冷えやすい足元をあたためられる「フットヒーター」。ホットカーペットタイプやパネルタイプ、足入れタイプなど、さまざまな製品が存在します。種類ごとに機能性や使いやすさが異なるので、あらかじめ用途を明確にしておきましょう。
今回は、フットヒーターのおすすめアイテムをご紹介。フットヒーターのメリットやデメリット、選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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フットヒーターのメリット
フットヒーターは、冷えやすい足元を集中的にあたためられるのがメリットです。コンパクトサイズの製品は、デスクの下にも設置できます。デスクワークや勉強するときにもおすすめです。
空気の性質上、あたたかい空気は部屋の上部に溜まりやすいのが特徴。そのため、エアコンやストーブなどの暖房器具を使う場合、暖房をつけていても足元があたたまりにくい場合があります。
足元を集中的にあたためるフットヒーターを活用することで、寒さが厳しい日でも足元に温もりを届けられるのが魅力です。冷え性対策にも活躍します。
フットヒーターは、ホットカーペットタイプ・パネルタイプ・足入れタイプなど、種類が豊富。1人用だけでなく、複数人で使える製品も存在します。
フットヒーターのデメリット
フットヒーターは、足元をピンポイントであたためる機能に特化しているため、部屋全体をあたためるのには適していません。エアコンやストーブとは異なり、本体から離れるとあたたかさを感じにくいのがデメリットです。室温を上げたいときは、エアコンやストーブを使いましょう。
フットヒーターのなかには、速暖性に優れた製品もあります。すぐに暖をとりたい方には、ハロゲンなどを用いた製品がおすすめです。
フットヒーターのおすすめメーカー
メトロ電気工業
メトロ電気工業は、1913年に白熱電球の製造を目的に、アメリカの技術者3名で創業したメーカーです。商標「メトロ」には「万物の核心」の意味が込められており、全国からの募集で決められました。
メトロ電気工業は、「メトロゼロカーボン2030宣言」を表明するなど、地球環境保全の取り組みに力を入れています。
メトロ電気工業のフットヒーターは、安全性に配慮しているのが特徴。本体には温度ヒューズ機能とサーモスタット、電源コードには電流ヒューズを搭載しています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、生活用品の企画や製造・販売を手がけているメーカーです。2000年代から、キッチン家電や季節家電などの家電事業にも力を入れています。
アイリスオーヤマの強みは「グローバル業態メーカーベンダーシステム」です。メーカーと問屋の機能を併せ持ち、さまざまな素材の製品を世界各地で生産しています。生活者のニーズに対応したアイテムをスピーディーに製造できるのが魅力です。
アイリスオーヤマのフットヒーターは、コストパフォーマンスに優れているのが特徴。多機能ながらリーズナブルな価格を実現しています。安さを重視している方にもおすすめです。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは、家庭用電化製品や住宅設備、オフィス向けの製品を扱っているメーカーです。エアコン・洗濯機といった白物家電をはじめ、照明器具や配線器具などの分野も手がけています。
パナソニックのフットヒーターは、機能性と使いやすさを兼ね備えているのが特徴。電源コードが約3mの製品は、コンセントから離れた場所でも使用できます。また、ヒーターユニットを外すことで、カバーの丸洗いが可能。汚れやニオイが付着しても洗って清潔に保てます。
フットヒーターのおすすめ
メトロ電気工業 木枠フットヒーター MFH-321ET
ハロゲンヒーターを採用した木枠のフットヒーター。天然木を使用しており、自然な風合いを感じられるのがポイントです。
近赤外線を用いたオレンジ色の光が特徴で、立ち上がりの早さがメリット。スピーディーにあたためられるモデルを選びたい方にもおすすめです。また、電子コントローラーが付いているのも魅力。手元でフットヒーターを操作できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ホットマット 40×40 温度調節2段階 HCM-40S-T
