カメラファンなら誰でも一度は憧れる高級ブランドの「ライカ」。完成度の高い洗練された外観デザインと味わい深い描写力で唯一無二の撮影体験を堪能できるため、数多くの写真家を魅了してきました。
そこで今回は、ライカのカメラが持つ魅力や選び方を踏まえたうえで、現行機種からおすすめのモデルをご紹介。撮影のパートナーとなる自分に適したライカを見つけるための参考にしてみてください。
ライカ(LEICA)とは?

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ライカとは、ドイツ中西部の街ヴェッツラーに本社を構える老舗の高級カメラメーカーのことです。19世紀中頃に創業した顕微鏡メーカーを前身として、1869年にエルンスト・ライツ1世が設立。その後、「ライツのカメラ」を意味する「ライカ」に社名を変更し、150年以上に渡って高級カメラブランドの象徴として活動を続けています。
ライカのカメラ初号機は、同社の伝説的技師オスカー・バルナックが1914年に発明した「ウル・ライカ」。1954年にはM-Systemの元祖となる「ライカM3」を発売し、画質と機動力を両立したレンジファインダーカメラの理想系として、数多くのジャーナリストや写真家に重宝されてきました。
最近では、先進技術の粋を集めた高級コンデジやミラーレス一眼の開発にも積極的に注力。「Made in Germany」を代表するカメラメーカーとして、世界中のカメラファンから人気を集めています。
ライカのカメラの魅力

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ライカのカメラは、機械工芸品としての完成度の高さを実感できるのが魅力です。本体の素材には、高価な金属ブロックから削り出したアルミや真鍮を贅沢に使用。素材にも製造方法にも強いこだわりを持って開発しているため、高級カメラの名に恥じない上質な仕上がりを味わえます。
「空気感さえも写し出す」と評される独特な描写が堪能できるのも特徴です。画質の要となるレンズはドイツの自社工場に務める熟練職人が手作業によって製造。高い解像力と優秀な逆光耐性を備えつつ、ボケに代表される味わい深い描写も楽しめるので、撮影した作品にライカならではの上質な雰囲気を纏わせられます。
単に高画質なだけではなく、モノとしての存在感や使い心地も強み。手に取ると高品質なクラフトマンシップが伝わるため、カメラを持ち歩いたり操作したりするたびに撮影へのモチベーションを高められます。
ライカのカメラの選び方
本格派におすすめのシリーズ
スナップ撮影を極めるなら「M-System」シリーズ

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スナップ撮影を極めたい本格派の方には、「M-System」シリーズのレンジファインダーカメラがおすすめです。名称の「M」はドイツ語でレンジファインダーを意味する”Messsucher”が由来。ライカを代表する象徴的なシリーズとして、半世紀以上に渡って多くのスナップシューターに愛用されてきました。
M-Systemのカメラはスナップ撮影に特化して機能を厳選しているのが特徴です。ピント合わせは完全なマニュアルフォーカスで、操作には独特のクセがあり、接写や連写が苦手。しかし、距離計を活用すればピントの間合いに入った被写体をノータイムで撮れるので、決定的瞬間を瞬時に記録するのに重宝します。
交換レンズのラインナップが豊富なのもM-Systemの魅力。レンジファインダーカメラの特性により、焦点距離は広角から中望遠のモノが主流ですが、交換レンズを幅広く用意すればさまざまなシーンで活用できます。
高画質を軽快に楽しみたいなら「Q」シリーズ

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高画質を軽快に楽しみたい本格派の方なら「Q」シリーズのレンズ一体型カメラをチェック。「ライカ判」とも呼ばれる35mm判フルサイズの大型イメージセンサーを搭載しているにもかかわらず、本体はSL-Systemと比較して軽量かつコンパクトです。気軽に持ち歩けるため、街歩きなどの機動力を重視した撮影にも重宝します。
専用に設計された一体型の大口径広角単焦点レンズが搭載されているのもポイント。焦点距離は28mmが採用されており、両目で眺めた範囲の景色をダイナミックに切り取れます。
また、開放F値がF1.7と明るいので、大きく柔らかなボケ味が堪能できるほか、暗いシーンでもノイズを抑えた高画質な撮影が可能です。
事前に仕上がりを確認できる便利なEVFを小型ボディに内蔵しているのも魅力。さらに、オートフォーカス撮影に対応し、M-Systemよりも手軽に使えるため、サブカメラとしても人気があります。
多彩なジャンルの撮影に挑戦したいなら「SL-System」シリーズ

