ビデオカメラのように、クオリティの高い動画が撮影できる「デジタルカメラ」。写真も動画も高品質で楽しめるので便利です。しかし、さまざまな機能が搭載された製品が展開されているため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、動画撮影におすすめのデジタルカメラをご紹介。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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動画撮影に最適なデジタルカメラの選び方

センサーサイズと画素数をチェック

By: fujifilm-x.com

動画撮影用カメラを選ぶときには、イメージセンサーのセンサーサイズと画素数をしっかりと確認しましょう。カメラのレンズから取り込んだ光を電気信号に変える役割をもつイメージセンサーにはさまざまなサイズが存在し、主要なものでは「35mmフルサイズ」「APS-Cサイズ」の2つがあります。

センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるため、暗い場所でもきれいな撮影が可能。また、センサーサイズが小さくなると画角も狭くなります。そのため、広範囲を写したい場合にはフルサイズを選ぶのもおすすめです。

画像の最小単位である「画素」は、ピクセルとも呼ばれており、画像の中に配置された画素の数が画素数です。一般的には画素数が多いほど画質がよいとされています。

フレームレートと解像度を確認

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「fps」と表記されることも多いフレームレートは、アニメーションのコマのように、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のこと。フレームレートの数値が高いほど滑らかに、低いほどカクカクとした映像になります。

映画風の映像を作りたい際などには、フレームレートを少し落とすと雰囲気が出る場合も。スポーツシーンを撮影する際は、フレームレートが高い方が滑らかに撮影できます。目的に応じてフレームレートを調節するのがおすすめです。

また、解像度とは、フレームの中に含まれているピクセル数を指します。フルHD・4K・8Kなど、解像度が高いほど動画を細部までリアルに見せることが可能です。

フレームレートや解像度は、必ずしも数値が高ければよいとは限らず、数値が高いほどデータ容量が大きくなります。転送や処理に時間がかかるというデメリットもあるので、総合的に考えてフレームレートや解像度を選択するようにしましょう。

手ブレ補正機能をチェック

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手持ち撮影を行う際に欠かせないのが手ブレ補正機能。構え方によってある程度手ブレは抑えられますが、子供の運動会やスポーツなど被写体の動作が激しいシーンほど、手ブレ補正機能が優れていると便利です。

手ブレ補正機能が搭載されていない場合は、スタビライザーなどの動画撮影が安定する機材を使用するのもコツ。しかし、重量が増える点は留意しておきましょう。

ズーム機能をチェック

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ズームには、デジタルズームと光学ズームの2種類があります。デジタルズームは撮影した写真を引き伸ばすズーム機能。ズームをした際に画質が落ちますが、比較的安価なのが魅力です。

光学ズームは、望遠鏡と同じようにレンズを調節し、焦点距離を変化させるズーム機能。優れた画質をキープしたままズームできるので、高画質な動画を撮りたい方は光学ズームが採用されたデジタルカメラを選びましょう。

また、レンズの性能も重要で、特に焦点距離の数値が小さいほど広角、大きいほど望遠の撮影に向いています。光学ズームのように焦点距離を変えられるレンズはズームレンズと呼ばれており、普段の生活で使う方には240mm程度までズームできるモノがおすすめです。400mm以上の超望遠のモノもありますが、手ブレを起こしやすい点は留意しておきましょう。

オートフォーカスの精度をチェック

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オートフォーカスとは、自動で被写体を捉えてピントをあわせる機能のこと。「AF」と省略して呼ばれることもあります。AF機能が搭載されている製品のなかには、顔認識やターゲット追尾など便利な機能が備わっているモデルもあるので、選ぶ際にはチェックしておきましょう。

なお、オートフォーカスの精度は製品によってさまざま。すばやく動く被写体を撮影するには、高速AFを謳っているモデルに注目しましょう。

連続撮影時間をチェック

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動画撮影のためのデジタルカメラを探す際には、連続撮影時間にも注意して選んでみましょう。2019年頃までに発売されたモデルでは、関税の関係上デジタルカメラとビデオカメラの区分がはっきりと分けられていたことを理由に、デジタルカメラでは連続撮影時間が29分59秒など、30分未満のモノが多い傾向があります。

