1年を通して部屋を快適な空間に保つエアコン。部屋全体の温度調節が手軽にできるため、1家に1台といっても過言ではないほど広く普及しています。

そこで今回は、暖房性能に優れたエアコンの選び方からおすすめのモデルまでご紹介します。寝室やリビングなど、エアコンを設置する場所に合わせて最適なモデルを選びましょう。

エアコン暖房のメリット・デメリット

エアコン暖房のメリット

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エアコンは天井近くに設置する家電製品です。ストーブなどのようにやけどの恐れがないため、小さなお子さんのいる家庭でも安心して使えます。

灯油ストーブなどと比べて灯油を買いに行く手間もありません。石油ストーブやファンヒーターと違い灯油代の値上がりを気にしなくてすみます。

エアコン暖房は部屋全体を素早くあたためられるのもメリットです。ハイエンドモデルの中には空気清浄機として使用できる製品や除湿・加湿機能を搭載している製品もあり、1台あれば1年中快適に過ごせます。

エアコン暖房のデメリット

エアコンを使うときに気にしなくてはいけないのが電気代です。エアコンは電化製品なので使えば使うほど電気代が高くなります。

とはいえ、電気代はオール電化の有無やエアコンの省エネ性能によっても変わるため、全ての方に当てはまるデメリットとは言えません。エアコン暖房はこたつよりも部屋の広い範囲をあたためられるため、広い部屋だとほかの暖房器具よりも少々ランニングコストは高いですが、エアコンの方が効率的に暖をとれる場合があります。

暖房能力の高いエアコンの選び方

適用畳数は暖房の数値を目安に余裕を持って選ぶ

各製品の畳数を見てみると、冷房では10畳に対応していても暖房では8畳にしか対応していないモデルも多くあります。エアコンは、部屋全体を冷やすよりもあたためるのを苦手としているためです。空気から熱を抽出して冷暖房を行うエアコンの「ヒートポンプ」という機能が関係しています。

外気温が低いと抽出できる熱の量が減少します。エアコン自体のパワーが落ちるため、冷房よりも暖房の方が効きにくく、対応範囲も狭まります。エアコンを選ぶ際は、部屋全体が素早く暖まるように畳数に余裕を持って選ぶのがおすすめです。

暖房能力数値の大きいモデルを選ぶ

エアコンには2.8kWや4.0kWのモノなどさまざまなモデルがあります。この「kW」はエアコンのパワーを表しており、この数値が大きければ大きいほど冷暖房力が高いといえます。

「kW」は同じ畳数のモデルでも全く異なるため、同じ畳数のモデルで迷った時はまず「kW」に注目しましょう。部屋を素早くあたためられる「kW」数値の高いモデルがおすすめです。

省エネ性能をチェック

省エネ性能を見極めるために「省エネラベル」を確認しましょう。星4~5つのエアコンがおすすめです。星が4~5つ付いているモデルはパワーが強いだけでなく、高い省エネ機能があります。

ただし、対応畳数が多ければ多いほどクリアするのは困難です。ハイエンドモデルでも対応畳数が広い場合は星3つの場合もあります。星の数はあくまで目安としておきましょう。

ちなみに、「kW」の数値も確認しておきたいポイント。基本的にこの数値が高い方が消費電力は大きいのですが、kW数の高いエアコンのほとんどはハイエンドクラスに分類されます。これらのモデルは省エネ性能も向上させているため、結果的にランニングコストを低く抑えることが可能です。

暖房効果を高める機能の有無

エアコンには、パワーや省エネ機能のほか、より早く効率よくあたためるために独自機能を搭載しているモデルがあります。

例えば、人やモノのある位置を検知する「人感センサー」も独自機能のひとつです。冷暖房を必要な箇所のみに集中させることで、より効率よく稼働します。「人感センサー」の呼び方は各メーカーやエアコンのモデルによって異なっているので、機能の内容に注目しましょう。

この機能の有無で暖かさの感じ方に大きな差異が生まれます。ハイエンドモデルのみに搭載されていることが多いため、購入前に搭載の有無を確認しておきましょう。

また、「湿度コントロール機能」が付いているエアコンもおすすめです。湿度を細かく設定できるため、乾燥による肌のひび割れや髪のごわつきなどを予防できます。ただし、どの程度湿度調節できるのかは製品によってさまざまです。湿度設定が何段階調節できるのか購入前に確認しましょう。

