数ある炊飯器のなかでも炊き上げの蒸気を抑えられる「蒸気レス炊飯器」。一般的な炊飯器から吹き出す蒸気は高温なので、特に小さな子供や年配の方などがいる家庭にはぴったりな製品です。
そこで今回は、蒸気レス炊飯器のおすすめモデルをご紹介。蒸気セーブや蒸気カットができる製品もピックアップしているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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蒸気レス・蒸気カット・蒸気セーブとは?
炊飯器のなかには、蒸気をカットする機能を搭載したモデルがあります。モデルによって、蒸気レス・蒸気カット・蒸気セーブなどと記載。ほとんど蒸気が出ないタイプから、なるべく蒸気が出ないように工夫をこらしたタイプまで、さまざまなモデルが販売されています。
蒸気を密封しカットする効果が期待できるのが、蒸気レスや蒸気カットと謳っている炊飯器。蒸気に触れにくい構造で、小さい子供がいる家庭などヤケドの危険を防ぎたい場合におすすめです。
蒸気セーブと謳うモデルは、炊飯時に若干蒸気が見える場合があるものの、炊飯中に出る蒸気を大幅に軽減できます。
蒸気レス炊飯器のメリット・デメリット
蒸気レス炊飯器のメリット
一般的な炊飯器は、蒸気が激しく吹き出すと上部にある棚などに湿気と熱が伝わってしまいます。変形や変色をする可能性があるため、ある程度の空間を確保しておくことが必要です。
一方、蒸気レス炊飯器は蒸気がほとんど出ず、狭い設置スペースでも周囲に影響を与えにくいのが魅力。小さな子供がいる家庭では、炊飯器の蒸気によるヤケドにも配慮できます。
蒸気レス炊飯器のデメリット
蒸気レス炊飯器は、使用するたびに蒸気を回収した水タンクや内ぶたを洗う必要があり、内部構造も複雑なため、お手入れに時間がかかってしまうのがデメリットです。
炊飯器のメンテナンスを怠ると本体内部の清潔さが保てないほか、ご飯の味や炊き上がり具合にも影響を及ぼすので、購入する際はお手入れの手間を考慮したうえで検討しましょう。
蒸気レス炊飯器のおすすめメーカー
三菱電機(MITSUBISHI)
三菱電機は東京都に本社を置く日本の会社です。冷蔵庫・電子レンジなどの家電のほか、エレベーターやエスカレーターといった大型装置も手掛けています。
三菱電機の蒸気レス炊飯器は、熱い蒸気に手が触れにくい構造になっているのが特徴。そのため、小さな子供がいる家庭でもヤケドの心配が少なく、安全に使用できます。
また、炊飯の際に出る蒸気が少ない分ニオイも気になりにくく、置き場所の自由度が広がるのも魅力です。
日立(HITACHI)
日立は100年以上続く日本の会社です。創業以来、日本社会の発展と人々の暮らしの向上を支え続けてきました。
日立の蒸気レス炊飯器は、炊き上がりのおいしさにこだわっているのが特徴。京都の老舗米店の技を再現したモデルや多彩な炊飯コースを持つモノなど、お米本来のおいしさが感じられる仕上がりを楽しめるのが魅力です。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
ガラスマホービンで有名な象印マホービン。現在でもガラスマホービンを作り続けているほか、オーブンレンジホットプレートなど人々の暮らしに寄り添う製品を製造しています。
象印マホービンの蒸気レス炊飯器は、好みに合わせた炊き分けを実現できる「わが家炊き」メニューを搭載しているのが特徴。銘柄や家族の好みにぴったりな炊き方を設定できるので、お米の炊き方にこだわりがある方におすすめです。
蒸気レス炊飯器のおすすめモデル
三菱電機(MITSUBISHI) 蒸気レスIH炊飯器 NJ-XSC10J
蒸気もうまみも逃さずふっくら炊き上げる、5.5合炊きの蒸気レス炊飯器です。うまみと蒸気をカートリッジで分離する「水冷式蒸気回収システム」を搭載。うまみはご飯に戻して蒸気のみを水に戻す仕組みなので、お米本来の香りや風味を楽しめます。
熱い蒸気に触れにくい蒸気レス構造で、小さな子供がいる家庭でも安心。さらに、ニオイも気にならないため、置き場所の自由度が広がります。
5層構造の金属釜に備長炭コートを施すことで、大火力を実現。炭の力でご飯をふっくら炊き上げます。 圧力をかけずに炊いたご飯は表面が保水膜で覆われ、うまみを閉じ込めます。冷めてもおいしいご飯を味わえます。
