一眼レフカメラ市場において、高いシェアを占めるキヤノンのEOSシリーズ。豊富なラインナップと色鮮やかな発色で人気を確立しており、ミラーレスカメラが全盛となった現在でも根強いファンが多く存在しています。

そこで今回は、キヤノンでおすすめのデジタル一眼レフをご紹介。初めて購入する方向けに、キヤノンの一眼レフの魅力や各シリーズの特徴も詳しく解説するので、一眼レフ選びの参考にしてみてください。
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キヤノン(Canon)の一眼レフの特徴とは?

レベルに合わせて選べる豊富なモデルとレンズ

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キヤノンの一眼レフには、豊富なモデルが展開されています。各モデルが細かくグレード分けされており、ユーザーが自分の撮影レベルや目的に合ったモノを選びやすいのが魅力です。また、長年にわたってファミリー層を中心に人気だったエントリーモデルの「EOS Kiss」シリーズもラインナップ。一眼レフを初めて使う初心者にもおすすめです。

対応する「EFマウント」の交換レンズ群が充実しているのも、キヤノンの一眼レフの魅力。現在でも30本近い種類があり、超広角から超望遠まで幅広い焦点域をカバー可能です。なお、現行品にないモノも中古市場で多く取引されています。自分の撮影目的に合った1本を見つけてみてください。

色鮮やかな発色

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鮮明で美しい発色が得られるのも、キヤノンの一眼レフが人気の理由。EOSシリーズでは、画像を見た人の記憶に心地よい印象を残す「記憶色」が採用されています。色同士のバランスは自然に保ちつつ、実物の被写体よりも明るく鮮やかな色彩で仕上げるのが特徴。思い出補正されたような美しい仕上がりで撮影が楽しめます。

キヤノンの一眼レフの記憶色は、人肌の健康的な描写も得意。赤やオレンジなど暖色系の色彩が特に強く現れる傾向があり、人肌を実際よりも血色がよく生き生きとした状態で記録できます。ポートレート撮影を生業にするプロカメラマンにも長く愛用されているので、家族写真はもちろん、モデルやウェディングの撮影にもおすすめです。

キヤノンの一眼レフの選び方

レベルや目的に適したモデルを選ぶ

初心者向けエントリーモデル

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一眼レフを初めて使う方には、キヤノンでエントリーモデルに位置する「EOS Kiss」シリーズがおすすめです。軽量コンパクトに設計されており、キットのズームレンズを装着しても総重量が1kg以下に収まる傾向にあるのが特徴。持ち運びが苦になりにくいので、ミラーレスに近い感覚で、散歩や旅行でも一眼レフを手軽に持ち歩けます。

初心者向けの撮影サポート機能が充実しているのも、EOS Kissシリーズのポイント。一眼レフがシーンに応じて設定を最適化する、全自動モードが搭載されています。また、モニターのタッチ操作で明るさや背景のボケ具合などを調節できるモデルもラインナップ。初めて一眼レフを使う方でも、イメージに近い画像が直感的に撮影可能です。

フルサイズカメラの入門にミドルクラスモデル

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フルサイズ入門としては、キヤノンでミドルクラスモデルに位置する「EOS 6D」シリーズがおすすめです。APS-Cサイズよりも大型で高画質なフルサイズセンサーを採用しながら、比較的コンパクトに設計されているのが特徴。加えて、価格がリーズナブルなので、APS-C一眼レフからのステップアップとしても人気があります。

キヤノンの一眼レフのミドルクラスには、APS-Cモデルの「EOS 2桁D」シリーズもラインナップ。EOS 90Dなどが該当し、機動性に優れた小型軽量ボディで高画質と高速性能をバランスよく両立しています。本格的な動体撮影にも対応可能な高速連写や、高品質な4K録画も利用できるため、行動派のクリエイターにもおすすめです。

カメラ愛好家に人気のハイアマチュアモデル

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撮影経験を積んだ上級者には、キヤノンでハイアマチュアモデルに位置する「EOS 5D」シリーズがおすすめです。かつて多くのプロが主力で愛用していたフルサイズ一眼レフで、多画素・高感度・高速連写・高機動を優れたバランスで実現。オールラウンダーとして高く評価されており、多彩なジャンルの作品撮りに活躍します。

