詳細な設定が必要なく、シンプルな操作で手軽にフォトジェニックな写真が撮影できる「トイカメラ」。デザイン性に優れたモノが多く、リーズナブルな価格で手に入れられるのが魅力です。

そこで今回は、トイカメラのおすすめモデルをフィルム式とデジタル式の2種類に分けてご紹介。ひと味違ったおしゃれな写真を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

トイカメラとは?

By: amazon.co.jp

「トイカメラ」は、見た目も作りも「おもちゃ」のようなカメラです。元々はフィルムカメラの廉価版として、製造コストを最大限に抑えることを目的に作られました。そのため、一般的なカメラに比べると工作精度や品質が劣り、撮影時には被写体が歪んだりピンボケしたり、現実とかけ離れた色調が生じたりする傾向があるのが特徴。

しかし、その不安定で特殊な写りがかえってアーティスティックな雰囲気を演出することから、一部では熱狂的なファンを生み出しています。また、直感的に操作できるため、子供でも簡単に取り扱えるのがポイントです。

なお、トイカメラには撮影対象が大きく歪曲して見える「魚眼レンズ」を標準搭載している製品や、パノラマ写真を撮影できる製品など、ユニークな製品が多数存在しています。自分好みの一台を選んで、トイカメラならではの味わい深い仕上がりを楽しんでみてください。

トイカメラの魅力

By: amazon.co.jp

トイカメラの魅力として、価格の安さが挙げられます。安価な素材を採用しているため、ほとんどの製品は1万円前後の価格で購入可能。

また、シンプルな機能も魅力です。露出光やシャッタースピードなどの調節をする必要がなく、簡単操作でおしゃれな写真が撮れます。逆にいえば、トイカメラは必要最低限の機能しか備えていないため、高精細な写真を撮ることはできません。限られた機能のなかでピンボケや歪み、色調のズレを楽しみたい場合に適しています。

トイカメラの種類

撮った写真を現像するフィルムタイプ

By: amazon.co.jp

フィルムを使用して撮影するタイプのトイカメラです。さまざまな種類のフィルムを使い分けられるのが魅力。例えば、レッドスケールフィルムを使用した場合、赤みを帯びた写真が撮れます。一方、白黒フィルムを使用すればモノクロ写真の撮影が可能。ただし、フィルムタイプの場合、フィルム代や現像代が別途必要になる点には注意が必要です。

写真の加工やデータ化ができるデジタルタイプ

By: amazon.co.jp

「トイデジ」とも呼ばれるデジタルタイプのトイカメラは、SDカードなどの記録媒体に写真を保存できるのが特徴。フィルムの残り枚数を気にせず、より多くの写真を撮影して保存できます。

また、パソコンなどにデータを転送できるのもポイント。インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで撮った写真を共有したい方にもおすすめです。Wi-Fi機能付きのSDカードに対応しているモデルなら、より簡単にデータを転送できます。

トイカメラの選び方

フィルムタイプはフィルムの種類に注目

一般的なのは135フィルムとも呼ばれる35mmフィルムです。パトローネと呼ばれる金属製ケースのなかに入っており、両端に巻き上げ用の穴が複数開いているのが特徴。現像する際はパトローネ内にフィルムを巻き戻す必要があります。

中判カメラで使用するのは、35mmフィルムよりも幅の広い120フィルムです。「スプール」と呼ばれる軸に、遮光用の紙と重ねて巻き付けられているのが特徴です。装填する際は緩まないよう注意しましょう。

また、幅が16mmの「110フィルム」に対応したトイカメラもあります。カートリッジの両端にフィルムを巻き取るマガジンを搭載しており、撮影が終了すると自動的に巻かれるのが特徴です。

デジタルタイプは液晶モニターの有無をチェック

By: amazon.co.jp

撮った写真をすぐに確認したい場合は、背面に液晶モニターを搭載したトイカメラがおすすめです。液晶モニターがあれば撮影した写真をすぐに確かめられるため、ボケ具合や明度などをその場で変えて再度撮影できます。

あえて液晶モニターを搭載していない製品を選ぶのもおすすめ。現像するまでどんな写真が撮れたのかが分からないのもトイカメラの醍醐味です。好みで液晶モニターの有無を選びましょう。