暖房能力の高いエアコンのおすすめメーカー

ダイキン(DAIKIN)

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ダイキンは大阪府の大阪市に本社を置く1934年設立の空調機メーカーです。ルームエアコンなどの空調事業で世界首位の市場シェアを有しており、空気清浄機や給湯機なども手掛けています。

ダイキンのエアコンは換気しながら冷暖房と除湿が行えるのが特徴。常に外の新鮮な空気を取り入れながら運転できるため、室内の空気環境を保ちつつ暖を取りたい方におすすめです。

無給水で室内の加湿とエアコン内部の洗浄を行えるのもポイントです。内気から取り出した水分で洗浄するので、冬場でも空気の乾燥を防ぎつつ、清潔な状態で使用できます。

日立(HITACHI)

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日立は東京都の千代田区に本社を置く1920年設立の総合電機メーカーです。エアコンや空気清浄機などの空調・季節家電以外にも、冷蔵庫・洗濯機・炊飯器などさまざまな生活家電を製造しています。

日立のエアコンは暖房性能の高いモデルが充実。人感センサーによって室温管理や運転停止・抑制なども自動で行うので、電気代を節約しつつ室内環境を快適に保てます。

また、「凍結洗浄」を搭載しているのもポイントです。フィルターを自動で掃除するだけではなく、ホコリやカビの温床になりがちな熱交換器を一気に凍結・解凍して洗い流します。お手入れの手間を軽減したい方にもおすすめです。

パナソニック(Panasonic)

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パナソニックは1935年設立の総合電機メーカーです。エアコンや洗濯機などの白物家電をはじめ、テレビ・デジタルカメラ・住宅設備機器など幅広い分野で事業を展開しています。

パナソニックのエアコンは暖房機能が充実しているのが特徴です。足元をあたためられる「足元暖房」や、霜取り中でも運転を継続できる「ノンストップ暖房」などの機能を搭載しています。暖房性能を重視したい方にもおすすめです。

水から生まれたイオン「ナノイーX」を搭載しているのもポイントです。内部を清潔に保ち、室内に漂うニオイやカビ、ウイルスなどを抑制します。

三菱電機(MITSUBISHI)

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三菱電機は東京都千代田区に本社を置く1921年設立の総合電機メーカーです。エアコンや空気洗浄機などの空調機器のほか、冷蔵庫・洗濯機・カーナビなど多彩な分野で製品を開発しています。

三菱電機のエアコンは高精度な赤外線人感センサー「ムーブアイ」を搭載しているのが特徴です。体感温度を計測できるほか、モデルによってはAIによって温風や冷風が人に届いているかどうかも確認して室温を調節します。

エアフィルターを自動で清掃できる「フィルターおそうじメカ」を搭載しており、メンテナンスが楽なのも魅力です。電気を帯びた霧でカビやウイルス、花粉の抑制効果・脱臭効果が期待できる「ピュアミスト」機能も備えています。

暖房能力の高いエアコンのおすすめモデル|リビング向け

ダイキン(DAIKIN) ルームエアコン Aシリーズ AN28YAS-W

AI運転で足元から効率よく暖を取れるリビング向けの暖房エアコンです。内蔵センサーが床と壁の温度を検知・推測し、AIが空間全体を快適に保つよう自動で運転を調節します。壁の温度が変化しても心地よさが維持できるため、日照の変化や降雪が起こりやすい場所にもおすすめです。

温風を足元に届ける「垂直気流」に対応しているのも特徴です。運転開始時は空間をムラなくあたためて、設定温度に到達したら垂直気流に切り替えることで足元からあたためます。

暖房時の適応畳数は8〜10畳で、暖房能力も3.6kWと十分です。エアコン内部の汚れは自動で清掃され、結露水を利用して洗浄します。

ダイキン(DAIKIN) ルームエアコン Rシリーズ うるさらX AN56YRP-W

換気・加湿しながら運転できる高性能なリビング向けの暖房エアコンです。暖房能力が6.7kWと高く、15〜18畳の広さに対応しています。「AI快適自動運転」によって空間全体を無駄なく快適な温度に保てるので、広めのリビングにもおすすめです。

