本体に音を増幅するアンプが内蔵されている「アクティブスピーカー」。パワードスピーカーとも呼ばれており、別途アンプを購入しなくても使える点で人気を集めています。
ただし、モニタースピーカー・PCスピーカーなど、さまざまな種類の製品が展開されているので、どれを選べばよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのアクティブスピーカーをご紹介します。
- 目次
- アクティブスピーカーとは?
- パッシブスピーカーとの違い
- アクティブスピーカーの選び方
- アクティブスピーカーのおすすめメーカー
- アクティブスピーカーのおすすめ|人気
- アクティブスピーカーのおすすめ|高級・ハイエンド
- アクティブスピーカーのおすすめ|小型
- アクティブスピーカーの売れ筋ランキングをチェック
アクティブスピーカーとは?

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アクティブスピーカーとは、音声信号を増幅するアンプを筐体に内蔵しているタイプのスピーカーです。パワードスピーカーやアンプ内蔵スピーカーとも呼ばれており、アンプを別途購入する手間やコストを削減できるのが魅力です。
また、アンプを設置するためのスペースが必要ないのもメリット。コンパクトなデザインの製品も多く、デスク上に設置するスピーカーとしても人気です。
パッシブスピーカーとの違い

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パッシブスピーカーは本体内にアンプを内蔵しておらず、別途アンプを用意して使用するタイプのスピーカーです。アンプを内蔵しているアクティブスピーカーのように単体では音を鳴らせませんが、出力が大きく音質に優れています。
製品にもよるものの、パッシブスピーカーはアクティブスピーカーに比べると価格が高め。購入コストを抑えたい場合にはアクティブスピーカーがおすすめです。また、最近では高音質なアクティブスピーカーも増えています。
アクティブスピーカーの選び方
出力(W数)をチェック

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アクティブスピーカーを購入する際は、事前に出力(W数)を確認しておくのも重要なポイント。出力数は「W」という単位で表記されており、スピーカーが音源から入力できる電力の大きさを表します。電力の大きさに応じて、再生できる音の大きさも変化するので確認してみてください。
パソコンと接続してデスク上に設置する場合は、使用する範囲にもよりますが1~5Wほどのアクティブスピーカーでも十分使用可能。リビングに設置してスピーカーから離れた場所で音楽を鑑賞する場合は、15W以上のモデルがおすすめです。
音声入力方式をチェック

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アクティブスピーカーが備えている入力端子は、製品ごとに異なります。搭載されている入力端子は、ステレオミニ端子・XLR端子・TRSフォーン端子・RCA端子・USB端子などさまざまです。
パソコンと接続する場合にはUSB端子搭載モデルが便利。ノイズが入りにくく、クリアなサウンドを再生できる点もおすすめです。
サブウーファーの有無をチェック

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サブウーファーとは、低音を再生するために設計されているスピーカーのことです。アクティブスピーカーには、メインのスピーカーとは別にサブウーファーが付属しているモノも存在します。パワフルで迫力のある音を求める場合に適しています。
サブウーファーが付属した製品は左右のスピーカーに加えて「.1ch」が加えられ、2.1chなどと表記されるのが一般的です。
電源タイプをチェック

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アクティブスピーカーの電源タイプにはいくつか種類があるので、用途や環境に合ったモデルを選びましょう。例えば、AC電源タイプは、コンセントから給電できます。AC電源の本体内に内蔵していれば、よりすっきりとした配線が可能です。
USB給電タイプは、パソコンのUSBポートなどに接続するだけで使用できます。パソコンと接続して使用したい方はUSB給電タイプがおすすめです。
屋外使用や持ち運びには「Bluetoothスピーカー」を

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Bluetoothスピーカーとは、スマホやパソコンなどのBluetooth対応機器と無線で接続できる音響装置のこと。ケーブルを使用しなくてもデータのやり取りを行えるため、スピーカーと離れた場所からでもスマホなどに入っている音楽を再生できます。
基本的にBluetoothスピーカーは、バッテリーを内蔵しており、屋外など電源がない場所でも使用可能。また、優れた防水性能を備えたモデルなら、水辺でも音楽を楽しめます。
屋外で迫力あるサウンドを楽しみたい方は、20W以上のW数に対応したモデルがおすすめ。普段から持ち運ぶ機会が多い方は、コンパクト・軽量なモデルもチェックしてみてください。
アクティブスピーカーのおすすめメーカー
ジェイビーエル(JBL)

