家族みんなが集まる部屋で快適に過ごすために欠かせない「エアコン」。リビングに設置するエアコンは使う頻度が高いため、機能や消費電力などを考慮して選ぶのが重要です。とはいえ、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのリビング向けエアコンをピックアップ。おすすめの設置位置や選び方についても解説するので、参考にしてみてください。
リビング向けエアコンの特徴

家族やお客さんなど、人が集まるリビングに設置するエアコンは使用頻度が高め。電気代を抑えられるモデルや、スマホと連携できる機能などを搭載した高性能なモデルであれば、より便利に使えます。
また、寝室や個室など狭めの部屋に設置するエアコンに比べて、必要な適応畳数が大きくなりがちなのも特徴。暑い夏や寒い冬でも室内の温度を快適に保てるモデルを選びましょう。
さらに、リビングに設置するエアコンは人目に触れる機会が多いため、デザイン性に優れたモデルも多くラインナップ。さまざまな観点から選びやすいのもリビング向けエアコンの特徴です。
リビング向けエアコンのおすすめ設置位置は?

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エアコンを購入する際は、設置位置を事前に把握しておきましょう。製品によって異なりますが「近くに熱や蒸気が発生しない場所」「住宅用火災警報器から1.5m以上離れている場所」などの条件があります。条件をふまえたうえで、適した設置場所を見つけましょう。
おすすめの設置位置は、部屋の間取りによって異なります。エアコンの風は横方向にあまり広がらないため、横長の部屋に設置する場合は、短辺に設置するのがおすすめ。L字など特殊な間取りの場合は、死角になる部分にエアコンをもう1台設置したり、サーキュレーターを活用したりしましょう。
吹き抜けのリビングではあたたかい空気が上に逃げてしまうため、冬には足元が寒く感じることも。エアコンに加えて、床暖房なども使用するのがおすすめです。
リビング向けエアコンの選び方
リビングの広さやタイプに合ったモデルをチェック

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リビング向けエアコンを選ぶ際は、リビングの広さに注目。エアコンに設定された「適応畳数」が目安になります。適応畳数は「8〜12畳」のように表記され、数値の小さい方が木造住宅の場合、数値が大きいほうが鉄筋住宅の場合を表す値です。
部屋の作りによってはエアコンの効きが悪くなってしまう場合があるので、実際の部屋の広さよりも広い適応畳数のモデルを選ぶのがおすすめです。また、暖房性能は冷房性能よりも適応畳数が小さい傾向があるため、購入する際は注意しましょう。
そのほか、窓の位置や天井の高さ、部屋の形などを考慮して、自宅のリビングに合ったモデルを選んでみてください。
消費電力をチェック

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リビングは人が集まる空間のため、エアコンの使用頻度も高くなりがちです。使用頻度が高くなると消費電力も大きくなるので、電気代が高くなります。そのため、リビング向けエアコンを選ぶ際は、省エネ性能の高いモデルがおすすめです。
省エネ性能の高いモデルは、省エネ性能の低いモデルに比べて本体価格が高め。一般的に、省エネ性能の低いモデルを購入したほうが導入コストは安く済みます。しかし、長く使うほど、省エネ性能の高いモデルのほうが本体価格と電気代の合計金額が安くなりやすいため、ランニングコストを重視したい方は省エネ性能の高いモデルを選んでみてください。
機能をチェック
除湿・加湿機能

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オールシーズン快適に過ごしたい方は、「除湿・加湿機能」を搭載したモデルがおすすめ。部屋の湿度を下げられる除湿機能を搭載したモデルは、湿気が気になる梅雨の時期や夏に重宝します。
部屋の湿度を上げて空気中に潤いを保てる加湿機能は、冬など乾燥しやすい季節にぴったり。暖房は空気を乾燥させてしまうため、暖房を使う際にも加湿機能があると便利です。
センサー機能

省エネ性能や快適性を重視したい方は「センサー機能」を搭載したモデルがおすすめ。センサー機能には人感センサーや日射センサーなど、さまざまな種類が存在します。
人の位置などを検知する人感センサーを備えたモデルには、部屋に人がいる場合は運転、いなくなると運転を停止するモノなどがラインナップ。日射センサーを備えたモデルには、日射の強さに合わせて運転のパワーを調節するモノなどがあり、ムダな消費電力を抑えられるのが魅力です。
そのほか、便利なセンサーが多数搭載されたモデルもあるので、チェックしてみてください。
Wi-Fi機能

