登山中の頭の安全を守る登山用ヘルメット。落石や転倒・滑落などが起きやすい場所を通る際に欠かせないアイテムです。しかし、さまざまな製品がラインナップされているため、どれを選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、登山用ヘルメットのおすすめアイテムをご紹介します。選び方のポイントも合わせて解説するので、自分にぴったりなモノを選んでみてください。
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登山用ヘルメットは必要?

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登山用ヘルメットは、落石や転倒・滑落による頭部のケガを防ぐために使用するアイテムです。頭部のケガは命に関わるため、落石や滑落が起きやすい場所では必ず被りましょう。特に、岩場や急斜面などは注意が必要です。
しかし、夏場は着用し続けると暑さやムレなどで集中力が切れて注意散漫になる恐れがあります。危険性のある場所では着用し、危険性の低い場所では外すといった使い分けをしましょう。
登山用ヘルメットの選び方
フィットするサイズで選ぶ

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登山用ヘルメットはサイズ選びが重要です。自分の頭にぴったり合うサイズのモノを選びましょう。小さすぎるモノを選んでしまうと、きつく感じて違和感や痛みの原因となります。一方、大きすぎるモノは緩すぎてズレてしまい、頭を適切に保護できません。
また、サイズの合わないモノは集中力の低下を招く恐れもあります。集中力が低下すると転倒や滑落の危険性も高まるため、サイズの合うモノを選ぶことが大切です。
特に、海外メーカーの製品を選ぶ際は、日本人の骨格に合わせた設計がされているかチェックしましょう。欧米人と日本人は頭の形が違うので、欧米人向けモデルの場合は頭にフィットしない可能性があります。
構造をチェック
軽量で耐衝撃性が高いインモールド

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インモールド構造は、衝撃吸収素材の外側にアウターシェルを一体成型したタイプ。アウターシェルの素材には、薄くて丈夫なポリカーボネートが多く使用されています。
インモールド構造のモノは軽量で耐衝撃性に優れているのが魅力です。また、ベンチレーションが大きく開いた製品も多く、通気性に優れています。夏場の登山におすすめです。
ただし、耐摩耗性が低く、木の枝や岩の突出部にぶつけると傷が付きやすいのがデメリット。さらに、ハードシェル構造のモノよりも価格が高い傾向があります。
長期間使いたいならハードシェル

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ハードシェル構造は、衝撃吸収素材を使用したインナーシェルと頭頂部のアウターシェルを組み合わせたタイプ。アウターシェルの素材には強度の高いABS樹脂が多く使用されています。丈夫で長持ちするモノが多いので、長期間使い続けたい方におすすめです。
インモールド構造のモノより価格が安いのもメリット。使用頻度の少ない方や初めて登山用ヘルメットを購入する方にもぴったりです。
ただし、インモールド構造のモノより通気性が低く、重いのがデメリット。使用シーンや好みも考慮しながら、自分に合った構造のモノを選びましょう。
また、インモールド構造とハードシェルの両方を兼ね備えたハイブリッド構造のモノもあります。適度な軽量性と耐衝撃性を兼ね備えており、耐久性に優れているのが魅力です。
安全基準を満たしているかチェック

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登山用ヘルメットを選ぶ際は、安全基準を満たしているかもチェックすることが大切です。世界で一般的な規格として、EN規格とUIAA規格の2種類があげられます。これらの規格を満たした製品は安全性が認められるので安心です。
EN規格はヨーロッパの統一規格です。登山用ヘルメットにはEN12492が適用されており、一定の基準をクリアしたヘルメットであるとされています。
一方、UIAA規格は国際山岳連盟が認証している規格です。登山・クライミング用品全般に適用され、カテゴリーごとに基準を設定しています。
ヘッドライトが装着しやすいかチェック

