ケーブルを着脱できるリケーブルタイプのヘッドホンに使える「ヘッドホンケーブル」。ケーブルが断線してしまったときに簡単に交換できるのはもちろん、音質を向上させたり、自分好みのサウンドに仕上げたりしたいときにも重宝します。
本記事では、ヘッドホンケーブルのおすすめをご紹介。交換のメリットや選び方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ヘッドホンケーブルを変えるメリット

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使用中のケーブルが断線したとき以外にも、ヘッドホンケーブルを交換するメリットはいくつかあります。ひとつは音質の向上です。元々付属していた純正ケーブルを交換することで、音質が向上する場合があります。より好みのサウンドに近づけたり、サウンドの変化を楽しめたりするのも魅力です。
また、ヘッドホンケーブルは製品によって長さや太さ、プラグの形状がさまざま。複数のケーブルを用意しておけば、利用シーンに合わせて使い分けられます。もちろん、断線したときの予備として用意しておくのもおすすめです。
ヘッドホンケーブルの選び方
端子をチェック
2.5mm

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2.5mmは、現在用いられている端子のなかでも小さい端子です。「ミニミニプラグ」とも呼ばれ、ほかの端子よりも小さいのがメリット。小型の音楽プレイヤーやカード型ラジオなど、小さな機器に多く搭載されています。
プラグ部分細いので耐久性が比較的低く、扱い方によっては折れたり曲がったりしてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
3.5mm

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3.5mmは、ヘッドホンやイヤホンのケーブルで幅広く採用されている一般的な端子。「ミニプラグ」などとも呼ばれ、オーディオ機器に詳しくない方でも目にする機会が多いのが特徴です。
さまざまなメーカー・ブランドが手掛けるヘッドホンケーブルの純正品に多く採用されています。採用例が多いこともあり、製品ラインナップが豊富です。
XLR

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XLRは、マイクや据え置きオーディオなどの接続に多く用いられる端子です。「AKG」や「パイオニア」などのメーカーが、ヘッドホン側のコネクターにXLR端子を採用した製品を数多く取り扱っています。
なかには、より小型で着け外しやすい「ミニXLR」もラインナップ。ただし、ミニXLRコネクターの構造上、バランス接続に対応できない点は留意しておきましょう。
ケーブルの素材と特徴
OFC(無酸素銅)

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ヘッドホンケーブルの素材は、主に「OFC(無酸素銅)」と「銀」の2種類に分けられます。ヘッドホンケーブルの素材として一般的に用いられるのがOFCです。できる限り多くの酸化物を取り除くことで、銅の純度が高められています。クリアな音質により、万人受けしやすいのが特徴です。
また、OFCより純度の高い銅を用いた「PC Triple C」の素材を採用したヘッドホンケーブルもあります。よりピュアで高音質なサウンドを楽しみたい方は、チェックしてみてください。
銀

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銀は銅よりも抵抗値が低く、電気信号のロスが少ないという強みがあります。そのため、銅よりも高音に特性があり、より繊細なサウンドを感じやすいのが特徴です。また、銅素材のモノから銀素材のモノにリケーブルすると、より音の変化を感じ取りやすくなる場合があります。
ただし、銅よりも高価な素材なので、比較的価格の高いケーブルに多く採用されている点には留意しておきましょう。
長さで選ぶ

