キッチンに欠かせない大型家電である「冷蔵庫」。最近のモデルはドアタイプもさまざまで、冷凍・冷蔵だけでなく省エネ性能などの機能も充実しています。

今回は、4人以上の家庭に最適な400~500Lと500L以上の大容量冷蔵庫をご紹介。さらに、メーカーごとの違いや選び方も解説するので、それぞれのライフスタイルに合わせたモデルを決める際の参考にしてください。

大容量冷蔵庫の選び方

ドアの空き方をチェック

右・左開き

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幅が65cm以下の冷蔵庫は左右どちらか一方にしか開かない片開きの扉がほとんどです。冷蔵庫を設置するスペースのどこに壁があるかをきちんとチェックしてから、扉の開く方向を決めましょう。

冷蔵庫の右側が壁になっている場合は右開きの冷蔵庫、左側が壁になっているときは左開きの冷蔵庫を選ぶと、食材を取り出しやすくなります。

観音開き(フレンチドア)

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観音開き(フレンチドア)は冷蔵庫を設置するスペースが狭いマンションなどにおすすめです。片開きだと扉が開かないようなスペースでも、フレンチドアなら可動域が小さいため、ドアが壁に干渉しにくいのがポイント。特に本体の幅が65cm以上の冷蔵庫に多く採用される扉で、片開きのものよりもドアポケットが充実しているのが特徴です。

どっちもドア

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どっちもドアとは、一枚扉でありながら左右のどちらからも開けられる扉のこと。転勤や引っ越しの多い方は、冷蔵庫を置くスペースの間取りを気にせず設置できるので便利です。

左右どちらからでも開けやすいため、さまざまなシーンで活躍します。このタイプの冷蔵庫を製造しているのは現在ではシャープのみです。

省エネ性能をチェック

東芝(TOSHIBA) 冷蔵庫 べジータFDシリーズ GR-P460FD

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冷蔵庫は年々省エネ性能が上がっており、特に大きいモデルは性能が向上している傾向にあります。省エネ性能は★1~5で表記されている場合が多く、年間消費電力量の表示を目安にして比較することも可能です。年間消費電力量は一年間で電力をどれほど消費するかを数値化しているため、電気代の目安になります。

ただし、2016年以降のモデルでは測定方法が変わっており、単純な数値比較で省エネ性能を比べられないので注意が必要です。最新の測定方法は、より実環境に近い状態で数値が設定されています。そのために年間消費電力量は高めに出てしまいますが、決して省エネ性能が落ちたわけではありません。年を追うごとに性能も向上する傾向にあるため、省エネ性能を重視する方は比較的新しいモデルを選びましょう。

設置スペースや搬入経路に注意

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冷蔵庫を設置する際は、カタログなどに載っている「据付必要寸法図」で冷蔵庫本体のサイズを確認しましょう。設置する場所は、まず床が水平で丈夫であることを確認しましょう。直射日光が当たらず、湿気の少ない風通しのよい場所がおすすめです。

また、ほかの電子機器からは離れた場所に設置しましょう。テレビなどの近くに置くと、雑音が入ったり映像が乱れたりすることがあります。冷蔵庫を設置する場所が壁際でない場合は、扉がキッチンのある方向に開くように設置すると、料理の際に動線が確保できて便利です。

なお、冷蔵庫は大型家電なので、搬入経路にも注意する必要があります。本体寸法+10cmを目安に、階段や玄関の幅や高さを確認しましょう。マンションの場合はエレベーターの幅や高さのチェックも必要です。

大容量冷蔵庫のおすすめメーカー

シャープ(SHARP)

シャープ(SHARP) プラズマクラスター メガフリーザー 冷蔵庫 SJ-GT42E

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白物家電をはじめとして、幅広く家電製品を展開している大手家電メーカーのシャープ。同社の特徴的な機能である「どっちもドア」は、左右どちらからでも開くため、転勤などで居住環境が変わりやすい方におすすめです。

そのほかにも、冷蔵庫内を清潔に保つ効果が期待できる「プラズマクラスター」を搭載したモデルや、冷凍室にたくさん食材を入れておきたい方にとって便利な、冷凍スペースが広い「メガフリーザ」を備えたモデルもラインナップされています。

三菱電機(MITSUBISHI)

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 MR-MX46E

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三菱電機の冷蔵庫は大容量でありながらもサイズを抑えたモデルが揃っています。なかでも、解凍しなくても食材を包丁で切れる「切れちゃう瞬冷凍」を搭載したモデルが人気です。