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スマホと連動してより快適に使用したい方は「Wi-Fi機能」を搭載したモデルがおすすめ。スマホと連動することで、遠隔でエアコンを操作できます。
例えば、エアコンの電源を消し忘れてしまった際に、スマホと連動することで外出先からエアコンの電源を切ることが可能。帰宅前に部屋を冷やしたりあたためたりもできます。家に人がいなくなる時間が多い方はチェックしてみてください。
リビング向けエアコンのおすすめ
ダイキン(DAIKIN) うるさらX S40ZTRXS
加湿機能を搭載した、主に14畳用のリビング向けエアコンです。外気の水分をエアコンが取り込んで、無給水で加湿できる「無給水加湿(うるる加湿)」を備えているのが特徴。乾燥しやすい季節に適しています。
また、リニアハイブリッド方式の「さらら除湿」を搭載しているのも魅力。パワフルな除湿が可能です。床・壁の温度を検知して自動で運転する「AI快適自動運転」も備えており、好みの運転を学習するのがポイントです。
さらに、エアコン内部を水洗浄する「水内部クリーン」を搭載。衛生面にも配慮されています。加湿機能を搭載した高性能なモデルを探している方におすすめです。
三菱電気(MITSUBISHI) 霧ヶ峰 MSZ-GE5621S

基本機能が充実した、主に18畳用のリビング向けエアコンです。スタンダードモデルのため、比較的リーズナブルに購入できるのが特徴。エアコンと扇風機のよい部分を兼ね備え、快適さと省エネを両立する「ハイブリッド運転」が魅力です。
また、運転を自動で切り替える床温度センサー「フロアアイ」を備えているのもメリット。弱・標準・強の3段階から選べる除湿機能も搭載しているので、湿気が気になる時期も快適に過ごせます。コスパのよいリビングに設置するエアコンを購入したい方はチェックしてみてください。
ダイキン(DAIKIN) エアコン S56ZTEP
コンパクトサイズで限られたスペースにすっきり設置できる、主に18畳用のリビング向けエアコンです。熱交換器を洗浄できる「水内部クリーン(結露水洗浄)」を搭載しているのが特徴。さらに、「ストリーマ内部クリーン」により、運転停止後に自動で乾燥が行われるのもメリットです。
また、ネットワークに対応しており、スマホやタブレットをリモコン代わりにして操作できるのもポイント。外出先でも自由にエアコンを操作できます。利便性に優れたコンパクトモデルを探している方におすすめです。
パナソニック(Panasonic) エオリア CS-562DEX2
冷房時で主に18畳用のリビング向けエアコンです。部屋の空気やエアコン内部を清潔に保つと謳われる「ナノイーX」を搭載しているのが特徴。フィルターを自動で掃除する「フィルターお掃除ロボット」を備えているのも魅力です。お手入れの手間を軽減できます。
また、素早く涼しくする「快速制御」や、設定温度を保ちつつ除湿する「快湿制御」を実現。室外機は外気温50℃でも冷房運転が可能と謳われています。人の有無や日射をセンサーが検知して自動で運転する「エオリアAI」を備えているのもポイントです。
ムダのないシンプルなデザインのため、空間に馴染みやすいのもメリット。デザイン性と機能性を両立したモデルがほしい方はチェックしてみてください。
シャープ(SHARP) Airest AY-N56P2

空気清浄力を備えた、主に18畳用のリビング向けエアコンです。「プラズマクラスターNEXT」を搭載しており、付着したニオイや菌を消臭・除菌する効果が期待できます。また「ホコリ/ニオイセンサー」を備えており、微細なホコリも検知しやすいのが特徴。空気の汚れ度合いを、モニターの色やアプリで確認できます。
無線LANに接続すれば、アプリを使って「COCORO AIR」を使用可能。部屋の環境や生活パターンをAIが学習し、運転に役立てます。外出先からのエアコン操作も可能です。
上下両開きロングパネルを搭載しており、部屋全体に快適な風を届けやすいのもポイント。スタイリッシュなデザインなので、性能面はもちろん、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
東芝(TOSHIBA) 大清快 RAS-H562R