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多彩なジャンルの撮影に挑戦したい本格派の方には「SL-System」のミラーレス一眼カメラがおすすめです。名称の「SL」はドイツ語でミラーレスを意味する”Spiegellos”が由来。大型のフルサイズセンサーを搭載し、画質・高速性・機能性・堅牢性のに優れているので、プロ写真家が活躍する現場でも重宝されています。
充実したラインナップから使用する交換レンズが選べるのもポイントです。SL-Systemの交換レンズは、ライカ・パナソニック・シグマの3社が共同で開発を進めているLマウントを採用。超広角から超望遠まで網羅する合計50本以上の交換レンズが使用できるため、被写体やシーンに合わせた適切な装備で撮影に臨めます。
また、EVF・手ブレ補正・オートフォーカスなどの便利な機能が充実しており、現代的なスタイルの撮影が楽しめるのも魅力です。
初心者にはミラーレスカメラの「CL」シリーズがおすすめ

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ライカ初心者の方には「CL」シリーズのミラーレス一眼カメラがおすすめです。フルサイズセンサーと比べて大きさが半分程度のAPS-Cセンサーを採用しており、普段使いには十分すぎる高画質が得られるのが特徴。軽量コンパクトで持ち運びやすく、価格も比較的リーズナブルなので、初めてライカを購入する方からも人気があります。
「オスカーの遺産」と評されるクラシックカメラ調のデザインも魅力。ライカの原点であるスクリューマウントライカがデザインのモチーフに採用されているため、 EVFやWi-Fiなどの現代的な機能を搭載しながら、レトロな外観やシンプルで洗練された操作性も堪能できます。
SL-Systemと同じLマウントを交換レンズに採用しているのもポイント。より小型・軽量に設計されたAPS-C専用レンズを使用できるほか、SL-Systemとのレンズの共用も可能です。
コンデジなら価格を抑えて楽しめる
高画質な「D-LUX」シリーズは普段の作品撮りにおすすめ

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普段の作品撮りを軽快に楽しみたい方なら「D-LUX」シリーズのコンデジをチェック。画質と機動力のバランスに優れた4/3型センサーと、使用頻度の高い画角をカバーする倍率3倍の大口径標準ズームレンズを搭載しています。手軽に持ち歩きつつ、日常で出会うさまざまな被写体をハイエンドモデル相当の高画質で撮影可能です。
高精細なEVFに加えて、タッチ式の液晶モニターも搭載しているので、初めての方でもスマホ感覚で簡単に操作できるのも特徴。また、10コマ/秒を超える高速連写や4K録画などの機能も備えており、創造性を刺激する作品撮りが楽しめます。スマホとの連携やUSB充電に対応するのも普段使い用のカメラとして嬉しいポイントです。
高倍率の「V-LUX」シリーズはアウトドア撮影におすすめ

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アウトドアでも撮影を楽しみたい方には「V-LUX」シリーズのコンデジがおすすめです。倍率16倍の超高倍率ズームレンズを搭載しており、1台で広角から超望遠に加えて、マクロまで楽しめるのが特徴。大きなグリップと手ブレ補正機能も備わっているため、難しい条件下でも安定したネイチャー撮影ができます。
動く被写体の撮影で重宝する高速なオートフォーカス機能や、最高50コマ/秒の超高速連写機能を搭載しているのもポイント。また、高倍率コンデジとしては大きな1型センサーを採用しており、光量の少ないシーンでも高画質な撮影が可能です。多彩なアングルから楽な姿勢で撮影できるバリアングルモニターも備えています。
軽量な「C-LUX」シリーズは旅行などでの持ち歩きにおすすめ