「切れちゃう瞬冷凍」は、過冷却を維持することによって食材に負担をかけずに冷凍できる機能。食材の細胞を壊さないので味が落ちにくいと謳われています。バラ肉や魚の切り身なども解凍せずにはがせるので、食材を買い置きすることが多い方に便利です。

パナソニック(Panasonic)

パナソニック(Panasonic) 微凍結パーシャル 搭載冷蔵庫 NR-F672WPV

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パナソニックの冷蔵庫は食材の鮮度・引き出しが奥までしっかり出る・省エネという3点に優れたモデルが揃っています。パナソニックの冷蔵庫に備えられている「微凍結パーシャル」機能は、食材を冷凍せずに1週間保存できるため解凍がいらず、調理の時短が可能です。

さらに比較的新しい製品には、「エコナビ」というパナソニック独自の省エネシステムが搭載されているのが特徴。これは冷蔵庫の使用状況を分析して電力を抑えてくれる機能で、節電効果が期待できます。

大容量冷蔵庫のおすすめモデル|400~500L

東芝(TOSHIBA) 冷蔵庫 べジータFDシリーズ GR-P460FD

東芝(TOSHIBA) 冷蔵庫 べジータFDシリーズ GR-P460FD

観音開きで6枚ドアタイプの大容量冷蔵庫。総容量は462Lながら、年間消費電力量は253kWh/年で省エネ性能は★5です。使用電力を24時間コントロールできるセンサーを搭載しているため、高い省エネ性能を有しています。

冷蔵庫の中の空気を光触媒によって除菌・脱臭する効果が期待できる、「ルネキャット」という機能を搭載しているのが特徴です。光触媒は野菜が老化する原因となるエチレンガスを分解してくれるので、鮮度と冷蔵庫内の清潔さを保てます。

さらに、肉や魚の鮮度とおいしさを保てる「速鮮チルド」機能や、凍らせた食品を約30分で解凍できる急速「解凍」モードなどを搭載。食材の鮮度と省エネの高さを両立させたい方におすすめです。

パナソニック(Panasonic) 冷蔵庫 NR-E414GVL

パナソニック(Panasonic) 冷蔵庫 NR-E414GVL

左開きで5ドアタイプの406L冷蔵庫。冷蔵庫の収納量に合わせてエコナビ運転されるため、自動で省エネができます。ドア棚が低めに設計されているので、重いボトルなどを頻繁に出し入れする方におすすめです。

適切な湿度調整で、新鮮なまま野菜を保存できる「シャキシャキ野菜室」が特徴。ドアは高級感のある強化処理ガラス素材でできており、傷がつきにくく、高い耐衝撃性を有しています。

さらに、パナソニック独自の「微凍結パーシャル」技術を採用。冷凍(チルド)より低い温度ですばやく冷やし、肉や魚を約1週間保存できます。完全に凍らせるわけではないのでそのまま包丁で切ることが可能。食材を小分けにして保存する手間を省けます。

シャープ(SHARP) プラズマクラスター メガフリーザー 冷蔵庫 SJ-GT42E

シャープ(SHARP) プラズマクラスター メガフリーザー 冷蔵庫 SJ-GT42E

ドアが左右どちらにも開くどっちもドアタイプの冷蔵庫。総容量は415Lのうち、冷凍室が105Lと大容量です。また、自由に仕調整できる仕切り板がついているため、サイズの違う冷凍食品でもきっちり収納できます。

冷凍室には従来の冷凍よりもさらに低温で保存できる「新鮮冷凍機能」を搭載。温度変化を最小限に抑えて、鮮度の高い冷凍保存が可能です。約-40℃の冷気で冷凍する「おいそぎ冷凍」機能も搭載されており、通常の3倍速で急速冷凍ができます。

さらに、最大で約25%節電できる25項目の省エネ技術を採用。省エネモードを設定すると人工知能が自動で冷蔵庫の使用状況を判断し、それぞれの家庭の生活に合わせて電力を抑えられます。

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 MR-MX46E

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 MR-MX46E

総容量は455Lですが、幅・奥行きがともに65cmとスリムな冷蔵庫。大容量かつコンパクトな「置けるスマート大容量」シリーズのモデルです。

フレンチドアタイプで、カラーは清潔感のある白とグラデーションブラウンの2色。ガラストップなので汚れをすぐに拭き取れます。野菜室は中央に設置されており、重い野菜を屈まずに取ることが可能です。

ほかにも、肉・魚・野菜を瞬間冷凍し、解凍せずに包丁を入れられる「切れちゃう瞬冷凍A.I.」機能や、野菜を生のままおいしく保存できる「氷点下ストッカーD」機能など、調理の時短に繋がる機能が搭載されています。