空気清浄機能を搭載したリビング向けエアコン。「プラズマ空清」により花粉やホコリなどの汚れをキャッチすると謳われています。
風を感じにくく快適に室温を調節できる「無風感暖房」を搭載しているのも魅力です。体が熱くなりすぎないのがメリット。また、AIが運転内容を覚え、好みに合わせて自動で運転を制御するのも特徴です。
エアフィルターの掃除はエアコンが行うため、たまったホコリを掃除機で吸うだけで簡単にお手入れできます。さらに、日差しに合わせてムダな運転を抑えるので、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
三菱電機(MITSUBISHI) 霧ヶ峰 MSZ-ZW6322S

主に20畳のリビング向けエアコンです。「ムーブアイmirA.I.+」を搭載しており、360°センシングにより部屋の状況や人に合わせて快適に運転可能。「A.I.自動ボタン」を押すだけで、外気温の変化や体感温度などを先読みし、運転をコントロールするのもポイントです。
横方向に広がる「ワイド気流」と、遠くまで風が届く「ロング気流」を選べるのも魅力。また、暖房時の霜取りでも室温低下を軽減できる「室温キープシステム」を搭載しているので、快適に過ごせます。
フィルターを自動で掃除する「フィルターおそうじメカ」や、エアコン内部にホコリや油が付きにくい「よごれんボディ」など、衛生面に配慮した機能が充実しているのもポイント。お手入れの手間を軽減したい方にもおすすめです。
ダイキン(DAIKIN) risora S63ZTSXP

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主に20畳用のリビング向けエアコンです。冷房・除湿運転停止後に自動で乾燥する「ストリーマ内部クリーン」や、冷房時の結露水で熱交換器を洗浄する「水内部クリーン」などを搭載。エアコン内部をきれいに保ちやすいのが特徴です。
また、体に気流が当たりにくい「垂直気流」や「天井気流」を備えているため、心地よく部屋をあたためたり、冷やしたりできるのも魅力。室温に近づけながら快適に除湿できる「さらら除湿」を搭載しているのもポイントです。
ネットワークに対応しており、スマホをリモコン代わりに使用可能。さらに、スマートスピーカーと接続することで、音声でエアコンのON・OFFを操作できます。スタイリッシュなデザインなので、インテリアに馴染むおしゃれなエアコンを探している方はチェックしてみてください。
三菱電機(MITSUBISHI) 霧ヶ峰 Style MSZ-FL6321S

主に20畳用のエアコンです。リビングを美しく彩るおしゃれなデザインが魅力。快適性と省エネを実現する「ハイブリッド運転」を搭載しているのが特徴です。赤外線センサー「ムーブアイ極」により、体感温度に合わせて運転を自動で切り替えられます。
左右独立した「匠フラップ」を備えており、リビングの隅々に冷風を届けやすいのも魅力。さらに、室温の低下を抑えつつ除湿する「スマート除湿」もポイントです。
「よごれんボディ」や「はずせるボディ」により、エアコン内部を清潔に保ちやすいのもメリット。おしゃれかつ機能性に優れたモデルを探している方におすすめです。
日立(HITACHI) ステンレス・クリーン 白くまくん RAS-VL63L2

主に20畳用のリビング向けエアコン。熱交換器を自動で洗浄する独自の「凍結洗浄 Light」や、ファンのホコリを自動で掃除する「ファンロボ」などのお手入れ機能を搭載しています。
室温をキープしつつ湿度を下げる「カラッと除湿」を搭載しているのも魅力のひとつ。さらに、無線LAN接続機能を搭載しているため、外出先からスマホでエアコンを操作できるのもポイントです。外出後、よくエアコンの切り忘れに気付く方も安心して使えます。
リビング向けエアコンは頻繁に使う可能性が高いため、省エネ効果が期待できるモデルや、機能性に優れたモデルがおすすめ。また、人目につく場所に設置するので、デザイン性も重要なポイントです。各メーカーからさまざまな製品が発売されているので、自分に合ったモデルを選んでみてください。