外の新鮮な空気を取り込み、温度調節した上で運転しながら室内へ送り込む「給気換気」機能を備えているのも特徴。さらに、外気中の水分を利用して給水なしで部屋や肌に潤いを届けられる「うるる加湿」機能も搭載しています。

ヒートブースト制御によって暖房の立ち上がりスピードが早いのもポイント。また、気流を上下に拡散するダブルコアンダ技術の採用によって、大風量でも温風がゆっくり伝わるのが魅力です。

日立(HITACHI) ルームエアコン 白くまくん Wシリーズ RAS-W280L

設置の自由度が高いスタイリッシュなリビング向けの暖房エアコンです。高さわずか24.8cmのスリム設計を採用しています。カーテンレールの上やハイサッシのリビングにも取り付けられるので、十分な設置スペースを確保できず困っていた方にもおすすめです。

人感センサーが人の動きに応じて運転モードを自動調節する「ecoこれっきり運転」を搭載しているのも特徴。人の動きが多いときに運転を控えめにするだけでなく、不在の状態が続くと自動で節電したり運転停止したりする機能も備えています。

暖房能力は3.6kWで、10畳ほどのリビングで使用するのにおすすめです。室内機と室外機の両方に「凍結洗浄」、さらに室内機にはファンのホコリを自動で掃除できる「ファンロボ」も搭載しているので、お手入れも簡単に行えます。

日立(HITACHI) ルームエアコン 白くまくん Xシリーズ RAS-X56L2

優れた省エネ性能と暖房能力を兼ね備えるリビング向けの暖房エアコンです。AIが在室時間や体感温度の変化を予測して効率的な運転制御を行う「くらしカメラ AI」を搭載しています。省エネ性能も星5つと高いので、電気代を節約したい方におすすめです。

「スピード暖房」機能を備えており、運転開始からわずか数分で足元付近をあたためられるのも特徴。その後はAIが3つに分かれたフラップを利用して部屋全体を包み込むように気流を調節するため、風を感じさせない快適なあたたかさが得られます。

暖房能力は6.7kWと高く、18畳ほどのリビングでも活躍できるのも魅力です。到達距離15mのロング気流や範囲180°のワイド気流に対応するほか、霜取り運転時の影響を少なくしてあたたかさを長続きさせる「快適暖房アシスト」機能も備えています。

パナソニック(Panasonic) エアコン Eolia GXシリーズ CS-GX281D

空気環境も快適に保てるリビング向けの暖房エアコンです。微粒子イオン「ナノイーX」により、内部のカビに強いのが魅力です。さらに、付属リモコンのボタン1つでスピード脱臭も行えます。

暖房能力は3.6kWで、8〜10畳のリビングにおすすめです。ユーザーの就寝中からAIが予熱運転を行い、起床直後からスピーディーにあたたまる「すぐでる暖房(おはようチャージ)」や、「足元暖房」などの機能も備えています。

高さ24.9cmのコンパクト設計なので、カーテンレールと天井の間などの限られたスペースにも簡単に設置できるのも魅力です。別売の加湿空気清浄機と連携することで暖房時の湿度低下を防げる「うるおい暖房」にも対応します。

パナソニック(Panasonic) エアコン Eolia Xシリーズ CS-X561D2

快適なあたたかさが長続きする高性能なリビング向けの暖房エアコンです。蓄熱を利用することで、霜取り運転中も暖房が止まらない「エネチャージ ノンストップ暖房」機能を搭載しています。外気温マイナス25℃でも運転可能なので、寒さの厳しい地域の冬にもおすすめです。

暖房時の適応畳数は主に18畳で、暖房能力も6.7kWと高いのが特徴です。足湯のような快適さが味わえる「足元暖房」や、一時的により強力な暖房が必要な際に便利な「もっとモード」も備えています。

AIやセンサー制御が一元化された「AI快適おまかせ運転」も搭載。モードを選んだら、エアコンに任せるだけで快適な室内環境が実現できます。省エネ性能が星5つと優れているのもポイントです。

