氷や雪の上を歩く登山にはアイゼンが必須です。雪山では少なからず滑落のリスクがあり、アイゼンはこれに大きく関わるアイテムですので、慎重に選ばないと思わぬ事故につながりかねません。

そこで今回は、アイゼンのおすすめモデルとその選び方をご紹介します。アイゼンにもいくつかの種類があるので、きちんと用途に合わせたモノを選びましょう。

アイゼンとは?

By: amazon.co.jp

アイゼンとは金属製の爪が付いた登山アイテムで、トレッキングシューズの底に装着して使用するものです。滑り止めとしての役割を果たし、爪の数が多いほど安定感も増します。

アイゼンの爪の本数は、一般的に4・6・8・10・12・18本のいずれかです。さらに、爪の形状や長さも製品によって異なります。アイゼンの種類によって着脱の方法も異なるので、雪山登山の難易度に合わせて適切なモデルを選びましょう。なお、登山靴とも相性があるので、すでに用意がある方はそのアイゼンが装着できるかどうかもチェックするようにしてください。

アイゼンの選び方

爪の本数で選ぶ

By: amazon.co.jp

4本爪タイプのアイゼンは重量が軽いため初心者の雪山登山でも持ち運びが容易です。ただし、爪の数が少ない分安定性は低くなるため、急な斜面での使用はおすすめできません。

6本爪タイプは4本爪のアイゼンよりも地面をホールドするため、緩やかな斜面での使用におすすめです。しかし、4本爪同様本格的な雪山登山には使用できません。なお、つま先の部分はアイゼンのグリップが効きにくいため、注意が必要です。雪が残っている低山や雪渓などであれば有効です。

なお、上記2つのアイゼンは「軽アイゼン」と呼ばれるもの。特に4本爪のアイゼンは雪のあるエリアで補助的に使用するぐらいと考えておいたほうがよいでしょう。また、チェーンタイプも同種に含められ、残雪がある平らな地面を歩く際に装着するのに適しています。

これ以上の爪の数を持つアイゼンは、厳寒期やアップダウンの激しい雪山では必須アイテム。アイゼンのつま先に爪が付いているため、斜面でもしっかりと地面に食い込みます。

着脱の仕方で選ぶ

By: amazon.co.jp

アイゼンの種類は大きく分けてバンド式・ワンタッチ式・ラチェット式の3つです。それぞれの特長を確認してから、ユーザーのニーズに合うモデルを選びましょう。

バンド式は、多くのトレッキングシューズに装着可能な汎用性の高いアイゼン。持ち運びも容易なので、初心者の方にもおすすめです。

ワンタッチ式は、トレッキングシューズのつま先とかかとに、コバが付いているタイプにのみ使用できるアイゼン。着脱が簡単なのがメリットです。つま先とかかとのどちらかをコバに引っ掛け、もう一方はバンドで固定するセミワンタッチ式もあります。

ラチェット式は、歯車と歯止めによって装着するタイプのアイゼン。外れにくい構造なので安心して使用することができます。なお、締め具合の細かい調節も可能なので、さまざまな登山靴に装着できます。

アイゼンのおすすめ

エバニュー(EVERNEW) 4本爪アイゼン EBY012

ゴムバンド付きのアイゼン。雪渓など比較的なだらかな雪山での使用におすすめです。国産メーカーながら価格もリーズナブルなので、低山しか登らないライトユーザーにもぴったり。重量は250gと軽めです。収納袋が付いているのでコンパクトな持ち運びも可能。サイズはフリーなので幅広い登山靴に対応します。

OUTAD 18本爪 アイゼン

18本爪とグリップ力が極めて高いアイゼン。ゴムバンド式なので多くのトレッキングシューズに合います。価格もリーズナブルなので、本格的な雪山登山にチャレンジしてみたいという方におすすめです。重さは428gと18本爪にしては軽量。アイゼン専用の収納袋が付いているのもポイントです。

モンベル(mont‐bell) チェーンスパイク 1129612

日本のアウトドアブランド「モンベル」のチェーンタイプアイゼン。靴の上から靴下を履くように簡単に脱着できるのが魅力です。前面に爪があるためグリップ力も十分。残雪期の低山や夏場の雪渓歩行におすすめのモデルです。

オクトス(Oxtos) 6本爪アイゼンラチェット式 ハードケース付

グリップ力が落ちにくい6本爪アイゼン。スノープレートが付いており、アイゼン本体に雪がつくのを防止します。ハードケースも付属するので持ち運びにも便利です。

ラチェット式を採用しているため、取り外ししやすいのもメリット。バンド式に比べて緩みにくく、締め具合の細かい調節も可能です。

スノーピーク(snow peak) トレックシックスセット S082

スノーピークのバンド式4本爪アイゼン。ゴムバンドで引っ掛けて装着するシンプルなタイプです。残雪やぬかるみの上を歩く“軽アイゼン”で、コスパは良好。重量は230gと軽いので、低い雪山やなだらかな斜面での使用であれば、おすすめです。

マウンテンダックス(mountain dax) 6本爪アイゼン HG120

バンド式の6本爪アイゼン。両サイドにワイヤーとチェーンがあり、幅を調整する必要がないため便利です。雪が本体に付きづらいスノープレートも搭載しています。片足あたりの重量は286g。専用の収納ケースも付属します。低山や雪渓での使用におすすめです。

Lixada 12本爪 アイゼン

ステンレス製のバンド式12本爪アイゼン。高い安定性の本格的なタイプながら、マジックテープが付いているため簡単に脱着できるのも魅力です。収納袋付きのため持ち運びにも便利。

トレッキングシューズだけでなく通常のスポーツシューズなど、さまざまな種類の靴に装着できます。3000m以下の低山用におすすめのモデルです。

Luckerjun アイゼン 10本爪

バンド式の10本爪アイゼン。サイズ調整が可能なフリータイプで、19.5~32.0cmの靴に対応します。重量は660g。持ち運びに便利な収納ケースも付属します。3000m以下の比較的なだらかな雪山での使用に対応。価格もリーズナブルなので、雪山初心者の方にもおすすめです。

グリベル(GRIVEL) G10 ニューマチック GV-RA072A02

セミワンタッチ式の10本爪アイゼン。つま先はプラスチック製のバンドで固定します。スノープレートも搭載する本格的なモデルで、ハイエンドクラスのアイテムです。片足あたりの重量は460g。ハードな雪山登山に挑戦したい方におすすめです。