水に濡れても壊れにくい防水性能を備えている「防水カメラ」。海やプールで気軽に使えるモノから、ダイビングやシュノーケリングでの水中撮影に対応するモノまで幅広く展開されています。しかし、防水・防塵など専門的な性能が出てくるので、製品選びに迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめの防水カメラをご紹介。人気メーカーの機種を多数ピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

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防水カメラの特徴とは?

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防水カメラとは、主に防水機能を備えているコンパクトデジタルカメラのことを指します。海やプールといった水に濡れる心配のあるシーンでの撮影のほか、高性能なモノならシュノーケリングやダイビングでの水中撮影などにおすすめです。

多くの防水カメラは、防水性能のほかに砂・ホコリに強い防塵性能や、落としても壊れにくい耐衝撃性能を搭載するなど、タフな設計を採用しているのが特徴。キャンプや登山といったアウトドアシーンに加えて、カメラの耐久性が求められる建設現場などでも活躍します。

水中撮影が目的の方は、光が少ない水の中できれいに撮影できる「水中モード」などの水中撮影機能を備えているモデルもチェックしてみてください。

また、動画機能がメインのアクションカメラも、防水カメラと呼ばれることがあります。防水性・耐衝撃性に優れており、水中やアウトドアシーンで迫力のある動画を撮影できます。

防水カメラの選び方

水深に適した防水性能を選ぼう

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防水性能を見極める際は、JIS保護等級という工業規格で定められた指標をチェック。JIS保護等級は0〜8等級でレベル分けされており、数値が高いほど防水性能に優れています。海の中など水中で撮影したい場合には、7〜8等級の防水カメラがおすすめです。

防水・防塵性能は「IP」、防水性能のみは「IPX」で示されます。IPで表記されている場合は、下一桁目の数字が防水等級、下二桁目の数字が防塵等級を表しているため、防水性能は下一桁目の数字を確認しましょう。

なお、同じ等級のモノでも、機種によって潜れる深さが異なる場合があります。メーカーが公開している水深も併せてチェックしてみてください。シュノーケリングは1〜5m程度、体験ダイビングは5〜15m程度、本格的なダイビングは18〜39m程度が目安です。

防水性以外の性能をチェック

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防水カメラの多くは、防水性以外にも防塵性・耐衝撃性・耐荷重性といった性能にも優れています。砂浜や山道、工事現場などで使う場合は、防塵性能をチェック。カメラ内部に砂やホコリが侵入するのを防げるので、故障するリスクを軽減できます。

日常的に持ち歩くなら、耐衝撃性能を備えているモノがおすすめ。耐衝撃性能を備えていれば、万が一カメラを落としても壊れにくいので安心です。また、ポケットに入れて携行したい場合には、重さによる圧力に強い耐荷重性能も役立ちます。

スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツで撮影したい場合は、寒い環境に耐えられる耐低温性が重要。寒い日の夜景撮影などにも重宝します。なお、機種によって使用可能な最低温度は異なるため、注意が必要です。

レンズのスペックをチェック

F値が小さいほど明るく写せる

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水中で明るくきれいな写真を撮影するには、F値の小さいレンズを備えている防水カメラがおすすめです。F値とは、レンズから取り込む光の量を数値化したモノです。F値が小さいほどレンズを通る光の量が多く、明るい写真を撮影できます。

水中や室内は光の量が少ないため、F値の小さい明るいレンズが適切。特に、深くまで潜って撮影するダイビングでは、周囲が暗い傾向にあります。ダイビングで明るい水中写真を撮りたい方は、F1.4〜2.8程度を目安にカメラを選びましょう。

ズーム機能は4倍以上のズーム倍率が目安

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防水カメラを選ぶ際には、ズーム機能も要チェック。水中の小さな生き物を大きく撮影したいときや、近づくのが難しい魚を撮影したいときなどに役立ちます。