ハイアマチュア向けのキヤノンの一眼レフとしては、かつてのAPS-Cフラッグシップである「EOS 7D」シリーズも人気。優れた動体捕捉力を発揮する高性能AFシステムと、高速連写に特化して開発されています。APS-Cセンサー特有の1.6倍の望遠効果で、超望遠撮影もより有利に行えるので、野鳥や飛行機などの作品撮りにもおすすめです。

高性能でプロ向けのプロフェッショナルモデル

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最高性能の一眼レフを求める方には、キヤノンのプロフェッショナルモデルに位置する「EOS 1D X」シリーズがおすすめです。オリンピックなどの第一線で活躍する、プロのスポーツカメラマンが使うことを想定して開発されているのが特徴。一眼レフではトップクラスのAF性能と超高速連写を搭載しており、本格的な動体撮影でも優れた捕捉力を発揮します。

暗所耐性に秀でているのもEOS 1D Xシリーズのポイント。高感度でもノイズを抑えて高画質な画像を取得できるため、ナイトゲームの撮影にも重宝します。また、一体化した縦位置グリップによって、大型の望遠レンズを装着した場合でも一眼レフを安定した状態で保持可能。過酷な環境で頼りになる防塵・防滴構造も完備しています。

初めてならレンズキットの購入がおすすめ

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キヤノンの一眼レフを初めて購入する方は、レンズキットを選ぶのがおすすめです。スマホやコンデジと違って、一眼レフは本体だけでは使用できず、撮影時は必ず交換レンズを本体に装着しなければなりません。ただし、大半の交換レンズは別売りになっており、基本的に一眼レフ本体とは別に用意する必要があります。

レンズキットならば、一眼レフ本体と同時に対応の交換レンズ1〜2本を入手できるのがポイント。使用頻度の高い画角をカバーする標準ズームレンズや、旅行などに重宝する高倍率ズームレンズがキットになっていることが多く、開封後すぐに撮影を始められます。キットに含まれる交換レンズを別途単体で購入するより安い価格で入手できる可能性が高いのも魅力です。

Wi-Fi機能搭載モデルならデータの転送が便利

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Wi-Fi機能を搭載した一眼レフも、キヤノンで人気があります。手持ちのスマホと手軽に連携できるため、一眼レフからSDカードを取り出すことなく、撮影と並行して自動で画像のワイヤレス転送が可能。SNSに素早くシェアしたい方にもおすすめです。

Bluetoothも併用できるモデルならより便利。省電力状態で一眼レフとの常時接続が可能なので、バッグにしまったままでも一眼レフ内の記録画像を確認できます。

リモート撮影も、Wi-FiやBluetoothを介して利用できる機能。ペアリングしたスマホの画面をリモコンとして使えるため、離れた位置からでも一眼レフの設定変更やシャッター操作が可能です。三脚を使った集合写真や夜景などの撮影にも重宝します。

キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|エントリーモデル

キヤノン(Canon) EOS Kiss X90

キヤノン(Canon) EOS Kiss X90

キヤノンでエントリー下位に位置するAPS-C一眼レフです。重さ約475gの小型軽量ボディに、高画質で使いやすい有効約2410万画素のAPS-Cセンサーを搭載。現行のキヤノンの一眼レフのなかでも価格が安く、レンズキットも比較的安価に入手できます。

全自動モード「シーンインテリジェントオート」の採用もポイント。また、「表現セレクト」も初心者におすすめの機能で、「くっきり鮮やかに」や「ふんわりやわらかく」などの言葉を選択するだけで雰囲気のある画像が簡単に撮影可能です。

Wi-Fiによるスマホ連携機能も便利。撮影した画像をその場でスマホへワイヤレス転送できるほか、スマホから一眼レフのリモート操作も可能です。NFC対応のAndroidスマホなら、近づけるだけでスピーディーに一眼レフと接続できます。

▼撮影イメージ

・レンズキット

・ボディ単体

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10

キヤノンでエントリー中位に位置するAPS-C一眼レフです。重さ約449gと現行のEOSシリーズで最小最軽量に設計されており、ちょっとしたお出かけなどの際、簡単に持ち運び可能。コンパクトながらしっかり握れる深いグリップを備えています。

