カメラで高品質な動画を収録するのに活躍する「一眼レフカメラ用マイク」。動画撮影をする際に臨場感あふれる音で録音できます。高音質なだけでなく、周囲の環境音を抑えられるので、特定の音を拾いたいときに便利です。
今回は一眼レフカメラで使えるおすすめのカメラ用マイクをご紹介。汎用性の高いモノから、特定の機種で活躍するモノまで幅広く解説します。一眼レフの映像表現にこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。
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一眼レフカメラ用マイクとは?メリットは?
一眼レフカメラ用マイクはカメラ上部のホットシューに取り付けし、マイク端子にケーブルを接続して使います。カメラの内蔵マイクよりも高音質で収録ができるほか、集音する範囲を調節できる指向性マイクで収録できるのがメリットです。
一眼レフカメラの内蔵マイクを使用すると、カメラを操作するときの雑音を拾いやすくなったり、集音する方向を自由に決められなかったりします。音響にこだわりたい方は一眼レフカメラ用のマイクを使うのがおすすめです。
一眼レフカメラ用マイクのおすすめ|ガンマイク
ソニー(SONY) ショットガンマイクロホン ECM-M1
最大4チャンネル記録に対応したカメラ用マイクです。オーディオ設定を細かく調節できるのが特徴。本体にダイヤルが搭載されており、録音レベルやフィルタースイッチを切り替えられます。
防振設計が施されており、低域のノイズを緩和可能。カメラをジンバルに載せて動画撮影する際に重宝します。付属のウインドスクリーンを取り付けることで、屋外撮影時に風切り音を低減できるのもメリットです。
本体サイズは約高さ72.2×奥行64.4×横幅40mmの小型仕様。重量は約65gの軽量化を実現しています。また、マルチインターフェースシューを採用しており、マイクとカメラをケーブルレスで接続できるのも魅力です。
ソニー(SONY) ショットガンマイクロホン ECM-G1
機動力に優れたカメラ用マイクです。手のひらに収まる小型デザインが特徴。本体重量約34gの軽量化を実現しており、手持ちでVlog撮影をする際に負担がかかりにくいのがメリットです。マイク形状が短いため、広角レンズ使用時にマイクの映り込みを抑えられます。
マイクの収音形式は前方指向性を採用。周囲の反響音を抑えつつ、正面からの音声をクリアに捉えます。ファータイプのウインドスクリーンが付属しているので、屋外撮影で風ノイズをカットできるのも魅力です。
カメラからマイクへ直接電源供給できるのもポイント。ケーブルレスで接続できるマルチインターフェースシュー対応のため、荷物量を少なくできるのが便利。旅行先で動画収録をする方におすすめです。
ソニー(SONY) ガンズームマイクロホン ECM-GZ1M
狙った音を収録しやすい単一指向性のカメラ用マイクです。マルチインターフェースシューに対応したカメラに取り付けることで、電源不要で高音質な収録できます。
前方の音を狙って収録したいときは「ガンモード」、ズームにあわせてマイクとカメラの内蔵マイクのミックス比率を調節できる「ズームモード」に対応。撮影シーンにあわせてモードを切り替えられるのが魅力です。
本体重量は約45gの軽量設計。カメラのホットシューに負荷がかかりにくいのが魅力です。
ソニー(SONY) ステレオマイクロホン ECM-XYST1M
収音範囲を調節できるカメラ用マイクです。先端に搭載されたマイクのポジションを変更し、0°または120°の指向性に切り替え可能。低音70Hzから高音20000Hzまでに対応しており、臨場感のある音を収音できます。
ウインドスクリーンとキャリングポーチなどを同梱。ウインドスクリーンを使用すれば、風切り音を軽減できるので、風が気になるアウトドアでの撮影時に便利です。
マルチインターフェースシューに対応したソニーのカメラに接続できるのもポイント。ソニーのデジカメを使う方におすすめです。
ゼンハイザー(SENNHEISER) オンカメラマイク MKE 400-II
ウインドプロテクションを搭載したカメラ用マイクです。高音質な録音が可能。また、ショックマウント機構が内蔵されており、カメラ本体の操作時にノイズが入るのを抑えられます。
収音感度は3段階から選択可能。切り替えスイッチを操作することで簡単に変更できるので便利です。小型で操作しやすいモノを探している方におすすめです。
ゼンハイザー(SENNHEISER) オンカメラマイク MKE 200