防水カメラのズーム機能には、光学ズームとデジタルズームの2種類があります。きれいな画質のまま拡大したい場合には、光学ズーム機能を備えたモデルがおすすめ。デジタルズームは写った画像の一部を切り取って補完拡大するため、画質が荒くなる場合があります。

防水カメラのズーム倍率は、一般的なコンデジと比べて控えめな傾向に。防水カメラのなかだと、4倍以上のズーム倍率を備えていれば高性能です。

焦点距離は24mm以下がおすすめ

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焦点距離とは、写真に写せる範囲(画角)を表した数値のことです。「mm」で表記し、数字が小さいほど写る範囲が広く、数字が大きいほど範囲が狭く被写体が大きく写ります。

防水カメラは、焦点距離24mm以下で広範囲を写せるモノがおすすめです。広い範囲を写せるレンズなら、大きな魚の全身や水中の広大なシーンを収めやすくて便利。また、旅行先の風景なども、24mm以下であればそのまま広く写せます。

なお、焦点距離には、実焦点距離と35mm判換算の焦点距離という2つの数値があります。センサーサイズにかかわらず比較できる基準の数値は35mm判換算の焦点距離です。防水カメラの焦点距離を確認する際は、35mm判換算の数値を参考にしましょう。

小さなモノを写すならマクロ機能付きを

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小さな被写体を写したい場合は、マクロ機能付きの防水カメラがおすすめ。マクロ機能とは、レンズを被写体に至近距離まで近づけて撮影できる機能のことです。水中の小さな魚や生き物などを、大きくはっきりと写したいときに便利です。

機種によっては、被写体に1cmの距離まで近づいて撮影できるモデルもあります。花びらや昆虫の細かなディテールまで表現できるので、子供の自由研究にも活用が可能。また、精密機器の記録などにも役立つため、業務用カメラとしても重宝します。

握りやすさ・操作性をチェック

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防水カメラを選ぶ際は、カメラの握りやすさや操作性も重要なポイントです。マリンスポーツやウィンタースポーツはグローブをつけて撮影することが多いため、グローブを装着したままでの使いやすさをチェックしてみてください。

握りやすさでは、指の掛かりがよいデザインのモノや、カメラ本体にくびれのある形状のモノなどがおすすめ。グローブをはめた状態でもホールドしやすく、カメラが濡れていても滑りにくいので、カメラを落とすリスクを軽減できます。

ボタンの配置が広めに設計されているモノなら、グローブをはめたままでもボタンを押しやすくて便利。また、設定した撮影モードの呼び出し機能を備えたモノや、ダイヤル操作でモード切り替えが可能なモノなら、水中でもスムーズに操作できます。

Wi-Fi機能搭載ですぐに写真を共有

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撮影した写真をすぐにSNSなどで共有したいなら、Wi-Fi機能を備えた防水カメラがおすすめです。Wi-Fi機能が搭載されていれば、カメラからスマホへ画像を転送できるため、SNSへスムーズにアップロード可能です。

なかには、スマホから遠隔でカメラのシャッターを操作できるモデルも存在します。大人数での集合写真や自撮りなど、さまざまなシーンで活用できるので便利です。

防水カメラのおすすめ

オーエムシステム(OM SYSTEM) コンパクトカメラ Tough TG-7

オーエムシステム(OM SYSTEM) コンパクトカメラ Tough TG-7

オリンパスに変わる新ブランド「OM SYSTEM」が展開する人気シリーズの防水カメラです。水深15mの防水性能を備えているため、シュノーケリングなどでの水中撮影におすすめ。F2.0の明るいレンズを搭載しており、光の少ない海の中でも明るい写真が撮れます。

5つの「水中モード」を搭載しているのが魅力。小さな被写体の近接撮影ができる「水中マクロ」や、1cmの至近距離まで近づける「水中顕微鏡」など、水中の小さな生き物をくっきりと写せる撮影モードが充実しています。

IP6Xの防塵性能や、-10°Cの低温まで耐えられる耐低温性能といったタフな設計もポイント。砂の舞いやすい山道からウィンタースポーツまで、幅広いアウトドアシーンに役立ちます。さらに、Wi-Fi機能を使って画像をスマホに転送できるので、SNSですぐに共有できます。