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アメリカに本社を構える老舗の音響機器メーカー「ジェイビーエル」。1946年に創立されて以来、プロ性能を持った家庭用スピーカーを多く製造してきました。
イヤホンやヘッドホンが人気ですが、クオリティの高いサウンドを再生できるアクティブスピーカーも多数展開。原音に忠実な音が魅力的なモニタースピーカーもラインナップされています。
ヤマハ(YAMAHA)

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静岡県に本社を置く日本の総合楽器メーカー「ヤマハ」。音響機器から楽器まで多彩な製品を取り扱っているメーカーですが、品質に優れたアクティブスピーカーも人気を集めています。
ヤマハのアクティブスピーカーは、手頃な価格ながら高音質なサウンドを再生できるコスパの高さが魅力。DTMで使用する場合にもおすすめです。
フォステクス(FOSTEX)

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「フォステクス」は、音響機器や部品を製造するフォスター電機が運営するブランドです。比較的リーズナブルな価格で購入できるにもかかわらず、高音質のサウンドが再生可能なアクティブスピーカーを展開。DTMはもちろん、DJプレイをする際のモニタースピーカーとして使いやすい製品も取り扱っています。
また、CD以上の情報量を備えたハイレゾ音源対応モデルもラインナップされており、臨場感のある音を求める場合にもおすすめです。
アクティブスピーカーのおすすめ|人気
ジェイビーエル(JBL) Pebbles アクティブスピーカー JBLPEBBLES
USBポートに接続するタイプのアクティブスピーカーです。パソコン用のスピーカーにおすすめのモデル。側面のパネルで電源のオン・オフや音量の調節が行えます。パソコン側のOSと同期して音量が変えられるなど、使い勝手も良好です。電源はUSBポートから給電されるため、ACアダプターを使う手間が省けます。
また、接続が簡単なのもポイント。本体一体型のケーブルで、左右のユニットとパソコンを繋ぐだけですぐに使いはじめられます。未使用時にはケーブルを本体に収納できるため、保管や移動の際に便利です。
本製品は縦置きのほか、横置きにも対応。接地面にゴム足が配置されているので、ずれる心配を軽減できます。3.5mmのステレオミニジャック用ポートを搭載しており、パソコン以外の機器でも利用可能です。
ヤマハ(YAMAHA) パワードモニタースピーカー MSP3A
軽量ボディに22Wのパワーアンプを搭載したアクティブスピーカー。独自技術「ツイステッドフレアポート」を採用しているのが特徴です。ポート形状に工夫を施すことで、気流の乱れを抑制しクリアな低音域を実現しています。
本製品は、小規模スタジオなどでのプロユースにおすすめのモデル。入力端子にXLR・TRS・RCAを採用しており、さまざまな機器が接続できます。
さらに、フロントパネルにトーンコントロールつまみを搭載しているのもポイント。設置環境に合わせて音質が調節できるので便利です。オプションのブラケットを利用すれば、天井から吊り下げたり壁面に取り付けたりと多様な設置方法に対応できます。
フォステクス(FOSTEX) アクティブスピーカー PM0.3H
15W+15Wの高効率アンプを内蔵したアクティブスピーカーです。手頃な価格にもかかわらず、ハイレゾ音源に対応しているのが特徴。気軽に高音質なサウンドを楽しみたい方におすすめです。テレビで映画を観賞するシーンなどでも活躍します。
また、直径7.5cmのグラスファイバー振動板ウーハーと直径1.9cmのシルクドームツイーターを搭載。木製ケースに組み込むことで、自然な響きを実現しています。リアバスレフ方式を採用しており、コンパクトボディながら迫力ある重低音が再現できるのも嬉しいポイントです。
さらに、RCAピンジャックとステレオミニジャック入力に対応しています。パソコンやオーディオプレーヤーでのリスニング用途にもピッタリなので、気になる方はチェックしてみてください。
クリエイティブ・メディア(Creative) Creative Pebble アクティブスピーカー SP-PBL