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ヘッドホンケーブルを選ぶ際、長さも重要なポイントです。自宅で利用する場合は、ヘッドホンから接続する機器までの距離をあらかじめ確認しておきましょう。今まで使用していたケーブルで不便を感じていないのであれば、同じ長さのモノを選んでおけば安心です。
通勤や通学などの外出先での使用がメインの場合は、短めのヘッドホンケーブルがおすすめ。ケーブルが必要以上に長すぎたり太すぎたりすると、取り回しの邪魔になりやすいので注意が必要です。
ヘッドホンケーブルのおすすめモデル
オヤイデ HPSC-63HD500 2.5m
ハイエンドオーディオ用としてオヤイデ電気が開発した精密導体「102 SSC」を使ったヘッドホンケーブルです。導線は0.3スケアと太く、パワフルな低音から繊細な高音まで、しっかりと伝送可能。音源の持つ情報を忠実に伝えます。
白と黒を基調とした落ち着いたデザインもポイント。さまざまなヘッドホンにマッチします。
本製品は1/4”TRSフォーンプラグと2.5mmのプラグの組み合わせで、ケーブルの長さは2.5mです。1/4”TRSフォーンプラグは銀メッキとロジウムメッキを施しています。また、プラグとケーブルの間に同メーカーの音響専用はんだが使われているのも特徴です。
オヤイデ HPC-QUAD35
導電率が高いオリジナルの精密導体「102 SSC」を使ったヘッドホンケーブルです。外側の被膜には透明度の高いウレタンが使われており、高級感を演出しています。柔軟性に優れたソフトウレタンシースを内側に配置。取り回しのよさも魅力です。
ケーブルの長さは3m。両端のプラグには3.5mmのステレオミニを搭載しています。プラグは首が長く、奥まった場所にあるジャックにも差しやすいのがポイント。さまざまなヘッドホンに使用可能です。
オヤイデ HPSC-X35 2.5m
パイオニアやAKGなど、一部製品におすすめのミニXLR端子を搭載したヘッドホンケーブルです。
導体には精密導体「102 SSC」を使用。低音から高音まで忠実な音を伝送します。ケーブルの長さは2.5mと長めで、リスニング用だけでなく、DTMなどの作業にもおすすめです。
外装はピュアシルクフィラメント編組で、微小な振動によるノイズを低減。柔軟で取り回ししやすいのも魅力です。白と黒を基調としたシックなデザインで、さまざまなヘッドホンとマッチします。
フルテック(FURUTECH) iHP-35B
一方にL字のプラグを採用したヘッドホンケーブルです。ケーブルの長さは3mで、プラグは3.5mmステレオミニを採用しています。Beats Proなどのヘッドホンに対応しています。
被膜には「RoHS指令適合柔軟性PVC」を使用しており、外からのノイズを低減するのが特徴です。
導体の素材は伝送ロスの少ない「銀メッキOCC」。コネクターなどは非磁性特殊銅合金を使用。プラグには24金メッキが施されています。ストレートプラグのハウジングには制振性のある特殊アルミ合金を採用しているのもポイントです。
フルテック(FURUTECH) iHP-35 II
両端に3.5mmステレオミニプラグを採用したヘッドホンケーブル。長さは携帯に便利な1.3mで、短いヘッドホンケーブルに変えたい方にもおすすめです。
コネクターには非磁性ロジウムメッキ純銅導体と特殊銅合金グラウンド導体、ハウシングには非磁性ステンレス材質を使用しています。また、導体の素材には、銀メッキOCCを採用しており、伝送ロスを抑えているのもポイントです。
オンソ(onso) hpcs_01_ub32
2.5mmと3.5mmプラグを搭載したヘッドホンケーブルです。導体には古河電工の高純度無酸素銅線「PCUHD」が使われています。酸素の含有量を5ppm以下に抑え、伝送時のロスを低減。3芯構造の導線がクリアなサウンドをヘッドホンに伝えます。
ヘッドホンケーブルの長さは取り回ししやすい1.2m。スマホや携帯型のプレーヤーで音楽を楽しみたい方におすすめです。被膜は明るいオレンジ編組仕上げ。プラグはシャンパンゴールドのアルミで覆われており、高級感のある見た目も特徴です。
オンソ(onso) hpcs_03_ub33
両端に3.5mmステレオミニプラグを搭載したヘッドホンケーブル。純度99.9999%以上の6N銅を中心にPCUHD・HiFC・OFCを合わせたハイブリッド導体が使われています。低音から高音までバランスのよいサウンドが特徴で、オリジナルのケーブルとは違ったサウンドを試してみたい方におすすめです。端子は金メッキが施されており、伝送ロスを減らしています。
被膜のカラーは深みのある赤色で、さまざまなヘッドホンとマッチしやすいのが魅力。ヘッドホンケーブルの長さは携帯音楽プレーヤーなどで使いやすい1.2mです。同シリーズではミニXLR端子のモデルも展開されています。
オンソ(onso) hpcs_b2_ub33
導体に「PCOCC」を利用したヘッドホンケーブルです。PCOCCとは、古河電工が製造していたケーブル。優れた電動特性を備えているのが特徴です。PCOCC素材のモノを試してみたい方はチェックしてみてください。
また、鮮やかなイエローの被膜も特徴。ヘッドホンを自分好みのスタイルにカスタムしたい方にもおすすめです。プラグは3.5mmと、さまざまなヘッドホンに対応可能。ケーブルの長さは1.2mです。
ビスパ(BISPA) 玲 BSP-HPCL-SDTRHPLRMM
ソニーのMDR-Z7やデノンのAH-D7200などに対応している両出し用のヘッドホンケーブルです。ヘッドホン側のプラグ、プレーヤー側のプラグのそれぞれに3ステレオミニの3極プラグを採用しています。
プラグには国産のオリジナル「PRシリーズ」などを採用。導体にはOFCを使用し、響きのよいサウンドを実現しています。ケーブルの長さは約1.4mと取り回しやすいのが魅力です。
ノブナガラボ(NOBUNAGA Labs) 瑞牆
4N純銀金メッキ線・6NOCC・4N純銀線の3種類の導体を混合したおすすめのヘッドホンケーブル。クリアな中高域とパワフルな低域が特徴。高い解像度で、音源の持つ魅力をヘッドホンに伝えます。
被覆にはしなやかで高級感のあるケーブルを使用。耐久性に優れたPVCを採用しており、取り回しやすいのもポイントです。また、プラグは24K金メッキ処理が施されています。
ヘッドホン側の端子には3.5mm2極ストレートを採用。デノンのAH-D9200やテクニクスのEAH-T700など、幅広いヘッドホンに対応しているのが魅力です。
ケーブルを着脱できるヘッドホンを持っていれば、別売りのヘッドホンケーブルと交換可能です。音質や使用感を好みに合わせて自由に変えられるので、1つのヘッドホンでさまざまな使い方ができます。ただし、端子の規格などは統一されていないため事前にチェックしておきましょう。ぜひ本記事を参考にしてみてください。