足元をじんわりとあたためられるホットカーペットタイプの製品です。短い毛足の起毛素材を使用しており、なめらかな肌触りが魅力。サイズは40×40cmと、デスクの下に敷いて使いやすいサイズです。
温度は弱と強の2段階で調節できます。室温や好みにあわせて温度を変えられるのがメリットです。消費電力は30Wで、強モードにした場合の1時間の電気代は約0.5円。節電しながら使用できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 遠赤外線パネルヒーター マイカパネル IRF-MH01
両面マイカパネルを使用しているフットヒーター。輻射熱によって、火や温風を使わずにじんわりとあたたかくなるのが特徴です。本体が転倒したときや傾いたときは運転を停止するため、安心して使えます。
両面から遠赤外線を放出することで、効率的にあたためられるのがメリット。ダイニングテーブルの下に入れると、左右どちらに座ってもあたたかさを感じられます。
約5~40℃まで温度調節ができるのも魅力。ヒーターは400W・600W・1000Wの3段階で出力を切り替えられます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ぐるポカ パネルヒーター APH-R12A-T
足元を囲むように設置するフットヒーター。マグネットで簡単に開閉できて、開ける・閉じる・包み込むの3通りの使い方が可能。好みや場所に応じて使い分けられ便利です。
パネルの高さは約32cmで、デスクだけでなくローテーブルの下に入れても使えるのが魅力。リビングやダイニングなど、さまざまな場所で使用できます。音がしない仕様で、オフィスでも使いやすいのがメリットです。
不使用時はコンパクトに丸めて保管できます。面ファスナーテープが付いているため、丸めた状態で固定して省スペースで収納可能。重量は約860gと軽く、持ち運びやすいのもポイントです。
パナソニック(Panasonic) マルチウォーマー DF-SAC30-T
中央に足を入れて使えるフットヒーター。カバーの生地にはマイクロファイバーを使用しており、ふんわりとした手触りがポイントです。カバーは洗濯機で洗えるため、汚れても簡単にお手入れできます。
1時間の電気代は約0.3円とリーズナブルなのも魅力。節電しながら使える暖房器具を探している方にもおすすめです。
フットヒーターとしてだけでなく、椅子に置いてお尻や腰に当てて使うことも可能。コードは3mと長めで、椅子に座りながら手元で操作できます。
パナソニック(Panasonic) デスクヒーター DC-PKD4
使わないときは折りたためる、パネルタイプのフットヒーター。省スペースで保管できる製品を選びたい方にぴったりです。軽量で、部屋を移動して使いたいときにも適しています。
足元に置くだけで簡単にあたためられるのがメリット。また、直接足に触れないため、オフィスなどでも靴を履いたまま使用できます。
床に座っているときは、背中をあたためられるのが魅力。ローテーブルで作業をするときに使えるモデルを探している方にもおすすめです。
温度調節機能を搭載しており、弱と強の2段階で設定できます。サーモスタット機能が備わり、安心して使えるのもポイントです。
シロカ(siroca) 足元ヒーター まめポカ SH-T132
コンパクトサイズで、幅広い場所に置きやすいフットヒーター。デスクの下やトイレ、脱衣所など、寒さが気になるシーンで重宝します。
人感センサーを搭載しているのが特徴。人の動きを感知して、自動で電源のオンとオフを切り替えます。電源の消し忘れを防止でき、無駄な消費電力をおさえられるのがメリットです。
活性炭フィルターが付いており、ニオイを吸着するので消臭効果が期待できます。本体には抗菌加工が施され、衛生的に使えるのも魅力です。
大きな振動があったときや転倒した場合、自動的に電源がオフになるのも便利なポイント。安心して使える機能を備えたフットヒーターを選びたい方にもぴったりです。
山善(YAMAZEN) パネルヒーター YPPS-1551
4面すべてにヒーターを搭載しているフットヒーター。底面から足を囲うような形状なので、足全体をあたためられるモデルを探している方にぴったりです。ひざ掛けが付属しており、上から冷気が入り込むのを防げます。
使わないとき、コンパクトに折りたためるのもメリット。家具の隙間などに収納できるため、便利です。
コードの長さが2mと、長めに設計されているのもポイント。コンセントの場所から離れていても使いやすいのが魅力です。
