DIYはもちろん、プロの現場作業でも活躍する「水平器」。測定したいモノに置いて、水平や傾斜などを簡単に確認できる便利なアイテムです。ただし、気泡管タイプやデジタル、レーザーなど、さまざまな製品があり、どれを選べばよいか迷ってしまいがちです。
そこで今回は、おすすめの水平器を種類別にご紹介します。選び方のポイントについても詳しくまとめているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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水平器の選び方
種類をチェック
安価でDIYにおすすめの一般的な水平器
水平器のなかで主流なのは、ガラス管に気泡が入っている気泡管水平器です。気泡管には、標線や基準線と呼ばれる複数の線が引かれています。気泡の位置によって、測定しているモノが水平かどうかを調べられます。
気泡管水平器は150mmや600mmなど、さまざまな長さのモノがあるのも特徴。水平だけでなく、垂直や角度測定が可能な気泡管を複数搭載しているモデルもあります。
また、安価なモノも多く気軽に使いやすいため、DIYにおすすめです。なかには、100均で購入できる製品もありますが、精度の高い計測をする際はメーカーのモノを選びましょう。
精度が高く見やすいデジタル水平器
デジタル水平器は、測定した値を液晶ディスプレイに表示するタイプの水平器。水平かどうかはもちろん、垂直・勾配・角度といった値も測定可能です。精度が高いうえ数値を読み取りやすく、家庭用としてはもちろん、プロ用としても適しています。
屋外で使用する際は防水仕様のモノを選ぶのがおすすめです。また、水平であった場合にブザー音で知らせてくれるモノなら、ディスプレイを目視する必要がなく、効率的に作業ができます。なかには、ディスプレイに加えて気泡管も搭載しているモノもあります。
離れた位置の測定できるレーザー水平器
レーザーポインターが内蔵されているレーザー水平器。測定したいモノの水平チェックができるだけでなく、レーザーの光により離れた位置にある対象物の水平出しもできるのが特徴です。
レーザーの光を壁や床などに照射し、墨付けを行えば家具の配置やレンガ積みなどをスムーズに行えます。建築や測量などの現場作業でも使用されることの多い水平器です。
360°全方向の水平を測定できる丸型水平器
丸い気泡管が特徴の丸型水平器は、気泡管のみで傾きの測定を行うのが特徴です。気泡管水平器と異なり、360°全方位の測定が可能。広範囲の傾きをチェックしたい方におすすめです。
単体での使用はもちろん、機械などにネジ止めしても使えます。また、底面にマグネットを搭載したモノなら、金属部分に貼って測定ができます。
用途に合わせて線の数を選ぶ
水平器の気泡管に書かれている線の数は標線と呼ばれ、2~6本とさまざまです。線の数が2本のモノは、2本線の中央に気泡があれば水平を示すシンプルなタイプです。
線が4本以上のモノは、水平だけでなく傾斜の度合いも確認できるのがメリット。気泡が接している線によって、1mあたり1cm上がっている、もしくは下がっていることを示す「1/100勾配」のほか、1mあたり2cm上がっている、もしくは下がっていることを示す「2/100勾配」などの測定ができます。
DIYなどで水平のみ確認したい方は、簡単に測定できる線の数が2本のモノがおすすめ。排水管の工事などで傾きも測定する必要がある方は、4本線以上の水平器を選びましょう。
水平器のおすすめ|水平器
シンワ測定 ブルーレベル Basic 300mm マグネット付 73490
クリアブルーの溶液とホワイトの標線を採用した視認性の高い気泡管水平器です。垂直気泡管も搭載しており、水平・垂直両方の測定が可能。気泡管カバーが付属するため、気泡管のキズや汚れを予防できるのも魅力です。
本体サイズは300×52×20mm。強力なヨーク付きマグネットも付いており、鉄骨にくっつけて使用できて便利です。V字型溝付きの測定面は、パイプなどの丸みのあるモノを測定するときに役立ちます。DIYはもちろん、鉄骨工事にもおすすめの水平器です。
エビス(EBISU) トビレベル・プロ ED-TBP
水平・垂直・45°の3つの気泡管を搭載した水平器です。標線の数は傾斜の測定もできる4本です。本体サイズは16×43×160mmとコンパクトで、携帯にも便利。明るい場所で光を蓄積し、暗所で発光する蓄光が付いており、暗い場所での使用にもおすすめです。
