まな板のなかでも包丁が傷みにくいとされる「木製まな板」。カビや汚れが気になる場合もありますが、お手入れのコツさえしっかりとおさえておけば、快適に使えます。

そこで今回は、おすすめの木製まな板をピックアップ。採用されている木材の種類別にアイテムをご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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木製まな板のメリット・デメリット

木製まな板のメリット

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木製まな板の最大のメリットは、包丁を使用したときの刃当たりがよいところ。木肌で刃先をソフトに受け止めるので刃こぼれしにくく、研いだあとの切れ味が長持ちします。

また、ヒノキ・桐・イチョウなどまな板に使用される木材によって、異なる香りが楽しめる点も特徴。食材を切る際の心地よい音も、プラスチック製のまな板にはない魅力です。

木製まな板は使っているうちに少しずつ削れて凹んでくるものですが、表面を削り直して平らにすれば長く使えます。一般的にプラスチック系まな板の寿命は2年程度といわれていますが、木製まな板はお手入れ次第でそれ以上に長持ちさせることが可能です。

木製まな板のデメリット

木製まな板のデメリットは、カビ・菌・ニオイが発生しやすい点。木材は水分を吸収しやすいので乾きにくく、使用後に洗わず濡れたまま放置しておくと、カビや菌が繁殖してしまいます。まな板を使用前に水で濡らしておくと、食材の水分などがまな板にしみ込みにくくなるのでおすすめです。

また、まな板の消毒には塩素系や酵素系の漂白剤を使う方は多くいますが、木製まな板はこれらの成分を吸収してしまう可能性があります。木製まな板の消毒は「熱湯消毒」が基本。汚れたまな板をまずは水で洗ってから、最後に熱湯を回しかけるだけなので簡単です。

まな板に吸収された水分は、木の繊維に沿って抜けていくため、乾燥させるときは木材の繊維がタテになる向きでまな板を立てておくとより速く乾燥します。最近は食器乾燥機で使える木製まな板もあるので、チェックしてみてください。

木製まな板の選び方

木材の種類と特徴から選ぶ

ヒノキ

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木製まな板の素材として最もポピュラーなのがヒノキ。耐水性に優れているので、ほかの木材よりも乾燥が速く、カビや菌などが繁殖しにくいのが特徴です。また、ヒノキ特有の香りがまな板に付着した食材のニオイをカバーするなど、防臭・抗菌作用も期待できます。

刃当たりがやわらかく、お手入れも比較的容易なので、プロの料理人はもちろん料理初心者の方にもおすすめ。最初はヒノキの香りが強いため、気になる方は水でサッと濡らしてから使うようにしてみてください。

イチョウ

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イチョウは油分を多く含んでおり、水はけがよい素材。乾きが速く、汚れやニオイも付きにくいため、まな板の素材に適しています。程よい弾力感で包丁をやわらかく受け止めるので、刃こぼれしにくいだけでなく、手や手首を傷めにくいのも魅力です。

ただし、抗菌作用などはないため、カビ・菌対策として使用後の熱湯消毒と乾燥をしっかり行う必要があります。また、イチョウは反りや歪みが出やすい木材なので、購入の際は厚みのあるまな板を選ぶようにしましょう。

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桐の魅力は、なんといっても「軽さ」。まな板を洗ったり干したりする作業もラクに行えるほか、まな板の上の食材を直接鍋に入れる動きもスムーズにできます。また、水はけがよく乾きが早いため、カビ・菌が発生しにくい点も魅力。やわらかい木材なので包丁にもやさしく、表面に傷が付きにくい利点も備えています。

ただし、ほかの木材に比べて安定感がない点はデメリットです。カボチャのように重くて軽い食材を押さえ付けて切るときに、まな板がずれてしまう場合があるので注意しましょう。

青森ヒバ

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青森ヒバは「ヒノキチオール」という抗菌成分を豊富に含んでいます。ヒノキチオールは、カビや雑菌を抑える力を備えており、青森ヒバのまな板は、清潔な状態を保ちやすいのが特徴。耐久性・耐水性・耐腐性に優れているので、実用性の高さが魅力です。

ただし、青森ヒバはヒノキなどと比べて希少な木材。そのぶん値段が高くついてしまうので、その点は留意しましょう。

木目が均一で節(ふし)のないモノを選ぶ

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同じ種類の木でも、丸太の木取り方法によって板のランクや性質は異なります。木製まな板に使用される板は主に「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」です。年輪に対し直角に近い角度で木取りした「柾目」は、割れや節が少ない上材。年輪に対し並行に近い角度で木取りした「板目」は波型や山型の木目が現れるのが特徴です。

