「ストロボ」は本格的なライティング撮影が楽しめるカメラアクセサリー。内蔵フラッシュよりも大きな光量と多彩な位置から閃光を照射できるため、暗所や逆光などでの作品撮りもより美しく印象的に仕上げられます。
そこで今回は、クリップオンタイプの外付けフラッシュを中心に、おすすめのカメラ用ストロボを紹介。初心者向けにストロボの特徴や選び方も詳しく解説するので、初めてのストロボを選ぶ際の参考として役立ててください。
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- 目次
- ストロボ・フラッシュとは?
- ストロボ・フラッシュを使用するメリットとは?
- カメラ用ストロボ・フラッシュのおすすめメーカー
- カメラ用ストロボ・フラッシュのおすすめ
- カメラ用のストロボ・フラッシュの売れ筋ランキングをチェック
- カメラ用ストロボ・フラッシュの選び方
ストロボ・フラッシュとは?
ストロボとは、強力な閃光(フラッシュ)を照射できるカメラ用の外付け照明機材のこと。電源の電圧を高めつつコンデンサーに溜め、カメラのシャッターが開いた瞬間にチャージした電気を放電管に放出することで発光します。
正式名称は「エレクトロニックフラッシュ」であり、「ストロボ」という呼び名は、かつてアメリカのストロボリサーチ社が商標登録していた照明機材の製品名が由来。老舗のカメラメーカーでは、権利の関係から「スピードライト」の名称を採用している場合もあります。
ストロボにはいくつかの種類が存在するのもポイント。大きく分けて、カメラ上部のシューマウントに取り付けられるクリップオン型のほか、主にスタジオで使う電源部が発光部と一体のモノブロック型と、分離したジェネレーター型の3種類です。本記事では、クリップオンストロボを中心にご紹介します。
ストロボ・フラッシュを使用するメリットとは?
大光量を得られるのがストロボのメリットです。カメラの電源に依存する内蔵フラッシュと違って、専用の電源を持つストロボはより強力な閃光を照射可能。内蔵フラッシュ・付属フラッシュの光量よりも発光量が大きく増えるモデルもあり、暗所や望遠域の撮影で、より遠くに閃光を届けたい場合に重宝します。
ライティングの自由度が高くなるのもストロボの魅力。基本的に、内蔵フラッシュは正面にのみ閃光を照射します。対して、カメラに外付けできるストロボは、ヘッドを動かして照射角度を変えたり、複数台をカメラから離した状態で発光させたりすることも可能。ポートレート撮影や物撮りで、印象的な光の状態を作りたい場合にもおすすめです。
カメラ用ストロボ・フラッシュのおすすめメーカー
ゴドックス(Godox)
ゴドックスは中国の深圳に本社を置く1993年設立のストロボメーカーです。クリップオンストロボやモノブロックストロボなどカメラ用の照明機材を主に製造。日本では、プロ向け撮影機材の流通で有名な「ケンコープロフェッショナルイメージング」が正規代理店を務めているため、国内でも安心して使用できます。
コスパに優れているのが、ゴドックスが手掛けるストロボの特徴。メーカー純正品と遜色ない高性能を搭載しながら、リーズナブルな価格で入手可能です。モデル撮影を生業にするプロカメラマンにも、愛用者が多くいます。同じモデルが複数展開されているのも魅力。使用カメラのメーカーに対応するストロボを選びやすいのがメリットです。
キヤノン(Canon)
キヤノンは、東京の大田区に本社を置く1937年設立の精密機器メーカーです。一眼レフとミラーレス一眼の両方で、国内で高い市場シェアを占めていることでも有名。ストロボを始めとした純正アクセサリーも充実しており、最近ではシステム拡張が可能な次世代規格「マルチアクセサリーシュー」を採用したモデルも展開しています。
EOS/EOS Rシリーズとの親和性が高いのが、キヤノンが手掛けるストロボの特徴。カメラのカスタム撮影モードに連動して発光モードを切り替える機能や、カメラと同時に自動で電源を入れられる機能に対応したモデルもあります。また、操作性もキヤノンのカメラに似せられており、初心者でもスムーズに使用可能です。
ニッシン(Nissin)
ニッシンは東京の杉並区に本社を置く1959年設立のストロボメーカーです。60年以上に渡ってストロボを製造してきた高い技術力は、世界的にも有名。OEMにも積極的に携わっているほか、最近ではストロボ開発でニコンとの協業も発表しており、同社のZシリーズ向けに互換性をより高めたストロボが展開されています。