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登山用ヘルメットを選ぶ際は、ヘッドライトを装着しやすいかどうかもチェックしましょう。暗い山道を歩く際は足元が見えにくいため、安全に歩くためにはヘッドライトの装着が必要です。
多くの登山用ヘルメットはヘッドライトを装着しやすい設計を採用しています。特に、前後左右にヘッドライトのバンドを挟む爪やクリップが付いたモノがおすすめです。装着時にヘッドライトがズレにくく安心して使用できます。
登山用ヘルメットのおすすめ|人気
マムート(MAMMUT) スカイウォーカー 3.0 ヘルメット 2030-00300
頑丈なハイブリッド構造の登山用ヘルメット。ハードシェルの内側にEPP・EPS製のインナーシェルを組み合わせています。さらに、前後左右からの衝撃に耐えられるように、内側の全面にフォームパッドを配置しているのも特徴です。
装着がスムーズにできるホイール調節システムを搭載しているのもポイント。頭の大きさに合わせて調節でき、フィット感を高められます。また、調節システムは内側に折りたためるため、場所を取らずコンパクトに収納できるのもメリットです。
前後に4つのクリップが付いているのも魅力。ヘッドランプの取り付けができます。
持ち運びに便利な収納バッグも付属。4本のロープ付きで、バックパックに固定して持ち運べます。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ハーフドーム BD12012
シンプルで扱いやすいハードシェル構造の登山用ヘルメット。長さ調節しやすいチンストラップと、片手で操作できる調節ダイヤルを搭載しています。フィット感の調節が簡単にできるのがメリットです。
ABSシェルとEPSフォームを組み合わせた設計で、耐久性に優れているのも魅力。さらに、軽量なヘッドランプクリップも付いており、ヘッドランプも取り付けられます。
サイズは頭囲50〜58cmのSMサイズ、頭囲56〜63cmのMLサイズの2種類がラインナップ。また、重量はSMサイズが330g、MLサイズが350gです。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) キャピタン BD12058
側面と後頭部の保護性能を高めた設計の登山用ヘルメット。堅牢性を重視する方におすすめです。アウターシェルはABS樹脂を使用した2ピース構造を採用しており、頭部の形状に合わせた設計を実現しています。
衝撃吸収フォームにはEPPとEPSを組み合わせて使用。優れた衝撃吸収性を発揮し、側面と後部保護におけるUIAAの基準を満たしているのが特徴です。
ベンチレーションが大きく設けられているのもポイント。優れた通気性を発揮し、快適な着用感をキープします。さらに、シェルと一体化したヘッドランプクリップも付属。暗い場所での登山も安心です。
おしゃれな2トーンカラーも魅力。カラーバリエーションも豊富で、ウェアとのコーディネートも楽しめます。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ビジョン MIPS BD12057
回転のかかった衝撃から頭を保護するMIPSテクノロジーを搭載した登山用ヘルメット。頭部とヘルメットの間に可動式のカップを搭載しており、斜め方向からの衝撃を効果的に逃します。
EPP・EPS・ABS素材を組み合わせた複合シェルにより、高い堅牢性を発揮するのもポイント。サイドと後部の保護性能はUIAA基準を満たしています。
ベンチレーションポートを備えているのも特徴。暑いときでも通気性に優れたモノが欲しい方におすすめです。
グリベル(GRIVEL) サラマンダー2.0 GV-HESAL2
ジャパンフィットモデルの登山用ヘルメット。欧米人と比べて丸い形状をした日本人の頭に合わせて設計されています。内側の幅が広く設けられており、安定した装着感を発揮するのが特徴です。
幅広いシーンで使える汎用性の高さも魅力。アウターシェルにはABS樹脂、ライナーにはEPSフォームを使用しています。多目的に使えるモノが欲しい方におすすめです。
エーデルリッド(Edelrid) ゾーディアクII ER72058
クライミング用としても使える登山用ヘルメット。衝撃に強いアウターシェルと衝撃吸収性に優れたインナーシェルを組み合わせて使用しています。サイズは頭囲55〜61cmのワンサイズ展開で、重量は360gです。
保護範囲を広げたシェルデザインにも注目。側頭部への衝撃に対しても優れた保護性能を発揮し、頭をしっかり守ります。
快適に着用できる機能が充実しているのもポイント。ベンチレーションは大きく設けられており、高い通気性を発揮します。また、サイズ調節しやすいフィッティングシステムにより、快適性・安定性を高めているのも魅力です。
