にしてみてください。
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- 目次
- キヤノン(Canon)の一眼レフの特徴とは?
- キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|エントリーモデル
- キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ミドルクラスモデル
- キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ハイアマチュアモデル
- キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|プロフェッショナルモデル
- キヤノンの一眼レフの売れ筋ランキングをチェック
- キヤノンの一眼レフの選び方
キヤノン(Canon)の一眼レフの特徴とは?
レベルに合わせて選びやすいカメララインナップ
キヤノンの一眼レフは初心者からハイアマチュア・プロフェッショナルまで幅広いラインナップが展開されているのが特徴です。どのモデルも撮影目的に合わせてぴったりな機能が搭載されているため、撮影目的を明確にしておくことが重要。なかでも「EOS Kiss」シリーズは初めてカメラを始める方におすすめのエントリーモデルとして人気です。
本格的にカメラを始めたい方は、高機能が搭載されたミドルクラスモデルやハイエンドモデルがおすすめです。一度購入したカメラを買い替える予定がない方は、初めから高性能な一眼レフを選んでみてください。
レンズの選択肢が豊富
キヤノンの一眼レフのレンズ規格である「EFマウント」は、レンズの選択肢が豊富なのが特徴です。純正の単焦点レンズ・ズームレンズ以外に、サードパーティ製のレンズも展開されています。
なかでもズームレンズは、一度の撮影でさまざまな焦点距離が使えるのが魅力。これからカメラを始める方は、エントリーモデルとセットで販売されているレンズキットがおすすめです。
一方で、一眼レフらしい写真のボケ味を楽しみたい方は単焦点レンズが便利。広角から望遠まで、さまざまな開放F値のレンズが展開されています。
色鮮やかな発色
鮮明で美しい発色が得られるのも、キヤノンの一眼レフが人気の理由。EOSシリーズでは、画像を見た人の記憶に心地よい印象を残す「記憶色」が採用されています。色同士のバランスは自然に保ちつつ、実物の被写体よりも明るく鮮やかな色彩で仕上げるのが特徴。思い出補正されたような美しい仕上がりで撮影が楽しめます。
キヤノンの一眼レフの記憶色は、人肌の健康的な描写も得意。赤やオレンジなど暖色系の色彩が特に強く現れる傾向があり、人肌を実際よりも血色がよく生き生きとした状態で記録できます。ポートレート撮影を生業にするプロフォトグラファーにも長く愛用されているので、家族写真はもちろん、モデルやウェディングの撮影にもおすすめです。
キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|エントリーモデル
キヤノン(Canon) EOS Kiss X10
軽量かつコンパクトなボディ設計が施されたキヤノンの一眼レフカメラです。ボディ重量は約449g。片手で持ち続ける際に、腕への負担を抑えます。携帯性に優れており、子供のイベントや家族旅行で持ち歩きやすいのが魅力です。
撮影時にアングル変更しやすい「可動式液晶モニター」が搭載されているのも特徴。被写体ごとにファインダー撮影とライブビュー撮影を使い分けて撮影できるのがメリットです。
ピントの合わせに優れた「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載しているのもポイント。サーボAF設定時は人物の瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」が活躍します。子供の記録を残したい方にもおすすめです。
キヤノン(Canon) EOS Kiss X10i
初心者が使いやすいキヤノンの一眼レフカメラです。撮影シーンにあった設定が割り振れる「シーンインテリジェントオート」機能が特徴。シャッターボタンを半押しするだけで、メインの被写体にピントを合わせられるのが便利です。
有効画素数は約2410万画素。4K UHDの内部記録に対応しているので、子供の運動会や旅行先の思い出をきれいに記録できます。直径3.5mmのステレオミニジャックを使用することで、外部マイクを接続できるのも魅力です。拡張性と汎用性に優れたモノを探している方にもおすすめです。
キヤノン(Canon) EOS Kiss X90
多機能で操作性に優れたキヤノンの一眼レフカメラです。約92万ドットの液晶モニターと片手で操作しやすいボタン配置が特徴。ボタン操作系を右側に配置することで、撮影に集中できるのがメリットです。
14bit信号処理を採用することで、高精細でなめらかなグラデーションを再現ができるのも特徴。輝度差が激しいシーンで階調豊かな色表現ができます。最大常用ISO感度6400を実現しており、暗いシーンにおいて明るく撮影できるのが魅力です。
撮影した写真をスマホに転送できるWi-Fi機能も充実。外出先で撮影した写真をSNSに投稿したい方におすすめです。