耐熱性・耐久性に優れたモデルが充実しているのが、ニッシンが手掛けるストロボの特徴。フルパワーでの連続発光にも耐える「マシンガンストロボ」も提供されており、スポーツなど高速連写時にストロボを多用する方にもおすすめです。また、ニコン以外にも、さまざまなメーカーのカメラに対応するストロボが用意されています。
カメラ用ストロボ・フラッシュのおすすめ
ゴドックス(Godox) TTLラウンドヘッドフラッシュ V1 Pro
メインストロボに加えて、補助光コンポーネントを搭載しているのが特徴のカメラ用ストロボです。メイン光と補助光を同時に使用することで、さまざまなライティングを楽しめるのもうれしいポイント。シーンにあわせて多彩な使い方ができます。
また、本製品はキヤノン・ニコン・ソニー各社のTTLシステムに対応したモデルをラインナップ。本体側面には物理スイッチを採用しているのもメリットです。ワンクリックでTTLモードとマニュアルモードを切り替えられます。時間が限られている撮影現場でも、すばやく設定が調整できるためおすすめです。
さらに、バッテリーが長持ちするのもポイント。満充電の状態でフルパワー使用時には最大100回の連続フラッシュが可能だと謳われています。バッテリー充電にはUSB-Cを使用できるのも魅力です。内部には10段階調節が可能なLEDモデリングライトを内蔵しています。
キヤノン(Canon) スピードライト 430EX III-RT
初心者でも扱いやすいカメラ用ストロボです。GN43の大光量を実現しながら、重さ約295gと軽量コンパクト。TTL自動調光機能に対応し、スムーズに操作できる電子ダイヤルも備えているので、初めてストロボを使う方にもおすすめです。
ヘッドが上90°、左150°、右180°と幅広い可動域に対応しているのもポイント。縦位置グリップを装着したままの縦位置撮影でも後方天井への照射も可能です。また、障害物の影響を受けない電波通信によるワイヤレス撮影にも対応しています。
ストロボ照射角は焦点距離24-105mmの画角をカバー。内蔵のワイドパネルを使えば、14mm相当の超広角にも対応します。瞳に生き生きとした光を映し込むキャッチライトパネルも人物撮影に便利。付属アクセサリーも充実しています。
キヤノン(Canon) スピードライト EL-10
遠く離れた被写体にもしっかりと光を届けられるモノを探している方におすすめの、カメラ用ストロボです。GN約40の大光量撮影ができるのもメリット。全身撮影や集合写真などの離れた被写体もきれいに撮影できると謳われています。
また、幅広いバウンスが可能なのも特徴のひとつ。発光部は上90°、左150°、右180°に調整できるため、カメラと反射面の位置関係を気にせずに光を当てられます。さらに、バッテリーに単3形電池を採用しているのもポイント。ロケ先での電池切れ時にも入手しやすく便利です。
加えて、連続フル発光可能回数が多いのも魅力。50〜105mmでの照射角は約55回と、続けて撮影したい場合にもテンポよく撮り続けられます。本体にはストロボケースに加えて、ミニスタンド・取り付け脚カバーが付属する製品です。
キヤノン(Canon) マクロリングライト MR-14EX II
接写撮影で使いやすいアイテムを求めている方におすすめのカメラ用ストロボです。本体にはリング形状を採用しており、マクロ撮影時の被写体全体に光を当てられるのもうれしいポイント。被写体に影ができにくく、フラットな光を作れます。また、レンズ先端に装着する設計のため、レンズによるケラレがなく便利です。
さらに、2灯式発光部を採用しているのも魅力のひとつ。片側のみの発光ができることに加えて、2灯間の光量比をコントロール可能です。撮影状況にあわせて光を細かく調節できるのも特徴。最大GNは約14です。「高輝度白色LED」をフォーカシングランプに使用しており、ピントがあわせやすいのもポイント。ランプの明るさは5段階調節が可能です。
操作ボタンにはバックライトを搭載しており、暗所でも使いやすいアイテム。発光部はフィルターねじを備えており、67mm径フィルターを装着できるのもメリット。さまざまな撮影効果を試せます。
ニッシン(Nissin) マシンガンストロボ MG80 Pro