▼撮影イメージ

リコー(RICOH) コンパクトカメラ PENTAX WG-90

リコー(RICOH) コンパクトカメラ PENTAX WG-90

水深14mの防水性能を備えているスタンダードモデルの防水カメラです。連続2時間の水中撮影が可能。IP6Xの防塵性能や、-10°Cでも作動する耐寒性能も備えているため、登山やウィンタースポーツなど幅広いアウトドアシーンにおすすめです。

水中撮影に適したモードを搭載。ホワイトバランスが自動で調節されるため、青味がかった水中でも自然な発色に補正して撮影できます。また、1回のシャッター操作でフラッシュのON/OFFを2枚撮りできるので、薄暗い水中で生き物を撮影するときに役立ちます。

さらに、液晶モニターには反射を抑えるARコートを採用。日中や夜間などシーンに合わせて明るさを調節できます。

▼撮影イメージ

リコー(RICOH) コンパクトカメラ WG-7

リコー(RICOH) コンパクトカメラ WG-7

水深20mの防水性能を備えているハイグレードモデルの防水カメラです。有効約2000万画素を実現する裏面照射型CMOSセンサーと、光学5倍のズームレンズを搭載。高解像度の4K動画にも対応しているため、水中写真や動画の画質にこだわりたい方におすすめです。

最短1cmの距離までピントが合うマクロ機能が魅力。肉眼では見えにくい小さな魚や生き物でも、はっきりと写真に残せます。また、薄暗い水中での撮影に役立つLEDライトを6灯備えているので、光を利用した立体的な演出も可能です。

ダイヤルでのモード切り替えや縦型のズームボタンなど、グローブをしたまま操作しやすいデザインもポイント。背面のボタンも間隔が広く配置されています。さらに、ボティには堅牢性の高いアルミパネルを採用しており、カメラを傷つける心配なく撮影を楽しめます。

▼撮影イメージ

ソニー(SONY) サイバーショット RX0 II DSC-RX0M2

ソニー(SONY) サイバーショット RX0 II DSC-RX0M2

1.0型のイメージセンサーを搭載しており、高画質撮影を実現する防水カメラです。有効約1530万画素かつ低ノイズな写真が撮れるので、画質にこだわりたい方におすすめ。10mの防水性能を備えているため、シュノーケリングなどに適しています。

焦点距離24mmの広角レンズを備えているのが特徴。大きな魚の全体像や、広大で臨場感のある水中写真を撮影できます。さらに、最高約16コマ/秒の高速連写が可能なので、泳いでいる魚の決定的瞬間を逃さず捉えられます。

幅59.0×高さ40.5×奥行35.0mmと小型なデザインも魅力。約132gと軽量なうえ、2mの落下耐性、200kgfの耐荷重性能を備えているため、カバンやポケットに入れて気軽に持ち運べます。また、IP6Xの防塵性能も備えているので、砂浜での撮影も安心です。

▼撮影イメージ

コダック(Kodak) 防水カメラ PIXPRO WPZ2

コダック(Kodak) 防水カメラ PIXPRO WPZ2

黄色いボディが特徴的な防水カメラです。水深約15mまで対応する防水性能とIP6Xの防塵性能を搭載。シュノーケリングや体験ダイビングなどでの水中撮影におすすめです。

約2mからの落下衝撃に耐えられるタフな設計が魅力。登山などのアウトドアシーンにも重宝します。また、光学4倍ズームを搭載しているので、近づくのが難しい海の中の生物も大きくきれいに撮影できます。

Wi-Fi接続機能を備えており、撮影した写真をすぐにSNSや友人へ共有可能。HD動画の撮影も可能なため、水中撮影以外の日常の動画などさまざまな用途に利用できます。