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携帯性を重視したい方には「C-LUX」シリーズのコンデジがおすすめです。手のひらサイズの小型・軽量ボディながら、大きな1型センサーと倍率15倍の高倍率ズームレンズを搭載。持ち運びや収納が簡単にでき、撮影時の取り回しやすいので、移動の多い旅行でも軽快なフットワークで撮影が楽しめます。
コンパクトながらEVFを搭載しており、液晶モニターが見えにくい晴天時でも構図を追い込みやすいのがポイント。また、高速なオートフォーカス機能や顔認識機能を搭載しているため、はしゃぐ子供の表情から旅先で出会った猫まで、さまざまな被写体の撮影が楽しめます。スマホとの連携機能が充実しているのも魅力です。
機能をチェック
手ブレ補正機能

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撮影時の失敗を防ぐのに有効なのが手ブレ補正機能です。手ブレとは、シャッターを切る際に手首や体の微細な振動がカメラに伝わり、画面がぼやけたように不鮮明になる現象。光量の少ないシーンではシャッター速度が遅くなるため、手ブレの影響が顕著になります。
手ブレ補正機能の補正方式には「レンズシフト式」と「センサーシフト式」の2種類が存在。レンズシフト式は、レンズ内の補正ユニットが補正を行う方式です。望遠撮影時でもファインダー内の像が安定するので、構図作りを快適に行えます。
一方で、「センサーシフト式」はイメージセンサーが動いて補正を行う方式。補正効果が高く、装着する全てのレンズで補正が有効になります。製品ごとに採用方式が異なるので、自分の目的に適したモノを選びましょう。
スマホ連携機能

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カメラの利便性を向上させるのがスマホ連携機能です。内蔵のWi-FiやBluetoothを使用することで、手持ちのスマホと接続できるのが特徴。専用スマホアプリ「Leica FOTOS」を使えば、撮影した画像をスマホへワイヤレスで転送できるので、パソコンを使わなくてもLINEやSNSでの画像共有を手軽に楽しめます。
「Leica FOTOS」には、リモート操作機能が搭載されているのもポイント。ペアリングしたスマホの画面を見ながら遠隔で撮影メニューの変更やシャッター操作が行えます。愛用のスマホをモニター付きリモコンの代わりとして使えるため、三脚を使って夜景や集合写真などを撮影する際にも重宝します。
動画撮影が可能かチェック

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動画撮影が可能かどうかを確認することも重要です。一部のモデルでは動画撮影できない場合があるため、ライカを動画撮影に活用したい場合は注意しましょう。
また、解像度・フレームレート・連続撮影可能時間の3点に注目。解像度は描写のきめ細かさを、フレームレートは動きの滑らかを示しており、画質にこだわるなら要チェックです。
さらに、連続撮影可能時間は録画を継続できる上限時間のことで、時間に達するとバッテリーや記録メディアの残量に関係なく録画が強制的に停止します。ドキュメンタリー撮影などで長回しする場合は、連続撮影可能時間の長いモデルがおすすめです。
デザインも重要

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ライカのカメラ選びではデザインも外せないポイントです。ライカのカメラは、ドイツ本社でダイヤル1つ1つの形状に至るまでこだわって設計されているのが特徴。デザイン面でも一切の妥協がないため、芸術品のような上質な佇まいも堪能できます。
昔ながらのクラシカルなデザインを採用しているモデルが多いのも魅力。M-Systemではレンジファインダーの元祖となったデザイン、CLシリーズでは黎明期のライカをオマージュしたデザインが取り入れられています。カメラ選びに迷った場合は、自分の好みに合うデザインのモデルを選んでみてください。
ライカのカメラのおすすめモデル
ライカ(LEICA) LEICA C-LUX

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携帯性に優れたライカの高級コンデジです。大きな1型センサーを搭載しながら、重さは約304g、サイズは約幅113×高さ67×奥行46mmと軽量かつコンパクト。収納や持ち運びが容易なので、旅行で気軽に使うカメラとしてもおすすめです。
広角24mm〜望遠360mmをカバーする光学15倍の高倍率ズームレンズを搭載しているのもポイント。高速オートフォーカス機能や顔認識機能も備わっているため、さまざまな被写体に1台で柔軟に対応できます。
小型ボディながら、EVFや手ブレ補正機能に加えて、スマホ連携機能が搭載されているのも魅力。連続撮影可能時間は最長29分、4K動画なら最長15分まで対応しています。
ライカ(LEICA) LEICA V-LUX5