連続発光に強いプロ仕様のカメラ用マシンガンストロボです。発光部に高耐熱クオーツ管を採用しており、GN60のフルパワーでの連続発光に耐える耐久性を完備。また、市販のリチウムイオン電池を使うことで、フル発光時でもチャージ時間を約1.2秒に短縮できるため、プロスポーツや報道の撮影でも活躍可能です。
NASに対応するコマンダー機能を内蔵しているのもポイント。本製品を親機として電波通信を行い、最長約100mの範囲に配置した最大8グループの対応ストロボを制御可能です。ペアリングが不要なオープンモードにも対応しています。
日中の晴天下でも見やすいカラー液晶と、直感的に操作できるダイヤル式マルチセレクターも便利。側面にあるmicroSDスロットを使うことで、ユーザー自身でファームアップも行えます。キヤノン用とソニー用のほか、ニコン協業モデルのストロボもラインナップされています。
ニッシン(Nissin) クリップオンストロボ i60A
小型ながら大光量が操れるカメラ用ストロボです。重さ約300gと軽量コンパクトながら、電源を単3電池4本に対応させることで最大でGN60の大光量に対応。夜間のスナップ撮影など軽快なフットワークで撮影を進めたいシーンにもおすすめです。
TTL・マニュアル・ハイスピードシンクロなど多彩な発光モードを使用できるのもポイント。照射角を24〜200mm相当の画角に自動調節できるオートズーム機構も備えており、初心者でもシンプルな操作で本格的なストロボ撮影が楽しめます。
ヘッドの可動域が上方向90°、左右180°と広いのも便利。大光量を活用した全方向バウンス撮影に対応します。内蔵のNAS対応レシーバーを使った遠隔操作も可能。キヤノン・ニコン・ソニーの各メーカーに対応したモデルがラインナップされています。
ニッシン(Nissin) マクロリングフラッシュ MF18
マクロ写真の品質を向上するのに役立つ、カメラ用リングストロボです。レンズの周囲を覆うように取り付けることで、画面内を均等に照らせるのが特徴。接写時に生じる機材の影もしっかり消せるため、花やミニチュアなどのテーブルフォト撮影にもおすすめです。
左右に分割された発光リングも特徴。TTLでは発光比を15通りから選択でき、マニュアルでは左右別々に調節することも可能です。また、1/128〜1/1024の微小発光を細かく制御できる「ファインマクロモード」も搭載。自由度の高いマクロライティングが楽しめます。
ニコン・キヤノン・ソニーに対応したモデルがラインナップ。取り付けには、口径49〜77mm対応の付属アダプターリングを使用します。新機構の「サイズ可変式発光リング」も便利。ケラレが生じないように、レンズ口径に応じて発光リングの開き具合を調節可能です。
ニッシン(Nissin) マシンガンストロボ MG10
シンプルな操作感の製品が欲しい方におすすめのカメラ用ストロボです。本製品は別売りのコマンダーとの連携を想定したアイテム。本体操作パネルには電源ボタン・オープンモードボタン・チャンネル設定ダイヤル・発光グループ設定ダイヤルの4要素を搭載。直感的な操作ができるため便利です。
また、発光部に「高耐熱クオーツ管」を採用しているのもメリット。フルパワーの連続発光が可能で、シャッタータイミングを逃さずに撮影ができると謳われています。さらに、大光量を実現しているのも特徴のひとつ。最大GNは80と、日中屋外やライティングアクセサリー併用時の撮影でもしっかりとした光を届けられます。
加えて、マグネットスライド式ズームカバーを採用しているのもポイント。スライドによって照射角をオート・マニュアルでコントロール可能です。カバーは取り外しができるため、さまざまなクリップオンストロボ用ホルダーに取り付けられます。
オーエムシステム(OM SYSTEM) エレクトロニックフラッシュ FL-700WR
優れた耐候性と多機能を併せ持つカメラ用ストロボです。最大でGN42の大光量に対応しながら、重さ約303gと軽量コンパクト。OMシリーズと同様の防塵・防滴・-10°耐低温構造も備えているので、悪天候を含めたさまざまなシーンでライティングを楽しみたい方におすすめです。
フル発光でもチャージタイムが約1.5秒と短いのもポイント。光量を1/16に抑えれば、10コマ/秒の連写に追従して、50コマ以上の連続発光も可能です。また、片手でもTTL調光しやすいダイヤルも便利。夜間スナップなどでオフカメラフラッシュ撮影を手持ちで行う場合にも重宝します。