そのため、30分以上の長時間連続撮影を行いたい場合などは、しっかりと連続撮影時間を確認してから購入するのがおすすめです。

動画専用ならビデオカメラやアクションカメラもおすすめ

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静止画の撮影よりも動画をメインに撮りたいという方には、動画に特化したカメラもおすすめ。ビデオカメラは手ブレ補正機能に優れたモデルが多く、運動会や発表会など、カメラに慣れていない方でも快適に高品質の動画を残せるのがメリットです。

また、アクションカメラは、コンパクトで耐久性に優れており、海や川などの水中や、雪山での低温環境など、過酷なシーンでも安心して使用できるのが魅力。丁寧なケアや繊細な取り扱いが求められる従来のカメラとは異なり、臨場感のある撮影を気兼ねなく行えます。

さらに、スローモーション撮影への対応や撮った動画をすぐにスマートフォンに転送できる機能など、便利な機能が搭載されているモノもあります。


動画撮影用デジタルカメラのおすすめメーカー

ソニー(SONY)

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ソニーは、コンデジとデジタル一眼カメラのほか、さまざまな電化製品を製造している世界的に人気のメーカーです。特に最近は、主にミラーレス一眼のフルサイズモデルを展開しており、高性能なハイエンドモデルも存在します。

また、ビデオカメラもラインナップしているので、動画撮影においても使い勝手が良好。デジタルカメラで本格的な撮影したい方におすすめのメーカーです。

キヤノン(Canon)

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キヤノンは、カメラ・ビデオ・プリンター・複合機などを製造する精密機器メーカーです。なかでも、デジタルカメラはコンデジ・ミラーレス共に、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く製品を取り揃えています。

また、交換レンズのラインナップが豊富なのもポイント。カメラを本格的に始めたい方にもおすすめのメーカーです。

パナソニック(Panasonic)

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パナソニックは、大阪府に拠点を置く総合電機メーカー。ビデオカメラで培ってきた技術とノウハウをデジタルカメラの動画分野にも活かしているのが特徴です。

4K撮影に対応したモデルを多く製造しており、クオリティの高い動画を撮影できるのがポイント。なお、交換レンズに関してはドイツの有名カメラメーカー「ライカ」と提携しているのも魅力です。

オーエムシステム(OM SYSTEM)

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オーエムシステムは、オーエムデジタルソリューションズが運営する映像製品ブランド。カメラ以外に、ICレコーダーやオーディオ、双眼鏡などの製品を展開しているのが特徴です。

ミラーレス一眼には、シンプルかつクラシックなボディを採用したモデルが存在します。また、軽量で持ち運びに適したモデルや手ブレ補正に優れたモデルを製造しているのも魅力。カメラを持ち歩く頻度が多い方におすすめです。

動画撮影におすすめのデジタルカメラ|ミラーレス

ソニー(SONY) α7R V

ソニー(SONY) α7R V

高解像度で撮りたいモノを細部まで描き出せる、おすすめのミラーレス一眼です。有効約6100万画素の35mmフルサイズイメージセンサーを搭載しており、高解像度・高感度・低ノイズ性能を実現。被写体の細かい質感まで再現可能です。

8K 24p動画を撮影できるのも魅力のひとつ。また、手ブレ補正ユニットやジャイロセンサーに加えて、最適化されたアルゴリズムにより、手持ちでも安定した動画を撮れます。

被写体をしっかりと捉える「リアルタイム認識AF」を備えているのもメリット。AIの姿勢推定技術により、後ろ向きの人物やマスクをしている人物、遠くにいる人物でもピントをあわせやすく快適です。

▼撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS R100 RF-S18-45 IS STM レンズキット

キヤノン(Canon) EOS R100 RF-S18-45 IS STM レンズキット

約幅116.3×奥行68.8×高さ85.5mmと小型、かつ重さも約356gと軽量で、散歩や旅行などの持ち運びシーンに向いたミラーレスカメラです。初心者でも扱いやすいよう、各撮影モードの効果が写真やイラストで表示されるのが特徴。直感的に操作できます。