いずれにしても、木目が美しく均一なモノであれば水はけもよく長持ちします。なお、まな板表面に丸い節(ふし)があるモノは、水分が溜まりやすく、そこから腐朽してしまう場合もあるので注意が必要。木製まな板を選ぶ際は木目が均一であるか、また節の有無もチェックしましょう。

調理スペースに収まるサイズを選ぶ

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まな板のサイズも使い勝手を左右する重要なポイントです。まな板はなるべく大きいサイズが理想的。小さなまな板では大きな食材を切る際に、食材がはみ出してしまったり不安定だったりと、使い勝手がよくありません。

とはいえ、あまりにも大きすぎると調理スペースに収まらないほか、調理後の片付けにもストレスを感じます。調理スペースの横幅が狭い場合は、シンクの縦幅に渡せるサイズが便利です。調理スペースの広さに合わせて、サイズを選びましょう。

長く使える一枚板がおすすめ

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木製まな板には、木をそのまま切り出した「一枚板」と、複数枚の板をつなぎ合わせた「合板」があります。木製まな板の長所である物持ちのよさという面から考慮すると、やはり一枚板がおすすめです。

板は湿度を自然にコントロールし、伸縮を繰り返す性質があります。一枚板は、途中で繊維が断ち切られていないため、反りにくいのが特徴です。ただし、板目の場合は、表と裏で収縮率が異なり、反りやすいので注意しましょう。

一方、合板は木を圧縮して接着しているため反りにくいのがメリット。ただし、接合部分に水分が入り込みやすく、そこからカビが繁殖したり、腐朽したりすることもあるので注意が必要です。

食洗機の対応したモノも

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木製まな板を長く清潔に使いたい方は、こまめなお手入れを正しく行う必要があります。できるだけ手軽にお手入れしたい方は、食洗機に対応したモノがおすすめです。

食洗機に対応していない木製まな板を食洗機で洗ってしまうと、表面のキズに入り込んだ汚れが洗えなかったり、ひずみやひび割れなどの原因になったりするので注意が必要。基本的には食洗機に対応していないモノがほとんどのため、事前に食洗機に対応しているか確認しておきましょう。

木製まな板のおすすめ

無印良品 ヒノキ調理板・薄型・大 15254392

無印良品 ヒノキ調理板・薄型・大 15254392

シンプルで使いやすい四角い木製のまな板です。刻印などがないデザインで、シンプルな見た目が好きな方にぴったり。包丁の刃あたりがよく、水きれがよいヒノキ材を素材に採用しているのも特徴です。

薄型設計を実現しており、手軽にお手入れしやすいのも魅力のひとつ。約幅36×奥行24×厚さ1.5cmの大型サイズで、複数の食材を同時にカットしやすい点もメリットです。

価格もお手頃なので、どれを購入すべきか悩んでいる方や、コスパを重視している方にもおすすめです。

貝印 関孫六 桧まな板 AP5221

貝印 関孫六 桧まな板 AP5221

刃あたりがよく使いやすい木製まな板です。食材が滑りにくく、スムーズにカットできるヒノキ材を素材に採用。刃あたりに優れているだけでなく、包丁の刃が傷付きにくい設計のため、安心して使用できます。

また、本体側面には水がしみこみにくい樹脂加工を施しているのもポイント。乾きがはやく、黒ズミが発生しにくいため、清潔に使い続けられます。高品質ながら比較的リーズナブルに購入できるので、コスパを重視している方にもおすすめです。

トラモンティーナ(TRAMONTINA) カビの生えにくいカッティングボード 13272/051

トラモンティーナ(TRAMONTINA) カビの生えにくいカッティングボード 13272/051

抗菌加工が施された長期的に使える木製まな板です。重量比重が水の約2分の1のチーク材を素材に採用し、軽量設計なのが特徴。片手でも持ちやすく、日頃のお手入れがしやすい仕様です。

また、ボード部分に「ミネラルオイル保湿加工」が施されており、メンテナンス性に優れている点もメリット。抗菌加工は半永久的に持続すると謳っているため、包丁によるキズから菌やカビが繁殖しにくいのも魅力です。