どんな風合いの写真が撮れるのかをチェック

By: amazon.co.jp

トイカメラは製品によって歪みやボケ、色調などに特徴があります。選んだ製品によって写真の風合いが異なるため、それぞれどのような風合いの写真が撮れるのか購入前に確認しておきましょう。公式サイトやSNSなどに上がっている写真を参考にするのがおすすめです。

トイカメラのおすすめブランド

ロモグラフィー(Lomography)

By: rakuten.co.jp

「ロモグラフィー」は、トイカメラ「DIANA」シリーズで有名な老舗ブランドです。高級感のあるデザインで、多くのファンの心を捉えています。

フラッシュの取り付けが可能なモデルや、35mmフィルムを使用するコンパクトなMiniシリーズなど、数多くのラインナップを取り揃えているのが魅力です。

ホルガ(HOLGA)

By: rakuten.co.jp

香港発のトイカメラブランド「ホルガ」。トイカメラの代名詞ともいえるほど人気を博しています。おしゃれでレトロなデザインが特徴です。

フィルムタイプのほか、カラーラインナップが豊富なデジタルタイプのトイカメラも人気。ホルガ独特のデザインで設計されており、よい意味でデジタルらしくないレトロさが魅力です。

トイカメラのおすすめモデル|フィルムタイプ

ロモグラフィー(Lomography) Diana F+

独特のレトロ描写が味わえるフラッシュ付きのフィルムトイカメラです。ロモグラフィーのなかではスタンダードに位置する基本モデル。60年代風のレトロブルーを配したデザインが印象的ですが、Dianaならではの彩度が極限まで高められたソフトでドリーミーな描写が安い価格で楽しめます。

本体はプラスチック製。45mm相当の画角が得られる標準レンズを搭載しており、F値はf8・f11・f16の3種類から選択可能です。撮影には中判の120フィルムを使用しますが、レンズの周辺減光効果も相まって芸術性の高い写真が撮影できます。

外付けフラッシュが付属しているのもポイント。同梱のカラーフィルターをフラッシュに装着すれば、インスタグラムのような表現も可能です。

ロモグラフィー(Lomography) Sprocket Rocket

ユニークなパノラマ写真が撮影できるフィルムトイカメラです。フィルムには35mm判を使用しますが、2コマ分のエリアに加えてフィルム上下の穴(スプロケット)までも露光するのが特徴。通常のカメラでは取り込めない広大な範囲を1枚の写真として撮影できます。

独自機構のスクロールノブもポイント。巻き上げだけではなく巻き戻しも自由自在に行えるので、前のフレームに戻って多重露光を使用したパノラマ写真も撮影が可能です。長時間露光のB(バルブ)設定を使用すれば、夜景の撮影も楽しめます。

レンズの焦点距離は広角の30mmで、F値はf10.8とf16から選択可能。本体の素材はプラスチックで、フィルムにはカラーネガやモノクロを含む、あらゆるタイプが使用できます。

ロモグラフィー(Lomography) Lomo LC-A 120

ポケットサイズのボディでレトロな中判描写が味わえるフィルムトイカメラです。伝説的なLOMO LC-Aシリーズと同じ色合い、味わい深い周辺減光効果、強いコントラストが正方形フォーマットの中判フィルム(120フィルム)で堪能できます。

21mm相当の超広角レンズを搭載。オート露出と4段階のゾーンフォーカスが使用でき、スピーディーに撮影できるので、スナップ撮影にもおすすめです。

感度はISO 100〜1600まで対応しているので、さまざまな中判フィルムが使用可能。また、シャッター右横のMXスイッチをスライドさせるだけで多重露光撮影も楽しめるのも魅力です。ケーブルレリーズ、外付けストロボ、三脚などのアクセサリーも取り付けできます。

ホルガ(HOLGA) HOLGA 120N

芸術性の高い写真が低コストで楽しめるフィルムトイカメラです。ホルガで基本中の基本となるシンプルなベーシックモデルで、安い価格で購入できるのが魅力。シャッターレリーズ以外の操作を全て手動で行うフルマニュアル仕様のトイカメラですが、操作項目が少ないので初心者でもすぐに使いこなせます。

フィルムは中判の120フィルムを使用。33mm相当の広角レンズを搭載しており、レンズ上部の切替えノブでF値をf8とf11から選べます。通常は1/100秒のシャッター速度を使用しますが、バルブ(長時間露光)にも対応しているので夜景の撮影も可能です。

