陶器や磁器、漆器など、さまざまな素材で作られている「和食器」。料理の美味しさはもちろん、見た目の美しさも引き立ちます。ひとくちに和食器といっても、大皿・角皿・お椀・茶碗など種類もサイズも豊富なため、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめの和食器をご紹介します。あわせて、和食器の魅力や上手な選び方、評判の窯元などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

和食器の魅力とは?

By: amazon.co.jp

さまざまな形や色鮮やかな色彩が魅力の和食器。見た目からも美味しさを感じられ、料理を引き立てるデザインが特徴です。和食は料理の美味しさだけでなく、見た目の美しさもおもてなしのひとつとして大切にされています。そんな日本の食事スタイルにあわせて発展したのが和食器です。

また、食器は動かさずナイフとフォークを使う欧米とは異なり、日本では食器を手に持って食事をします。手触りや口当たり、手になじむデザインや持ちやすくする工夫など、和食器には細部までこだわりが詰まっているのが特徴です。

洋食は一皿ずつ運ばれるコース料理がほとんどですが、和食は一度に多くの料理を並べるのが一般的。このため、和食では食卓全体のバランスが欠かせません。さまざまな色や形、大きさがある和食器は、食卓の雰囲気を立体的にしてくれます。アクセントになるモノや料理を引き立たせるモノなど、バリエーションの豊かさが和食器の魅力です。日常的に使う和食器だからこそ、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

和食器のおすすめ

HASAMI PORCELAIN プレート 220mm

HASAMI PORCELAIN プレート 220mm

By: hasamilife.com

アメリカ ロサンゼルスに拠点を置く、篠本拓宏氏のディレクションによる波佐見焼の和食器です。装飾を省いたシンプルなデザインの半磁器のプレート。陶器のあたたかみと磁器のシャープさが魅力です。

カラーは、ナチュラル・ブラック・クリアの3種類。ナチュラルは素材のもつ素朴な手触りを楽しめます。ブラック・クリアは釉薬や顔料をかけているので、表面はツルッとしているのが特徴です。

それぞれ共通の直径でデザインされています。同サイズのモノは積み重ねできるほか、入れ子のように収納することも可能。プレートはボウルのフタとしても使えるため、機能性にも優れています。

丸五加藤吾助商店 健康お魚皿

丸五加藤吾助商店 健康お魚皿

焼き魚や焼き鳥などにぴったりの和食器です。美濃焼の角皿で、サイズは縦12.5×横18.6cm。大きすぎないサイズが手に取りやすく、幅広い和食にマッチします。

大胆に描かれたハケメ模様がアクセントになっており、カラーは「信楽風」「黒淡雪」「雪志野」の3種類。皿に適度な厚みがあるため扱いやすく、和の食卓をしっかりと演出してくれるのが魅力の和食器です。

あづま商店 EAST table 角皿 Craft 17cm

あづま商店 EAST table 角皿 Craft 17cm

洋食にも合う美濃焼の和食器です。おしゃれな17cmの正角皿。器のフチにある釉薬の垂れが美濃焼ならではの味わいです。和食器の主菜皿としても活躍するほか、トーストやデザートなどの洋食にも馴染みます。使いやすい中皿サイズのため、来客時のおもてなし用にもぴったりです。

深みのあるブラウン系の「アメ」と淡い水色の「青白」の2色展開。対照的な色合いなので、色違いで揃える楽しみもあります。電子レンジ・食洗機にも対応しており、普段使いしやすいのも魅力。おしゃれなカフェ風の和食器を探している方におすすめです。

古谷製陶所 荒鉄線 楕円深鉢 大

古谷製陶所 荒鉄線 楕円深鉢 大

カレーやパスタにぴったりの和食器です。信楽焼のオーバル型深皿。素朴であたたかな雰囲気が人気です。約縦27×横18cmの楕円形と余白をたっぷりとった形は、美しく盛り付けることができます。

料理の見た目を損なわない、やわらかなツートンカラーもポイントです。器の中に引かれたラインを境目に、オレンジやピンク色でほんのりと色付けされているのが特徴。食洗機は非対応ですが、電子レンジには対応しています。カレー皿にも合う和食器を探している方はチェックしてみてください。

カネコ小兵製陶所 ぎやまん陶 浅小鉢

カネコ小兵製陶所 ぎやまん陶 浅小鉢

直径12cmほどの美濃焼の浅小鉢です。ガラスのような光沢と漆塗りのような奥行きが感じられる和食器。丈夫な磁器の器ですので、あたためる程度の電子レンジや食洗機も使用可能です。

副菜だけでなくデザートなど、幅広い用途に活躍。やや少なめに盛りつけると美しい見た目に仕上がります。茄子紺・漆ブラウン・利休グリーン・墨ブラックの4色展開です。ヴェルサイユ宮殿の晩餐会でも使用されたと謳われており、海外でも注目される和食器を試してみたい方はチェックしてみてください。

ユーチル 4寸皿 菊花

ユーチル 4寸皿 菊花

花びらのような形がおしゃれな、直径約13~14cmで美濃焼の菊型中皿です。皿自体が1枚の花のように、食卓を華やかに彩ってくれます。フルーツやクッキーはもちろん、大福などの和のスイーツにぴったり。フチが少し立ち上がっているため、汁気のある料理にも使用可能です。