価格が安いのもメリット。登山用ヘルメットをリーズナブルに手に入れたい方にもおすすめです。
登山用ヘルメットのおすすめ|軽量
マムート(MAMMUT) クラッグ センダー ヘルメット 2030-00260
通気性に優れたインモールド構造の登山用ヘルメット。大きな通気口と一体化したエアチャンネルを搭載しています。さらに、薄型で被りやすく、フィット感に優れているので、快適な着用感のモノが欲しい方におすすめです。
軽量性と保護性能を兼ね備えているのもポイント。重量は52〜57cmサイズが210g、56〜61cmサイズが220gです。また、前・後・サイドのプロテクションを強化した設計で、頭をしっかり守ります。
前部にホルダー、後部に伸縮性ループを搭載しているのも特徴。ヘッドランプを簡単に取り付けられます。
持ち運びに便利な専用バッグが付属しているのもメリット。四隅にロープが付いた設計で、バックパックに固定もできます。
マムート(MAMMUT) ウォール ライダー 2030-00141
EPPシェルと最小限の調節システムで軽量化を実現した登山用ヘルメット。EPPシェルは優れたクッション性を発揮し、丈夫なハードシェルとの組み合わせで頭をしっかり守ります。安全性と軽量性を兼ね備えたモノが欲しい方におすすめです。
通気口が多めに配置されているのもポイント。ムレにくく、頭部の快適さとクリアな思考をキープします。重量は52〜57cmのモデルが215g、56〜61cmのモデルで220gです。さらに、フィット感の高さと調節可能なシステムにより、頭にぴったりフィットするのも魅力です。
ペツル(PETZL) メテオ A071AA
軽量・薄型で通気性に優れた登山用ヘルメット。季節を問わず着用でき、快適さをキープします。登山用としてだけではなく、クライミングやスキーツーリング用にもおすすめです。
軽量性に優れたポリカーボネートシェルの内側に、EPS製のフォームを入れたインモールド構造を採用。サイズは頭囲48〜58cm・重量225gのSMサイズ、頭囲53〜61cm・重量240gのMLサイズの2種類です。
ペツル(PETZL) シロッコ A073DA
軽量性を求める方におすすめの登山用ヘルメット。長時間被りやすいのが魅力です。サイズは重量160g・頭囲48〜58cmのSMサイズ、重量170g・頭囲53〜61cmのMLサイズの2種類が展開されています。
独自基準「TOP AND SIDE PROTECTION」を元に設計されたハイブリッド構造の製品。前・後・サイドからの衝撃を保護する設計で、頭をしっかり守ります。
前面があいた形状を採用しているのもポイント。ヘルメットが視界に入りにくく、広い視野を確保できます。また、前部に2つのクリップ、後部に伸縮性ホルダーが付いており、ヘッドランプの固定が可能です。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) ベイパー BD12051
ブラックダイヤモンド最軽量モデルを改良した登山用ヘルメット。フォーム材には軽量性・弾性に優れたEPPを使用しています。衝撃のかかる頭頂部にはポリカーボネートとEPSを組み合わせ、間に補強材ALUULAを挟んで強度を高めているのが特徴です。
EN12492・UIAA106認証を受けているのもポイント。EN規格・UIAA規格両方の安全基準を満たした製品が欲しい方におすすめです。
サイズは重量170g・頭囲53〜59cmのS/Mサイズ、重量180g・頭囲58〜63cmのM/Lサイズの2種類。さらに、フィット感を微調節できるチンストラップも付いています。
カンプ(camp) ストーム 5245707
22個のベンチレーションを備えた登山用ヘルメット。通気性に優れており、快適な着用感をキープします。また、シルエットを低く抑えることで、激しく動いても頭にしっかりフィットするのが特徴です。重量約230gのSサイズと約250gのLサイズの2種類が展開されています。
テクニカルな登山やクライミングに合わせて設計された製品。耐久性に優れたポリカーボネートシェルに、EPS製のフォームを組み合わせたインモールド構造を採用しています。快適性と優れた保護性能を兼ね備えたモノが欲しい方におすすめです。
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登山用ヘルメットは、落石や転倒・滑落などが起きやすい場所で登山をする方には欠かせないアイテムです。頭のケガは命の危険にも関わるため、危険性の高い場所では必ず着用するようにしましょう。製品ごとに特徴は異なるので、さまざまなモノを比較しながら自分にぴったりなモノを見つけてみてください。