山善(YAMAZEN) あしもとあったか 石英管ヒーター DS-F041
石英管ヒーターを採用した製品です。コンパクト設計で、脱衣所やソファの近くなど足元をあたためたいときに便利。デスク下にも置けるため、デスクワーク中の暖房器具としても活躍します。
簡単にオンとオフが切り替えられる、シンプルなデザインの電源ボタンを側面に配置。また、本体が倒れると自動で電源が切れるので、万が一ぶつかっても安心です。
トップランド(TOP LAND) コンパクトパネルヒーター SP-PH23
オフィスで使いやすい製品を探している方におすすめのフットヒーター。マグネットが付属し、デスクなどのスチール面に取り付けられます。
収納式のスタンドが付いており、床に置いて使えるのもメリット。約15~45°までパネルの角度を変えられます。上部にハンドルがあるので、持ち運びは簡単です。
温度は弱・中・強と3段階に調節でき、室温などに応じて使いやすいのが魅力。また、約8時間経過すると自動で電源がオフになるため、スイッチの切り忘れを防止できます。
テクノス(TEKNOS) テーブルヒーター 脚・カバー付 DH-450
机の下に設置できるカーボンタイプの製品。マグネットで取り付けられるだけでなく、両面テープで専用金具を付けて木製のテーブルなどにも設置できます。フリース素材の専用カバーがあり、こたつのように使えるのも魅力です。
脚が付属しており、スタンド式のパネルヒーターとしても使用可能。多目的に使えるフットヒーターを選びたい方にもおすすめです。
人感センサーを搭載しているのもポイント。人の動きにあわせて運転するので、電気代をおさえながら使える製品を探している方にもぴったりです。
テクノス(TEKNOS) 2WAY マルチクッション EC-M311
足温器とホットクッションの2Wayで使える製品。足を入れられるだけでなく、椅子の上に置くとお尻や太ももをあたためられます。
温度調節ができるため、心地よいあたたかさで使用可能。温度を手元で変えられるのも便利なポイントです。
シンプルなデザインで、場所を問わず使えるのが魅力。オフィスでも使いやすいフットヒーターを探している方にもぴったりです。
ドウシシャ(DOSHISHA) リモコン付パーソナルセラミックヒーター CHY-063
レトロなデザインがかわいいフットヒーターです。カラーバリエーションはモカとブラックの2色。どちらも落ち着いた色味なので、家だけでなくオフィスでも気軽に使えます。
リモコンが付属し、足元に置いても楽に操作できるのがポイント。強と弱の2段階で調節できるだけでなく、送風機能も付いているため、シーンに応じて使い分けが可能です。
1時間・2時間・4時間のタイマー機能を搭載。切り忘れを防止できるほか、電気代をおさえられます。また、ヒューズ機能やサーモスタットなど、安心して使える機能が充実しているのも魅力です。
ゼンケン(ZENKEN) 遠赤外線足元ヒーター スポットウォームS RH-153
遠赤外線を放射する特殊ヒーターパネルを搭載しているフットヒーター。静音性に優れているうえニオイも出ないため、オフィスなどでも気軽に使用できます。
厚みは約3cmと薄型で、場所を問わず使いやすいのがポイント。デスクの下に入れて足元をあたためられます。マグネットとスタンドの2Way仕様で、場所にあわせて使い分けられるのが便利なポイントです。
サンコー(THANKO) どこでも床暖スリッパ SRPP24S
コードレスで使えて便利な、スリッパタイプのフットヒーター。温度を3段階で調節でき、室温に応じて設定を変えられます。
電源接続方法は、モバイルバッテリーとUSB給電の2種類。動いているときも足元をあたためられます。モバイルバッテリーを収納するポケットが付いており、動きやすいのも魅力です。
かかと部分にはゴムが入っているので脱げにくく、かかとを踏んだ状態でも使用可能。裏面には滑り止めが備わり、安心して使えるのもポイントです。
フットヒーターの選び方
使う場所にあった種類をチェック
ホットカーペットタイプ
ホットカーペットタイプは、カーペットのように床に敷いて使うフットヒーターです。ヒーターのあたたかさだけでなく、カーペット素材の温もりも感じられます。足裏やお尻をあたためたいときにおすすめです。
1人向けから複数人向けまで、さまざまな製品が展開されています。ホットカーペットタイプを選ぶときは、大きさを表す畳数をチェックしておきましょう。畳数が大きいほど、複数人で暖をとれます。カーペットのサイズが大きすぎると敷けなくなるため、あらかじめ設置場所の広さを確認しておくことも大切です。