強力なマグネットも搭載しているため、鉄材に固定しやすいのもメリット。測定基準面はV溝付きで、パイプの測定もできます。本体両側にカラビナと落下防止コードに対応した大型シャックルを配置。ベルトなどに取り付ければ、作業時にスムーズに取り出して使えます。
エビス(EBISU) クリスタルレベル ED-10CLS
全面を測定面として使用できる水平器です。水平・垂直2本の気泡管を備えているほか、長さを測れる目盛も付いています。本体がクリアで、どの方向から見ても目盛や気泡管の確認が可能です。
本体サイズは15×40×100mmと小さく、ポケットに入れて手軽に持ち運べます。標線は2本で、DIYなどで簡易的な水平出しにおすすめの水平器です。
タジマ(TAJIMA) ボックスレベルスタンダード 450mm BX2-S45
特殊ハードアルマイトで表面処理を施した、キズが付きにくい水平器です。大型の気泡管を搭載しており、さまざまな角度から見やすいのも特徴。明るい場所で光を蓄えられる蓄光シートにより、薄暗い場所でも測定できます。
標線が4本書かれた水平と垂直2つの気泡管を備えています。本体の長さは450mmと長め。エラストマー製のサイドプロテクタが付いているため、建材を傷付けにくいのもメリットです。リーズナブルで使いやすい水平器を探している方におすすめです。
タジマ(TAJIMA) モバイルレベル 160mm ML-160
強力なネオジム磁石を備えた水平器です。測定面はV字溝に設計されており、パイプにしっかり固定可能。6本の標線を有した水平気泡管と4本の標線を有した垂直・45°気泡管の3種類を搭載しています。
また、気泡管の下に蓄光シートを敷いているため、薄暗い箇所での計測にもおすすめ。大型通し孔が付いており、カラビナやフックを通せば持ち運びしやすいのもメリットです。本体の長さは160mmとコンパクト。スタイリッシュなデザインなので、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
近与(KONYO) SUN UP ミニ水平器 SLV-230
全長約230mmとコンパクトサイズながら、水平・垂直・45°の3種類の気泡管を備えた水平器です。DIYや日曜大工、家電製品の設置などで簡易的に測定したいときに適しています。マグネットを搭載しており、金属部分に付けて測定も可能です。
また、リーズナブルな価格で購入できるので、初めて水平器を購入する方にもおすすめ。パイプなどの丸みのある素材も計測しやすいV溝も備えています。
STS I型BOX水平器 SV120VM
本体両端に耐衝撃性に優れたプロテクトラバーが付いた水平器です。落としたときの衝撃を和らげられるのがメリット。腰袋などへの着脱に役立つカラビナも備えています。
測定面はマグネット付きV字溝仕様で、パイプなどの水平チェックにも便利です。本体サイズは120×50×22mm、重さは100g。小型で軽いので、扱いやすいのもおすすめのポイントです。
新潟精機 超磁力レベル 150mm ML-150K
強力なネオジム磁石を搭載した水平器です。鉄材などに吸着させたまま、ハンマーで叩いて微調節しても落下しないと謳っています。測定面にはV溝が付いているため、丸みのあるモノの測定にも適しています。
4本の標線を持つ水平・垂直・45°の気泡管を備えており、水平や傾斜の測定におすすめ。気泡管の下には蓄光テープが付いているため、薄暗い場所でも見やすく便利です。本体サイズは幅150×高さ47×奥行き20mmと小さく、扱いやすいのもメリットです。
また、本体のサイドには落下時の衝撃を和らげられるプロテクタ付き。建材などがキズ付くのも予防できます。
ハクバ(HAKUBA) 2ウェイレベラー KPA-02
カメラに取り付けて縦位置と横位置の水平チェックができる水平器です。縦方向と横方向に配置された気泡管を上から見ることで、前後左右の傾きを確認可能。カメラが横向き・縦向き・下向きでも使えます。風景などの撮影をする前の水平出しにおすすめです。
本体サイズは30×22.5×18.5mm、重さは13gと小さく軽量で、持ち運びにも便利。写真のクオリティにこだわりたい方はチェックしてみてください。
水平器のおすすめ|デジタル水平器
シンワ測定 ブルーレベル Pro2 デジタル450mm 防塵防水 マグネット付 75317
デジタル測定部分に防塵・防水性能を備えたデジタル水平器です。屋外で使用したい方にぴったりです。傾きにより鳴り方が3段階で変化するブザー機能を搭載。水平や垂直を測定しやすいのが魅力です。オートパワーオフ機能も付いており、電源の切り忘れ予防もできます。
