2018年12月からBS・CSで新4K・8K衛星放送が始まって以来、注目が高まっている「8Kテレビ」。フルHDの16倍、4Kの4倍となる解像度を持っているため、より美しい映像を楽しめるのが魅力です。

8Kテレビは非常に高価であるため、購入に二の足を踏んでいる方も少なくないはず。そこで今回は、安心して購入できるように8Kテレビの魅力や選び方を詳しく解説したうえで、おすすめの機種をご紹介します。

8Kテレビの魅力

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8Kテレビの魅力は極めて高い解像感で映像が楽しめること。映像は小さな画素が集まって構成されますが、8K映像は解像度が7680×4230で約3300万個もの画素でできています。

この映像は4Kの4倍、フルHD映像の16倍に相当。8Kテレビでは被写体を細部まで再現でき、自然界に存在しない微細な色まで描き出せるのが特徴で、映画もスポーツもドキュメンタリーも大迫力で満足感の高い映像体験が堪能できます。

一方で、8Kテレビは市場に投入されてからまだ日が浅いため、製品ラインナップは少なめ。60型以上の大画面が基本なので、価格も高額なのが難点です。また、そもそも8Kに対応する放送コンテンツが少ないため、8Kの高解像を発揮できる機会はまだ限られています。

8Kテレビの選び方

ディスプレイの種類で選ぶ

液晶

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液晶ディスプレイは、特殊な液体を封入したガラスをLEDバックライトで照らすことで映像を表示させています。映像の視認性が高く、消費電力もそれほど多くないのが特徴です。

ただし、バックライトの当たり具合で表示にムラができたり、黒色の締まりが悪くなって濃いグレーで表示される「黒浮き」という現象が起こったりするのが難点。なお、最近はそれらをカバーするために液晶の真後ろや真下からバックライトで照らす「直下型バックライト」を搭載した機種も増えてきています。

有機EL

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有機ELディスプレイは、それ自体が発光する有機物を発光材料として搭載することで映像を表示させています。液晶ディスプレイと違って黒色の締まりに優れているため、より深みのある色で映像を楽しむことができます。また、表示の遅延が少ないのでスポーツ観戦にも最適。さらに液晶テレビよりも薄くて軽いので、壁掛けにも対応できます。

ただし、有機ELテレビは価格が高く、消費電力も多めなのが難点。直射日光がディスプレイに当たると画面が見えにくく感じるのも欠点です。

画面サイズをチェック

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8Kテレビを選ぶ際は画面のサイズも重要。テレビには最適な画質で映像が見られる「視聴距離」という概念があります。8Kテレビの場合は情報量と臨場感のバランスを取って、距離がテレビの高さの1.2〜1.5倍となる位置から見るのがおすすめです。

フルHDの視聴距離はテレビの高さの3倍、4Kテレビは1.5倍なので、より近い距離から視聴が可能。現在発売されている8Kテレビは最小サイズでも60型となるため、10〜12畳以上の広さを確保できるリビングに設置するのがおすすめです。

8Kチューナーを内蔵しているかチェック

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NHKが放送している新8K衛星放送では、従来とは比べものにならない臨場感で鑑賞できるのが魅力ですが、8Kテレビで楽しみたい場合は8K対応チューナーが必須です。8Kチューナーがテレビに内蔵されていない場合は別途チューナーを購入する必要があります。その点は留意しておきましょう。

ちなみに、新8K衛星放送を8Kテレビで受信するには専用のアンテナも必須。8K放送のチャンネルは左旋円偏波(左旋)に割り当てられているため、従来の右旋アンテナを所有している場合は新たに左旋・右旋両対応のアンテナに買い換える必要があります。

8Kテレビのおすすめメーカー

シャープ(SHARP)

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シャープは大阪の堺市に本社を置き、創業から80年以上の歴史を持つ日本を代表する家電メーカーのひとつです。現在は台湾の世界的な電子機器メーカーである鴻海のグループ企業ですが、スマホからテレビなどの黒物家電から洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に至るまで、品質にこだわった製品を開発し続けています。

また、シャープの液晶テレビは「AQUOS」というブランド名ですが、2017年12月に世界で初めて家庭用8Kテレビを発売したことでも有名。以来、8Kチューナーを内蔵した機種やコストを抑えた機種などを提供することで、8Kの普及に貢献しています。

LGエレクトロニクス(LG Electronics)

LGエレクトロニクスは韓国のソウルに本社を置き、創業から60年以上の歴史を持つ世界的な家電メーカー。韓国の電機業界ではサムスンに次ぐ大企業で、テレビ・スマホ・PC用モニターなどの映像機器や生活家電を取り扱っています。

また、LGエレクトロニクスは有機ELテレビでも有名ですが、有機ELパネルを自社で生産しているため、品質の高い製品をリーズナブルな価格で提供できるのが特徴。その高い技術力を生かして、2019年9月に世界初となる8K対応の有機ELテレビを発売したことでも知られています。

