カメラ本体に触れず、シャッターボタンが切れる便利なアイテム「レリーズ」。三脚と併用することで手ブレを抑え、花火や星空、夜景などをキレイに撮影できます。レリーズは、本格的な見た目に反して使い方はシンプルなので、カメラ初心者の方でも手軽に使えるアイテムです。

そこで今回は、レリーズの選び方をはじめ、各メーカーの特徴とおすすめの製品をご紹介します。購入を検討している方は、ぜひチェックしてみましょう。

レリーズとは?

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レリーズとは、カメラ本体のシャッターを使わずに、離れた所からシャッターを切れるカメラアクセサリーのことです。ケーブルタイプや無線タイプなどさまざまなモノが発売されており、シャッターを押す際にカメラをほとんど揺らさず撮影ができます。

夜景や花火などの手ブレしがちな被写体や、長時間露光することで星空を明るく撮影する際にも活躍するのがポイント。最近は、カメラ本体に手振れ補正機能が搭載された製品も多く販売されていますが、ワンランク上の撮影を目指したい方におすすめのアイテムです。

どんな写真が撮れるの?

夜景写真

夜景を撮影する場合は、シャッタースピードを遅くして光をたくさん取り込むと、より明るくキレイな写真に仕上がります。しかし、スピードを遅くするとシャッターの開き時間が通常より長くなるため、手ブレがそのまま写真に記録されるのが難点。

そのため、三脚でカメラをしっかり固定してレリーズを使うことで手ブレを防ぎ、ブレのない夜景を撮影できます。

望遠写真

望遠写真に使用する望遠レンズは、レンズに入り込む光を調節するF値が大きい傾向にあるため、通常のレンズよりも手ブレしやすいのが難点です。また、望遠写真を撮る場合は少しの手ブレでもピントの中心がズレてしまい、思い通りの構図を維持できないということも考えられます。

レリーズを使うと手ブレによるズレを防ぎやすく、遠くの写真もよりベストな構図で撮れるのでおすすめです。

動物写真

動物は近くで撮影すると気配に気づかれてしまい、自然な写真を撮影できません。そこで活躍するのが、望遠レンズとレリーズの組み合わせです。特に、止まっている野鳥の羽ばたく瞬間などは、ファインダーを覗きながら本体のシャッターを切っていると、ピントがズレたりシャッターチャンスを逃がしたりしがちです。

レリーズを使用すれば、動物の動きを見ながら「ここだ」という瞬間に手元ですぐシャッターを切ることが可能。撮りたい瞬間をピンポイントで撮影できます。

レリーズの選び方

対応機種で選ぶ

レリーズには、メーカー純正のモノとサードパーティ製の2種類があります。純正品なら基本的に問題なく使えますが、同一メーカーあっても、機種や型番によっては適合しない場合もあるため注意が必要です。

非純正品に関しても、対応機種であれば問題なく使える場合がほとんど。レリーズ初心者の方やコスパ重視の方は、サードパーティ製のモノをチェックしてみてください。

有線か無線かで選ぶ

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レリーズが有線か無線かどうかもしっかりとチェックしておきたいところ。有線タイプのメリットは、ケーブルの断線などの故障がない限り「ここぞ」というタイミングで確実にシャッターを切れる点です。その反面、ケーブルの長さ分しか行動できないのがデメリットとして挙げられます。

無線タイプのレリーズの場合、コードがないため煩わしさを感じにくく、持ち運びのしやすさに優れているのが利点。ただし、赤外線が上手く届かず、撮り逃してしまう場合もあるので注意が必要です。

インターバルタイマー機能の有無で選ぶ

インターバルタイマー機能とは、一定の間隔で自動的にシャッターを切る機能のこと。星や月の軌跡を撮影したり、時間ごとに変化する風景を撮影したりするなど、少し変わった撮影をしたい方に適しています。さまざまな場面で活躍するので、あると便利なおすすめの機能です。

レリーズのおすすめメーカー

キヤノン(Canon)

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キヤノンは、東京の大田区に本社を置く総合映像機器メーカーです。一眼カメラやコンパクトカメラ、プリンターなど、映像関連の機器を幅広く展開しているのが特徴です。