価格が安いパソコン向けのアクティブスピーカーです。気軽に購入できる製品を探している方におすすめのモデル。コンパクトなボディながら最大4.4W RMSの出力が可能なため、迫力あるサウンドが楽しめます。
パッシブラジエーターを備えており、奥行きのある重低音が再生できるのも嬉しいポイントです。また、ボール形状のおしゃれなデザインを採用。ブラックとホワイトの2カラーがラインナップされているため、デスク上のインテリアとしてよく映えます。
加えて、フロントにボリュームツマミを配置しているので、音量調節を素早くおこなうことが可能です。ドライバーを45°上向きにセットするなど、音が届きやすいように設計されています。
クリエイティブ・メディア(Creative) Pebble Plus アクティブスピーカー SP-PBLP-BK
手頃な価格にもかかわらず、サブウーファーを備えた2.1ch仕様のアクティブスピーカー。より深みのある低音が再現できるなど、コスパに優れたアクティブスピーカーを求める方におすすめです。
USBバスパワーに対応しているため、パソコンのUSBポートに接続するだけで使用可能。また、3.5mmAUX入力ポートを搭載しており、テレビやスマホのサウンドが聴けるのも便利です。
高ゲインモードを搭載しているのも特徴。5V2A出力が可能なUSB電源アダプターに接続することで、総合8Wのパワフルなサウンドを楽しめます。
アクティブスピーカーのおすすめ|高級・ハイエンド
ジェイビーエル(JBL) Partybox 310 アクティブスピーカー JBLPARTYBOX310JN
充電式ながら240W出力が可能なハイパワーモデルです。3.5時間の充電で約18時間連続動作します。JBLが扱うアクティブスピーカーのなかでは、ハイエンドの価格帯に位置する高級モデル。広い室内はもちろん、屋外で楽しむパーティーなどにおすすめのアクティブスピーカーです。
Bluetooth接続に対応しているため、スマホ内の楽曲が手軽に再生できます。IPX4等級の防水性能を備えているので、多少雨に濡れても壊れにくい仕様。サウンドエフェクト機能を搭載しており、エアホーンや拍手などの効果音で盛り上げられるのもポイントです。
フォステクス(FOSTEX) アクティブスピーカー NF04R
アルミダイカスト製のボディを採用した、コンパクトなアクティブスピーカーです。フォステクスが手掛けるニアフィールドモニターの名機「NR-01A」のシリーズ。ウーファー用には30W、ツイーター用には20Wのアンプを搭載しており、バイアンプ方式で2つのスピーカーユニットを強力に駆動します。
入力にバランス接続対応のXLR端子を採用しているのもポイントです。ケーブルが長い場合でも、外来ノイズの影響を最小限に抑えられるので、クリアなサウンドが期待できます。小型かつパワフルなアクティブスピーカーが欲しい方におすすめのモデルです。
エディファイアー(Edifier) アクティブスピーカー S3000Pro
マットプロック仕上げのフロントにダークウッドのサイドパネルを組み合わせた、高級感のあるアクティブスピーカーです。Bluetooth接続に対応しているため、手軽に高音質なサウンドが再生できます。
aptX方式のコーデックに対応しているのが特徴。音質がよいのはもちろん低遅延のため、映像付きのコンテンツが快適に楽しめます。映画やミュージックビデオを鑑賞するのにおすすめのモデルです。
BluetoothのほかRCA・オプティカル・USBなど、多様な接続方式に対応しています。リモコンが付属しており、毎回立ち上がる必要がなくさまざまな操作が行えるのも便利です。
オーディオエンジン(Audioengine) アクティブスピーカー HD6
オーディオエンジンが販売する、アクティブスピーカーのフラッグシップモデルです。3.3mmAUX・オプティカル・RCAに加えてBluetooth接続にも対応しています。5.5インチのアラミドファイバー製ウーファーと1インチのシルクドームツイーターを搭載。2基のスピーカーユニットを、合計最大出力150Wのパワーアンプで強力に駆動します。
高音質かつパワフルなサウンドを求める方におすすめのアクティブスピーカーです。スマホをはじめ多様なデバイスと繋げられるので、気になる方はチェックしてみてください。
