紫外線・日差し・異物から目を保護する登山用サングラス。安全で快適な山登りを楽しむのに欠かせない登山グッズのひとつです。機能性やデザイン性など多彩なラインナップのため、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、登山用サングラスのおすすめアイテムをメンズ・レディースに分けてご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、お気に入りを見つけてみてください。
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登山用サングラスのメリット

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登山用サングラスをかけることで、日差しや枝、砂埃などから目を保護できるのがメリット。標高が高くなるほど紫外線量が増えるため、肌だけでなく目の紫外線対策にも注意が必要です。
夏の強い日差しや雪山での照り返しといった、さまざまな光による眩しさを軽減できるのも魅力。偏光レンズにより視界がクリアになり、山道の状況を見やすくなります。また、枝・虫・砂埃などが目に入るのをガードできるのもポイントです。
ファッション用サングラスだと山登りに適した機能を備えていないモデルが多いため、山での使用を前提とした登山用サングラスを選ぶことが大切。本格的な山行から低山ハイキングまで、標高の高さを問わず快適で安全な山登りをサポートする便利なアイテムです。
登山用サングラスの選び方
UVカット率をチェック

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登山中は紫外線の影響を受けやすい面があるので、紫外線対策は必須。標高が高くなるほど紫外線量も増えるため、できるだけ紫外線の遮断性能が高いモデルを選ぶのがおすすめです。
UVカット率99%以上、もしくはUV透過率が1%以下であれば、登山でも問題なく使いやすいのがポイント。UVカット率は数値が高いほど紫外線をカットして、UV透過率は数値が低いほど紫外線を通しにくくする効果が期待できます。
また、「UV400」と表記されているモデルも登山にぴったり。UV400は400nm以下の波長の紫外線(UVAとUVB)を99%以上カットする性能を表しています。
可視光線透過率をチェック

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可視光線透過率とは、レンズが通す光の割合のことです。0~100%で表記されており、数値が低いほど光を通しにくいのが特徴。0%であれば視界が真っ暗で、100%なら透明レンズと同様に光を完全に通します。
可視光線透過率が低いほど、レンズの色が濃くなるのがポイント。登山で使用する場合は、可視光線透過率15~45%程度を目安にするのがおすすめです。
日差しが強いときや標高が高い山に登る際はレンズの色が濃い15%前後、雨天・曇天・早朝・夕方といった暗いシーンであれば、30~45%程度が適しています。
必要以上に可視光線透過率が低いと、視界が悪くなったりコミュニケーションがとりにくかったりする場合があるのも注意しましょう。
レンズの種類をチェック
偏光レンズ

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偏光レンズは、レンズとレンズのあいだに特殊なフィルターを挟み込んでいるのが特徴。特定の方向に振動する光だけを通して、雪山の照り返しや水面の反射光をカット。眩しさやぎらつきを抑えて、クリアな視界を確保できるのが魅力です。
反射光や散乱光による偏光をカットして、対象物本来の色や形を見やすくするのがメリット。可視光線透過率はやや低めで、晴れた日の高山や雪渓歩きなどで重宝します。また、登山だけでなく、スノースポーツや釣り、アウトドアにもおすすめのタイプです。
一方、レンズカラーが濃い傾向があるため、スマホ・タブレット・カーナビといった液晶画面が見えにくい点は留意しておきましょう。
調光レンズ

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調光レンズは、紫外線量に応じてレンズの色が変わるのが特徴です。紫外線量が少ない室内では、通常の眼鏡のように色が薄く変化。屋外に出て紫外線量が増えると、色が濃く変わります。環境に応じて自動で変色するので、クリアな視界を確保しやすいのが魅力です。
室内でも使用できるため、出入りのたびに着脱したりサングラス・眼鏡を複数本持ち運んだりする手間を軽減できて便利。屋内外の行き来が多いときや明暗の差が大きいところを歩くときなどに重宝する機能で、登山用サングラスをかけっぱなしにしたい方にもおすすめです。
ただし、紫外線量だけでなく、気温の影響も受けやすいのがポイント。気温が高いとレンズの色が薄く、気温が下がると色が濃く変色します。
ミラーレンズ