タッチ対応のバリアングルモニターを搭載しているのもポイント。ハイアングルやローアングルからの撮影が無理のない楽な姿勢で行えます。また、画面をレンズ側に180°回転できるので、旅行先で手軽に自撮りを楽しみたい方にもおすすめです。

各撮影モードの効果を作例写真やイラストを交えて視覚的にわかりやすく表示できる「ビジュアルガイド」も便利。タッチ操作で鮮やかさや背景のボケ具合などを直感的に調節できる「クリエイティブアシスト」機能も一眼レフ初心者に人気があります。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10i

キヤノン(Canon) EOS Kiss X10i

キヤノンでエントリー上位に位置するAPS-C一眼レフです。縦横両方向の動きに対応する「オールクロス45点AF」と、高精度な顔検出が可能な「EOS iTR AF」を搭載。連写性能も最高約7コマ/秒と良好なので、運動会の撮影にもおすすめです。

キヤノン独自の像面位相差AF「デュアルピクセルCMOS AF」を採用しているのもポイント。一眼レフながら、モニターを見ながらのライブビュー撮影時でも、ファインダー撮影時と同等以上の、高速かつ高精度なAFが利用できます。

Wi-FiとBluetoothを併用したスマホ連携機能も便利。重さ約515gの軽量ボディにタッチ対応のバリアングルモニターを備えており、「クリエイティブアシスト」など初心者向けのサポート機能も使用可能です。本モデルでは、4K 25fps動画の撮影も楽しめます。

キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ミドルクラスモデル

キヤノン(Canon) EOS 90D

キヤノン(Canon) EOS 90D

キヤノンでミドルクラスに位置するAPS-C一眼レフです。機動性に優れた約701gの軽量ボディに、有効約3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載。高画素化しながら高感度耐性も向上しており、室内や夜景など暗いシーンでもクリアに仕上げられます。

「オールクロス45点AF」や「デュアルピクセルCMOS AF」など優れたAF性能を備えているのもポイント。2つのマルチコントローラーで、測距点の変更も素早く行えます。連写速度も最高約10コマ/秒と高速で、スポーツなどの動体撮影にもおすすめです。

画面クロップなしで4K 30fps動画を記録できるのも本製品の魅力。広角レンズの画角をそのまま活かせます。画面の端まで欠けずに構図を確認しやすい、視野率約100%のファインダーも便利。防塵・防滴構造も採用しており、雨天やアウトドアでも活躍します。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS 6D Mark II

キヤノン(Canon) EOS 6D Mark II

キヤノンでミドルクラスに位置する、フルサイズ一眼レフです。有効約2620万画素のフルサイズセンサーを搭載しながら、重さ約765gと比較的軽量コンパクト。フルサイズ特有の高画質な夜景撮影や豊かなボケ描写を、手軽に楽しみたい方にもおすすめです。

高いAF性能を持つ「オールクロス45点AF」を採用しているのも魅力。最高約6.5コマ/秒の連写機能と併用すれば、動く被写体の撮影にも十分に対応可能です。また、ライブビュー撮影時は「デュアルピクセルCMOS AF」が利用できます。

タッチ対応のバリアングルモニターを搭載しているのもポイント。全自動の「シーンインテリジェントオート」や「ビジュアルガイド」も備えており、一眼レフを初めて使う方でも簡単に撮影が楽しめます。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|ハイアマチュアモデル

キヤノン(Canon) EOS 7D Mark II

キヤノン(Canon) EOS 7D Mark II

動体撮影に特化した、キヤノンのハイアマチュア向けのAPS-C一眼レフです。画面内の広範囲をカバーする全点クロス仕様の65点AFシステムを採用。優れたAF追従性能の「AIサーボAF III」や、顔認識も可能な「EOS iTR AF」も備えています。

最高約10コマ/秒の高速連写に対応するのもポイント。CFカードを使えば、JPEG最高画質で一度に最大約1090枚も連写を続けられるので、高速な動体にも連写を積極的に活用できます。スポーツ・動物・乗り物などの作品撮りにおすすめです。

