パソコン周辺機器のイメージが強いエレコム。イヤホンを販売しているのが、意外だと思う方もいるのではないでしょうか? しかし、エレコムはここ数年、本格的なオーディオ向けの高性能イヤホンを次々と発売しています。
また、音質だけでなく国内メーカーでは最強ともいわれるコスパの高さもポイント。今や、お買い得で音のいいイヤホンといえばエレコムなんです。今回は、そんなエレコムのおすすめイヤホンの数々をご紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。エレコム(ELECOM)とは
エレコムは日本の大手パソコン周辺機器メーカー。以前からパソコン周辺機器としてのイヤホン、ヘッドホンを数多く販売してきました。どちらかというと、実用本位で価格の安さを訴求するような製品展開でした。
音楽鑑賞用としては価格の割には充実している印象でしたが、それ以上の存在ともいい難いものだったのです。ところが、この2、3年、エレコムは本格的なオーディオ用の音楽鑑賞向けイヤホン、ヘッドホンを多数発売し始めました。
オーディオ面でのブランドバリューがない分、市場では不利かと思われました。ところが、価格を超えた性能、音質によって、あっという間に人気ブランドになりました。
エレコムのイヤホンの特徴はハイコスパ
エレコムのイヤホンの大きな特徴は、性能、価格の割に実売価格が安いこと。つまりハイコスパです。その象徴が2014年のEHP-CH1000S。当時、ハイレゾ対応イヤホンというと安くても7,000円程度していたところに、一気に5,000円以内で登場。
しかも、安いだけでなく高級感のあるデザインと素直な高音質で一躍エレコムの名を高めました。その後も、より高級なイヤホンを次々と発売。いずれも音質、コスパの両面で高い評価を受けています。
エレコムのイヤホンには「意外にいい音エレコム。」というキャッチフレーズがあります。オーディオブランドとしての印象の薄さを逆手に取った、見事なキャッチフレーズです。そして、エレコムの「いい音」は、本当にいい音なんですよ。
音質的特徴
エレコムのイヤホンの音質的特徴は、色付けの少ない自然な音と、ハイレゾの情報量も生かせるオーディオ的ワイドレンジとフラットネスを兼ね備えていることです。
特に自然さと情報量の両立は、国内老舗大手メーカーと同等以上。ブランドイメージがない分、演出を排除した音作りに集中できたためでしょう。その反面、メリハリに乏しく、穏やかで優等生的に聴こえる場合もあります。
しかし、音楽をありのままに聴きたい方にとっては、得手不得手の少ない万能型の音作りをしてくれるメーカーとしておすすめです。しかも価格の割に安い! 重ねて強調したい利点です。
スマホ用装備も充実
エレコムはパソコン周辺機器での経験を生かして、スマホ、タブレットとの連携も得意です。イヤホンにおいては、Bluetoothタイプ、スマホ用リモコンマイク付きタイプも多数展開しています。
また、ヘッドセットタイプでは通話品質のノウハウも豊富。このあたりはオーディオメーカーを大きく凌ぎます。スマホとの連携、通話を重視する方にもエレコムはおすすめです。
エレコムのおすすめイヤホン8選
エレコム(ELECOM) ハイレゾ対応 ステレオイヤホン EHP-CH1000SSV
リーズナブルなハイレゾ対応イヤホンとして市場を席捲したエレコムの代表機です。2017年現在の実売価格は3,000円台前半。この価格で国内メーカー製ハイレゾ対応イヤホンは本機のみです。
しかも、安いだけでなくハウジングには高級感のある高剛性真鍮を採用。振動も抑えるので、高音質化にも寄与しています。
ラジアル構造の高剛性振動板を使用した直径9.8mmドライバーは、迫力のある低音と繊細な中高音を再生。ハイレゾ音源の優れた面をしっかりと聴かせます。マイク付きリモコンもしっかり装備。ハイコスパなハイレゾ入門向けイヤホンといったらこれ、というおすすめ機です。
エレコム(ELECOM) ブルートゥースイヤホン シンプル機能設計 LBT-HPC12MPBK
リーズナブルなBluetoothイヤホンです。国内メーカー製Bluetoothイヤホンとして最安価クラス。それでいて、同価格帯に多い、無名の中国メーカー製の品質とは一線を画す高品質が魅力です。
特に、地デジ、ワンセグ音声に対応するSCMS-T方式に対応するのは国内メーカーのメリット。9mm径のダイナミックドライバーを採用し、バランスのよい音質を聴かせます。スマホ用マイク付きリモコンは1ボタンのみとシンプルで、初心者にも簡単です。
小型のイヤーピースも付属。女性、お子さんの使用にも配慮しています。初めてのBluetoothイヤホンにもおすすめのハイコスパ機です。