ホットカーペットタイプのなかには、温度調節機能を搭載した製品もあります。操作部のつまみを切り替えるだけなので、使いやすさは良好です。過ごしやすさにあわせて温度を調節できます。
「ダニ退治機能」を備えた製品は、カーペット表面を高温にすることでダニの活動をおさえられるのがポイントです。
パネルタイプ
パネルタイプは、薄いパネル型のフットヒーターです。薄型かつコンパクトサイズで、机の下などに設置しやすいのが特徴。靴を履いたままでも使えるため、デスクワークや勉強をするときにもおすすめです。パネルタイプのフットヒーターは小型なので、気軽に持ち運べます。デスク周りだけでなく、脱衣所やキッチンなどでも使用可能です。
パネルを開くことで、足元を囲い込みながらあたためられます。折りたたみ式のため、使わないときは棚や家具の隙間などに収納可能です。
パネルタイプは、スタンドを使って床に置いたり、マグネットを用いて貼り付けたりできます。マグネットが付属した製品は、スチール製の机に貼り付けられるのが魅力。足元だけでなく、膝下にもあたたかさを届けられます。
足入れタイプ
足入れタイプとは、足首まで覆うタイプのフットヒーターです。フットウォーマーや足温器とも呼ばれており、多彩なデザインがあります。足を入れることで、足の甲や足裏をあたためられるのが特徴です。マイクロファイバーを採用した製品は、ヒーターのあたたかさだけでなく、素材の温もりも感じられます。
椅子の背もたれに置くと、腰をあたためられるのもポイント。フットヒーター・あんか・クッションなど、さまざまな用途で活用できる製品も存在します。
足入れタイプを選ぶときは、お手入れのしやすさをチェックしておきましょう。洗濯できる製品は、汚れやニオイが付着しても清潔な状態を保てます。
発熱体の種類で選ぶ
石英管タイプ
石英管とは、電熱線の外管に石英ガラスを使用したフットヒーターです。遠赤外線のはたらきでじんわりと温もりを届けるのが特徴。熱伝導率が高く、少ない消費電力でもあたためられます。
水に濡れても割れたり漏電したりしないので、耐久性を重視している方にもおすすめです。ただし、衝撃には弱く割れやすいため、設置場所や取り扱いには注意。また、石英管タイプは、電源を入れてからあたたまるまでに時間がかかります。
ハロゲンタイプ
ハロゲンタイプとは、ハロゲンランプから放射される赤外線輻射熱を利用するフットヒーターです。ハロゲンタイプは石英管タイプと比べて、速暖性に優れているのが特徴。スイッチを入れてからすぐにあたたかさを実感できます。
ハロゲンタイプは熱源が高温になるので、触れてしまうと火傷する可能性があります。小さい子どもやペットがいる方は、設置場所と使うタイミングに気を付けましょう。また、ほかの発熱体と比べて消費電力が大きく、電気代はかかる傾向があります。
カーボンタイプ
カーボンタイプとは、炭素繊維に電気を流してあたためるフットヒーターです。広範囲にあたたかさを届けるよりも、スポット暖房としての役割に特化しているため、フットヒーターとして活用できます。遠赤外線を放射する仕様で、じんわりとあたたかさを実感しやすいのが特徴です。
カーボンヒーターはハロゲンヒーターと比べて消費電力をおさえられます。できるだけ電気代を安くしたい方にもおすすめです。また、リーズナブルな価格の製品が多く、比較的導入しやすいといわれています。「首振り機能」を搭載した製品は、本体を動かさずに左右に温もりを届けられるのがポイントです。
その他のタイプ
フットヒーターのなかには、メーカー独自の発熱体を使用した製品も存在します。たとえば、マイカ(雲母)を採用したモノなどが挙げられます。マイカは、電気絶縁性や耐熱性、蓄熱性に優れているのがポイントです。
発熱体の特徴を踏まえたうえで、自分にあったモノを選んでみてください。
1人用か複数用かで選ぶ
フットヒーターは、1人用から複数人用まで、ラインナップが豊富です。フットヒーターを導入するときは、使用人数に適した製品を選びましょう。1人で使用するなら、パネルタイプや足入れタイプがぴったり。複数人で暖をとりたい場合は、本体サイズが大きい製品や、首振り機能を搭載した製品がおすすめです。
複数人用のホットカーペットは一度に複数人で暖をとれるものの、本体サイズが大きいと、テーブルや椅子などの家具と重なってしまう場合があります。複数人用のホットカーペットを選ぶときは、あらかじめ設置スペースやコンセントの位置を確認してみてください。