家庭ごとに冷蔵庫の状況を自動分析し、生活パターンを学習する「省エネ・節電部屋別おまかせエコ」機能を搭載。分析された情報から、それぞれの家庭に最適な運転を行います。容量とコンパクトさを両立させたい方におすすめです。

日立(HITACHI) 5ドア冷蔵庫 R-S40J

日立(HITACHI) 5ドア冷蔵庫 R-S40J

幅60cm、総容量は401Lの冷蔵庫。大容量ながらコンパクトで、片開きスタイルのシンプルなデザインです。ドアには強化ガラスが使用されており、手入れがしやすいので清潔に保てます。

真空でチルド室内を密閉保存し、肉や魚を新鮮に保つ「真空チルド」を採用。室内の空気を真空化し、食品の酸化を防止できます。庫内が密封されるので食品の乾燥も防止でき、保存する際にラップも必要ありません。

また、チルド室と野菜室には「プラチナ触媒」が搭載されており、野菜からでるニオイ成分やエチレンガスを分解する効果が期待できます。乾燥しやすい葉野菜などをたくさん保存する方におすすめの冷蔵庫です。

ハイアール(Haier) 4ドア冷蔵庫 JR-NF468A

ハイアール(Haier) 4ドア冷蔵庫 JR-NF468A

凹凸のないシンプルなフレンチドアタイプの冷蔵庫。総容量は468Lのうち、154Lの大容量冷凍室を備えています。冷凍庫内は2列×3段のバスケットで分けられるので、食材が整理しやすい設計なのもポイントです。

最大の特徴は、用途ごとに3つもモードに設定ができる「ドア面操作パネル」が採用されている点です。消費電力を抑えるホリデイモード、急速冷蔵モード、急速冷凍モードを使い分けて、効率のよい省エネができます。価格も安く、コスパの高い冷蔵庫です。

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 置けるスマート大容量 RXシリーズ MR-RX46C

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 置けるスマート大容量 RXシリーズ MR-RX46C

幅が65cmとスリムな冷蔵庫です。「薄型断熱構造SMART CUBE」を採用することによって、総容量461Lと大容量でありながら幅を抑えられています。フレンチドアタイプで収納室数は6個です。

肉や魚を新鮮なまま保存できる「氷点下ストッカーD」や、冷凍した食材を解凍なしで包丁が入れられる「切れちゃう瞬冷凍」など、料理の時短に役立つ機能が搭載されているのも魅力。さらに「クリーン製氷」を採用しており、製氷皿からポンプまでを丸ごと洗えるので手入れも簡単です。

大容量冷蔵庫のおすすめモデル|500L以上

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 置けるスマート大容量 WXシリーズ MR-WX60D

三菱電機(MITSUBISHI) 6ドア冷蔵庫 置けるスマート大容量 WXシリーズ MR-WX60D

総容量600Lと大容量のフレンチドア冷蔵庫。年間消費電力量は270kWh/年です。野菜室に採用されている3色のLEDライトが、1日の太陽光の変化を再現。同社では本製品の野菜室で保存したキャベツはビタミンCが約23%アップ、レタスは糖質が約11%アップしたという検証結果を出しており、栄養素の増加が期待できます。

また、冷凍した食材を解凍しなくても包丁でカットできる「切れちゃう瞬冷凍」機能や、過冷却状態を保って凍らせずに保存する「氷点下ストッカーD」機能を搭載しています。1ヶ月ほど保存したい食材は冷凍室に入れ、2週間ほど保存したいものは「切れちゃう瞬冷凍」を使用するなど、場合に応じて使い分けるのがおすすめです。鮮度を保ったまま3日ほど保存したいときは「氷点下ストッカーD」が活躍します。

大容量の庫内を有しているうえ、食材の鮮度を保てる機能が充実しているため、買い置きすることが多い家庭におすすめの冷蔵庫です。

東芝(TOSHIBA) べジータFWシリーズ GR-P600FW

東芝(TOSHIBA) べジータFWシリーズ GR-P600FW

野菜室が真ん中にレイアウトされているため、野菜を楽に出し入れしたい方におすすめの大容量冷蔵庫。総容量は601Lです。扉は手をかざすだけで開く「タッチオープンドア」式のフレンチドアなので、料理中に両手がふさがっていても開けられます。

本製品の野菜室は冷気中の水分だけを取り込み、湿度を高く保つため、野菜の水分が損なわれにくいのが特徴です。さらにプラチナ触媒を使用した保湿シートを採用しているのでエチレンガスを分解し、野菜の劣化を防ぐ効果が期待できます。