そのほか、中皿は取り分け皿としても普段使いにも適しています。スタッキングしやすい形をしており、家族用や来客用に、多めに揃えておけるのもポイント。ナチュラルと黒の2色展開です。ナチュラルは、真っ白ではなく、ナチュラルな白が特徴。料理によって器を変えながら、さまざまなテーブルコーディネートを楽しめます。

西日本陶器 WAZAN おしゃれDON カラー吹き

西日本陶器 WAZAN おしゃれDON カラー吹き

吹きかけで色付けされ、グラデーションが美しい波佐見焼の丼です。カラーはブルー・レッド・グレーの3色展開。持ちやすさと口当たりのよさにこだわって作られています。大きさは直径17.5×高さ9cmで薄くて軽いため、片手でも持ちやすいのがポイント。またフチが少し反っており、口当たりも良好です。

料理もご飯ものだけではなく、麺類を入れても美味しさが引き立ちます。丼は収納スペースをとることが多いですが、スタッキングしやすい形状なので、コンパクトに収納可能。電子レンジと食洗機にも対応しており、機能性にも優れています。

あづま商店 EAST table 八角ボウル

あづま商店 EAST table 八角ボウル

和食器らしいシャープな八角形が食卓のアクセントになる、直径約11cmの美濃焼のボウルです。小さいながらも、食卓に加えるだけで存在感を発揮してくれます。小鉢は丸型が多いですが、普段と違うモノを使ってみたい方や雰囲気を変えてみたい方におすすめです。

ワンプレート料理に添えるのもおしゃれ。おひたしや和え物などの副菜とも相性ぴったりです。おかずだけでなく、ヨーグルトボウルやフルーツボウルとしても、食卓を華やかに飾ってくれます。カラーはホワイト・アメ・グレー・ネイビーの4色展開です。好みのカラーや色違いで揃えてコーディネートを楽しんでみてください。

やま平窯元 泡 ラウンドプレート16.5cm Blue

やま平窯元 泡 ラウンドプレート16.5cm Blue

有田焼の窯元が手がける和食器で、人気のある泡シリーズのプレート皿です。特殊な技法を使って、海の底から水面を見上げたようなキラキラした表情が描かれています。料理に季節感を演出したいとき、おもてなしで華やかさを加えたいときなどにピッタリの和食器です。

ひとつひとつ、職人の手で丁寧に泡の仕上げを行っているため、泡の表情はそれぞれ異なります。個性がある和食器なので、ぜひ自分だけの柄を楽しんでみてください。約16cmの中皿で、魚料理やデザートにはもちろん、コーヒーカップのソーサーとしても使えるため、日常使いにも活躍します。

協同企画 有田焼染錦型変わり小付鉢 4柄セット

協同企画 有田焼染錦型変わり小付鉢 4柄セット

有田焼の小鉢セットです。タコ唐草・菊柄・茄子・桜の花が、白地に華やかな絵付けで描かれています。単品で使えるだけでなく、組み合わせて使っても統一感のあるデザインが魅力の和食器。色鮮やかな柄は、お正月やお祝いなど、おもてなし料理と相性もぴったりです。

有田焼は耐久性に優れていることから、おもてなしだけでなく日常使いにも適しています。おつまみや副菜、アイスやわらび餅など、幅広い料理と相性がよいのもポイント。幅広い用途に使えるセットの和食器を探している方はチェックしてみてください。

大和ネットサービス やさしい彩り ペアセット

くすみカラーがSNSでも人気を集める、食器8点組のペアセットです。汁椀・茶碗・箸・どんぶり椀の4種のペアセットで、すぐに新生活を始められます。樹脂製ですが本物の天然木のような木目調が特徴。くすみカラーが映えて北欧食器との相性がよいのも魅力です。

あたため程度の電子レンジと食洗機にも対応。日本製で抗菌塗装されています。ペアの和食器セットを探している方はチェックしてみてください。

和食器の選び方

食器の種類を選ぶ

By: rakuten.co.jp

和食器には多くの種類がありますが、おおまかには皿・椀・鉢に大別されます。食卓のおさまりをよくするには、和食の基本スタイルの一汁三菜にあわせて食器を選んでみてください。

主菜には丸皿や角皿、オーバル皿がおすすめ。メインのおかずや取り分け、ワンプレートランチにぴったりです。角皿には焼き魚やお刺身が定番ですが、正方形の角皿に洋食のトーストをのせてもおしゃれな印象になります。

主菜や汁物を盛り付ける食器としては、茶碗・汁椀・丼が代表的です。椀や丼は手に持って使う食器のため、手触りや重さが重要。重すぎる食器は食事に影響するので、軽くて持ちやすい茶碗や汁椀を選ぶのがおすすめです。

