撮影した画像をパソコンやスマホなどに手軽に送れる、Wi-Fi対応デジタルカメラ。出かけた先で撮った写真も即座にSNSにシェアできる便利なアイテムです。

今回は、数多くラインナップしているWi-Fi対応デジタルカメラを選ぶ時のチェックポイントを解説します。あわせて、コンデジやミラーレス一眼、そして一眼レフのおすすめモデルをご紹介するので、気になるモデルをチェックしてみてください。

Wi-Fi対応デジタルカメラのメリット

写真や動画を簡単にスマホやパソコンに転送できるのが、Wi-Fi対応デジタルカメラのポイントです。SDカードやUSBケーブルを使用する必要がないため、手間も時間もかかりません。

特に、ツイッターなど、フレッシュな情報が好まれるSNSに投稿することが多い方にとっては大きなメリット。Wi-Fi対応デジタルカメラなら、出かけた先からでも、手早く簡単に写真を送れます。

スマホをシャッターとして利用できるリモートシャッターも、Wi-Fi対応デジタルカメラならではの便利な機能。自撮りの際に、自分の好きなタイミングでシャッターが切れるので、セルフタイマーよりも使い勝手がよいのがポイントです。シャッターを切れるだけでなく、シャッタースピードや絞りそしてISO感度など各種設定をできるモデルもラインナップしています。

Wi-Fi対応デジタルカメラの選び方

種類で選ぶ

コンデジ

By: sony.jp

コンデジの一番のメリットは、「コンパクトデジタルカメラ」の名の通り、コンパクトであることです。そのため、街歩きや旅行などでも持ち歩きしやすく、気軽に写真撮影できます。さらに、比較的リーズナブルなモデルが多いことも大きな魅力です。

また、コンデジは用途に応じて、さまざまなタイプのカメラがラインナップしているのが特徴。携行性重視の軽量コンパクトタイプから、50倍といった高倍率ズームレンズを備えたモデル、さらには水中撮影用カメラなど多彩です。

その反面、コンデジはレンズ交換できないため拡張性に劣ります。いろいろな被写体を最適な画角で撮影しにくい難点があるものの、広角〜超望遠ズーム搭載モデルを使用すれば、ある程度は欠点を補うことが可能です。

また、センサーのサイズがモデルごとに異なり、おおむね小さいことにも注意。フルサイズやAPS-Cサイズのセンサーを搭載したデジタル一眼には、画質面で劣ってしまいます。

ミラーレス一眼

ミラーレス一眼は、レンズ交換可能でサイズがあまり大きくない点が魅力です。カメラ本体に加えて、レンズもデジタル一眼よりコンパクト。そのためデジタル一眼に比べて、複数のレンズを持ち運ぶ時の負担が少ないのがメリットです。

また、使い勝手や画質の面でも、デジタル一眼上位機に引けをとらない高性能なミラーレス一眼が登場しています。

ただし、ミドルクラス以下のミラーレス一眼は、ファインダー未搭載のモノが主流なので、ファインダーを覗きながら撮影したい方は注意しましょう。また、液晶パネルで確認しながら撮影するライブビュー撮影は、実物が画像として表示されるまでにタイムラグがあります。

なお、デジタル一眼に比べると、ミラーレス一眼用交換レンズのラインナップは充実しているとは言えません。ミラーレス一眼を検討される方は、装着できるレンズをあらかじめ確認しておくと安心です。

一眼レフ

画質重視の方におすすめなのが一眼レフです。センサーが大きいため、高精細でコントラストが高い写真を撮影できます。連写性能もミラーレス一眼より優れているモデルが多いので、スポーツシーンなど高速連写をする方にもおすすめです。

さらに、ミドルクラス以上の一眼レフは、防水性や耐久性が高いモデルが多いのが特徴。アウトドアで使いやすいことに加え、長く愛用できるので安心です。

また、レンズが多く揃っていることもメリット。同じ焦点距離でも、高額のモノから、価格を抑えたモデルまで揃っているのが特徴です。

一眼レフは、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで選択肢が豊富なため、自分に最適のモデルを見つけづらい場合があります。安易に高級なレンズを買ってしまうと、他メーカーのカメラに買い換えた際にレンズが使用できなくなってしまうので注意が必要です。

ワイヤレスプリント機能の有無で選ぶ

プリンターの中には、Wi-Fi機能を内蔵したモデルも増えており、上位モデルの中には、Wi-Fi経由でプリントの指示が出ると自動的に電源が入り、そのまま印刷できる高機能なプリンターもあります。