キヤノンからは、無線タイプのリモートコントローラーと有線タイプのリモートスイッチがラインナップされいます。比較的どの製品も対応機種が幅広いため、無線や有線、タイマー機能など、使用目的に合わせて製品を選べる点が魅力。また、シンプルなモノが多く、初心者の方でも選びやすいのがポイントです。

ニコン(Nikon)

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ニコンはデジタルカメラや測定器、光学素材などを開発する大手光学機器メーカー。軍用の光学兵器を製造していた背景もあり、頑丈で操作性に優れたカメラを製造していることで有名です。

レリーズに関しては、キャノンと同様に無線と有線タイプのどちらもラインナップ。なお、カメラのグレードによって角形コネクタタイプと丸型コネクタタイプの2種類に分かれているため、対応機種の確認が必要です。

ペンタックス(PENTAX)

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「ペンタックス」とは、日本の大手光学機器メーカーのリコーイメージング株式会社が展開しているブランド。ミラーレスや一眼レフといった各種デジタルカメラのほか、双眼鏡も展開しています。

ペンタックスのレリーズは、キヤノンやニコンに比べると種類は多くありませんが、小雨でも使用できる防水タイプの製品をラインナップしているのが特徴。屋外での撮影が多い方におすすめです。

レリーズのおすすめ

キヤノン(Canon) リモートコントローラー RC-6

手頃な価格で入手できるキヤノン純正のワイヤレスレリーズです。遠隔操作が可能なシャッターボタンのみのシンプルな作りが特徴。一眼レフとミラーレス一眼ともに幅広い機種に対応しており、初めてレリーズを使用するカメラ初心者にもおすすめです。

シャッターボタンを押すと同時に撮影できる同時レリーズのほか、押してから2秒後に撮影できる2秒後レリーズの2モードが使用できます。

また、作動距離はカメラから前方5m以内。さらに、本体には紛失防止に役立つストラップ取り付け用のホールも搭載されています。

キヤノン(Canon) ワイヤレスリモートコントローラー BR-E1

Bluetooth通信に対応しているキヤノン純正のワイヤレスレリーズです。対応カメラとの接続により、リモートで撮影や録画、AF(オートフォーカス)、ズームなどの操作ができます。

作動距離は全周5m。カメラの周囲5m以内であればどの方向からでもリモート操作できます。また省電力設計のため、1回の電池交換で約1年間は連続使用ができるのもポイントです。

対応カメラはBluetooth機能を搭載する機種のみ。ミラーレス一眼はEOS Kiss M以降、一眼レフはEOS Kiss X9以降の機種で使用できます。さらに、本体には指を通せるホールがあるので、操作時に持ちやすいのも魅力です。

キヤノン(Canon) タイマーリモートコントローラー TC-80N3

タイマー機能を搭載した高性能なキヤノン純正のケーブルレリーズです。1秒〜99時間59分59秒まで、1秒ごとにセルフタイマー・インターバルタイマー・長時間露光タイマーのセットができます。

連続撮影回数は1〜99回まで選択が可能。被写体やシーンに合わせて細かな設定ができ、風景の定点撮影や星空のタイムラプス撮影などを行う際などに重宝します。

ケーブルの長さは使いやすい80cm。最新フルサイズミラーレスのEOS R5やEOS R6を含む、リモコン端子を搭載した中級以上の機種で使用できます。

ニコン(Nikon) リモコン ML-L7

Bluetooth通信で多彩な機能が使用できる、ニコン純正のワイヤレスレリーズです。対応カメラとBluetooth接続することで、遠隔から撮影や録画/停止、ズーム操作などができます。

さらに、中央部のセレクターではMF(マニュアルフォーカス)のピント位置調整や各種項目の選択も可能。Fn1とFn2では、カメラ側で割り当てた使用頻度の高い機能を瞬時に呼び出せるので、リモート撮影中でも効率的に操作できます。

通信可能距離は全周10m。APS-CミラーレスのZ50のほか、超高倍率ズームデジカメのCOOLPIX P1000などでも使用できます。

ニコン(Nikon) リモートコード MC-DC2

長時間露光撮影にも対応している、ニコン純正のケーブルレリーズです。夜景や星空の撮影などでカメラブレを避けたい場合や、カメラから離れてシャッター操作をしたい場合などに重宝します。

本体のシャッターボタンを押した状態で上方向にスライドさせると、シャッター幕を解放したままロックが可能。ロック中は露光状態を継続できるので、シャッターボタンを押し続けなくても長時間露光撮影が手軽に行えます。