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ミラーレンズは、レンズ表面に鏡のように反射する加工を施しているのが特徴。光を吸収して眩しさを軽減する一般的なサングラスとは異なり、光を反射させることで目を効果的に保護できるのがメリットです。
レンズの色が濃いほど、反射度が高まる傾向があります。レンズのベースカラーが濃いモデルであれば、夏の強い日差しでも眩しさを覚えにくいのが魅力。野球・ゴルフといった屋外スポーツでもよく使用されているタイプです。
景色などがレンズ表面に写り込むため、スタイリッシュな印象をプラスできるのもポイント。シンプルなコーディネートでも、ミラーレンズを着用するだけでアクセントとして活躍します。
一方、レンズの内側に自分の顔や背後の景色が写り込む、裏写りが発生しやすいのが難点。視界がぼやけたり、見えにくかったりするケースがあります。また、コーティングが傷付くと修復できないので、取り扱いには注意しましょう。
レンズのカラーをチェック

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登山用サングラスのレンズには、さまざまなカラーが使われています。カラーによって効果や顔の印象が変わるため、シーンや好みに合わせながら選びましょう。
ブラウン系は、コントラスト効果が高くて足元をはっきりと見やすいのが魅力。肌馴染みがよいカラーでもあるので、柔らかい印象に仕上げられるのもポイントです。
グレー系は光を均一にカットして、裸眼に近い自然な見え方をするのが特徴。自然な見え方で色調の変化が少ないため、初心者にもおすすめです。。イエロー・オレンジ系は、視界を明るくする効果を発揮。雨・曇天・早朝・夜間といった薄暗いシーンで活躍します。
グリーン系は、植物の緑がくっきり見えるので景色を楽しみやすいのがメリット。ブルー系は眩しさを和らげるうえ、見た目にもクールで清涼感がある印象を与えます。
フィット感と軽さに注目

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登山用サングラスは、目への保護力や見やすさだけでなく着用感も大切なポイント。登山中は体が上下左右に大きく動いたり汗をかいたりするため、フィット感が高いモデルを選びましょう。
顔にフィットしていないと、登山用サングラスの機能性を十分に活かせないので注意が必要。動きや汗によってズレやすく、視界の安定性に影響する可能性があります。
フレームのカーブが顔の形状に合ったモノは、ズレを抑制しやすいのがポイント。ノーズパッドやテンプル部分が調節できれば、フィット感を高められます。海外メーカーであれば、日本人の顔型にフィットしやすいアジアンフィットモデルを選ぶのがおすすめです。
また、登山は長時間歩くケースが多いので、軽量モデルのほうが耳や鼻への負担を軽減できて便利。重さがないぶん、顔を動かした際にずり落ちるのを予防しやすいのもメリットです。
度付き眼鏡を使っているならオーバーグラスやインナーフレームが便利

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オーバーグラスとは、普段使っている眼鏡の上から装着できるサングラスのことです。度付きサングラスを別途で作る必要がなく、いつもの眼鏡をかけたまま紫外線・日差し対策ができるのが魅力。複数本持ち歩いたり取り替えたりする手間を軽減できます。
度付きサングラスを作るより、コストを抑えやすいのもメリット。なかには、単体使いできるモデルもあります。
インナーフレームとは、登山用サングラスの内側に度付きのレンズを取り付けるためのフレームのことです。度数が変わっても、レンズ交換が簡単に行いやすいのが魅力。ただし、インナーフレームが目立ってしまうケースもあります。
度付き眼鏡を使っている方は、度付きレンズを装着できる登山用サングラスだけでなく、オーバーグラスやインナーフレームもチェックしてみてください。
登山用サングラスのおすすめブランド
モンベル(mont-bell)

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「モンベル」は、1975年に誕生した日本発のアウトドアスポーツ用品メーカーです。「機能美」と「軽量と迅速」をコンセプトに、登山・キャンプ・サイクリングなど多彩なジャンルの製品を展開。初心者から上級者まで扱える、機能的なアイテムが揃っています。
モンベルの登山用サングラスは、軽量で優れたフィット感を発揮するモデルが多いのが特徴。シーンに合わせてレンズ交換できたりコンパクトに折りたためたり、実用的な設計で使い勝手がよいのも魅力です。また、オーバーグラスもラインナップされています。
オークリー(OAKLEY)