また、ディスプレイにはバックライト機能により、暗い場所でも数値を読み取りやすいのもメリット。任意の角度でゼロセットできる比較測定機能や、測定値のホールドができるホールド機能も搭載。機能性を重視する方におすすめです。
本体サイズは450×56×26mm。水平・垂直・45°気泡管の3本も付いています。6本の標線を有しており、水平はもちろん1/50勾配や1/100勾配の測定もできます。
シンワ測定 デジタルアングルメーターII 防塵防水 76825
水平・垂直になった際にブザー音で知らせてくれるデジタル水平器です。水平からの傾斜角度や勾配、1m当たりの立ち上がりをデジタル値で表示可能。任意の基準点を設定すれば、比較測定もできます。
また、ホールド機能付きで、見えない部分の測定をする際にも便利。IP65の防塵・防水仕様なので、屋外や埃っぽい場所での作業も安心です。
本体サイズは151×60×31mmとコンパクトで、携帯しやすいのもメリット。バックライトも付いており、暗い場所での測定にもおすすめです。
エビス(EBISU) 磁石付きデジタルレベル ED-60DGLMN
ブザー音や任意ゼロ、バックライトなどの機能を多数搭載したデジタル水平器です。本体が逆さまになった際にはデジタル部分も反転するため、使い勝手に優れているのが特徴。水平・垂直に加えて、立ち上がりや角度、勾配の測定ができます。
水平・垂直の気泡管は6本の標線を有しているため、1/100勾配や2/100勾配の測定も可能。高精度な加工による気泡管を使用しており、家庭用はもちろんプロ用としてもおすすめです。また、拡大レンズや蓄光付きで、視認性に優れているのもポイントです。
持ち運びしやすい取っ手やソフトケースも付いています。マグネット付きで、金属にくっつけても測定ができます。本体の長さは600mmと長めなため、屋根・外壁工事や配管・設備工事に使える水平器を探している方もチェックしてみてください。
ムラテックKDS デジタル水平器60IP DL-60IP
上面と側面両方から確認できる2面デジタル液晶パネルを搭載したデジタル水平器です。本体サイズは610×60×30mm。角度や高さ調節に便利なブザー音機能も備えています。また、強発光モードや省電力モードを搭載したバックライト機能もあります。
IP65の防塵防滴仕様で、屋外の測定にもおすすめ。本体側面には取り外し可能なラバーエンドキャップが付いているほか、大型ラバーグリップが付いた持ち手も搭載しているため、しっかり握って作業できます。
温度変化に強い肉厚の高精度アクリル気泡管を水平1本、垂直2本備えています。高精度の測定ができるため、微妙な傾きなども確認したい場合に適した水平器です。
アカツキ製作所 コンパクトデジタル水平器 DI-100M
本体サイズ107×55×18mmとコンパクトなデジタル水平器。角度と勾配の2つのモードを選択可能。ホールド機能を使用すれば測定値の固定が可能なので、見にくい位置のモノの測定にも便利です。
測定面にはマグネットとV字溝付で、鉄骨やパイプなどの測定にもおすすめ。任意の角度をゼロに設定できる機能も搭載しています。また、取っ手付きで持ちやすいのもメリット。安いデジタル水平器を探している方におすすめです。
水平器のおすすめ|レーザー水平器
シンワ測定 レーザービームレベル2 300mm マグネット付 76165
屋外10m、屋内30mまでレーザーポイントを照射できるレーザー水平器です。離れた場所の水平や勾配の指示が可能。接触センサーもしくは、照射スイッチが押されたときのみレーザーが照射されるため、安全性にも配慮されています。
また、レーザーを照射した際に水平気泡管のLEDも点灯します。レーザーの光が出ていることがひと目でわかり便利です。水平・垂直2種類の気泡管を備えており、1/50勾配や1/100勾配の測定も可能。本体サイズは300×55×25mmです。
測定面にはV字溝や強力なヨーク付きマグネットを搭載。日曜大工から土木・鉄骨工事まで、さまざまな作業におすすめの水平器です。
ボッシュ(BOSCH) ミニレーザーレベル GLL1P
レーザー照射機能を搭載しながらも、ポケットサイズで持ち運びやすいレーザー水平器です。ライン照射は約5m、ポイント照射は約20mまで可能。水平ライン照射では棚の位置合わせ、勾配ライン照射では手すりの取り付け、ポイント照射ではフックの位置合わせなどが行えます。
