欲しい音声のみ拾える「ガンマイク」。ノイズを除去し、クリアな音声のみを録音するために欠かせない道具で、最近では動画作成においても使用されています。とはいえ、さまざまなモデルのガンマイクが販売されており、初心者にとって選ぶのが難しいのが現状です。

そこで今回は、おすすめのガンマイクをご紹介します。ガンマイクを選ぶ際のポイントも解説するので、使用用途に合ったモデルを選んでみてください。

ガンマイクとは?

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どの方向の音が収音しやすいかを表した指標のことを「指向性」といいます。ガンマイクは鋭い指向性を持っており、少し離れた場所でもマイクが向いている方向の音をしっかりと拾えるアイテムです。銃のように細長い見た目をしていることから、その名が付いたとされています。さまざまな用途に使えますが、特に音声を録音する場合に使用するのがおすすめです。

ガンマイクってどんな人に必要?

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ガンマイクは特定の方向の収音性に優れているアイテムなので、雑音を抑えて人の声をクリアに録りたい方に適しています。YouTubeなどの動画サイトで配信をしたい方にもおすすめです。屋内で撮影をするときはもちろん、屋外で撮影をするときもきれいに録音できます。

ガンマイクの選び方

重量で選ぶ

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カメラにガンマイクを取り付けて撮影する場合は、重量を必ずチェックしておきましょう。重いガンマイクは長時間の撮影で腕が疲れやすくなりますが、軽いガンマイクを選べば腕が疲れにくいのはもちろん、アクションの激しい動画を撮るときでも軽快にカメラを動かせます。

ノイズ低減の性能で選ぶ

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ノイズをどれだけ低減できるかによって録音の質が左右されます。よりクリアな音を録りたい場合は、低周波音をカットするフィルターモードが搭載されているガンマイクがおすすめです。また、マイクに取り付けるウィンドスクリーンが付属していれば、風によるノイズも軽減できます。

電源供給の方式で選ぶ

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多くのガンマイクに採用されているのが、接続したカメラやレコーダーなどの機器から電源を供給する方式。それに加えてモバイルバッテリーからの充電や乾電池に対応しているモデルであれば、接続している機器の電源を気にしなくてもよいため便利です。屋外で撮影する機会が多い方は特に確認しておきましょう。

ガンマイクのおすすめモデル

ニューワー(Neewer) ショットガンモノラルマイク NW-81

優れたコスパが魅力のショットガンマイクです。長さ36cmという迫力のあるデザインながら、安い価格で購入できるのが特徴。収音に必要十分な性能を備えているので、これから一眼カメラでの動画制作をはじめる方で、とりあえず安く機材を揃えたい方におすすめです。

収音モードは「NORMAL」とより指向性を高めた「TELE」の2種類。インタビューやスピーチの収録にも重宝します。電源には単3電池1本を使用しますが、最大26時間の連続収音が可能。カメラとの接続には付属のXLRケーブルを使います。また、風防としてウインドスクリーンとより防風性の高いウインドジャマーが同梱するのも魅力です。

ロード(RODE) 指向性オンカメラマイク VideoMic Rycote

本格的な動画制作を行う一眼ムービーのクリエイターから人気のガンマイクです。使用にはカメラのホットシューにガンマイクをマウントして、プラグを3.5mmイヤホンジャックに接続するだけ。電源もプラグインパワー方式なので、手軽に収音が開始できます。

優れた機能性も魅力。一体化された熱可塑性プラスチック素材のショックマウントシステム「Rycote Lyre」がカメラから伝わる振動や鳴動を抑えます。さらに、2段階のハイパスフィルターや3段階のPADも備えているので、不要なノイズの入り込みや過剰な音量上昇を防いでターゲットの音声だけを高品質に集音が可能です。

ロード(RODE) マルチパワードショットガンマイク NTG2

映画撮影などの現場でも愛用されている、プロ仕様の高性能ショットガンマイクです。重さ約161gの軽量ボディにも関わらず、完全な周波数レスポンスと低ノイズでクリアなオーディオ品質を実現しているのが特徴。一眼カメラでの本格的な映像制作を行いたい方におすすめです。

ハイパスフィルターを内蔵。空調機器や交通車両の音のような低周音が取り込まれるのを効果的に防げます。また、付属のウインドスクリーンや別売のウインドジャマーを装着すれば、屋外での撮影でも高音質な音声が収音できます。

電源の供給方式を選べるのもポイント。接続にはXLRケーブルを使用しますが、電源の供給はプラグインパワー方式によってカメラから行えるほかに、乾電池による給電にも対応しています。