三菱電機(MITSUBISHI) ルームエアコン FLシリーズ MSZ-FL2821

ライフスタイルに美しく調和するリビング向けの暖房エアコンです。快適さと省エネ性能はそのままに、シンプルで研ぎ澄まされたデザインを採用。部屋のインテリアとしても馴染むので、おしゃれなエアコンを探している方におすすめです。

暖房と送風を自動で切り替える「ハイブリッド運転」機能を搭載しているのも特徴。室温が低いときは暖房を運転させ、暖気が天井に溜まったら内蔵サーキュレーターで循環させます。暖気を再利用することで効率よく部屋をあたためられるのが魅力です。

暖房能力は3.6kWで、10畳のリビングが目安。体の部位や住環境の各部まで見分ける赤外線センサー「ムーブアイ極」も搭載しており、風温を各箇所に最適化することで快適な風を届けます。

三菱電機(MITSUBISHI) ルームエアコン Zシリーズ MSZ-ZW5621S

優れたAI機能を搭載する高性能なリビング向け暖房エアコンです。AIが住宅構造を分析し、外気温や体感気温の変化を先読みして運転を自動調節する「おまかせA.I.自動」機能を搭載しています。ボタン1つで運転をAIに任せられるので、複雑な設定が苦手な方にもおすすめです。

暖房能力は6.7kWと高く、18畳ほどの広めのリビングで使用する場合にも活躍。また、足元暖房や最高約60℃の温風を吹き出すハイパワー運転にも対応しており、「室温キープシステム」によって霜取り運転時でもあたたかさが長続きします。

部屋の温度分布はスマホ画面から確認でき、外出先からでも画面タッチで好みの場所に気流を届けられるので、子供やペットを留守番させる場合にも便利です。

暖房能力の高いエアコンのおすすめモデル|寝室向け

ダイキン(DAIKIN) ルームエアコン Cシリーズ AN22YCS-W

設置や手入れが楽に行える寝室向けの暖房エアコン。高さ25cm×奥行き26.5cmのコンパクトサイズが特徴です。カーテンレール上の限られたスペースにも簡単に取り付けられるので、寝室での設置場所に困っていた方にも適しています。

進化したコンプレッサーによるヒートブースト制御で、設定温度まで一気に上昇できるため、帰宅後すぐあたたまりたい場合に便利です。なお、暖房能力は冷房と同じ2.2kWで、5〜6畳に対応しています。

エアコン内部を清潔に保てる機能が充実しているのも魅力です。運転終了後に自動でフィルターをブラッシングする「フィルター自動お掃除」や、結露水で熱交換器を洗浄する「水内部クリーン」などを備えています。

ダイキン(DAIKIN) ルームエアコン Mシリーズ うるさらmini AN25YMS-W

換気しながら心地よく過ごせる寝室向けの暖房エアコンです。新鮮な空気を取り込みながら運転できる「給気換気」機能を搭載しています。吸い込んだ外気は熱交換器で適温に整えてから室内に届けられるため、暖房中の換気が気になる方にもおすすめです。

暖房の適応畳数は8畳ほどで、2.8kWの能力で寝室をあたためられるのも特徴です。また、外気中の水分を利用し暖房と同時に無給水で加湿できる「うるる加湿」機能もあり、乾燥による喉や肌などの不快感が気になる方におすすめです。

寒冷地用エアコンに匹敵する暖房能力もポイント。室外機に搭載された熱交換器には低温対策が施されており、外気温マイナス15℃という寒さの厳しい日でも暖房運転が行えます。

日立(HITACHI) ルームエアコン 白くまくん Gシリーズ RAS-G220L

日差しの変化を見分けて自動で省エネ運転を行う寝室向けの暖房エアコンです。体感温度や日照状況を測定して無駄なく運転可能な「ecoこれっきり運転」機能を搭載しています。就寝中の電気代を節約したい方にもおすすめです。

奥行き25cmの薄型デザインを採用しているのも特徴。エアコンの出っ張りが少なく抑えられているので、寝室のインテリアにもすっきりと溶け込みます。

暖房の適応畳数は6畳ほどで、能力は2.2kWと寝室には必要十分なのもポイント。瞬時に凍結と解凍を行なって汚れを洗い流す「凍結洗浄」機能が、室内機と室外機の両方に搭載されているのも魅力です。