▼撮影イメージ
キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ミドルクラスモデル
キヤノン(Canon) EOS 6D Mark II
高感度に優れたキヤノンの一眼レフカメラです。常用最高ISO感度40000を実現しているのが特徴。暗い撮影シーンで明るく高画質な写真が記録できます。フルサイズのCMOSセンサーが搭載されているため、被写体のディテールまで写すことが可能です。
背面液晶モニターはアングルの自由度が高められるバリアングル仕様。ライブビュー撮影や動画撮影で画面の確認がしやすいのがメリットです。有効画素数は約2620万画素で設計されており、フルHD画質で録画できます。写真と動画両方楽しめるモデルを探している方におすすめです。
キヤノン(Canon) EOS 90D
クリアな光学ファインダーが搭載されたキヤノンの一眼レフカメラです。ファインダー視野率約100%を実現することで、動く被写体を簡単に視認できます。「オールクロス45点AF」が採用されており、被写体の追従性が高い点も魅力です。
本体は有効画素数約3250万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。写真をトリミングしたあとも高精細なデータが残せます。
人物の瞳を検出してピントを合わせられる「瞳AF」機能が施されているのもポイント。カメラが自動でピントを合わせるるため、構図や露出の設定に集中できるのがメリットです。
高速連続撮影は最高約10コマ/秒を実現。測距点は「オールクロス45点AF」に対応しており、高い追従性を発揮します。スポーツや動物など動体撮影を楽しむ方におすすめです。
キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ハイアマチュアモデル
キヤノン(Canon) EOS 5Ds R
ローパスフィルターレス仕様で作られたキヤノンの一眼レフカメラです。独自開発された有効画素約5060万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載。最高常用ISO感度6400を実現しており、さまざまなシーンで高精細な写真撮影が可能です。
動画機能も充実。フルHD画質で29.97pの録画に対応できるのが魅力です。また、一定間隔で撮影された静止画を組み合わせることで、最長2分までのタイムラプス動画をカメラ内で生成できます。
連続撮影コマ数は最高約5コマ/秒を実現。動く被写体を捕捉し続ける「AIサーボAF特性」との相性がよく、合焦精度が求められる撮影で活躍します。本格的な写真撮影を楽しむ方におすすめです。
キヤノン(Canon) EOS 5D Mark IV
堅牢性と高画質を兼ね備えたキヤノンの一眼レフカメラです。ボディに頑丈なマグネシウム合金素材を採用。ボタンやダイヤルなど隙間ができやすい箇所にシーリング部材を組み込むことで、高い防塵性能を発揮します。アウトドアで風景撮影をする方におすすめです。
有効画素数約3040万画素と最高7コマ/秒の高速連続撮影を実現。さまざまな撮影シーンに対応できるのがメリットです。CMOSセンサーはフルサイズ規格を採用することで、美しいボケ味や幅広いダイナミックレンジが体感できます。
優れた動画性能を搭載しているのもポイント。4K 30Pの動画撮影に対応しているため、高精細な映像表現ができます。HD記録時は最高119.9fpsのハイフレームレートで撮影可能。スローモーション動画を撮る際に重宝します。
キヤノン(Canon) EOS 5Ds
高画素のCMOSセンサーで高精細な写真撮影を実現したキヤノンの一眼レフカメラです。有効画素数約5060万画素のフルサイズセンサーを搭載。1.3倍と1.6倍のクロップ撮影に対応できます。「RAW+JPEG」の同時記録に対応しており、撮影と同時にバックアップが残せるのも魅力です。
すべての撮影モードでシャッター速度1/8000〜30秒を実現しているのも特徴。速いシャッタースピードでの撮影に対応できるので、激しく動く被写体を撮影したい方にもおすすめです。
キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|プロフェッショナルモデル
キヤノン(Canon) EOS-1D X Mark III
プロフェッショナルな機能を多数搭載したキヤノンのフラッグシップ一眼レフカメラです。有効画素数約2010万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、最高約20コマ/秒の連続撮影を実現。5.5KのRAW動画や4K 60pの高精細な動画収録も可能です。
最大191点の測距点で被写体を捕捉するAFシステムも特徴。中央測距点はF2.8対応デュアルクロス測距点が搭載されており、動く被写体に素早くピントを合わせられます。スポーツや野鳥を撮影する方におすすめです。
優れた操作性もポイント。指の動きに合わせて測距点をスムーズに移動させられる「スマートコントローラー」が搭載されており、なめらかにピント合わせできるのが魅力です。背面の液晶モニターはタッチパネル仕様のため、直感的に操作可能。約210万ドットの高精細な画面は、撮影直後の画像確認をする際に活躍します。