季節によって変化するお米の水分に合わせて炊き分ける季節炊きモードや、玄米などの健康米に対応したモードで、おいしく炊けるのもポイントです。
日立(HITACHI) 圧力&スチームIH炊飯器 ふっくら御膳 RZ-W100GM
炊飯中の蒸気がほとんど出ない、蒸気カットタイプの炊飯器です。置き場所に困ることなく設置可能。暮らしに調和するシンプルなデザインで、拭き取りやすい天面を採用しているのも特徴です。
京都にある老舗米店の「米炊き職人」の技を炊飯器の技術で再現しているのが魅力。メーカー独自の炊飯方式「圧騰甘み炊き」により、土鍋釜の炊き上がりのような粒立ちを実現し、ご飯の甘みを引き出します。
スマホとつなげて炊き上がりを好みにカスタマイズできる「わがや流」コースを搭載。アプリでご飯を評価すると、次回はより好みの炊き上がりに近くなります。家族の好みを探したり、銘柄が変わったときに調整したりすることで、いつものご飯をよりおいしく楽しめるのもポイントです。
日立(HITACHI) 圧力&スチームIH炊飯器 ふっくら御膳 RZ-V100GM
最高1.3気圧の圧力で炊飯する5.5合炊きの炊飯器です。炊飯中の蒸気がほとんど出ない蒸気カットタイプ。結露する心配が少なく、スライド式の棚にも置けて便利です。
京都にある老舗米店の「米炊き職人」の技を炊飯器の技術で再現しているのが魅力。メーカー独自の炊飯方式「圧騰甘み炊き」により、土鍋釜の炊き上がりのような粒立ちで、ご飯の甘みを引き出します。
本体側に蓄熱性を持たせた「全周断熱構造」を採用。また、内釜の重さは約790gと軽量化を実現しているため、持ち運びやお手入れは簡単です。カーボンフッ素加工が施されているので、そのまま洗米もできます。
冷凍したご飯をおいしくできる「冷凍用コース」を搭載。レンジであたためても、パサつきを抑えたふっくらとしたご飯を食べられるのがポイントです。
日立(HITACHI) 圧力&スチームIH炊飯器 RZ-G10EM
圧力を最高1.2気圧まで高められる圧力IH式の炊飯器です。IH発熱効率に優れた「黒厚鉄釜」を採用しており、強力な火力で炊き上げるのが特徴。底面IHヒーターに加えて、側面ヒーターとフタヒーターを使用することで、ふっくらと炊き上げます。
多彩な炊飯コースがあり、炊飯コースで「少量」を選択すれば0.5~2合の少ない量でも、火力をコントロールしておいしく炊き上げられるのがポイント。好みや用途に合わせて選べる「極上」コースでは、お米の食感をしゃっきり・ふつう・もちもちの3段階から選択できます。
内窯の外側にカーボンフッ素加工を施し、ご飯のこびりつきを予防。また、蒸気の量を抑える蒸気セーブ機能が備わり、湿気や結露を気にせず使えます。温泉卵やケーキも作れる、幅広い料理が楽しめる製品です。
日立(HITACHI) 圧力&スチームIH炊飯器 RZ-X100DM
炊飯中に出る蒸気の量を抑えられる蒸気セーブ機能を搭載した、5.5合炊きの炊飯器です。圧力をかけながら高温をキープし炊き上げるのが特徴。IH発熱効率が高い鉄を採用した「黒厚鉄釜」により、ふっくらとしたご飯を味わえます。
1~2人分のお米を「少量ボタン」で炊飯できるのもポイント。お米の量に合わせて加熱をコントロールすることにより、0.5~2合の炊飯が可能です。
極上しゃっきり・極上ふつう・極上もちもちの3モードから選べる「極上」コースを備えているのも魅力。多彩な炊飯コースで、炊込み・おかゆ・おこわなど白米以外を炊飯したい場合に便利です。炊飯のほか、温泉卵やケーキも手軽に楽しめます。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-MB07
コンパクトサイズにもかかわらず、たっぷり4合炊ける圧力IHタイプの炊飯ジャーです。蒸らす前に1.3気圧の高い圧力をかけ、水のなかに溶けだした甘み成分をお米に染み込ませる「炊き上げ圧力」を採用。一定の圧力と蒸らすときの高い圧力を使い分けるのが特徴です。
発熱効率を高めた「鉄器コート黒まる厚窯」で、釜全体に熱を伝えて炊きムラを予防。銘柄や家族の好みに合わせて49通りから選べる「わが家炊き」メニューで、各家庭の好みの味に炊き上げます。