日立(HITACHI) ルームエアコン 白くまくん Sシリーズ RAS-S25L

便利な機能が充実している寝室向けの暖房エアコンです。部屋にいる人を識別して在室時間と体感温度の変化を把握する「くらしカメラAI」を搭載。一人ひとりにスポットを当てつつ室温を最適化できるため、寝室で子供と寝る場合にもおすすめです。

室内機と室外機の両方に「凍結洗浄」機能を備えているので、いつも清潔な状態で使用可能。さらに、通常は熱交換器の奥にあり手入れが難しいファンを自動で掃除できる「ファンロボ」も搭載しています。

無線LAN接続機能でスマホのアプリを使い外出先からも操作できるので、帰宅前から快適な室内環境の準備が可能です。暖房時の適応畳数は8畳、能力は2.8kWで、4つ星の省エネ性能を獲得しています。

パナソニック(Panasonic) エアコン Eolia Jシリーズ CS-J221D

優れたコスパと速暖性で人気のある寝室向けの暖房エアコンです。適応畳数6畳、能力2.2kWと寝室での使用には十分な暖房性能が得られるのが特徴。価格もリーズナブルなので導入コストを抑えたい方にもおすすめです。

朝よく暖房を運転する時間帯をエアコンが学習し、起床時間に備えて事前に予熱運転する「すぐでる暖房(おはようチャージ)」機能を搭載しているのもポイントです。寝ている間に霜取りを行うため、寒くてつらい冬の朝も心地よく目覚められます。

イオン技術「ナノイーX」で空気の清浄化と脱臭効果が期待できるのも魅力。別売の加湿空気清浄機と連携すれば、暖房運転時でも湿度を快適にキープ可能です。

パナソニック(Panasonic) エアコン Eolia EXシリーズ CS-EX251D

コンパクトながら多機能な寝室向けの暖房エアコンです。奥行きは23.9cmと薄く、空間に溶け込むシンプルなデザインを採用しています。寝室などスペースの限られた部屋に設置しても圧迫感を与えないため、エアコンをすっきりと置きたい方にもおすすめです。

お手入れが自動で行える「フィルターお掃除ロボット」を搭載しているのも特徴。また、2種類のAIモードを選択でき、人がいなくなった際に自動で節電したり運転を停止したりする機能も備えています。

足元にパワフルな温風を届けられる「足元暖房」や、風向きを変えてエアコンの横にも温風を向けられる「ワイド気流」などの多彩な暖房機能を備えているのも魅力です。適応畳数は8畳で、2.8kWの暖房能力を持っています。

三菱電機(MITSUBISHI) ルームエアコン Xシリーズ MSZ-X2221

暮らしに役立つ機能が充実した寝室向けの暖房エアコンです。人と部屋の状態から体感温度をモニタリングできる赤外線センサー「ムーブアイ」を内蔵。状況に応じた快適な空調を無駄なく整えられます。省エネ性能は星4つです。

2種類の暖房運転モードを自動で切り替える「ハイブリッド運転」機能も搭載しています。室温が低いときは暖房であたため、暖気が天井に溜まったら内蔵のサーキュレーターで循環させて再利用することで効率のよい運転が可能です。

暖房時の適応畳数は6畳ほどで、暖房能力は2.5kWです。最高約60℃の温風を直接床に届ける機能や、左右の2カ所同時に温風を吹き分けられる機能も備えています。

番外編:北海道や東北・北陸地方の方には寒冷地用エアコンもおすすめ

「寒冷地仕様」とは、暖房能力の高いエアコンのことです。雪の多い地域や気温が0℃以下になる地域などを対象に開発されています。寒冷地仕様のエアコンがほかのエアコンと異なるのは室外機の性能。凍結を防ぐためにさまざまな工夫が凝らされています。

例えばパナソニックの場合、室外機周辺にアルミ蓄熱器やヒーターを設置。これにより霜が降りて暖房能力が落ちないよう設計しています。特に冬場0℃以下の日が続く寒い地域に住んでいる方には、寒冷地仕様のエアコンがおすすめです。