最大音圧レベル120dBを実現した小型のカメラ向けマイクです。3.5mmのTRSケーブルとTRRSケーブルに対応可能。一眼レフだけでなく、モバイル機器にも接続できます。撮影する動画の音声を高音質にしたい方におすすめです。
マイク本体にウインドスクリーンとショックマウントが内蔵されているのもポイント。環境音やカメラの操作音をノイズを軽減することで、撮影後の編集工程を短くできるのがメリットです。
手のひらサイズでデザインされているのも特徴。マイクの重心を安定させることで、さまざまなカメラアングルで撮影しやすいのが魅力です。プラグインパワー方式を採用しているため、予備バッテリーを持ち歩かずに運用できます。
ゼンハイザー(SENNHEISER) ステレオミニショットガンマイク MKE 440
ショットガンマイクを2本搭載したカメラ用マイクです。目的の音を高精細に収録したい方におすすめ。一眼レフカメラの画角にあわせてデザインされており、映像と音声を違和感なく記録できます。
メタル素材の筐体を採用し、堅牢性に優れているのもポイント。また、ショックマウントを内蔵することで、カメラ操作時の振動を軽減できるのも魅力です。バッテリーは単4型アルカリ電池2本で稼働。最大約100時間の収録に対応できます。
タスカム(TASCAM) ショットガンマイクロホン TM-200SG
本格的な映像制作におすすめのカメラ用マイクです。周囲の環境音を抑制できる超単一指向性マイクが搭載されているのが特徴。録音したい音をピンポイントで記録したい方におすすめです。
マイク筐体をコンパクトな設計にすることで、映像への映り込みを防止できるのもポイント。シューマウント付きマイクホルダーが付属しているため、カメラのホットシューに取り付けて録音できるのがメリットです。
ローカットフィルターが搭載されているのも特徴。収音時の環境ノイズをカットできるので、映像編集の手間を省けます。
パナソニック(Panasonic) ステレオマイクロホン VW-VMS10
コスパに優れたコード式のカメラ用マイクです。3.5mm端子接続に対応しているのが特徴。一眼レフやビデオカメラなどに取り付けて収録できます。
屋外の収音で役立つウインドジャマーや、専用ポーチが付属します。気軽に屋外へ持ち運びやすいのが魅力です。
本体サイズは約幅30×高さ67×奥行89mmで重量は約64g。コンパクトな設計で、使用中にマイクが映像に映り込むのを防止します。
オーディオテクニカ(audio-technica) ステレオマイクロホン AT9946CM
ステレオ超指向特性を実現したカメラ用マイクです。マイクユニットを3つ搭載することで、狙った音を収音しやすいのが特徴。後方にローカットスイッチが付属しており、簡単に雑音を軽減できます。
ショックマウント構造を採用しているのもポイント。レンズの駆動音やカメラ操作時の音が入り込みにくいのがメリットです。本体重量は約60gと軽量。長時間手持ちで映像収録する方におすすめです。カメラ本体のバッテリーで稼働するプラグインパワー方式を採用しています。
キヤノン(Canon) 指向性ステレオマイクロフォン DM-E1
EOSシリーズで映像収録するのに便利なカメラ用マイクです。幅広いカメラに活用できるのが特徴。ボタン型リチウム電池を使用するものの、カメラ電源に連動して本体の電源も切り替わるため、マイクバッテリーを抑えて使用できるのがメリットです。
用途にあわせてマイクの指向性が変更できるのも特徴。正面の音を高精細に収音する際はショットガン収録がおすすめです。正面だけでなく、左右の音も収音したいときは90°と120°のステレオ収録が便利。マイクに搭載されたスイッチで簡単に切り替えできます。
キヤノン(Canon) ステレオマイクロホン DM-E100
前方120°の指向性をもったカメラ用マイクです。高音質で奥行きのある収音が可能。ウインドスクリーンが付属しているため、屋外での収音にも対応できます。マイク端子を搭載したEOSシリーズのカメラを所持している方におすすめです。
マイク端子から電源供給することで稼働する「プラグイン・パワー方式」が採用されているのも特徴。カメラに接続するだけで簡単に使えるのがメリットです。マイクは全長約88.2mmのコンパクトな仕様で、携帯性にも優れています。
ロード(RODE) VMGOII
コンパクトかつ軽量なカメラ向けマイクです。マイク本体は33g。カメラ本体にプラグ接続するだけで使えるため、初めてガンマイクを使う方におすすめです。