蒸気セーブ効果があり、設置場所の結露の心配が少ないのもポイント。凹凸の少ないフラットな構造なので、毎日のお手入れを簡単に済ませたい方におすすめです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FB10
3DローテーションIHで、縦横無尽にお米を舞い上げる「炎舞炊き」を備えた、蒸気セーブタイプの5.5合炊き炊飯器です。6つの底IHヒーターを備えています。部分的な集中加熱を繰り返すことで、激しく複雑な対流を生み出すのが特徴。釜の中心部までかき混ぜるのでご飯の甘みが際立ち、一粒一粒までふっくらと炊き上がるのが魅力です。
最大121通りの食感を調節する「わが家炊き」メニューを搭載。前回食べたご飯のかたさや粘りの感想を入力することで、好みに合った炊き分けができます。
さらに、お米の食感を炊き分ける「炊き分けセレクト」も採用。15通りの食感から献立や家族の好みに合わせて炊き上げます。栄養価の高い雑穀米や玄米などを炊飯できるのもポイントです。
ご飯のパサつきを抑えながら40時間保温できる「極め保温」を内蔵。底センサーが適切に温度をコントロールし、水分の蒸発を防ぐのもメリットです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-PV10
圧力をかけて炊くことでお米のうまみを引き出す、蒸気セーブタイプの炊飯器です。集中加熱を活かす内釜「豪炎かまど釜」を使用。釜のふち部分を厚くしており、「炎舞炊き」の熱が外に逃げるのを抑えるのが特徴です。大火力の熱を効率よくお米に伝えます。
好みの食感を簡単操作で炊き分ける「炊き分け圧力」を搭載。圧力の強さと時間を調整し、しゃっきりからもちもちまで炊き分けられます。さらに、すぐにご飯が炊ける「白米急速メニュー」も採用。圧力センサーがきめ細かく圧力を調整することで、白米0.5〜5.5合を約26〜35分で炊き上げます。
汚れを拭き取りやすいよう、トップパネルは凹凸が少なく、フレームと庫内はフラットに設計。本体は内ぶたと内釜の2点を外して洗うだけなので、お手入れは簡単です。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-US07
お米を舞い上げながら炊飯する「炎舞炊き」に対応した炊飯器です。メーカー独自の「4つの底IHヒーター」を搭載。激しく複雑な対流を生み出すのが特徴です。炊きムラが少ないうえ、お米の甘み成分を引き出し、大粒でふっくらとした粒感を楽しめます。
IHと相性がよく発熱効率と蓄熱性が高い鉄を用いた「豪炎かまど釜」を使用。内面には「うまみプラス」プラチナコートを施しており、お米の甘み成分とうまみ成分を引き出します。
蒸気の発生を約80%カットすると謳う「蒸気セーブメニュー」を採用。蒸気量をセーブすることで、レンジ台などの結露を防ぎます。消費電力を抑えて炊飯する「エコ炊飯メニュー」を備えているのも魅力です。
一人暮らしにもぴったりな4合炊きのコンパクトモデルなので、これから新しい生活をスタートする方はチェックしてみてください。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 極め炊き NW-CB10
「豪熱大火力」を搭載した、蒸気セーブタイプの炊飯器です。大火力により激しい対流を起こすことでお米の甘みを引き出し、芯までふっくらとしたご飯を炊き上げます。「炊き上げ圧力」で水中に溶け出した甘み成分をお米に染み込ませるのが特徴です。
食べやすくおいしく炊ける「雑穀米炊き分け3コース」を採用。食物繊維が多く含まれている雑穀米を3通りの食感に炊き分けられるのがポイントです。食感が苦手な方も雑穀米を手軽に楽しめます。
衛生面に配慮し、抗菌効果のある銀イオンを配合した「立つしゃもじ」が付属。外ぶたの押すプッシュボタンも抗菌加工されています。暮らしになじむスタイリッシュかつコンパクトなデザインで、置き場所を選ばないのも魅力です。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 極め炊き NW-JZ10
お米に甘みを染み込ませる「炊き上げ圧力」を備えた、蒸気セーブタイプの炊飯器です。1.3気圧の高い圧力をかけ、お米に水分を閉じ込めることで、レンジで解凍してもふっくらおいしいご飯が食べられるのが魅力です。