アウトドア撮影にも重宝するライカの高倍率コンデジです。広角25mm〜超望遠400mmをカバーする光学16倍の超高倍率ズームレンズを搭載。開放F値は広角側でF2.8、望遠側でもF4と明るく、光量の少ないシーンでも高速シャッターが使用できます。
合焦速度約0.1秒の高速オートフォーカス機能と、最高12コマ/秒の高速連写機能を備えているのもポイント。加えて、レンズシフト式の手ブレ補正機能によって超望遠時でも安定したフレーミングが可能なので、野生動物や野鳥などの観察用途にもぴったりです。
1型センサーを搭載しており、ズーム全域で高画質なのも特徴。また、アングルを自由に変えられるバリアングルモニターを備えているため、ビデオカメラ感覚で動画撮影が楽しめます。4K 30fpsでも最長29分の連続録画が可能です。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA D-LUX7

一眼カメラに匹敵する高画質が手軽に楽しめるライカの高級コンデジです。重さ約403gの軽量ボディに、1型と比べて約2倍も大きな4/3型センサーを搭載。気軽に持ち運べるので、日常を記録するカメラとしておすすめです。
広角24mm〜中望遠75mmをカバーする光学3倍の大口径標準ズームレンズを搭載しているのもポイント。開放F値が広角側でF1.7、望遠側でもF2.8と明るいため、美しいボケ表現が楽しめるほか、薄暗いシーンでもノイズを抑えて高画質撮影できます。
画像の縦横比を3:2・4:3・16:9の3種類から選択できるのも魅力。縦横比を変えてもレンズの画角が変わらないので、目的に応じた縦横比の使い分けを楽しめます。また、4K 30fps動画の撮影も可能です。
ライカ(LEICA) LEICA CL

クラシックカメラ調のデザインが美しいライカのミラーレス一眼です。ライカ黎明期にオスカー・バルナックが設計したライカIやライカIIIをデザインのモチーフに採用。外見はレンジファインダーと似ていますが、中身は扱いやすい現代的なミラーレス一眼です。
重さ403g、幅131×高さ78×奥行45mmとコンパクトで控えめなサイズ感もポイント。小型ながら手にしっかり馴染み、主な操作部はカメラを構えたままでも直感的に扱えるため、快適に撮影を進められます。
有効約2424万画素のAPS-Cセンサーを搭載しており、高画質な撮影が楽しめるのも魅力。また、Wi-Fiを活用したスマホとの連携機能も備えています。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA Q2

フルサイズの高画質を軽快に堪能できるライカのレンジ一体型カメラです。有効約4730万画素のフルサイズセンサーを搭載。M-SystemやSL-Systemと同等以上の高画質ながら、約718gの持ち運びやすいボディを実現しています。日常の作品撮りでも画質に妥協したくない方におすすめです。
スナップ撮影で人気の大口径広角単焦点レンズ28mm F1.7を搭載しているのもポイント。ボタンひとつで焦点距離を35mm・50mm・70mmに変更でき、撮影範囲を示すブライトフレームもEVF内に表示が可能なので、レンジファインダーのようなスタイルでの撮影も楽しめます。
機能美に優れたデザインも魅力。洗練されたダイヤモンドパターンのレザー外装や、ホールド性を向上させた独自形状のサムグリップなどが採用されています。また、本体は防塵・防滴仕様なのもメリットです。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA M11

ハイレゾ撮影を堪能できるライカM-Systemの新型レンジファインダーカメラです。記録画素数を60・36・18MPの3種類から選べる「トリプルレゾリューションテクノロジー」を搭載。センサー全域を使った高精細な撮影が可能なので、より上質な描写でスナップ撮影を楽しみたい方におすすめです。
暗所性能と階調特性を強化した有効約6030万画素の裏面照射型フルサイズセンサーを搭載しているのもポイント。さらに、電子シャッターの採用によって最高1/16000秒の高速シャッターが使えるため、明るい日中でもNDフィルターを使わずに絞り開放で撮影できます。
伝統的なM型カメラのアイコニックな外観を維持しつつ、タッチ式の液晶モニターを搭載するなど操作性に優れているのも魅力。また、SDスロットに加えて、64GBのメモリを内蔵しているので、SDカードを忘れても気にせず撮影に没頭できます。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA M10 モノクローム