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「オークリー」は、アメリカ発のスポーツ&ライフスタイルブランドです。優れた技術力を搭載したアイテムを多数開発。アイウェア界のリーダー的存在で、アパレス・フットウェア・時計なども手掛けています。
オークリーの登山用サングラスは、機能的にもデザイン的にもバリエーションが豊富。シーンや好みに合わせながら、こだわりの1本を見つけやすいのが魅力です。また、度付きレンズに対応できるモデルも展開。普段使い・ドライブ・スポーツシーンでも活躍します。
登山用サングラスのおすすめ|メンズ
モンベル(mont-bell) ストリームグラス 1109238

大型一眼レンズを使用した登山用サングラスです。広い視野を確保でき、風の巻き込みが少ないのがポイント。UVカット率は99%以上なので、目元をしっかりガードできるのが魅力です。
可視光線透過率は20%で、日差しの強い日中の使用に適しています。また、レンズはポリカーボネート製で、傷に強いのが特徴。レンズ内面側には曇り止め加工を施しているため、水分を吸収して曇るのを予防します。
日本人の顔にフィットするフレーム形状を採用。調節式ノーズパッドを搭載しているので、優れたフィット感を味わえます。軽量で装着時の負担も軽減できるため、かけ心地を重視したい方におすすめです。
モンベル(mont-bell) トレッキング オーバーグラス PL 1109237

眼鏡の上からかけられるオーバーグラスタイプの登山用サングラスです。偏光レンズを採用しているので、反射光やぎらつきを抑制してクリアな視界を確保可能。内面には曇り止め加工を施しているため、水分を吸収して曇るのも予防します。
UVカット率は99%以上で、可視光線透過率は20%。ノーズパッドを搭載しているので、単体でも使えます。アジアンフィットタイプのため、自然なフィット感を得られるのが魅力。使い勝手のよいオーバーグラスを探している方におすすめです。
オークリー(OAKLEY) Flak 2.0 Low Bridge Fit OO9271
人気ブランド「オークリー」の光学技術を結集させた登山用サングラスです。プリズムレンズを採用しており、色調・コントラスト・細部が鮮やかな視界を実現。偏光レンズや度付きレンズの装着も可能です。
心地よい装着感を味わえるイヤーソックスとノーズパッドを使用。耐久性が高く、軽やかなかけ心地が持続するので、快適で安全な歩行をサポートします。
スワンズ(SWANS) SPRINGBOK 偏光レンズモデル SPB-0151
日本人にもっともフィットしやすいサイジングを採用した登山用サングラスです。テンプルエンドを内側に曲げれば、頭部の形状に合わせた微調整が可能。ノーズパッドも指で幅調節が行えるので、フィット感を重視したい方におすすめです。
偏光レンズ・調光レンズ・ミラーレンズなどバリエーションが豊富。レンズ交換もできるため、シーンに応じて使い分けられます。さまざまなスポーツシーンで活躍する機能を搭載した二眼レンズモデルです。
ダンシェイディーズ(DANG SHADES) LOCO vidg00349
独自開発のアジアンフィットデザインを採用した登山用サングラスです。日本人を含むアジア人の顔にフィットする形状なので、心地よい装着感を味わえるのが魅力。ハードに動いても優れたフィット感が持続するため、快適で安全な歩行をサポートします。
偏光レンズを使用しているので、反射光やぎらつきを抑制しながらクリアな視界を確保。UVカット率99.9%・UV400と、紫外線対策も可能です。また、レンズ素材にはポリカーボネートを採用しており、軽量で耐衝撃性・耐候性に優れています。
おしゃれなデザインで、シャープな印象をプラス。コーディネートしやすいため、登山・スポーツ・普段使いと幅広いシーンで活躍するおすすめモデルです。
スミス(SMITH) Embark
取り外し可能なサイドシールドが付いた登山用サングラスです。すき間から日差しや異物が侵入するのを防ぎながら、クリアな視界を確保できるのが魅力。ゴーグルのストラップからインスパイアされた、ストラップリテイナーも付属しています。
色彩を鮮明にするクロマポップ偏光レンズを採用。水滴・汚れを落としやすい撥水コーティングや、レンズ裏面への反射を軽減する反射防止コーティングも施しています。
テンプルは曲げられる素材を採用しているため、フィット感の調節が可能。ノーズとテンプルにはラバー素材を配置しているので、ズレも予防します。
登山用サングラスのおすすめ|レディース
モンベル(mont-bell) トレールグラス スモール PL 1109223