最大81通りの「わが家炊き」メニューを採用。前回食べたご飯のかたさや粘りの感想を入力するだけで、炊くたびに好みの味に炊き分けます。おいしく炊ける「無洗米」メニューも内蔵。水を加えるだけで炊飯できる専用の炊き方で、ご飯の甘みを引き出します。
ご飯のパサつきを抑えながら40時間おいしく保温できる「極め保温」を搭載。底センサーが適切に温度をコントロールし、水分の蒸発を防げるのも特徴です。また、毎回洗うのは内ぶたと内釜の2点だけなので、お手入れは簡単です。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FC10
縦横無尽にお米を舞い上げて炊飯する、おすすめの蒸気セーブタイプの炊飯器です。
底IHヒーターの過熱範囲を6つのブロックに分け、2つのコイルを対角線上で同時に加熱するのが特徴。縦方向だけでなく、横方向にも激しい対流を引き起こすことで、釜の中心部までしっかりとかき混ぜます。
ふた・底・蒸気に3つのセンサーが付いているため釜内の温度を正確に検知でき、ふきこぼれるギリギリの大火力で炊き続けられるのもポイント。お米の一粒一粒までふっくらと炊き上がります。
銘柄や季節に関係なく好みの炊き方を選べる「わが家炊き」メニューを搭載。121通りから好みに応じて選べるので、お米の炊き方にこだわりがある方におすすめです。蒸気の発生を少なく抑えられるタイプで、置き場所に困りません。
蒸気レス炊飯器の選び方
蒸気が出る量をチェック
蒸気レス炊飯器には、蒸気レス・蒸気セーブ・蒸気カットなど複数のタイプがあるため、購入する際は混同しないように注意する必要があります。
蒸気セーブや蒸気カットの炊飯器は、あくまで通常の炊飯器よりも蒸気量が少ないモノなので、多少の蒸気は放出されます。製品によってはモード選択で蒸気を抑えられるため、比較する際は機能として備わっているかを確認しておきましょう。
お手入れのしやすさをチェック
蒸気レス炊飯器は、通常の炊飯器よりも内部構造が複雑なので、お手入れにやや時間がかかるというデメリットがあります。
炊飯器のメンテナンスは、衛生面以外にご飯の炊き上がりにも影響するため重要なチェックポイントです。本体の重さや取り外せる部品の種類、水洗いできるかどうかなど、お手入れのしやすさを確認しておきましょう。
炊飯量をチェック
蒸気レス炊飯器はサイズや容量もさまざま。一度に10合炊ける大容量タイプから、少人数用のタイプまであります。家庭の人数に合わせた炊飯量の製品を選ぶようにしましょう。
蒸気レスな分、通常の炊飯器よりも設置場所に余裕が生まれます。大家族の場合、通常のタイプよりも炊飯量が多い製品を選べるのも蒸気レス炊飯器ならではのメリットです。
IHか圧力IHかどうかをチェック
IH炊飯器は、内釜全体を発熱させて炊き上げる炊飯器。お米にムラなく熱を伝えられるので、粒が立ったふっくらとしたご飯が炊き上がります。圧力IHは、IH炊飯器に圧力機構が追加された炊飯器。圧力をかけて水の沸点まで一気に温度を上昇させ、お米のうまみを閉じ込めて炊き上げます。圧力によって短時間で炊けるのもメリットです。
IHと圧力IHはご飯の炊き上がりに違いがあるため、好みに合わせて選ぶのがおすすめ。基本的にはIHのほうが安価で購入できます。ハイエンドモデルと呼ばれる炊飯器のほとんどは圧力IHなので、多少予算を奮発してでもおいしいご飯を炊きたいかどうかを考えましょう。
価格で選ぶ
炊飯器には価格が標準的なモノから高級なモノまで、さまざまな種類があります。高級モデルには内釜に南部鉄器を採用していたり、お米によって炊き分ける機能が備わっていたりと、お米のポテンシャルを十分に引き出す機能が搭載されているのが魅力です。
なお、蒸気レス炊飯器の製品自体は少ないものの、蒸気カットや蒸気セーブのモデルはラインナップが豊富で、価格も比較的リーズナブルです。選ぶ際は予算との兼ね合いを考慮して判断してみてください。
炊飯器から立ち上がる蒸気は高温のためヤケドの恐れがあります。蒸気をカットする蒸気レス炊飯器であれば、ヤケドの心配を軽減でき、炊飯器の置き場所にも困りません。蒸気をカットするだけでなく、煮込み料理が作れたり好みのご飯を炊けたりする製品も展開されているので、ぜひチェックしてみてください。