映像エンジン「DIGIC 8」を搭載した機種です。優れた画像処理能力を持ち、高クオリティな絵作りを実現。また、オートフォーカスでの精度の高いピント合わせや、高精細な4K動画の撮影などのパフォーマンスを底上げしています。

「動画サーボAF」によって、動きのある被写体でも瞳にピントを合わせ続けられるのがポイント。特定の設定にすることで、自動で瞳を検出し、なめらかに追従します。カメラを使った動画撮影に慣れていない方にもおすすめの1台です。

▼撮影イメージ

撮影イメージ

キヤノン(Canon) EOS R50 RF-S18-45 IS STM レンズキット

キヤノン(Canon) EOS R50 RF-S18-45 IS STM レンズキット

日常使いにぴったりのミラーレス一眼を求めている方におすすめのアイテムです。「瞳トラッキング」機能を搭載しているのも特徴のひとつ。ペットや小さな子供など、動きの多い被写体にもしっかりとピントをあわせられます。

重量は約376gと、軽量なのもうれしいポイント。お出かけや旅行でも幅を取りにくく、気軽に撮影できるのがメリットです。また、APS-Cサイズのセンサーと映像エンジン「DIGIC X」の画像処理能力により、夕景などの光の少ないシーンでもクリアな画質を実現します。

最大約15コマ/秒の高速連続撮影ができるのも魅力。運動会などの一瞬を逃したくない場面でも、後からベストショットを選べて便利です。

▼撮影イメージ

パナソニック(Panasonic) LUMIX S5II フルサイズミラーレス一眼カメラ 標準ズームレンズキット DC-S5M2XK

パナソニック(Panasonic) LUMIX S5II フルサイズミラーレス一眼カメラ 標準ズームレンズキット DC-S5M2XK

オートフォーカス性能に優れたミラーレス一眼デジタルカメラを探している方におすすめのアイテム。有効画素数2420万画素のフルサイズ CMOSセンサーを搭載しており、高解像度な撮影と高速連写が行えるのがポイントです。

「ライカ」とパナソニックが共同開発した「ヴィーナスエンジン」を採用しているのも魅力のひとつ。被写体の自然な輪郭を再現し、立体的な描写を実現しています。

また、豊かな階調で動画を撮影できるのもメリット。動画制作において重要な色調整「カラーグレーディング」が柔軟に行える設計を取り入れています。さまざまな動画記録モードを備えているのも特徴。4Kを超える6K 30p 10bitでの記録など、ハイレベルな映像制作にも対応できる高性能な1台です。

オーエムシステム(OM SYSTEM) PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット EP7LKITSLV

オーエムシステム(OM SYSTEM) PEN E-P7 14-42mm EZ レンズキット EP7LKITSLV

洗練されたデザインが魅力のミラーレス一眼です。サイズは幅118.3×高さ68.5×奥行き38.1mm、重さは337gとコンパクトかつ軽量なのも魅力のひとつ。旅行先やカフェなどで撮影したい方にもおすすめのアイテムです。

リーズナブルな価格帯ながら、4K動画が撮影できるのもうれしいポイント。ボディ内5軸手ブレ補正機能を搭載しており、手持ちでもきれいな動画を撮影できます。また、4K動画から静止画の切り出し保存も可能。コンパクトかつ高画質な動画撮影をしたい方にぴったりな1台です。

▼撮影イメージ

富士フイルム(FUJIFILM) X-H2S

富士フイルム(FUJIFILM) X-H2S

アウトドアやスポーツなどの撮影に適したミラーレス一眼を探している方におすすめの1台。APS-Cサイズの裏面照射積層型2616万画素センサーに加えて、HEIF形式・Apple ProResコーデックなどに対応しているプロセッサーを搭載しているのも魅力のひとつです。