重さ16gと軽量な登山用サングラスです。テンプルとフロントフレームには超弾性ナイロン樹脂を採用しており、優れたフィット感を発揮。2段階調節できるノーズパッドも搭載しているため、心地よい装着感を味わえるのが魅力です。
アジアンフィット仕様で、顔が小さい方におすすめのフレームデザインを採用。また、瞳孔の位置にレンズの光学中心が合うようにしているので、長時間使用しても疲れにくいのがメリットです。
偏光レンズを使用しており、UVカット率は99%以上で可視光線透過率は15%。天候・時間帯・フィールドの状況に応じて、レンズ交換も可能です。
オークリー(OAKLEY) EVZero Path Low Bridge Fit OO9313
マルチに活躍する登山用サングラスです。登山・トレーニング・ランニングなど、幅広いシーンで使えるのがおすすめポイント。イヤーソックスやノーズパッドは汗をかいても高いグリップ力を発揮するため、パフォーマンスに集中しやすいのがメリットです。
光学的に精密な3点ホールドでレンズを固定するので、掛け心地と見やすさを両立しているのが特徴。軽量で耐衝撃性に優れているため、長時間心地よい装着感が持続します。
色調・コントラスト・細部が鮮やかで、クリアな視界を確保しやすいプリズムレンズを採用。偏光機能やUVカット機能も備えています。
スワンズ(SWANS) FACEONE ミラーレンズモデル FO-3501
顔との一体感が高い登山用サングラスです。こめかみをしっかり掴むグラビングテンプルを搭載しており、ブレを抑制。キャップ・ヘルメットの装着も想定した細めのテンプル形状で、発汗時にもフィット感をキープする滑り止め加工を施しています。
ノーズパッドは指で微調整ができるため、鼻幅に合わせて装着可能。ラバー素材を使用しているので、汗をかいてもずり落ちるのを予防します。
本製品は日差しや眩しさを効果的にカットするミラーレンズタイプ。UVカット機能も備えています。ハードな動きにも対応するので、パフォーマンス性を重視したい方におすすめです。
サンスキー(SUNSKI) ヘッドランド ブルー SUNHL-BL
クラシックでおしゃれなフォルムが魅力の登山用サングラスです。さまざまな顔に合わせやすいユニバーサルフィット仕様なので、手軽に使いやすいのがメリット。登山はもちろん、普段使いやスポーツシーンでも活躍します。
レンズはブラックベースで、ブルーのミラーコーティングを施しているのが特徴です。可視光線透過率は15%で、紫外線透過率は0%。偏光機能も備えています。
おしゃれで高機能ながら、価格が比較的安いのもうれしいポイント。コスパ重視の方にもおすすめです。
フロート(FLOAT) MAIA GRAY
フレームサイズが小さい登山用サングラスです。クラシックシェイプなので、普段使いもしやすいのがメリット。カラーバリエーションが充実しているため、好みやウェアに合わせながらコーディネートも楽しめます。
グレーレンズを採用しており、色味を変えずにナチュラルな景色を楽しめるのが魅力。紫外線透過率は1%未満です。また、可視光線透過率は15%で、偏光機能も搭載。反射光やぎらつきを抑制しながら、クリアな視界を確保できます。
フレーム・テンプルともに軽量素材を使用。おしゃれなデザインで使い勝手のよいモデルです。
ゴリックス(GORIX) スポーツサングラス 調光レンズ インナーフレーム付き gs-trans790
紫外線量によってレンズが変色する調光レンズを使った登山用サングラスです。シチュエーションに応じて色が変わるため、かけっぱなしにしやすいのが特徴。明暗差が大きいルートを歩行する際にも便利です。
UVカット率98%以上のUV400レンズを使用。幅広レンズなので、目や目元を紫外線からガードします。また、人間工学にもとづいた設計を採用。上下左右に調節できるノーズパッドや柔らかいゴム製の耳かけも搭載しているため、長時間装着しても心地よさが持続します。
インナーフレームが付属しているので、度数付きのレンズも装着可能。ケースやソフト収納バッグが付いているため、持ち運びや保管が簡単です。
紫外線・日差し・異物などから目を保護する登山用サングラス。タフな条件下でもクリアな視界をキープするのに役立つため、安全で快適な登山を楽しむのに欠かせないアイテムです。レンズの機能性や見やすさだけでなく、装着感も考慮しながら選ぶことが大切。お気に入りを見つけて、さらに登山を楽しみましょう。