内蔵ストロボは非搭載。しかし、本体上部にホットシューを備えているので、市販のさまざまな外部ストロボを使用できます。

ホルガ(HOLGA) HOLGA 120GTLR

独特のスタイルで撮影が楽しめる、二眼レフタイプのフィルムトイカメラです。上から覗くウエストレベルファインダーを備えているのが特徴。子供やペットなどをローアングルで狙う際に無理のない姿勢で撮影できるほか、直視しないことで威圧感を抑えられるのでポートレート撮影にもおすすめです。

重さは約300gと軽量コンパクト。33mm相当の画角が得られるガラス製の広角レンズを搭載しており、F値の変更にも対応します。画像中心部はシャープに写りますが、周辺部はぼやけるのでトイカメラらしい描写が味わえるのが魅力です。

フィルムは中判の120フィルムを使用。表現を広げる4色のカラーフィルターが付属する内蔵ストロボを搭載しており、HOLGA120シリーズの豊富な別売アクセサリーも全て使用できます。

富士フイルム(FUJIFILM) チェキ instax mini 90 ネオクラシック

新しさと懐かしさが同居した写真表現が楽しめる、インスタントタイプのフィルムトイカメラです。若い世代を中心に人気のある「チェキ」のモデルで、クラシックカメラを彷彿とさせる高品位なデザインが魅力。フィルムは専用のチェキフィルムを使用します。

多彩な撮影シーンに対応できるのも特徴。高性能フラッシュを搭載しており、被写体と背景をほどよい明るさで撮影できるので、夜景やパーティーを背景にしたポートレート撮影にもおすすめです。

「接写モード」に切り替えれば、料理・雑貨・花などの1部分を大きく拡大した撮影も楽しめます。加えて、長時間露光や二重露光にも対応。なお、撮影には専用の充電式バッテリーを使用します。

富士フイルム(FUJIFILM) instax SQUARE SQ6

インスタグラム風の正方形写真が楽しめる、インスタントタイプのフィルムトイカメラです。フィルムは正方形のチェキスクエア専用フィルムを使用。SNSで慣れ親しんだ縦横比の写真がトリミングせず簡単に撮影できます。

シンプルな操作性も特徴。周りの明るさに応じてカメラが最適なシャッター速度やフラッシュ光量に自動調節するので、誰でも簡単にほどよい明るさで写真が撮れます。また、レンズ横に自撮り時の構図確認に役立つセルフショットミラーを搭載しているのもポイントです。

接写や二重露光にも対応。加えて、内蔵フラッシュに装着できる3色のカラーフィルターが付属するので、さまざまな色合いの写真が手軽に楽しめます。

トイカメラのおすすめモデル|デジタルタイプ

ポラロイド(Polaroid) Polaroid Snap Touch

撮影したその場で写真が印刷できる、インスタントタイプのデジタルトイカメラです。有効約1300万画素のデジタルカメラにインスタントプリンターを内蔵しているのが特徴。印刷には51×76mmサイズの専用のZINKペーパーを使用しますが、印刷を指示してからわずか1分ほどでプリントが入手できます。

背面には3.5インチの液晶モニターを搭載。撮影時の構図確認に役立つほか、撮影後は仕上がりを見ながらフレーム、フィルター効果、スタンプなどを加えて写真のデコレートを楽しめます。

Bluetoothを内蔵しているのでスマホとの連携も可能。撮影した画像のスマホ転送がスムーズに行えるため、インスタントプリントと使い分ければ、パーティーなどの集まりがさらに盛り上がります。

パワーショベル(Powershovel) 3107W

文房具メーカーが開発した、個性的な外観が目を引くデジタルトイカメラです。鉛筆削りを彷彿とさせるデザインのボディには、有効約300万画素のデジタルカメラを搭載。多彩なレトロ描写の写真が手軽に楽しめます。

カメラ黎明期である江戸時代をフューチャーした「EDO」や、昭和の時代をイメージした「SHOWA_C」など、多彩なカラーモードから選択可能。よく使用するモードは3種類までショートカットキーに登録できるので、簡単に呼び出せます。また、LEDライトを内蔵しているので、暗いシーンの撮影も可能です。