ケーブルの長さは約1m。Z5などフルサイズミラーレスのZシリーズ3機種に加えて、大半のデジタル一眼レフでも使用できます。

ペンタックス(PENTAX) 防水リモートコントロール O-RC1

生活防水に対応しているペンタックス純正のワイヤレスリモコンです。本体全体に浸水を防ぐゴムシーリングが施されているので、多少の水滴や小雨がかかっても故障を気にせず安心して使用できます。キャンプやアウトドアシーンの撮影などにもおすすめです。

レリーズモードは、シャッターボタンと押した直後と3秒後の2種類。動物撮影などタイミングを優先する場合は前者、集合写真などの場合は後者と、シーンに応じた使い分けができます。紛失防止に役立つストラップホールが搭載されているおすすめアイテムです。

ソニー(SONY) ワイヤレスリモートコマンダー RMT-P1BT

Bluetooth通信を採用している、高性能なソニー純正のワイヤレスレリーズです。通信可能距離は全周約5m。晴天下や障害物がある場所でも安定したリモート操作が行えます。

撮影や録画、AF作動、ズーム操作などが可能。また、長時間露光撮影に対応するロックスイッチや、カメラ側で割り当てた機能を呼び出せるC1ボタンも搭載しています。LEDで通信状況を視認できるのも魅力です。

Bluetoothを搭載するα6100及び、α7 III以降のミラーレス一眼で使用が可能。防塵・防滴にも対応しているおすすめアイテムです。

ソニー(SONY) リモートコマンダー RM-VPR1

静止画と動画両方のリモート撮影に対応している、ソニー純正のケーブルレリーズです。シャッターロックに対応しているので、星空や花火などの長時間露光撮影時に重宝するのが特徴。また、電動ズームの遠隔操作や録画/停止が行えるボタンを搭載しているため、動画撮影でも活躍します。

ケーブルの長さは約80cm。付属のクリップを使えば三脚のハンドルなどにレリーズ本体を取り付けられるので、長時間露光中の待ち時間にレリーズが揺れてブレが生じてしまうリスクを防げます。

リモート端子用接続ケーブルも同梱。従来のリモート端子を搭載するα99 IIなどのAマウントカメラでも使用できます。

オリンパス(OLYMPUS) リモートケーブル RM-CB2

星空や花火などの撮影で重宝する、オリンパス純正のケーブルレリーズです。シャッターボタンの下部にバルブロック機能を備えているのが特徴。液晶モニターで露光状況を確認しながらのライブバルブ(長時間露光)や、ライブコンポジット(比較明合成)などの撮影機能を使用する際に役立ちます。

対応カメラは、ピンジャック式(2.5mm)の端子を採用するOM-D E-M1 Mark II及び、OM-D E-M5 Mark III以降の機種。接続端子がL型にデザインされているので、カメラに接続した際にケーブルが横に大きく膨らむことなく、コンパクトにまとめられるのも魅力です。

Platinum Nikon ML-L3互換ワイヤレスリモコン

手頃な価格で入手できるニコン互換のワイヤレスレリーズです。ニコン純正のワイヤレスリモコンML-L3の互換品として製造されているアイテム。メーカー純正品と比べて安い価格で購入できるのが魅力です。

機能面はメーカー純正品とほぼ同じで、カメラの前方5m以内からシャッターの遠隔操作が可能。集合写真や夜景の撮影などにおすすめです。ミラーレス一眼のZシリーズには非対応ですが、一眼レフのDシリーズは幅広い機種をサポート。一部のコンデジでも使用できます。

ロワジャパン(ROWA JAPAN) キヤノン・ペンタックス対応タイマーリモートコントローラー

一眼レフユーザーから人気のあるリーズナブルな互換ケーブルレリーズです。キヤノンRS-60E3とペンタックスCS-205の互換品として発売されているアイテム。バルブロック機能を備えているので、長時間露光撮影がスムーズに行えます。

タイマー機能を搭載しているのもポイント。1秒〜99時間59分59秒の間で1秒単位でのインターバル撮影が設定できます。ケーブルの長さは約1m。LCD表示などの電源には単4電池2個を使用しますが、リモート操作自体は電池がなくても使用できます。

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