付属するウォールホルダーを使用すれば、壁や三脚に取り付けて使えます。また、水平と垂直の気泡管を搭載しているのも嬉しいポイントです。ワンボタンで簡単に操作できるレーザー水平器を探している方にもおすすめです。
ボッシュ(BOSCH) レーザー墨出し器 GLL30G
視認性の高いグリーンのレーザーを照射できるレーザー水平器です。スライド式のスイッチを操作するだけで使えるため、初めて使用する方にもおすすめ。本体は約高さ72×幅71×奥行き55mmの手のひらサイズで、省スペースで収納できます。
また、キャリーケース付きで持ち運びにも便利。水平と垂直のラインの照射距離は最大10mです。壁紙貼りや家具の設置を効率的に行えるのが魅力です。
山真製鋸(Yamashin Seikyo) レーザー墨出し器 レッドエイリアン RA-06
コスパに優れたレーザー水平器です。水平ラインと縦ライン、地墨ポイントの照射が可能。水平・縦ラインの精度は7mで±1mmと高精度です。防塵・防滴設計なので、屋内はもちろん、屋外でも作業できます。
専用アルミケースやレーザーゴーグル・L版板が付属。暗い場所でも電源のオンオフの確認がしやすいように、LEDランプが付いているのもポイントです。
新潟精機 グリーンレーザー 緑墨 GMW-4
本体の真上までレーザーのラインが届くレーザー水平器です。視認性の高いグリーンのレーザーを採用。縦・横の2本のラインと地墨点・鉛直点の照射ができます。レーザーの認識距離は20mと広く、プロ仕様のモノを探している方にもおすすめです。
本体は幅92×高さ65×奥行き80mmとコンパクト。収納バッグも付属するため、携帯しやすいのもメリットです。また、マグネット付きのL字ベースに本体を取り付ければ、スチールなどに貼り付けて使えます。
±3°の自動補正範囲を超えて本体が傾くと、レーザーラインが消灯する仕組み。誤使用を予防できるため、安全に使用できるのも魅力です。
水平器のおすすめ|丸型水平器
Sokaiwheel 水平器 小型 丸形
2°・4°・6°の傾斜を示す目盛付きで、簡単に水平確認ができる丸型水平器です。本体サイズは直径約32×高さ約7mmとコンパクト。設置場所を選ばないので、狭い場所や湿気のある場所など、さまざまな場所で活躍します。
また、機械や工具への取り付けも可能。約5.7gと軽量で、持ち運びやすいのもメリットです。
アカツキ製作所 丸型アイベルマグネット付水平器 RM-25
測定面に吸着マグネットを搭載した丸型水平器です。気泡管の感度は1.00mm/m。金属部分に貼り付けて測定ができて便利。本体サイズは直径25×9.5mm、重さは6gと小型で軽量なので、機械や機器などに取り付けて使用するのにもおすすめです。
インテリアや飾り棚など、ちょっとしたモノの水平を測定したいときにも適しています。
シンワ測定 丸型気泡管 φ11 ブルー 2ヶ入 76530
視認性の高さにこだわり、ブルーの溶液とホワイトの気泡管枠を採用した丸型水平器です。リーズナブルな価格ながら2個入りで、コスパがよいのが特徴。棚の両端に置いて測定すれば、より正確に水平のチェックができます。
本体サイズは直径11×8.5mm、重さは0.8gと非常に小さく携帯しやすいのもメリット。気泡管の感度は1.00mm/mです。カメラ用三脚や作業台などの水平確認におすすめの水平器です。
エビス(EBISU) 丸型レベル ED-CI
外側にツバと3か所の取付穴が付いた、ビスで機械や器具に取り付けやすい丸型水平器です。しっかりと機械に固定できるのがメリット。気泡管に書かれた標線は2本で、全方向の水平や傾きをチェックできます。
本体サイズは直径45×11mm、重さは10g、感度は0.50mm/m。コンパクトなのでポケットに入れて持ち運べば、外出先で水平かどうかを調べるのにも役立ちます。
r_planning 大型 水平器
本体サイズ約66×10mmと大型で、気泡の位置を確認しやすい丸型水平器です。ブルーの溶液を採用しており、視認性が高いのもメリット。接地面積が大きいため、高い水準の水平出しが可能です。
また、0~3°の傾斜を示す目盛が付いており、簡易的に傾きの測定もできます。大きめサイズながら重さは約37gと軽いので、持ち運びたい方にもおすすめです。
水平器の売れ筋ランキングをチェック
水平器のランキングをチェックしたい方はこちら。
水平出しするのに活躍する水平器。水平だけでなく傾きも測定したい方は、標線が4本以上のモノを選びましょう。より精度が必要となるプロの方は、デジタル水平器に気泡管も備えているモデルがおすすめ。本記事を参考に、用途に合った製品を選んでみてください。