ワイヤレスプリント機能を内蔵したデジタルカメラなら、USBケーブルやパソコンを介さずに、カメラからダイレクトにプリントできるので、余計な手間が省けます。

撮影した画像をSNSにアップするだけ、あるいはパソコンで画像編集するといった方には、ワイヤレスプリント機能は必須の機能ではないですが、写真を頻繁に印刷することの多い方には便利な機能です。

リモートシャッター機能の有無で選ぶ

Wi-Fi対応のデジタルカメラの多くは、スマホやタブレットなどからカメラを操作できる「リモートシャッター機能」を有しています。スマホでシャッターを切れるので、手ブレが起こりにくいのがメリットです。

さらに、セルフタイマーやレリーズ機能と違って、絞りやシャッタースピードなどをスマホから設定できるのも大きな特徴。そのため、離れた場所から自分の思った通りの条件とタイミングで撮影可能です。動物などの被写体も、自然な表情のままで撮影できます。

また、写真撮影しにくい狭い場所や低い位置からでも、カメラを設置さえできれば、無理な姿勢をする必要がないのが利点。写真だけでなく、動画もリモート撮影できるカメラもあるので、時間がかかることが多い動画撮影時にも便利です。リモートシャッター機能は、Wi-Fi対応デジタルカメラを使う大きなメリットと言えます。

防水性や耐衝撃性で選ぶ

旅行や花見そして子供の運動会など、カメラをアウトドアで使用する機会はさまざまです。雨などによって、カメラに水分が侵入してしまうと、作動不良になってしまうこともあります。

さらに、急激な温度変化による結露などでも、カメラ内部にカビが発生してしまうことがあるので注意が必要です。アウトドアシーンでの撮影が多い方は、もしものアクシデントを考慮して、防水性のあるカメラを選んでおくと安心です。

デジタル一眼レフやミラーレス一眼は、レンズ交換時に水やホコリが侵入する場合もあるため、防水性のほかに防塵性もチェックすることをおすすめします。

Wi-Fi対応デジタルカメラのおすすめモデル|コンデジ

キヤノン(CANON) コンパクトデジタルカメラ 光学12倍ズーム IXY650

タテ長スリムなデザインで人気が高いIXYシリーズの上位モデルです。重量およそ147gながら、有効画素数2020万画素のCMOSセンサーを内蔵しています。

レンズは焦点距離25〜300mmの高倍率12倍ズームを搭載。広角〜超望遠域をカバーしているので、さまざまなシーンでの撮影に対応できます。さらに、デジタルズームを進化させた「プログレッシブファインズーム」機能を備えており、最大24倍のズームが可能です。

シーンに応じて手ブレを防ぐ「レンズシフト式手ブレ補正機構」や、フレーミングを調整する「オートズーム」、そして「顔認識機能」など便利で初心者にも使いやすい機能を搭載しています。通信機能はWi-FiとNFCに対応しており、スマホやパソコンとの連携性も良好。実勢価格1万円台とリーズナブルな、おすすめのコンデジカメラです。

ソニー(SONY) デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX100M4

画素・信号処理回路が一体になった、積層構造センサーを内蔵したソニーの人気モデルです。読み込み速度は、従来のCMOSセンサーの5倍以上。その結果、高速被写体の撮影で起こりやすい、動体ゆがみを低減しています。

有効画素数は約2010万画素なので、高精細な画像を撮影できるのがメリット。シャッタースピードは最高1/32000秒、さらに最高約16コマ/秒の高速連写を実現しています。シャッターチャンスに強いコンデジカメラです。

レンズは、超広角から中望遠までの撮影可能な、焦点距離24〜70mmのカールツァイス製バリオ・ゾナーT*レンズを搭載。レンズ表面にカールツァイス最高レベルの「T*コーティング」を施しており、ゴーストやフレアなどの現象を軽減しています。また、広角側で5cm、望遠側で30cmまで被写体に接近してマクロ撮影できるのもポイントです。

ネットワーク機能はWi-Fiに加え、NFCにも対応。「スマートリモコン」機能を使えば、スマホでシャッターやズーム、セルフタイマーなどの基本操作ができます。

ソニー(SONY) デジタルスチルカメラ 防水耐衝撃Cyber-shot DSC-RX0

水深10mで使用できる、防水性の高さがメリットなソニーのコンデジカメラです。さらに、2.0mの落下耐性と200kgfの耐荷重性能も備えています。水中や雨天のアウトドアで使用するのに最適なモデル。また、幅59.0×高さ40.5×奥行き29.8mmで、本体重量95gという軽量コンパクトな点もポイントです。

センサーは有効約1530万画素の1.0型センサーを搭載。ISO感度125〜25600に対応しており、高感度撮影もできるのがメリットです。レンズは、焦点距離24mmのカールツァイス製テッサーレンズを採用しています。ズーム機能はないものの、スナップや風景撮影で使いやすい広角レンズです。