8Kテレビのおすすめモデル

シャープ(SHARP) 80型チューナー内蔵8K液晶テレビ AQUOS 8T-C80AX1

シャープ(SHARP) 80型チューナー内蔵8K液晶テレビ AQUOS 8T-C80AX1

8Kチューナーを内蔵した大画面80インチの8K液晶テレビです。本製品に左旋アンテナを接続することで新8K衛星放送の受信に対応。さらに、8Kアップコンバート機能によって、従来のフルHDや4Kの映像コンテンツも8K相当の高画質で楽しめます。

8K倍速表示に対応するのも特徴。約3300万画素の高解像度を維持したまま、秒間120枚の表示切り替えが可能なので、スポーツ観戦やアクション映画など動きの速い映像も残像感を少なく、滑らかに表示できます。

自然で聞き取りやすい立体音響も魅力。独自の傾斜構造を持つスピーカーユニットとダブルサブウーハーによって、テレビ前や上方向の音場再生エリアを拡大しているので、より臨場感のあるサウンドで映像の世界に没入できます。

シャープ(SHARP) 60型8K液晶テレビ AQUOS 8T-C60AW1

シャープ(SHARP) 60型8K液晶テレビ AQUOS 8T-C60AW1

コストパフォーマンスに優れた60インチの8K液晶テレビです。本製品は同ラインナップの「AX1」シリーズから8Kチューナーが省略された機種で、そのぶん安く購入できるのが特徴。新8K衛星放送を受信するには別途チューナーが必要となりますが、従来のフルHD・4Kコンテンツを8Kアップコンバートで楽しむなど、8Kテレビ購入の目的が新8K衛星放送ではない場合にはおすすめです。

画面サイズは60型で、チューナー以外の機能は「AX1」シリーズの60型モデルと共通。AI(人工知能)の技術が活用されているのも特徴で、「COCORO VISION」機能ではAIが視聴記録や録画傾向からユーザーの嗜好を学習し、ユーザーの好みに合った番組や気になる生活情報を提案してくれます。

シャープ(SHARP) 70型8K液晶テレビ AQUOS LC-70X500

シャープ(SHARP) 70型8K液晶テレビ AQUOS LC-70X500

70インチの大画面で楽しめるリーズナブルな価格の8Kテレビです。本製品は2017年12月にシャープが世界で初めて発売した家庭用の8Kテレビで、8Kチューナーは非搭載ですが、同社が現在発売している70型8Kテレビのなかでは、比較的安価に購入できます。

8Kアップコンバート機能を搭載しているのもポイント。地上デジタル放送やブルーレイソフトに収録した映画など、普段観ている映像コンテンツも8K相当の解像度に上げることでより迫力のある映像を体感できます。オーディオメーカー「オンキヨー」の監修による「2.1chスピーカーシステム」で臨場感のあるサウンドが楽しめるのも魅力です。

シャープ(SHARP) 70型チューナー内蔵8K液晶テレビ AQUOS 8T-C70BW1

シャープ(SHARP) 70型チューナー内蔵8K液晶テレビ AQUOS 8T-C70BW1

4K放送の裏番組録画が可能な70インチの8K液晶テレビです。8Kチューナーは非搭載ですが、BS4K・110度CS4Kチューナーを2基内蔵するのが特徴。「新8K衛星放送の前にまずは4K放送を存分に楽しみたい」という方にもおすすめです。

8K画像処理エンジン「Medalist Z1」を搭載しており、従来よりも映像処理の精度が向上。ネットコンテンツやブルーレイソフトの8Kアップコンバート再生時もより高精細で鮮明な映像美が楽しめます。

映像モード「8Kスポーツビュー」に対応しているのもポイント。倍速技術と動きのボヤケ低減効果のある黒挿入技術を採用することで、スポーツ観戦などの映像がより滑らかで見やすくなっています。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) 88型8K有機ELテレビ OLED88Z9PJA

LGエレクトロニクス(LG Electronics) 88型8K有機ELテレビ OLED88Z9PJA

世界最大88インチの大画面を持つ世界初となる8K対応の有機ELテレビです。本製品は1億3000万のサブピクセルが各有機ELパネルの発光量を正確に制御するのが特徴。暗部の階調も滑らかに再現するので、今までの液晶テレビでは表現しきれなかった色彩も鮮明に映し出せます。

有機ELテレビ専用エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor 8K」によって、フルHD・4Kコンテンツを鮮明な画質で8Kアップコンバートが可能。さらに、コンテンツに応じてAIが画質を自動で最適化するので、地上波デジタル放送やネット動画もより美しい映像で楽しめます。

通常の2chサウンドを8K映像に相応しい臨場感あふれるバーチャル5.1chサウンドに変換できるのもポイント。さらに、付属の「マジックリモコン」からはテレビの音声操作や音声アシスタントの呼び出しが利用できます。