動画撮影用のLEDライトを搭載しているのも魅力。ハイスピードシンクロに対応するのはもちろん、ハイレゾショットや深度合成でもストロボを利用できます。左右180°と上90°のバウンス機構も搭載。電波式ワイヤレス通信による多灯撮影も可能です。
オーエムシステム(OM SYSTEM) エレクトロニックフラッシュ FL-900R
連写追従性に優れた、大光量のカメラ用ストロボです。最大でGN58に対応しており、チャージ時間も約2.5秒に短縮。発光量を1/32に抑えれば、10コマ/秒の高速連写に連動した連続発光も可能です。室内でのダンスを始めとした、スポーツ撮影にも適しています。
大光量でワイヤレス多灯撮影が楽しめるのもポイント。また、動画撮影用のLEDライトも搭載しています。
本製品は、OMシリーズのカメラが搭載する三脚ハイレゾショットや深度合成などにも対応。また、長時間露光中に連続発光して被写体が動く推移を表現する「マルチ発光」も使用可能です。バウンス機構を備えながら、防塵・防滴・耐低温のタフネス設計も完備しています。
オーエムシステム(OM SYSTEM) マクロフラッシュ STF-8
マクロ撮影に特化して設計されたカメラ用ツインストロボです。付属のリングアダプターを使ってOM SYSTEMのマクロレンズに装着可能。最短撮影距離で最大倍率での撮影ができるように、光量が1灯時GN6、2灯時GN8.5に抑えられているので、花や昆虫などのマクロ撮影におすすめです。
TTLオートに対応しており、左右ストロボの光量を個別に調節できるのもポイント。発光部は上方向60°、下方向40°の範囲で角度の調節も可能です。マクロ撮影に適したライティングが得られる専用のディフューザーも付属します。
発光部をリングアダプターから取り外した状態で使用できるのも魅力。自由度の高いライティングが楽しめます。OMシリーズのカメラに搭載される深度合成やフォーカスブラケットモードにも対応。防塵・防滴・耐低温設計のため、アウトドアでのネイチャー撮影でも積極的に活用可能です。
ソニー(SONY) フラッシュ HVL-F60RM2
高速連写にも追随できる、プロ仕様のカメラ用ストロボです。発光間隔が1.7秒と短く、10コマ/秒で約200回の連続撮影に連動して発光できるのが特徴。発光ミスを防いで高速な動きも逃さず捉えられるので、本格的なスポーツ撮影にもおすすめです。
GN60の大光量と24-200mmの幅広い照射角に対応するのもポイント。メーカー純正品ならではの優れた連携機能も備えています。また、調光補正やハイスピードシンクロなど、ストロボの主要機能がカメラ側で操作可能。電波式のワイヤレス通信にも対応します。
「クイックシフトバウンス機構」を搭載しているのもメリット。可動範囲が左右90°、上150°、下8°と大きく、横位置から縦位置へも迅速に切り替え可能です。本製品は高耐久の「サイドフレーム補強構造金属シュー」や防塵・防滴に配慮した設計も採用しています。
ソニー(SONY) フラッシュ HVL-F28RM
コンパクトタイプのカメラ用ストロボを探している方におすすめのアイテムです。大きさは約幅65.1×高さ83.5×奥行き91.4mm、本体のみの重さは約219g。ポケットにおさまるサイズ感ながらGN28と、被写体に直接光を当てないバウンス発光時にも十分な光量が得られると謳われています。
また、最大発光回数は約110回と、長時間の撮影でも電池切れが起きにくいのも魅力のひとつです。さらに、ソニーの対応カメラから詳細設定ができるのもメリット。発光モードや調光補正、ハイスピードシンクロなどさまざまな設定をカメラ本体から調整できて便利です。
加えて、防塵・防滴に対応しているのもポイント。屋外でも安心して使えるため、ロケ撮影などのプロユースにも適したアイテムです。
富士フイルム(FUJIFILM) クリップオンフラッシュ EF-60
多彩な機能をコンパクトボディに凝縮した、大光量のカメラ用ストロボです。最大GN60と余裕のある光量で照射可能。上方向90°、左右180°のバウンス機構も備えており、大光量ながら自然で柔らかい陰影のストロボ撮影が手軽に楽しめます。