天然木による美しいデザインもポイント。見た目がスタイリッシュなので、まな板としてはもちろん、料理を乗せる木皿としても活用できます。

檜王 食洗機対応 ヒノキまな板

檜王 食洗機対応 ヒノキまな板

上質な国産ヒノキを素材に採用した木製まな板です。奈良県の工場で生産されており、安全面にこだわられているのが特徴。食洗機による洗浄や乾燥にも対応しているため、お手入れしやすいのも魅力です。

本体を立てて収納したり、水切りしたりしやすい回転式のスタンドを搭載している点もメリット。一人暮らしなどキッチンのスペースが限られている場合でも、収納場所に困りません。

本体側面にウレタン樹脂のコーティングを施しており、黒ズミやカビが繁殖するのを予防可能。水が侵入しにくく、乾きがはやいのもおすすめのポイントです。

ダイワ産業(Daiwasangyo) 食器洗い乾燥機対応 ヒノキまな板 30cm

ダイワ産業(Daiwasangyo) 食器洗い乾燥機対応 ヒノキまな板 30cm

食洗機に対応したメンテナンス性に優れた木製のまな板。熱風や熱湯に強い「反り防止加工」が施されているため、手洗いだけでなく、食洗機による洗浄・乾燥が可能で、手軽にお手入れできるのが特徴です。

側面に水がしみこみにくいウレタン樹脂塗装を施している点もメリット。乾かす時間を短縮できるため、黒ズミやカビの繁殖を予防できます。本体左上にはかわいい焼印が入っているので、かわいらしいデザインが好みの方にもおすすめです。

また、薄型かつ軽量設計のため、持ち運びや収納がしやすいのも魅力。キッチンのスペースが限られている方にもおすすめです。本体の側面には回転式のスタンドが搭載されているため、まな板を立てて水切りしたり、収納したりできます。

カクセー(Kakusee) 桐のまな板 L NKL-11

カクセー(Kakusee) 桐のまな板 L NKL-11

桐を素材に採用した軽くて価格の安い木製まな板です。軽量で扱いやすいため、料理初心者の方でも扱いやすいのが特徴。約縦23.5×横42.3×厚さ2cmと少し大きめのサイズなので、さまざまな食材をカットしやすい仕様です。

また、刃あたりがよく、やわらかいため、スムーズにカットできるのも魅力のひとつ。耐久性も優れているので、長く愛用できます。ニオイが移りにくい設計で、料理に影響しにくい点もメリットです。

乾きが早いため、清潔に使い続けられるのもポイント。低価格で手頃な木製まな板を求めている方はチェックしてみてください。

アルテレニョ(Arte Legno) カッティングボード ミディアム

アルテレニョ(Arte Legno) カッティングボード ミディアム

高品質なオリーブウッドを採用したおしゃれな木製まな板です。鮮やかな木目とシャープなエッジで、まな板としてだけでなく、おしゃれな木皿として活用できるのも特徴。木目はひとつひとつ異なるため、愛着を持って使い続けられます。

耐久性に優れており、包丁で傷が付きにくいのも魅力のひとつ。ミディアムサイズで程よいサイズ感のため、一人暮らしの限られたスペースのキッチンで使いやすい点もメリットです。レトロな質感で長く使える木製まな板を求めている方はチェックしてみてください。

KINOKA 天然青森ヒバ カッティングボード Monorise‐02

KINOKA 天然青森ヒバ カッティングボード Monorise‐02

職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた高品質な木製まな板です。素材に水に強くて腐りにくい天然の「青森ヒバ」を採用。青森ヒバは、抗菌成分である「ヒノキチオール」が豊富に含まれており、清潔に使い続けられるのも特徴です。

また、消臭効果も期待できるため、肉や魚などを安心してさばける点もメリット。刃あたりもやわらかいので、安定したカットができるだけでなく、切っていて手が疲れにくいのもポイントです。

無添加・無塗装で、食材に有害な物質などが付着しないため、小さい子供がいる家庭でも安心して使用できます。清潔に使える高品質な木製まな板を求めている方におすすめです。

katajiya 木製カッティングボード Yz-cb300

katajiya 木製カッティングボード Yz-cb300

ハンドメイドで製作された高品質な木製まな板です。国産のヤマザクラ無垢材を素材に採用。重厚で落ち着きのあるデザインのため、長く愛用できるのが特徴です。

また、目の詰まったヤマザクラ特有の材質により、硬く小気味のよい刃あたりを実現。スムーズに食材をカットできるのが魅力です。隅には穴が空いており、フックに引っ掛けて水切りしたり、収納したりできるのもポイント。まな板を収納するスペースが限られている一人暮らしの方にもぴったりです。