さらに、高速連写で定評のあるソニーらしく、最高約16コマ/秒という高い連写性能も魅力。また、最大40倍のスーパースローモーション撮影が可能なので、多彩な写真の表現を楽しめるコンデジです。

Wi-Fi対応デジタルカメラのおすすめモデル|ミラーレス一眼

オリンパス(OLYMPUS) ミラーレス一眼 E-PL8 ダブルズームキット

シンプルでスタイリッシュなデザインで人気が高い、オリンパスPEN-Eシリーズのエントリーモデルです。有効画素数1605万のフォーサーズセンサーを搭載。連続撮影速度8.5コマ/秒と連写性能も良好です。サイズは幅117.1×高さ68.3×奥行き38.4mmとコンパクト。重量はおよそ326gと軽量なので、気軽に持ち歩けます。

Wi-Fiを内蔵しており、スマホとの連携が簡単なのがポイントです。初期設定は、カメラのQRコードを読みとるだけで完了。2回目以降は自動的に接続されるので、初心者でも安心です。また、リモート撮影に対応しており、静止画も動画も簡単に自撮りできます。

本モデルは、焦点距離14~42mmの超広角〜標準レンズと、40~150mmの標準〜望遠レンズのダブルズームレンズキット。1セットあれば、日常のスナップをはじめ、イベントや旅行など幅広いシーンで利用できるのがメリットです。

パナソニック(Panasonic) ミラーレス一眼 ルミックス 単焦点ライカDGレンズキット DC-GX7MK3L-S

焦点距離15mmで、F値が1.7という明るいライカレンズを搭載した、パナソニックのミラーレス一眼。チルト式で可動する、約276万ドット相当のファインダー搭載をしており、直射日光下でもピント合わせしやすいのがポイントです。

フォーサーズサイズのセンサーは有効画素数2030万画素。ISO最高感度25600の高感度撮影もできます。シャッタースピードは最高1/16000秒、連続撮影速度9コマ/秒と連写性能が高く、シャッターチャンスに強いモデルです。

通信機能が充実しているのもメリットで、ペアリングが簡単かつ低消費電力のBluetoothによって、スマホとは常時接続が可能。撮影時にはWi-Fi接続に自動で切り替わります。Wi-Fiは転送速度が早いので、リモート撮影もスムーズです。シャッタースピードや絞りをはじめ、モードダイヤル設定のリモート操作にも対応しています。離れた場所からスマホで設定できるため、狭い場所からの撮影などで便利です。

Wi-Fi対応デジタルカメラのおすすめモデル|一眼レフ

ニコン(Nikon) デジタル一眼レフ D5600 ダブルズームキット

初心者におすすめの、ニコンのエントリーモデルです。有効画素数2416万画素のDXフォーマットセンサーを搭載しており、最高常用ISO感度25600の高感度撮影が可能。暗い場所でもブレの少ない写真が撮れます。

通信は、Wi-FiとBluetoothそしてNFC機能を内蔵しているので、スマホやクラウドとの連携性が高いのがメリット。スマホとの連携アプリ「SnapBridge」に対応しており、1度設定すればカメラとスマホが自動で常時接続します。

「SnapBridge」を利用すれば、撮影するたびにJPEGサムネイル画像を、自動でスマホに転送可能。しかも、クラウドサービス「NIKON IMAGE SPACE」に自動アップロードできるので、大切な撮影データを失う心配が少ないのがポイントです。

スマホでのリモート撮影にも対応。シャッタースピードや絞り値、露出補正などをスマホから設定できます。SNSへの写真投稿が多い初心者も快適に使えるデジタル一眼レフです。

ペンタックス(PENTAX) デジタル一眼レフ KP 18-135WRキット

有効画素数約2432万のAPS-Cサイズセンサーを搭載した、ペンタックスのミドルクラスデジタル一眼です。ISO標準感度が最大819200と高いのが特徴。ペンタックスAPS-Cサイズ史上最高クラスの、超高感度撮影ができます。

超高精細の撮影が可能な「リアル・レゾリューション・システム」を搭載しているのもメリットです。センサーを1画素ピッチで動かして、4枚連続で撮影。画素単位でRGBそれぞれの色情報をもとに合成処理を行っています。

さらに、より緻密な輪郭処理を行うために、通常のシャープネスのほかに、「ファイン」「エクストラ」の2種類のシャープネスを搭載しています。被写体に応じて、自然でクリアな輪郭を描けるのがメリットです。

本製品は、簡易防滴構造を採用した、焦点距離18〜135mmの7.5倍高倍率ズームレンズとのセットモデル。防水・防塵性能が高いので、アウトドアでも使いやすい一眼レフ中級モデルです。