また、高精細な動画撮影ができるのもうれしいポイント。6.2K 30Pのカメラ内カード記録に対応しています。また、4K 120pのハイスピード動画が撮影できるのも特徴。一瞬のアクションをしっかりと捉え、滑らかなスローモーション映像を再生できます。

効率的な放熱構造を採用しており、長時間の動画撮影ができるのもメリット。4K 60pの映像であれば、240分記録できます。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) Z 30 12-28 PZ VR レンズキット

ニコン(Nikon) Z 30 12-28 PZ VR レンズキット

Vlogなどの動画撮影もしたい方におすすめのミラーレス一眼デジタルカメラです。APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しており、光を多く取り込むことで高い画質を実現しています。また、夜の撮影など暗所でもきれいな映像が撮れるのも魅力のひとつです。

日常的に持ち運びやすい軽量設計もうれしいポイント。重さは約405gと、一日中バッグの中に入れて持ち運びやすいアイテムです。また、ボディ上面に大きな動画撮影ボタンがついているのもメリット。さまざまなアングルで撮影しても押しやすいため、スムーズな撮影を行えます。

さらに、ボディ正面にRECランプを備えているのもポイント。撮影中はランプが赤く点灯するため、カメラの回し忘れを防げます。4K UHD動画に対応しているのも特徴。比較的リーズナブルな製品ながら、きれいな映像表現が可能です。

▼撮影イメージ

動画撮影におすすめのデジタルカメラ|コンデジ

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1 II ZV-1G

ソニー(SONY) VLOGCAM ZV-1 II ZV-1G

Vlog撮影が快適にできるモノを求めている方におすすめのコンパクトデジタルカメラです。「背景ぼけ切り替え」ボタンを搭載しているのもうれしいポイント。ボタンを押すだけで、人物が際立つ印象的な撮影ができます。

「商品レビュー用設定」ボタンがついているのも魅力のひとつ。製品などを動画で紹介する際に必要な、顔から製品へのピント切り替えをすばやく行えます。

また、コンパクトなデザインと初心者でも扱いやすい操作性もメリット。重さは約294gと、長時間撮影しやすい点も便利です。さらに、自撮り時に写りを簡単に確認できる「バリアングルモニター」により、画角の調整などを快適に行えます。

屋外などの風のノイズを低減できるウインドスクリーンが付属するのも特徴。カラーは定番の「ブラック」と、おしゃれな「ホワイト」の2種類をラインナップしています。

▼撮影イメージ

オーエムシステム(OM SYSTEM) Tough TG-7

オーエムシステム(OM SYSTEM) Tough TG-7

水中での撮影ができるなど、山や海、岩場やスキー場などタフな環境で使えるデジタルカメラ。シーリングとダブルロック機構を採用しており、水深15mの防水性能を備えています。比較的リーズナブルな価格帯もうれしいポイントです。

さらに、防塵規格IP6Xを備えており、砂やホコリがカメラに侵入することを防げます。また、汚れても水洗いができるため、気軽に使いやすいのも魅力のひとつです。4K・フルHD撮影ができるのも特徴。縦方向の動画ファイルが保存できるため、SNS投稿時には動画の向きの編集をする手間がかからないのもメリットです。

▼撮影イメージ

ニコン(Nikon) COOLPIX P1000

ニコン(Nikon) COOLPIX P1000

コンパクトデジタルカメラの手軽さはそのままに、本格撮影ができるアイテムを探している方におすすめの製品。光学125倍ズームとダイナミックファインズーム250倍を搭載しており、超望遠でも美しい描写を実現します。有効画素数は1605万画素、最大ISO感度はISO 6400です。

優れたズーム機能をサポートする多彩な機能を備えているのもうれしいポイントです。「クイックバックズームボタン」を活用すると、一時的に広角側へとズームバック。超望遠ズーム時に被写体を見失っても、すぐに捉え直せるため便利です。ボタンを話せば、元の望遠状態に戻ります。

4K UHDの動画撮影ができるのも魅力のひとつ。3840×2160 30pの撮影が可能で、最長約29分のステレオ音声付きムービーを録画できます。

▼撮影イメージ