副菜などを盛る小鉢も、バリエーション豊富。四角・八角形・花型など、選ぶ楽しさも小鉢の魅力です。盛り付けたい料理や好みのデザインにあったモノを選んでみてください。

サイズを選ぶ

By: amazon.co.jp

サイズ選びも重要なポイント。皿のサイズは大まかには、大皿・中皿・小皿に分かれます。和食器の大きさの単位は「寸」で表すことが多く、1寸は約3cmです。8寸以上のモノを大皿、5~7寸のモノを中皿、3~4寸のモノを小皿と分類します。

大皿はメインの主菜や取り分け、ワンプレート料理にぴったりです。深めの大皿はカレーやシチューにおすすめ。中皿は取り分け皿として活用できます。家族の人数分より少し多めに用意しておくと来客時にも便利です。同じシリーズで揃えるとテーブルに統一感がでます。

小皿や豆皿も和食器には欠かせません。お漬物や副菜、醤油や薬味を盛り付けるなど、用途もさまざまなです。色違いや柄違いのセットで販売されているモノを選べば、並べるだけで華やかな食卓になります。

椀や丼はサイズに注意して選ぶことが大切です。大きすぎるモノは、持ちにくい可能性も。子供は手が小さいため、椀や丼の大きさに気を付けてみてください。

デザインやカラーで選ぶ

By: rakuten.co.jp

和食器はシンプルなモノからやや存在感のあるモノまで、さまざまな色柄があります。和食では、一度に全ての料理を並べるため、トータルのビジュアルが重要。手持ちの食器との相性も考えながら、コーディネートを楽しんでみてください。

料理を引き立てるならシンプルなモノがおすすめ

By: rakuten.co.jp

料理を引き立てたいなら、食器はシンプルなモノがおすすめ。白や黒などのモノトーンのモノや、無地を選ぶとよいでしょう。シンプルな食器に盛り付ければ、純粋に料理の味や見た目だけにフォーカスできます。

白はあたたかみがありながらも、料理を引き立てる定番カラーです。白一色でも、菊割などの形にデザインがあるモノを選ぶと、シンプル過ぎない仕上がりに。黒や紺などのシックな食器は、料理をモダンでおしゃれに演出できます。

同じおかずでも、器を変えると全く違う印象に仕上がることも。作りたい料理のイメージから、和食器の色を選んでみてください。

食卓を華やかに飾るなら色柄物や季節感のあるデザインを

By: amazon.co.jp

パーティーや記念日など、食卓を華やかに見せたい場合は、色柄物や季節感のあるデザインのモノを選んでみてください。

和食器のあざやかな文様は、食卓のアクセントにぴったり。吉祥文様と呼ばれる唐草や菊などの柄は、縁起のよい柄とされています。食器を並べたときに華やかでまとまった印象のコーディネートにするには、文様を統一してみてください。

和食器は柄によって季節感を演出できます。川の流れで夏を表現したり、桜の花は春を演出したりなど、季節を表す模様を選ぶのもおすすめ。料理だけでなく、食器の模様からも季節を感じられるのが和食器の魅力です。

窯元で選ぶ

By: rakuten.co.jp

美濃焼や有田焼、波佐見焼など、さまざまな窯元からお気に入りを見つけられるのも和食器の魅力です。

どの窯元にするか迷う場合は、国内の陶磁器生産量で50%以上のシェアを誇る美濃焼からチェックしてみてください。美濃焼は、日本最大の陶磁器の生産地、岐阜県東農地方で作られています。幅広い地域で多くの品が作られ、さまざまなデザインがあるのが特徴です。和洋中、料理のジャンルを問わず使えるため人気があります。

モダンで耐久性の高い磁器を探している方には、有田焼がおすすめ。有田焼は日本最古の磁器とされ、佐賀県で400年以上続く歴史があります。白地の華奢な見た目ながら、硬質な磁器で耐久性が高いのが特徴です。写真映えするスタイリッシュなモノも多く作られいます。

長崎県波佐見町で作られる波佐見焼もモダンなデザインが人気の磁器。白磁に呉須(ごす)という藍色の色付けをしたモノが主流ですが、最近はカラフルなモノも増えています。耐久性が高い磁器は日常使いしやすいのもポイント。価格も比較的安いモノが多く、食卓に取り入れやすいのが魅力です。

電子レンジや食洗機対応など使い勝手のよさで選ぶ

食器は、電子レンジや食洗器対応など、日常的に使いやすいことも重要。一般的に陶磁器は熱に弱く、電子レンジや食洗機非対応のモノがほとんどです。

最近は普段使いしやすい和食器も増えています。あたため直す際にほかの皿に移し替える必要がなく、食器洗いも効率化できるため、家事を時短したい方におすすめです。電子レンジ・食洗機非対応の場合は食器が割れることもあるので、商品情報をよくチェックしてみてください。

統一感のあるセットで揃えるのもおすすめ

By: rakuten.co.jp

和食器のよさを活かすなら、統一感のあるセットで揃えるのもおすすめです。食器に統一感があれば、並べた料理の美味しさもアップ。ご飯茶碗・汁椀・皿など、一式揃った和食器セットなら、コーディネートが楽に決まります。

ほかにも、ご飯茶碗と汁椀のセットや湯呑のセットなどさまざまなタイプがあるため、食事のスタイルや使い方にあったモノを選んでください。