▼撮影イメージ
キヤノンの一眼レフの売れ筋ランキングをチェック
キヤノンの一眼レフのランキングをチェックしたい方はこちら。
キヤノンの一眼レフの選び方
レベルや目的に適したモデルを選ぶ
初心者向けエントリーモデル
一眼レフを初めて使う方には、キヤノンでエントリーモデルに位置する「EOS Kiss」シリーズがおすすめです。軽量コンパクトに設計されており、キットのズームレンズを装着しても総重量が1kg以下に収まる傾向にあるのが特徴。持ち運びが苦になりにくいので、ミラーレスに近い感覚で、散歩や旅行でも一眼レフを手軽に持ち歩けます。
初心者向けの撮影サポート機能が充実しているのも、EOS Kissシリーズのポイント。一眼レフがシーンに応じて設定を最適化する、全自動モードが搭載されています。また、モニターのタッチ操作で明るさや背景のボケ具合などを調節できるモデルもラインナップ。初めて一眼レフを使う方でも、イメージに近い画像が直感的に撮影可能です。
フルサイズカメラの入門にミドルクラスモデル
フルサイズ入門としては、キヤノンでミドルクラスモデルに位置する「EOS 6D」シリーズがおすすめです。APS-Cサイズよりも大型で高画質なフルサイズセンサーを採用しながら、比較的コンパクトに設計されているのが特徴。加えて、価格がリーズナブルなので、APS-C一眼レフからのステップアップとしても人気があります。
キヤノンの一眼レフのミドルクラスには、APS-Cモデルの「EOS 2桁D」シリーズもラインナップ。EOS 90Dなどが該当し、機動性に優れた小型軽量ボディで高画質と高速性能をバランスよく両立しています。本格的な動体撮影にも対応可能な高速連写や、高品質な4K録画も利用できるため、行動派のクリエイターにもおすすめです。
カメラ愛好家に人気のハイアマチュアモデル
撮影経験を積んだ上級者には、キヤノンでハイアマチュアモデルに位置する「EOS 5D」シリーズがおすすめです。かつて多くのプロが主力で愛用していたフルサイズ一眼レフで、多画素・高感度・高速連写・高機動を優れたバランスで実現。オールラウンダーとして高く評価されており、多彩なジャンルの作品撮りに活躍します。
ハイアマチュア向けのキヤノンの一眼レフとしては、かつてのAPS-Cフラッグシップである「EOS 7D」シリーズも人気。優れた動体捕捉力を発揮する高性能AFシステムと、高速連写に特化して開発されています。APS-Cセンサー特有の1.6倍の望遠効果で、超望遠撮影もより有利に行えるので、野鳥や飛行機などの作品撮りにもおすすめです。
高性能でプロ向けのプロフェッショナルモデル
最高性能の一眼レフを求める方には、キヤノンのプロフェッショナルモデルに位置する「EOS 1D X」シリーズがおすすめです。オリンピックなどの第一線で活躍する、プロのスポーツフォトグラファーが使うことを想定して開発されているのが特徴。一眼レフではトップクラスのAF性能と超高速連写を搭載しており、本格的な動体撮影でも優れた捕捉力を発揮します。
暗所耐性に秀でているのもEOS 1D Xシリーズのポイント。高感度でもノイズを抑えて高画質な画像を取得できるため、ナイトゲームの撮影にも重宝します。また、一体化した縦位置グリップによって、大型の望遠レンズを装着した場合でも一眼レフを安定した状態で保持可能。過酷な環境で頼りになる防塵・防滴構造も完備しています。
初めてならレンズキットの購入がおすすめ
キヤノンの一眼レフを初めて購入する方は、レンズキットを選ぶのがおすすめです。スマホやコンデジと違って、一眼レフは本体だけでは使用できず、撮影時は必ず交換レンズを本体に装着しなければなりません。ただし、大半の交換レンズは別売りになっており、基本的に一眼レフ本体とは別に用意する必要があります。
レンズキットならば、一眼レフ本体と同時に対応の交換レンズ1〜2本を入手できるのがポイント。使用頻度の高い画角をカバーする標準ズームレンズや、旅行などに重宝する高倍率ズームレンズがキットになっていることが多く、開封後すぐに撮影を始められます。キットに含まれる交換レンズを別途単体で購入するより安い価格で入手できる可能性が高いのも魅力です。
Wi-Fi機能搭載モデルならデータの転送が便利
Wi-Fi機能を搭載した一眼レフも、キヤノンで人気があります。手持ちのスマホと手軽に連携できるため、一眼レフからSDカードを取り出すことなく、撮影と並行して自動で画像のワイヤレス転送が可能。SNSに素早くシェアしたい方にもおすすめです。
Bluetoothも併用できるモデルならより便利。省電力状態で一眼レフとの常時接続が可能なので、バッグにしまったままでも一眼レフ内の記録画像を確認できます。
リモート撮影も、Wi-FiやBluetoothを介して利用できる機能。ペアリングしたスマホの画面をリモコンとして使えるため、離れた位置からでも一眼レフの設定変更やシャッター操作が可能です。三脚を使った集合写真や夜景などの撮影にも重宝します。
ミラーレス志向の強い現在でも、キヤノンの一眼レフは、初心者向けからプロ向けまで豊富なモデルをラインナップ。対応する交換レンズの種類も充実しているので、これから一眼レフで写真撮影を始める方にもおすすめです。気になったEOSシリーズを入手して、一眼レフだからこそ楽しめる撮影の魅力を体感してみてください。