無線ワイヤレス通信システムのレシーバーを内蔵しているのもポイント。別売りのコマンダーを使うことで、電波式通信によるワイヤレス多灯撮影が行えます。また、電波状況が思わしくない環境では赤外線によるワイヤレス通信も可能。環境に左右されずにワイヤレス多灯撮影機能を活用したい方におすすめです。
24-200mmのレンズ画角に合わせて照射角を調節する「オートズーム機能」を搭載しているのもメリット。周辺光量落ちや全体の光量不足を簡単に防げます。本製品は最高1/8000秒の高速シャッターに対応するハイスピードシンクロ発光も使用可能です。
リコー(RICOH) オートフラッシュ AF180FG
アウトドア向きのカメラ用ストロボが欲しい方におすすめの製品です。本体には18ヶ所にシーリングが施されており、防塵・防滴構造を採用しているのもうれしいポイント。雨天時などでも安心して撮影ができます。また、持ち運びが快適なコンパクト設計も魅力です。
さらに、-10°から135°までの10段階角度調整ができるのもメリット。室内撮影時には壁や天井に光を反射させて、被写体にできる影をやわらかく変化させることで自然な仕上がりを実現できます。加えて、直感的な操作ができるのも特徴。「発光モード切り替えダイヤル」を回すだけでフラッシュ撮影が行えます。
シーアンドシー(SEA&SEA) 水中ストロボ YS-D3 DUO
ダイビング撮影のクオリティを高めるカメラ用水中ストロボです。放電管を2本使用することでGN33の大光量に対応しており、薄暗い水中でも自然な発色で風景や生物の撮影が可能。本格的な水中写真の作品撮りにおすすめです。
OMデジタルソリューションズとの共同開発によって優れた連携性能を実現しているのもポイント。DS-TTLやマニュアルに加えて、OM SYSTEMのカメラが採用する、デジタル光信号によってより正確な発光制御が可能な「RCモード」にも対応します。
水中でグローブを着用したままでも操作しやすい、大型ダイヤルを搭載しているのも本製品の魅力。モード変更で色が変わるバックライトや、電池残量警告ランプなどの便利な機能も充実しています。別売りのドームディフューザーを装着すれば、魚眼レンズを使う場合でも照射角の最適化が可能です。
プロフォト(Profoto) オンカメラ・フラッシュ A10
北欧の老舗メーカーが手掛ける、プロ仕様のカメラ用高級ストロボです。重さ約560gと軽量ながら、一般的なストロボを超える76Wsの大光量に対応。さらに、フル発光でもリサイクルタイムが約1秒と短く、最大450回発光できます。スタジオで行うポートレートの本格的な作品撮りにもおすすめです。
シンプルで扱いやすい操作性も人気のポイント。発光量を表示できる大型液晶を搭載しており、マニュアルでは簡単な操作で発光量を微調整可能です。TTL調光と組み合わせることで、初心者でも目的の発光量を直感的に導き出せます。
別売りの対応アクセサリーが豊富に用意されており、多彩なライティングに挑戦できるのも魅力。取り付けも簡単に行えます。別売りの専用トランスミッター「Connect Pro」を使ったワイヤレス多灯撮影にも対応。キヤノン・ニコン・ソニー・富士フイルムに対応したモデルがラインナップされています。
JINBEI スピードライト HD1 J306
大容量バッテリーを備えたカメラ用ストロボ。本体には2500mAhの「Li-ion電池」を採用しており、フル発光で500回以上発光できると謳われています。長時間の撮影にも適しており便利。バッテリーの脱着がサイドボタンを押すだけで行えるのもメリットです。
ヘッド部分は丸型設計で、光が自然に広がるためおすすめ。GNは60とハイパワーのため、被写体をしっかりと照らせます。また、調光がフル発光から1/256まで絞れるのも魅力。使用シーンにあわせて細かく調整が可能です。
NEEWER 2.4G TTL 丸型フラッシュスピードライト Z2
使いやすいインターフェースが特徴のカメラ用ストロボです。側面にはサイドキーを搭載しており、TTLオートフラッシュと手動フラッシュモードの切り替えをすばやく行えます。また、LEDモデリングランプの10段階明るさ調整を使えるのもメリット。シーンにあわせた光を簡単に設定できます。
本製品はキヤノン・ソニー・ニコン各社の対応モデルをラインナップ。2600mAhのリチウムバッテリー採用で、480回のフルパワーフラッシュを使えるのもポイントです。
カメラ用のストロボ・フラッシュの売れ筋ランキングをチェック