使用シーンに応じて充電方法を3種類から選べるのも特徴。USBケーブルによる充電のほか、ハンドルを回して行う手動充電や本体上部のソーラーパネルを使う太陽光充電にも対応しています。

ボンザート(BONZART) BONZART AMPEL

スタイリッシュな二眼レフタイプのデジタルトイカメラです。本体上部の液晶モニターを上から覗く形で撮影するのが特徴。被写体に「撮られている」という緊張感を与えず自然な表情や動きが撮れるので、ポートレート撮影や猫など動物の撮影にもおすすめです。

2種類のレンズを搭載しているのもポイント。通常の描写が得られる上部の赤いノーマルレンズとは別に、下部には緑のチルトレンズを備えています。ピント面を傾けるチルト効果によって、景色をミニチュア風に切り取れるのが魅力です。

有効画素数は約500万で、画像の縦横比は4:3と1:1の2種類が選択可能。また、5種類のカラーエフェクトが使用でき、露出補正やホワイトバランスと組み合わせることでさまざまな仕上がりの写真表現が楽しめます。

ボンザート(BONZART) BONZART Lit+

多彩な撮影が楽しめる、ポケットサイズのデジタルトイカメラです。おもちゃのキーホルダーと見間違えそうなコンパクトボディには有効約30万画素のデジタルカメラを搭載。デジタル4倍ズーム、音声付き動画の撮影機能、セルフタイマーなど、トイカメラとは思えないほどの多彩な機能が使用できます。

背面には1.44インチの液晶モニターを備えており、構図確認や画像再生も可能。また、豊富なメニュー項目を操作できるのも特徴で、8種類のカラーエフェクトに加えて、露出補正やホワイトバランスも自在に調節できます。

さらに、microSDカードスロットも搭載。画像1枚当たりの容量が小さいので、16GBのmicroSDカードを挿入することで、約5万3000枚もの画像が記録できます。

ヤシカ(YASHICA) digiFilm Camera Y35

フィルムカメラのような撮影体験が味わえるデジタルトイカメラです。1949年創業の歴史あるカメラブランド「ヤシカ」で往年の名機だった「Electro35」を復刻させた、クラシカルなデザインが特徴。色味やISO感度がそれぞれ異なるフィルムに似た形状のモジュール「digiFilm」を交換することで、多彩な仕上がりの写真が楽しめます。

digiFilmは全部で6種類。色あせた風合いとあたたかみのあるトーンの「in my fancy」、雰囲気のある蒼いトーンの「YASHICA blue」、黄色みがかった正方形フォーマットの「6×6」などから選べます。

35mm相当の画角が得られるガラス製の広角レンズを採用。また、シャッターボタンを押す度に巻き上げレバーを操作するギミックも搭載されているので、フィルムカメラで撮影しているような感覚を堪能できます。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) DSC Pieni

クラシックカメラ風のデザインがかわいらしい、小型のデジタルトイカメラです。手の中にすっぽり納まってしまうほどコンパクトなのが特徴。付属のネックストラップを装着すれば、アクセサリー感覚で気軽に撮影が楽しめます。

操作性もシンプル。電源ボタンを押し、モードボタンで静止画・動画・音声録音の3つから撮影したいモードを選んだら、あとはシャッターボタンを押すだけなので、誰でも簡単に使いこなせます。

画像記録にはmicroSDカードを使用。液晶モニターは非搭載のため、画像の確認にはパソコンが必須ですが、パソコンに転送するまで仕上がりがわからないという楽しみを味わえるのが魅力です。なお、背面には冷蔵庫などに貼り付けられるマグネットを備えています。

DROGRACE キッズカメラ

子供へのプレゼントとしてもおすすめの防水トイカメラです。付属の防水ケースを装着すれば水深30mまで潜れるのが特徴。通常の防水デジカメほどの高画質は望めませんが、プールや水辺でも故障を気にせず撮影が楽しめます。

ほかの付属品も充実。ヘルメットにトイカメラを搭載できる粘着式マウントや、自転車のハンドルバーに取り付け可能な自転車用マウントを使用することで、アスレチックやサイクリングを楽しんでいる映像がアクションカメラのように子供の視点から撮影できます。

写真や動画の記録にはmicroSDカードを使用。背面には液晶モニターを搭載しているので、構図の確認や画像の再生がその場で行えます。