一眼レフ本体の重量は約910g。深く握れるグリップを採用しているため、大きな望遠レンズを使用する場合でも安定した状態で保持可能です。堅牢なマグネシウム外装と優れた防塵・防滴構造も備えており、過酷な環境での撮影にも頼りになります。

キヤノン(Canon) EOS 5D Mark IV

キヤノン(Canon) EOS 5D Mark IV

ハイアマチュア向けの、キヤノンのオールラウンダー型フルサイズ一眼レフです。機動性に優れた約890gのボディに、有効約3040万画素のフルサイズセンサーを搭載。高感度耐性も良好なので、夜景や星空など暗いシーンの撮影にもおすすめです。

動体捕捉力を進化させたAFセンサー「61点高密度レティクルAF II」を採用しているのもポイント。連写速度も最高約7コマ/秒とフルサイズ一眼レフとしては速く、本格的な動体撮影にも十分に対応可能です。ライブビュー撮影時は「デュアルピクセルCMOS AF」も利用できます。

大きく見やすい表示で、画面の隅々まで確認できる視野率約100%のファインダーも便利。大部分にマグネシウム合金を使用し、防塵・防滴構造で耐候性も高めています。操作性も高く、クイック設定画面や各ボタンの細かなカスタマイズも可能です。

キヤノン(Canon) EOS 5Ds

キヤノン(Canon) EOS 5Ds

高解像撮影に特化した、キヤノンのハイアマチュア向けのフルサイズ一眼レフです。有効約5060万画素のフルサイズセンサーを搭載。風景・建築・人物などの作品撮りで細部の描写にこだわる方におすすめです。

ミラー駆動にカム駆動式を採用しているのもポイント。撮影時に発生するミラーショックによる振動を軽減することで、高画素でも安定した高画質を取得可能です。また、細部描写を重視した専用の仕上がり設定「ディテール重視」も使えます。

2基の画像処理エンジンで処理性能を向上させているのも本モデルの魅力。フル画素のまま最高約5コマ/秒の連写機能や、最高ISO 6400の常用感度が利用できます。風景の作品撮りで、走行する鉄道を画面内に入れるなどの構図にも十分に対応可能です。

キヤノン(Canon) EOS 5Ds R

キヤノン(Canon) EOS 5Ds R

高解像撮影を極めた、キヤノンのハイアマチュア向けのフルサイズ一眼レフです。兄弟モデルのEOS 5Dsをベースにしつつ、ローパスフィルター効果をキャンセルしたイメージセンサーを採用。解像性能がさらに向上しています。

ただし、着物や建築物など規則的なパターンを持つ被写体を撮影する場合は要注意。本来は存在しない縞網様(モアレ)が表面に現れるため、後処理が必須になります。モアレ除去の手間は増えても、解像性能をできるだけ高めたい方におすすめです。

センサー仕様以外の基本的な機能はEOS 5Dsと共通。「タイムラプス動画」機能も備わっており、フル画素で定点撮影した画像を、一眼レフ内で合成して最長2分までの動画を作成できます。

キヤノン(Canon)の一眼レフのおすすめ|プロフェッショナルモデル

キヤノン(Canon) EOS-1D X Mark III

キヤノン(Canon) EOS-1D X Mark III

キヤノンのフルサイズ一眼レフのフラッグシップモデルです。高解像とモアレ除去を両立している新型のローパスフィルターを備えた、有効約2010万画素のフルサイズセンサーを搭載。ISO 12800以上の超高感度でも実用的な画質が得られるので、夜間に開催される祭りや、ナイトゲームの撮影にもおすすめです。

EOSシリーズのなかでも高い動体捕捉力を発揮する、最大191点の「High-res AFセンサー」を採用しているのもポイント。ファインダー撮影時は最高約16コマ/秒、ライブビュー撮影時は最高約20コマ/秒で最大1000枚以上継続できる超高速連写機能も備えており、難易度の高いプロスポーツや野鳥の撮影にも重宝します。

プロ仕様のマグネシウム合金ボディや防塵・防滴構造で過酷な環境にも対応。縦位置グリップと一体化したデザインによって、大型の望遠レンズも安定したホールド感で使用できます。4K 60fps動画の内部記録も可能です。

▼撮影イメージ

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