モノクロ撮影専用に開発されたライカM-Systemのレンジファインダーカメラです。モノクロ出力に最適化された有効約4089万画素のフルサイズセンサーを搭載。細部まで高解像度かつ粒状感がよく、上質で美しいモノクロの描写が味わえるので、モノクロでスナップ撮影を堪能したい方におすすめです。
シャッター音がほとんど無音といえるほど静かなのもポイント。街角や公共施設のなかなど静かに目立たず撮影しなければならない状況にも重宝します。
重厚で高級感のあるデザインも魅力です。通常モデルでは本体正面にあるライカの赤ロゴは入れず、本体に刻印されている文字や数字も全てホワイトやグレーで統一。モノクロ撮影の専用カメラであることを強調しつつ、優れたステルス性も兼ね備えています。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA M-A Typ127

M-Systemのフィルムレンジファインダーカメラです。電子的な部品が搭載されておらず、全ての機能を機械の動作で行うのが特徴。バッテリーに頼らず駆動が可能なので、撮りたい気持ちのままに撮影を満喫できます。
フィルムカメラの名機「ライカMP」をベースにしながら、本体から露出計が省略されているのもポイント。ピント合わせはもちろん、露出の操作も全てマニュアルで行うため、アナログな写真撮影を楽しみたい方におすすめです。
ライカならではの外観デザインも魅力。素材には職人の手作業によって加工された真鍮などの金属が採用されています。堅牢性にも優れており、長期間の使用を前提に設計されているので、長く愛用できるモデルです。
ライカ(LEICA) LEICA SL2

使い勝手のよいSL-Systemのミラーレス一眼です。有効約4730万画素のフルサイズセンサーを搭載しており、高画素ながら階調や高感度の描写が可能。加えて、IP54の高い防塵・防滴性能も備えているので、アウトドアなどの過酷なシーンで行う作品撮りにもぴったりです。
高速なオートフォーカス機能と、電子シャッターを活用した最高20コマ/秒の超高速連写を搭載しているのもポイント。さらに、被写体の動きに応じてAF-SとAF-Cを自動で切り替える「インテリジェントAF機能」も備えているため、スポーツ・乗り物・動物などの動体撮影にも重宝します。
センサー式の高性能な手ブレ補正機能を内蔵しているので、装着する全てのレンズで高精細な撮影が行えるのも魅力。また、プロユースの動画機能も搭載しており、シネマ4K 60fpsやFHD 120fpsなどのハイフレームレート撮影も可能です。
▼撮影イメージ

ライカ(LEICA) LEICA SL2-S

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写真と動画の両方で優れた性能を発揮するSL-Systemのミラーレス一眼です。有効約2460万画素の裏面照射型フルサイズセンサーを搭載。画素数を抑えたことで高感度耐性が向上しているため、薄暗い室内や夜間の撮影におすすめです。
センサーシフト式の手ブレ補正機能を応用し、9600万画素相当の画像を生成する「マルチショット」機能も搭載。また、大容量バッファの採用によって9コマ/秒までの高速連写が無制限に行えるので、動く被写体の撮影にも活躍できます。
4K 60fps録画でも連続撮影時間が無制限なのも魅力。内部や外部の記録メディアに空き容量があるかぎり撮影を続けられるため、ドキュメンタリー撮影にも適しています。
加えて、ライカ独自のL-logで記録可能なのも特徴。4:2:2 10bitと情報量が豊富なので、グレーディングを前提にした映像制作にも柔軟に対応できます。
▼撮影イメージ

ライカのカメラはどれも高級ですが、ブランド力だけが強みではありません。機能美あふれるデザインは実用性を第一に考えた結果生まれたモノであり、1台1台に職人の高貴なクラフトマンシップが宿っています。ぜひ気になったカメラを入手して、ライカだからこそ味わえる唯一無二の撮影体験を堪能してみてください。