カメラ用のストロボ・フラッシュのランキングをチェックしたい方はこちら。
カメラ用ストロボ・フラッシュの選び方
撮影環境を問わずに暗所で使うなら光量40以上がおすすめ
クリップオンストロボで人気なのが、光量40以上の中大型タイプです。数m先まで届く明るさと、扱いやすい軽量コンパクトボディを兼ね備えているのが特徴。暗所でも被写体に閃光が十分に回るので、ウェディングなど薄暗い室内でのポートレート撮影はもちろん、夜の街中でスナップ撮影をする際にもおすすめです。
また、ストロボの光量はガイドナンバー(GN)で確認が可能。閃光が届く距離は「到達距離(m)=GN÷絞り値」という計算式で求められます。例えば、ISO 200時にGN40のストロボを絞り値F8で使う場合は、5m先まで照射可能。計算結果から、ストロボから5m以内の位置に被写体を配置する必要があることが把握できます。
自然なライティングを目指すなら可動域が広いモノを選ぼう
ストロボは発光部のあるヘッドをフレキシブルに動かせるモノを選ぶのがおすすめです。光量の強いストロボを被写体の正面から直に照射すると、陰影が内蔵フラッシュよりも強調されるため、被写体の印象がより硬くなってしまうのが懸念点。より自然な状態の光を演出したい場合は、ストロボのバウンス構造が重宝します。
ストロボのヘッドを上方向や左右方向に動かせるのが、バウンス構造のポイント。ヘッドを動かして天井や側面の壁に反射させたバウンス光を当てることで、照射する閃光の質を柔らかく調節可能です。
被写体の陰影が目立たない自然なライティングを演出できるので、室内でのポートレート撮影などで積極的に活用してみてください。
便利な機能をチェック
初心者ならTTL機能(自動調光機能)つきが便利
ストロボを初めて購入する場合は、TTLオート機能に対応したモデルがおすすめです。TTLとは、Through The Lensの略で、装着レンズを通して得た光を元に、ストロボの発光量を自動で調節する機能のこと。カメラの内蔵フラッシュと同じような操作で調光できるため、初心者でも本格的なストロボ撮影が手軽に楽しめます。
TTLオート機能を使えば、露出の設定や撮影距離を変えても、常に適した光量でストロボ撮影しやすいのがポイント。TTL非対応のモデルは、露出や撮影距離が変わる度にストロボの発光量を手動で細かく調節する必要があるので、扱いの難易度が上がります。手軽さを重視するなら、TTLオート対応のストロボを選にようにしましょう。
表現の幅を広げるならハイスピードシンクロ機能に注目
ハイスピードシンクロ(FP発光)もストロボにおいて便利な機能。一般的なカメラ内蔵のフラッシュには、同調できるシャッター速度に上限が設けられています。内蔵フラッシュの同調速度よりも高速なシャッター速度を使うと、閃光の発光速度が追いつかず、カメラのシャッター幕が影として画像に写り込んでしまうのが懸念点です。
ハイスピードシンクロ機能とは、シャッターが開閉する瞬間に光量を抑えて連続発光する機能のこと。同調速度を超える高速シャッターでも閃光がしっかり回るので、明るい日中の屋外で行うストロボ撮影で、ボケ表現を積極的に活用したい場合におすすめです。ただし、光量が通常発光時より弱くなる点には留意しておきましょう。
多灯ライティングにピッタリなワイヤレス機能
ストロボがワイヤレス機能に対応しているとより便利。カメラに装着したストロボをコマンダー(親機)として使うことで、レシーバー(子機)になったほかの対応ストロボへ、遠隔で発光の指令を送れます。複数台のストロボをまとめて発光・調光できるので、有名絵画のようなライティングを再現したい方にもおすすめです。
また、ワイヤレス多灯撮影時の通信方式には、赤外線式と電波式の2種類があります。価格は赤外線式モデルの方が安めですが、電波式のストロボは晴天下の明るい日中や障害物のある場所でも安定した通信が可能です。環境に左右されず、高い精度で遠隔発光できるため、より自由なワイヤレス多灯撮影を楽しみたい方は電波式を選んでみてください。
1台用意するだけでも撮影表現のバリエーションを広げられるのがストロボの魅力です。暗所撮影はもちろん、逆光でのポートレート撮影で明るく仕上げつつボケを活かしたり、スポーツ選手や雨雪などの動きを写し止めたりなどの表現も可能。ぜひ気になったストロボを導入して、ワンランク上の撮影表現に挑戦してみてください。