ショックマウントを同梱しているのも特徴。振動やマイク本体にコードが擦れる雑音などを抑制します。本体サイズは長さ120×直径21.6mmの仕様。風切り音対策ができるウインドシールドが付属しているのも魅力です。
ロード(RODE) Microphones VideoMicro
ショックマウント機構を搭載したカメラ向けマイクです。収録中の一眼レフの操作音などを抑制できます。Vlogや本格的な映像制作を撮影したい方におすすめです。
カメラの電源供給で稼働するのもポイント。バッテリーレス設計にすることで、コンパクトな筐体を実現しています。マイク重量は42gと軽いため、手持ちでカメラアングルを変更しやすいのもメリットです。
ZOOM オンカメラショットガンマイク ZSG-1
ショックマウントを搭載したカメラ用マイクです。ハンドリングノイズと振動ノイズを抑制可能。ホットシューアダプタに金属素材を採用しており、一眼レフにしっかりマイクを固定できるのがメリットです。
人間の音声収音しやすい周波数特性で設計されているのも特徴。単一指向性タイプを採用しているため、周囲の環境音を抑えて収音をしたい方におすすめです。
Comica ショットガンマイク Traxshot Pro
最大180°の角度調節ができるカメラ向けマイクです。超単一指向性マイクを2本搭載しており、それぞれ角度を変えて収音できるのが特徴。収音の自由度が高く、効率よく撮影できるのがメリットです。
ノイズカットに有効なローカットフィルターは75Hzと150Hzの2段階に対応。収録環境にあわせて使い分けできるので、現場で細かな設定をする方におすすめです。
一眼レフカメラ用マイクのおすすめ|ピンマイク
DJI Mic
安定感のある伝送を実現したカメラ向けピンマイクです。最大250m先からの音声を伝送できるのが特徴。ライブ配信から屋外の録音まで対応でき、汎用性の高いモノを探している方におすすめです。
レシーバーは液晶のタッチ画面を採用。チャンネル変更や入出力設定などをスムーズに操作できます。ホットシューアダプタを使用することで、一眼レフに直接取り付けできるのも魅力です。
トランスミッターは最大14時間分のバックアップを収録できます。長時間バッテリーが搭載されているのも特徴。本体を収納するケースに充電機能がついており、最大15時間までの録音に対応できます。
ロード(RODE) Microphones ワイヤレスゴーII
コンパクトで汎用性の高いカメラ向けのピンマイクです。2つの音源を同時録音できる「デュアルチャンネルワイヤレスマイクシステム」を採用。3.5mm TRSアナログ出力とUSB-C接続に対応しているため、さまざまな電子デバイスに取り付けて録音できるのがメリットです。
送信機にオンボード録音機能が搭載されているのも特徴。本体の内部メモリは40時間以上の録音に対応しており、万が一送受信に不具合があった際もバックアップが残せます。
クリップデザインを採用することで、話者の服の襟元などに付けられるのも便利です。本体重量は32g未満と軽量なのもポイント。ハンズフリーでスピーチや講演会をしたい方におすすめです。
ソニー(SONY) ワイヤレスマイクロホン ECM-W3S
クリアな音声収録ができるカメラ用のピンマイクです。高S/Nの全指向性マイクユニットで高音質な録音を実現。マイクにノイズカットフィルターなどが搭載されており、収録時の雑音を軽減できるのもメリットです。
収録時のセーフティ機能も充実。通常の録音にあわせて、20dB小さい音声を同時に収録できるので、急な音量の変化による音割れを低減します。アッテネータ機能も搭載されているため、録音時のレベルを3段階に調節できるのも便利です。
そのほか、専用の充電ケースが付属しており、紛失を防止しながら充電できるのもメリット。マイクロホンとレシーバー収納時は約132gの軽量化を実現。高音質で携帯性に優れたモノを探している方におすすめです。
Comica ワイヤレスピンマイクシステム BoomX-D2
一眼レフカメラでインタビューの録音をする際に活躍するワイヤレスピンマイクです。全指向性のマイクを搭載しているのが特徴。3.5mm TRSおよびTRRS接続に対応しているため、カメラやタブレットなど、さまざまな電子デバイスに接続できます。低遅延の伝送を実現しているのもポイントです。
リアルタイムオーディオモニター機能が搭載されているのも特徴。録音中のマイク状態をリアルタイムで確認可能です。2チャンネルのステレオ収録に対応しているので、二人で会話をする場面の収録に適しています。
一眼レフカメラ用マイクの選び方
マイクのタイプで選ぶ
さまざまな音を集音するなら「ガンマイク」