リビングなどに設置する場合は、フットヒーターのデザイン性をチェックしておくことも大切です。シンプルかつ落ち着きのあるデザインを採用した製品は、周囲のインテリアと馴染みやすく、違和感をおさえられます。
電源コードの長さをチェック
フットヒーターは、一般的に電源コードをコンセントに接続して使用します。製品ごとに電源コードの長さは異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
コンセントから近い位置なら、1mほどの長さがあれば快適に使えます。電源コードが長すぎると、絡まったり体に引っかかって抜けたりする場合があるため注意しましょう。コンセントから離れた場所で使用する場合は、1.5m以上あると便利です。
フットヒーターのなかには、電源コードの収納スペースを設けている製品も存在します。収納するときにかさばらないのがポイントです。
安全機能をチェック
サーモスタット機能
サーモスタット機能とは、加温や冷却を制御しながら温度を一定に保つための装置です。加温や冷却機能はなく、センサーにより温度を測定して制御します。
サーモスタット機能は、温度調節をおこなえる製品に備わっているのが特徴。弱モードや強モードがあるだけでなく、無段階で温度を調節できる製品も存在します。
温度調節機能を活用することで、室温や過ごしやすさにあわせて運転モードを切り替えられるのが魅力です。温度調節機能は、一般的にダイヤル操作を採用しているので、誰でも直感的に使いこなせます。
なお、サーモスタット機能があるからといって、電源を入れっぱなしにするのは危険。少しの時間の外出でも電源は切りましょう。
人感センサー機能
人感センサーとは、人の動きを検知して電源をコントロールする機能です。人を検知すると自動で電源が入り、不在だと電源を切ります。主に遠赤外線ヒーターに採用されているのが特徴です。
本体に近付くだけで足元をあたためられるため、わざわざ手動で電源を操作する必要はありません。使いやすさを重視している方には、人感センサーを搭載した製品がおすすめです。
余計な消費電力の発生をおさえられるのもメリット。電気代を節約したい方もチェックしてみてください。
ヒューズ機能
ヒューズ機能とは、機器の回路ショートや回路部品の故障の原因となる発熱を感知する機能です。ヒューズ機能は「過熱保護」としてはたらきます。異常な温度を感知すると自動的に回路を遮断して電源を切るのが特徴です。
ヒューズ機能は「最後の砦」とも呼ばれています。ヒューズ機能が作動すると、自動で復帰はしません。作動した際は、温度ヒューズの交換が必要です。
タイマー機能
タイマー機能とは、一定時間が経過すると自動的に電源を切る機能です。電源を入れてから数時間が経過すると自動的に電源が切れるため、電源の切り忘れを防げます。タイマー機能は、2時間・4時間・5時間など、製品ごとに設定時間が異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
タイマー機能があれば、足元をあたためすぎることがないため、就寝時にも活用できます。また、電源のつけっぱなしによる余計な電気代が発生することもありません。省エネ性能を重視している方にもおすすめです。
電気代が気になるなら消費電力をチェック
日々の電気代が気になる方は、消費電力を要チェック。フットヒーターは製品ごとに消費電力が異なります。製品の消費電力から電気代の目安を算出したいときは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める「1kWh単価31円」を参考にするのがおすすめです。
算出する際は「電気代=1時間あたりの消費電力(kWh)×電力料金単価(円/kWh)×使用時間(h)」を使用します。たとえば、消費電力500Wのフットヒーターを1時間使用した場合の電気代は約15.5円です。
電気代は消費電力だけでなく、1日の使用時間によっても異なります。ランニングコストをおさえたい方は、使いすぎに注意しましょう。
冷えやすい足元に温もりを届けられるフットヒーター。リビングやトイレなど、さまざまな場所で使いたいときは、コンパクトかつ軽量の製品がおすすめです。安全性に配慮した製品が欲しい方は、サーモスタット機能やヒューズ機能の有無をチェックしましょう。ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。