また、野菜室の底面には野菜くずを廃棄できる穴を装備。穴の下にゴミ箱を用意すれば、床も汚さず野菜室を取り外す手間もなく庫内をきれいにできます。野菜に特化した機能充実したおすすめの大容量冷蔵庫です。

シャープ(SHARP) メガフリーザー 冷蔵庫 502L グラデーションレッド SJ-WX50D

シャープ(SHARP) メガフリーザー 冷蔵庫 502L グラデーションレッド SJ-WX50D

本製品は、ドアに触れるだけで開く電動式のどっちもドアを採用した502Lの大容量冷蔵庫です。野菜室は冷凍室に囲まれるように真ん中に配置されているのが特徴。冷凍室の冷気を利用した低温高湿の環境下で、野菜の保存が可能です。

さらに、野菜室とチルドルームにはプラズマクラスターイオンが放出されているため、雑菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。ほかにも、冷蔵庫の設定変更機能や製氷システムの自動洗浄機能など、便利な機能も豊富な大容量冷蔵庫です。

シャープ(SHARP) プラズマクラスター冷蔵庫 メガフリーザー SJ-GX55E

シャープ(SHARP) プラズマクラスター冷蔵庫 メガフリーザー SJ-GX55E

耐震ロックのついた大容量冷蔵庫。扉は電動のフレンチドアですが、静音設計となっているため、駆動音も気になりません。また、無線LAN機能を搭載しているのが特徴で、クラウドサービス「COCORO KITCHEN」を利用すると、冷蔵庫が献立を提案してくれるほか、庫内の食材を使用したメニューの検索もできます。

さらに、冷凍室には大容量のメガフリーザーを採用。食材の鮮度を保ち乾燥を防止することで、味の劣化を抑制するチルドルームも搭載しています。

パナソニック(Panasonic) 微凍結パーシャル 搭載冷蔵庫 NR-F672WPV

パナソニック(Panasonic) 微凍結パーシャル 搭載冷蔵庫 NR-F672WPV

総容量665Lと大容量の冷蔵庫。ドア棚が低く、引き出しはフルオープンなので食材を出し入れしやすいのが特徴です。年間消費電力量は350Kwh/年で、自動で節電ができるエコナビを搭載しているため、複雑な設定をしなくても電気代を節約できます。

冷蔵や冷凍(チルド)より低温で食材を保存する「微凍結パーシャル」機能を搭載しているため、肉や魚を冷凍せずに保存可能です。また、野菜室にはステンレスクリアケースを採用し、湿度をコントロールできる「Wシャキシャキ野菜室」機能を搭載しています。大容量かつ節電できるモデルを探している方におすすめの冷蔵庫です。

日立(HITACHI) 冷蔵庫 XGシリーズ R-XG6700H

日立(HITACHI) 冷蔵庫 XGシリーズ R-XG6700H

2016年度グッドデザイン賞を受賞した落ち着きのあるフォルムが印象的な大容量冷蔵庫。サイズや機能だけでなく、デザイン性も重視したい方におすすめです。総容量は615L、扉はフレンチドアで、年間消費電力量は285kWh/年。野菜室が125Lと広いため、野菜を多く入れたい方にも安心の設計です。

ルーム内を真空状態にして食材の鮮度を保つ「真空チルド」や、プラチナ触媒で野菜の新鮮なまま保存する「新鮮スリープ野菜室」などの機能を搭載しています。また、冷凍庫には魚や肉を素早く冷凍する「デリシャス冷凍」技術を採用。鮮度を落とすことなく保存できます。

シャープ(SHARP) 4ドア冷蔵庫 SJ-G61X

シャープ(SHARP) 4ドア冷蔵庫 SJ-G61X

引き出しがなく、フレンチドアの扉が4枚あるデザインの612L大容量冷蔵庫。プラズマクラスター技術を採用しているため、冷蔵庫内のカビや付着菌を除菌する効果が期待できます。

冷凍室とアイスルームには、すばやく冷凍することで食材の栄養を閉じ込める「おいそぎ冷凍」機能や、4種類の氷をボタン操作で作れる「おうちでロック製氷」機能を搭載。さらに、製氷機の給水タンクやポンプ、製氷皿はAg+イオン加工なので雑菌の繁殖を防止できます。

ほかにも、冷蔵庫の使用状況をAIが自動で判断し、それぞれの生活パターンに最適な省エネ運転をしてくれる「節電モード」を搭載。通常運転時に比べて約10%節電できるため、手軽に節電したい方におすすめの冷蔵庫です。