ボーズ(Bose) Smart Speaker 500
音声アシスタントを搭載したアクティブスピーカーです。話しかけるだけでお気に入りの音楽が再生できるおすすめのモデル。2つのカスタムドライバーを逆向きに配置することで、壁の反射を利用する設計が採用されています。より立体感と広がりのあるサウンドを楽しむことが可能です。
本体上部にタッチパネルを搭載しているのがポイント。楽曲の再生や一時停止などの操作が音声以外でも行えます。
また、6つまでのプリセット登録機能を備えるなど使い勝手は良好です。プレイリストなどの頻繁に利用する機能にワンタッチでアクセスできます。
アクティブスピーカーのおすすめ|小型
ジェイビーエル(JBL) CLIP4 アクティブスピーカー JBLCLIP4
カラビナを搭載した、ユニークなデザインが特徴のアクティブスピーカーです。携帯に適した製品を探している方におすすめのモデル。リュックのループやベルト通しなどに引っ掛けて気軽に持ち歩けます。フル充電で約10時間駆動するため、バッテリー残量をほとんど気にせずに1日中再生することが可能です。
IP67等級の高い防塵・防水性能を搭載しているのもポイント。キャンプ・海水浴・山歩きなど、アウトドアでの利用にピッタリです。
アンカー(ANKER) SoundCore 2 アクティブスピーカー A3105
高性能なモバイルバッテリーやUSB充電器で人気のブランド「アンカー」が手掛けるアクティブスピーカーです。独自の「BassUpテクノロジー」を採用しておりパワフルな低音出力が可能。低音域を重視する方におすすめのモデルです。1回の充電で最大24時間の連続再生可能なため、1日中音楽を楽しむシーンでも電池切れの心配を軽減できます。
2台同時ペアリングに対応しているのがポイント。本モデルを2台接続すれば、大迫力のステレオサウンドが楽しめます。IPX7等級の防水性能を備えているので、屋外へも安心して持ち出すことが可能です。
Bang & Olufsen BEOSOUND EXPLORE アクティブスピーカー
優れた防塵・防水性能に加えて、高い堅牢性も備えたアクティブスピーカー。アウトドアでもハイクオリティな音楽を楽しみたい方におすすめのモデルです。
また、ストラップと専用のカラビナが付いているため、リュックに取り付けたりテント内につり下げたりと多様な使い方ができます。底面にラバー加工が施されており、さまざまな場所で安定して置けるのも便利なポイントです。
本体素材にはアルミニウムを採用。表面にアルマイト加工を施すことで、高い耐久性を実現しています。多少ラフに扱っても表面が剥がれずに長く使い続けることが可能です。
ソニー(SONY) アクティブスピーカー SRS-XB13
IPX7相当の防水性能を搭載したアクティブスピーカーです。キッチンやバスルームで、気軽に音楽を楽しみたい方におすすめのモデル。Bluetooth接続に対応しているため、ワイヤレスでスマホと簡単に繋げられます。本体に操作ボタンを備えており、スマホが近くになくても再生や一時停止ができるので便利です。
また、直径4.6cmのフルレンジスピーカーユニットを搭載。独自技術「Sound Diffusion Processor」との組み合わせにより、低音から中高域まで高音質なサウンドが楽しめます。
ボーズ(Bose) SoundLink Flex アクティブスピーカー
携帯性に優れた、ポータブルタイプのアクティブスピーカーを求める方におすすめのモデル。コンパクトなうえ重さも0.58kgと軽量なので気軽に持ち歩けます。ユーティリティループが付いており、指に引っ掛けられるのも便利です。
「PositionIQテクノロジー」を搭載しているのが特徴。置き方や場所に応じて音質を自動で調節する便利な機能です。仰向けに置いたりリュックからつり下げたりと、異なる状況下でも安定した高音質が期待できます。
筐体内に音声信号を増幅するアンプを搭載したアクティブスピーカー。別途アンプを用意しなくても音声が再生でき、比較的手軽に導入可能なのが魅力です。PCスピーカーやモニタースピーカーなどさまざまな種類が存在するので、購入する際は用途に合わせて選択してみてください。