エレコム(ELECOM) ハイレゾイヤホン Colorsシリーズ EHP-F/CC1000A
エレコム創立30周年を記念したイヤホンです。ポップでキュートな外見と、ハイレゾ対応の高性能を両立しています。この価格にして超多層MLFフィルム振動板を採用。反応性がよく、高解像度を生み出す高級素材です。
また、前置ネオジウムマグネットを搭載。振動板の振動スピードを加速することにより、低音の力強さも加味しています。
全体に価格を超えた高情報量サウンドを、おしゃれなコンパクトボディで実現しているのも見事です。さりげない高音質イヤホンとして、また、女性にもおすすめの逸品ですよ。
エレコム(ELECOM) ハイレゾ対応 ステレオイヤホン GrandBass EHP-GB1000A
開放的で広い空間性と、重低音を強化したハイレゾ対応イヤホンです。現在主流の密閉型ではなく、セミオープン型を採用。籠り感と閉塞感を減らし、空間表現力を高めました。PEEK+TPU+PEEKの三層構造の複合振動板を採用し、豊かで迫力のある重低音も鳴らします。
大口径12mmのダイナミックドライバーによるスケール感も聴き逃せません。しかも、相変わらず内容にしては安価。一味違うハイコスパイヤホンとしてもおすすめです。
エレコム(ELECOM) ステレオイヤホン Knowles社製 バランスド・アーマチュア型ドライバ EHP-BA100BK
ハイコスパなシングル・バランスド・アーマチュア(BA)型イヤホンです。BA型ユニットに世界的に定評のあるノウルズ社製を採用。豊富な情報量と自然な高音質を備えます。
独自のSonic resonating structure構造により、シングルBA型では難しい低音の量感を大幅にアップ。繊細なのに重みのある表現もこなします。鏡面仕上げ真鍮製ハウジングの輝きも美しいもの。
ハイレゾ対応ではありませんが、可聴帯域内の緻密で陰影感に富んだ描写力は、価格を遥かに超えています。1万円以下のBA型では最もおすすめの一台です。
エレコム(ELECOM) ハイレゾ対応 ステレオイヤホン EHP-CH2010AGD
ハイレゾ対応イヤホンのヒット製品、EHP-CH2000の後継機。引き続き独自の音孔構造Magnetic Turbo Axialy Portを採用し、低域から高域までのスムーズな反応と広い音場空間を実現します。
その上で、前置ネオジウムマグネットを従来の6.0mm径から11mm径に大口径化。より力強い豊かな低音を再生します。さらに、新たに軽量CCAWボイスコイルの採用によってワイドレンジかつ、歯切れのよいクリアサウンドも獲得していますよ。
全体的に底上げされた高音質が印象的。エレコムの進化を体感できる最新機としておすすめです。
エレコム(ELECOM) ステレオイヤホン マイク付 EHP-IS3510MBK
ハイコスパなインナーイヤー型イヤホンです。インナーイヤー型は、音漏れの多さから現在は製品数が激減。しかし、爽快な音質と空間表現力では捨てがたい魅力が依然としてあります。
本機は14.8mmの大口径ドライバーを採用し、スケール感と低音の力感に富む高音質を聴かせます。スマホ対応のマイク付きリモコンも便利です。なにより、驚異的な実売価格の安さが魅力的。インナーイヤー型を試してみたい方におすすめの商品です。
エレコム(ELECOM) ハイブリッド密閉型 ハイレゾ対応カナルイヤホン EHP-R/HH1000ABK
高度な技術と、とびきりの高音質が特徴のハイレゾ対応ハイブリッド型イヤホンです。BA型1基とダイナミック型1基のハイブリッド型を採用。超低音から超高音までのワイドレンジと、帯域ごとの弱点のないフラットな音質を獲得しています。
ダイナミック型には、キレのある中低域を再生するベリリウムコート振動板も採用。全音域での情報量にも寄与しています。とにかく自然なのに豊富な情報量に圧倒されますよ。特に高音域の分解能は特筆レベルです。癖の無さも見事。
MMCX規格リケーブルへの対応と、スマホ用マイクリモコンも装備。使い勝手もいいんです。エレコム渾身の名機。この価格では最高レベルのイヤホンとして大いにおすすめします。低音強調ではない点にはご注意を。
エレコムのイヤホンの楽天市場ランキングをチェック
エレコムのイヤホンの楽天市場の売れ筋ランキングもチェックしたい方はこちら。
エレコムは意外ではなく、もはや当然の実力としての「いい音」です。数千円あればハイレゾ対応をはじめ、バラエティーに富んだ高性能、高音質なイヤホンを選べるのもいいところ。
今までエレコムに目が行かなかった方にも是非一度、試聴をおすすめします。きっと納得しますよ。今後のエレコムのイヤホンからも目が離せません。