ソニー(SONY) ガンズームマイクロホン ECM-GZ1M

ソニーのカメラに最適化された専用の小型ガンマイクです。他社のカメラでは使用できませんが、Handycam・Cyber-shot・αなどのソニー製カメラではマルチインターフェースシューにマウントするだけで電源供給されるので手軽に使用できます。

使用できる動作モードは2種類。「ガンモード」では指向性が強化されるので少し離れた前方の狙った音を集中的に収音できます。また、同社製ビデオカメラ「Handycam」では「ズームモード」を使用すれば、ズーミングに合わせてマイクの指向性を変更も可能です。重さは約45gと軽量。風切り音を防止するウインドスクリーンが付属します。

ソニー(SONY) ショットガンマイクロホン ECM-B1M

フルサイズミラーレスのα7・α9シリーズで映像制作を行うクリエイターにおすすめの高性能なショットガンマイクです。コンパクトのボディには8個のマイクユニットとデジタルシグナルプロセッサーを搭載。1台のガンマイクで鋭指向性・単一指向性・全指向性という3種類の収音モードが使えるので、多彩なシーンに活用できます。

デジタルオーディオインターフェースに対応しているのもポイント。音声をデジタル信号のままダイレクトに伝送できるので、劣化のない高音質録音が可能です。また、徹底した防振構造とケーブルレス仕様の採用により振動ノイズを抑制しています。

3段階のノイズカットフィルターや、音量調節用のアッテネータを備えるので細かな設定のカスタマイズにも対応。さらに、防塵・防滴に配慮した設計なのでアウトドアシーンでも重宝します。

オーディオテクニカ(audio-technica) ステレオマイクロホン AT9946CM

コンパクトボディでステレオ録音が可能な高性能ガンマイクです。重さ約60gの小型・軽量ボディには中央の狙った音を高精度に収音できる超指向性マイクと2個の単一指向性マイクを搭載。合計3個のマイクユニットを活用することで高音質なステレオ録音を実現しています。

独自構造のショックマウントによってカメラの操作音やレンズの作動音など余計な音声の入り込みを抑制。さらに、ローカットスイッチで振動や風切り音などのノイズも低減できます。

電源はカメラの3.5mmイヤホンジャックから給電するプラグインパワー方式。ウインドジャマーが付属するので、風の強い現場でも使用できます。

エムエックスエル(MXL) ショットガンマイク FR-333M

離れた場所の音声も高音質に収音できる高性能なショットガンマイクです。全長約25.4cmの長いマイクは強力な指向性を持っているので、10m以上離れた場所の音声もピンポイントで狙えます。結婚式やスポーツ大会など対象にあまり近付けないシーンの収録におすすめです。

出力にはXLRケーブルを使用し、電源の供給はカメラから行います。同梱のマイクホルダーを介してブームに搭載して使うのが通常の使用方法ですが、市販のシューアダプターを使えばカメラのホットシューにも搭載が可能です。風切り音を遮断できるウインドスクリーンも付属します。

ゼンハイザー(SENNHEISER) ミニショットガンマイクロフォン MKE400

「小さな巨人」の異名を持つ、コンパクトかつ高音質な高性能ショットガンマイクです。軽さと頑丈さを両立した金属製のボディながら重さが約60gと軽いのが特徴。一方で、洗練された干渉管と高音質なマイクカプセル・プリアンプを組み合わせることで、音質を損なわず鋭い指向性を実現しています。

余計なノイズの入り込みを低減するローカットフィルタスイッチを搭載。また、カメラとの接続部に高性能ラバークッションを採用することで、カメラやレンズの操作音や駆動音が伝わりにくいのも特徴です。電源には単4電池1本を使用し、連続で約300時間の長時間駆動が可能。ウレタン製のウインドスクリーンが付属します。

ゼンハイザー(SENNHEISER) 指向性RFコンデンサーマイクロフォン MKH 416-P48U3

最高クラスの音質で集音ができる、高級ショットガンマイクです。高い明瞭度と音響精度を持っているのが特徴。また、重さ約175gの軽量ボディは頑丈で、ノイズなどの干渉にも強いので、多くの放送局・制作会社・映画スタッフをはじめとしたプロの現場で重宝されています。

カメラとの接続にはXLRケーブルを使用。プラグインパワー方式なので電源の供給はカメラから行います。ゼンハイザーを代表するモデルの1つであるため価格が非常に高価なのが難点ですが、映像だけではなく音声にも究極の品質を追求したい方におすすめです。