汎用性が高く、まな板としてだけでなく、木皿として活用できる点もメリット。携帯性にも優れているため、家庭用はもちろん、キャンプなどアウトドアシーンにもおすすめです。

ウッドペッカー(woodpecker) イチョウの木のまな板 6大

ウッドペッカー(woodpecker) イチョウの木のまな板 6大

天然のイチョウを素材に採用した高級な木製まな板です。どっしりとした重厚感があり、板前のような本格的な料理にぴったり。上品かつ上質な木目により、キッチンのインテリアにも映えます。

刻印などがないデザインのため、シンプルなまな板を求めている方にもおすすめ。弾力性があるので、包丁によるキズが目立ちにくく、長く使うほど味が出てくるのも魅力です。

また、刃あたりがよく、リズミカルに食材を刻める点もメリット。腕にも疲れを感じにくいため、複数人の料理を作る機会が多い方にもおすすめです。

BOUMBI 香りのクスノキのまな板 CS03

BOUMBI 香りのクスノキのまな板 CS03

色と質感が美しい熊本県産のクスノキを素材に採用した木製まな板です。適度な強度があるため、包丁の摩耗が少なく、食材が滑りにくく安定してカットできるのが特徴。一枚板なので、割れや変形などを予防できるのもポイント。まな板も包丁も長持ちしやすい仕様です。

食品グレードのミネラルオイルを使って処理が施されているため、安心して使用できる点もメリット。香りのよいおしゃれな木製まな板を探している方におすすめです。

BOUMBI ダグラス ファーウッドエンドガリンまな板

BOUMBI ダグラス ファーウッドエンドガリンまな板

ユニークな木目がおしゃれな木製まな板です。熟練した技術者と精密機械で作られているため、品質面で優れているのも特徴。北米の自然林から収穫された天然木を使用しています。

各板に真空チャンバーで高周波加熱しながら低温乾燥を施しているので、木材が割れて強度や香りなどが損なわれてしまうのを予防できます。一般的なまな板に比べて高価ですが、その分長持ちしやすい点もメリット。溝のあるハンドルを搭載しており、握りやすく持ち運びしやすいのもポイントです。

有名ホテルや大きなレストランなどプロフェッショナルな現場でも通用する本格的な木製まな板です。

BOUMBI ケヤキ両面木のまな板 ZESQ02

BOUMBI ケヤキ両面木のまな板 ZESQ02

天然のケヤキ原木を使ったおしゃれな木製まな板です。軽量かつ薄型設計のため、持ち運びや収納しやすいのが特徴。適度な硬度を備えており、食材をカットしやすいのがメリットです。

フックに引っ掛けたり、紐を通したりできるハンガー穴を搭載しているのも魅力のひとつ。吊り下げて水切りしたり、収納したりしやすい仕様です。約44×25×2.8cmのサイズを採用しているため、大きめの野菜など余裕を持ってカットできるのもポイントです。

丈夫でおしゃれな木製まな板を求めている方はチェックしてみてください。

BOUMBIサーモウッド 炭化 メープルウッドエンドグレインまな板

BOUMBIサーモウッド 炭化 メープルウッドエンドグレインまな板

シックなデザインが魅力の木製まな板です。化学薬品や人工添加物などを使っていない天然のメープル材を素材として採用。熟練の技術者と精密機械によって丁寧に製造されているため、品質面もこだわられています。

また、食洗機による洗浄にも対応しており、お手入れしやすいのも魅力のひとつ。定期的に鉱油を塗ることで、長くきれいな状態をキープできます。柄の部分が溝になっているため、握りやすく、持ち運びしやすい点もメリットです。

有名なホテルやレストランなどプロフェッショナルな現場に通用する本格的な作りを実現。暗めで落ち着いた印象の木製まな板を求めている方におすすめです。

BOUMBI ヒノキまな板

BOUMBI ヒノキまな板

持ち運びがしやすい金属製のハンドルを搭載した木製まな板です。表裏関係なく両面使えるように精密に加工されているのが特徴。熊本県の自然林から伐木された国産のヒノキを素材に採用しており、優れた強度と香りを有しています。

割れや変形などを予防できるように丁寧に接合されているのも魅力のひとつ。カビも発生しにくく、長く清潔に使い続けられます。木目が映える美しいデザインなので、まな板としてだけではなく、カットした料理をそのまま食卓に並べる皿としても活用できます。

薄型かつ軽量設計のため、持ち運びや収納がしやすい点もメリット。長く使えるおしゃれな木製まな板を探している方はチェックしてみてください。