一眼レフカメラで特定の方向の音を高音質に収録したい方はガンマイクを使うのがおすすめです。ガンマイクは音を拾う方向が決まっており、収録範囲の環境音や会話をクリアな音質で収録できるのが特徴。収録範囲であればある程度遠くの音も拾えるため、野生動物やスポーツ競技の撮影で活躍します。
動画撮影しているカメラの方向と同じ音を収録できるので、高品質で違和感のない動画が撮れるのがメリット。カメラ周辺の環境音を拾いにくいため、撮影した動画の編集もしやすいのが魅力です。
取材などで人の声を集音するなら「ピンマイク」
ピンマイクは送信機と受信機2つのマイクを使って、送信機周辺の音を高音質に収録する一眼レフカメラ用マイクです。インタビューやプレゼンなど、話し手に直接送信機マイクを付けて、カメラに受信機マイクを接続することで、雑音を取り除いた収録が可能。ピンマイクの送受信ができる距離であれば、離れていても安定した音質で収録できるのがメリットです。
カメラの正面でなくても高音質な収録ができるため、送信機の取り付けの自由度が高いのもポイント。小型なモデルが多く、ピンマイクを服に付けたまま手軽に収録できます。人が話している音を収録したい場合におすすめです。
指向性で選ぶ
マイクにはそれぞれ指向性があり、収音できる範囲が製品ごとに決まっています。単一指向性のマイクは正面から出る音を収録するのに向いており、多くのガンマイクで採用されているのが特徴。動画撮影と同じ方向の音を収録する際に便利です。
双指向性のマイクは2方向の音の収録が可能で、カメラ前後の集音に優れています。インタビューなど、カメラをはさんで質問者と回答者が会話するような収録をする際に便利です。
無指向性マイクは、360°全方位から集音できるのが特徴。マイクの方向にかかわらず安定した音量で収録できます。撮影している空間の雰囲気を収録するときにおすすめです。
モノラルかステレオかで選ぶ
一眼レフカメラ用のマイクはモノラルタイプとステレオタイプの2種類に分かれます。モノラルタイプは、1つのチャンネルで収録できるマイクのことで、ヘッドホンで聞いたときに左右から同じ音が出力されるのが特徴です。
ステレオタイプは2つのチャンネルで収録できるマイクで、臨場感のある集音ができます。ヘッドホンで聞いたときに左右で出力される音が異なることから、立体的な音響表現をしたい場合におすすめです。
バッテリー方式や稼働時間をチェック
一眼レフカメラ用のマイクは、カメラ本体から給電して収録するプラグインパワータイプと、カメラからの外部給電をせずにマイク本体が独立して収録するタイプに分かれます。
プラグインパワータイプは、カメラのマイク端子から直接電力を供給することで収録できるので、マイク本体の稼働時間を気にせず使えるのがメリット。カメラの電源を使用しているため、カメラ本体のバッテリー残量が減りやすい点は注意が必要です。
外部給電せずにカメラから独立して稼働するタイプは、高音質な収録ができるマイクが多い一方で、マイク本体のバッテリー残量を確認しながら収録する必要があります。長時間の撮影をする場合は、予備のバッテリーや電池を準備しておきましょう。
動画撮影に慣れていない方は、カメラから自動的に給電ができる、プラグインパワータイプのマイクを使うのがおすすめです。
マイクのサイズをチェック
カメラ上部に付ける一眼レフカメラ用マイクは、広角レンズを使用するときにマイクの先端が画面内に入り込む場合があります。撮影用途に応じて適切なマイクサイズを選ぶことがポイントです。
マイクモデルによっては、マイクを支えるショックマウント部とマイクの位置を調節できるモノがあるので、使うレンズの画角によって位置調節できるマイクを選ぶのもおすすめです。
ノイズ軽減機能の有無をチェック
マイク感度の高い一眼レフカメラ用マイクは、集音環境によってノイズが入り込む場合があります。ローカット機能やショックマウントを搭載したモデルは、小さな操作音や周囲の雑音が入り込むのを防止するので、より高品質な収録をしたい方におすすめです。
また、風の強い外の収録をする際は、風切り音を防止するウインドジャマーをマイクに被せることで、ノイズ軽減できます。マイクの付属品に入っているかチェックすることがポイントです。
一眼レフカメラはレンズとの組み合わせで美しい映像表現が可能。本格的なマイクで収録するとより臨場感のある音声が楽しめるので、作品のクオリティにこだわりたい方におすすめです。マイク端子に接続するだけで高精細な音を収録できるシンプルなマイクもあるので、自分の創作スタイルにあったマイクを選んでみてください。