富士フイルム(FUJIFILM) FinePix XPシリーズ XP140

富士フイルム(FUJIFILM) FinePix XPシリーズ XP140

本格的なダイビングでの水中撮影におすすめの防水カメラです。水深25mの防水性能と-10°Cの耐寒機能、1.8mの耐衝撃性能、IP6Xの防塵性能を実現。水中撮影だけでなく、ウィンタースポーツやサイクリングといった幅広いアウトドアシーンで活躍します。

有効1635万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。光学手ブレ補正機能で手ブレを防ぎながら、薄暗い水中で明るく高画質な撮影を実現します。また、光学5倍ズームレンズを備えているため、遠くを泳ぐ魚も鮮明に撮影できます。

スマホやタブレットとBluetoothを介してペアリングが可能。撮影した写真を手軽に自動転送してシェアできます。さらに、スマホから遠隔でカメラの操作ができるので、集合写真や自撮りをするときにも役立ちます。

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) 防水デジタルカメラ KC-WP06

ケンコー・トキナー(Kenko・Tokina) 防水デジタルカメラ KC-WP06

水深3.5mの防水性能を備えている防水カメラです。カメラが水に濡れるのを気にせず撮影を楽しみたい方におすすめ。IP5Xの防塵性能を備えているため、砂が舞いやすい海辺での撮影にも適しています。

焦点距離25.5mmの広角レンズを採用。旅行先での風景写真や集合写真などを広い画角で撮影できます。また、最短約10cmまで被写体に近寄ってもピントを合わせられるため、自撮り撮影にも役立ちます。

動き検出機能といった多彩な機能を搭載。約135gと軽量なため、日常の景色を気軽に撮る散歩用のカメラとしても重宝します。多機能ながらリーズナブルな価格なので、気軽に防水カメラを試したい方は本製品を検討してみてください。

ゴープロ(GoPro) アクションカメラ HERO12 Black

ゴープロ(GoPro) アクションカメラ HERO12 Black

水深10mの防水性能を備えている人気のアクションカメラです。別売りの保護ハウジングに入れれば水深60mまでの水中撮影も可能。撥水レンズカバーが付いているので、水中でも鮮明に撮影できます。本格的なダイビングで水中撮影を楽しみたい方におすすめです。

5.3K/60pの高画質な動画を撮影できるのが魅力。水中で撮影した動画を、後日静止画として切り出すことも可能です。また、大型のイメージセンサーを採用することで、視野角156°の広角撮影を実現。ワイドで迫力のある映像を撮影できます。

幅71.8×高さ50.8×奥行33.6mmと小型な設計も特徴。スキーやスノーボードで臨場感のある映像を撮りたいときなどに、頭部に装着できるので便利です。

ディー・ジェイ・アイ(DJI) アクションカメラ Osmo Action 4

ディー・ジェイ・アイ(DJI) アクションカメラ Osmo Action 4

ダイビングでの水中撮影におすすめのアクションカメラです。カメラ本体に水深18mの防水性能を搭載。専用アプリを使用すれば、カメラに内蔵されている色温度センサーを介して色鮮やかな水中映像を撮影できます。

絞り値F2.8の明るさを実現しており、光の少ない水中でも明るい映像を撮れるのが特徴。視野角155°と広範囲を収められるので、大きな魚の全身なども撮影できます。また、動画の画質は4K/120pに対応しており、高精細な映像を楽しめます。

-20°Cの低温環境に耐えられる耐寒性もポイント。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツにも適しています。

コダック(Kodak) コダックスポーツ 使い捨てカメラ

コダック(Kodak) コダックスポーツ 使い捨てカメラ

水深15mの防水性能を備えた使い捨て防水カメラです。防水性に加え耐久性・耐衝撃性に優れているラバーケース付きのため、使い捨てながら海中撮影も可能。充電式のモノと比べて価格が安いので、旅行などで気軽に防水カメラを使いたい方におすすめです。

日除け・耐傷性レンズが組み込まれており、砂や雪などで傷つきにくいのもポイント。砂の舞いやすいビーチや登山などでも安心して持ち歩けます。なお、フラッシュ機能は搭載していないため、屋外や日中の撮影に適しています。

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