ハンディGPSとは、手で持って使える小型のナビゲーションシステムのこと。衛星からの情報によって現在位置を得ることができ、登山などのアウトドアアクティビティで活躍してくれるアイテムです。

スマホにもGPS機能が搭載されていますが、電波状況の悪い深い谷や沢沿いを通るアウトドアの場合にはハンディGPSを持っておくのがおすすめ。そこで今回は、ハンディGPSの選び方とおすすめのモデルをご紹介します。

ハンディGPSの選び方

どの捕捉衛星に対応しているか

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GPSの種類はアメリカ製の「GPS」ロシア製の「グロナス」日本製の「みちびき」の3種類で、グロナスやみちびきの情報を把握できる機種はまだ限られていいるのが現状です。しかし、みちびきが4機体制になる2018年以降はGPSを取り巻く状況も変わってきます。どの衛星に対応しているのか、というのは機種によっても異なりますので、判断基準のひとつとして頭の中に入れておきましょう。

GPS

アメリカの国防省が運営する衛星測位システムのことで、正式名称は「Global Positioning System」。地球の周りにある約30個の衛生を利用して、自分がいる場所を特定します。GPSは元々が軍事用に開発されている為、規制が厳しかったのですが、2000年に緩和措置されて以降、民間利用におけるGPSの精度が向上し、幅広く利用されるようになりました。

グロナス

ロシアが運営している衛星測位システムで、正式名称は「Global Navigation Satellite System」。かつてのソビエト連邦が開発運営していて、ロシア経済の崩壊によって一時システムが衰退しかけていましたが、近年インド政府の協力も得て、システムの修復に成功。2011年には全世界で実用可能となりました。

みちびき

日本が運営する衛星測位システムのことで、正式名称は「順天頂衛星システム」と呼び、英語では「QZSS」と表記されています。ちなみに、衛星側位システムとは衛生からの電波によって位置情報を計算するシステムのことで、みちびきはGPSの日本版といえます。今後、衛星の数が増えて、より精度が向上されていく事が期待されています。

駆動時間をチェック

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ハンディGPSのバッテリーの駆動時間については、短くて10時間程度、長いモノで20時間以上稼働する機種もあります。山の大きさや登山の目的によっても異なりますが、一度山の中に入ると降りてくるまで、長丁場になることを覚悟しておいた方がよいといえます。

特に登山初心者の方は、なるべくバッテリー稼働時間が長いタイプがおすすめ。また、電源に単三乾電池を利用している機種であれば、何個か常備しておくことで駆動時間の短さを回避することも可能です。

地図の有無

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地図の有無やわかりやすさ、精度などは機種によって変わってきます。ある程度の現在位置や自分が歩いてきた経路を把握できればよいという方であれば、地図無しの機種でも問題ありません。ただし、実用的な点や使用する上での安心感を求める方にはより地図の精度が高い機種をおすすめします。

持ちやすさ

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GPSは、基本的に歩きながら片手で持って使います。性能がよくても大きすぎると、結局扱いづらく邪魔になってしまうので、自分の手にあったサイズを選ぶのがおすすめです。また、リュックに付けられるかも要チェックポイントです。

また、操作性も重要。操作ボタンの設計や配置、画面の見やすさなど、位置情報やルートを確認する際にアクセスがいいかどうかも確認しておきましょう。

ハンディGPSのおすすめ

ムーブオン ヤマナビ2.5 NVG-M2.5

みちびきに対応したハンディGPSです。登山ルートを作成する際に、事前にパソコンで地図をダウンロードするという面倒な作業をする必要がないのがポイント。国土地理院のデータベースが収録されており、ルート作成機能も搭載されているので、本機でのタッチ操作だけで行うことができるという点が魅力です。

IPX6規格の防水性能も有しているので、天候に左右されずに使用できます。画面サイズは3インチの見やすい大きさで、重量も122gの軽量な仕様です。さらに、専用のモバイルポーチも付いているので、持ち運びの際にも便利。なお、本製品は”東日本版”と”西日本版”の製品があるので、購入の際は注意してください。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS eTrex 20J 97016

ハンディGPS業界で代表的なメーカーであれる、ガーミンからリリースされている「eTrex」シリーズ。衛生は、GPS・みちびき・グロナスに対応しており、深い谷などでも衛生を見失ってしまうことが少ないのが魅力。バッテリーの稼働時間は最長25時間なので、長時間の登山にもおすすめです。

電源には、入手しやすい単3電池を採用。重量は148gと軽量ながら、耐水性や耐衝撃性にも優れています。画面サイズは2.2インチと片手操作もしやすいサイズ感。

また、microSDスロットを搭載しているため、メモリチップを用意して自分が好きな地図を表示させられるのもうれしいポイントです。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS Oregon650TCJ2 106635

本製品は、日本登山地図と日本詳細道路地図の2つのデータを搭載しており、山の中はもちろん市街地でも案内可能です。高解像度のカラーディスプレイで見やすく、タッチパネル式で地図を切り替える操作も簡単。

また、写真を撮影した場所の緯度と経度の情報を記録できるカメラを搭載しているのも魅力です。ワイヤレス通信も可能なので、対応機器間で、ルートや軌跡などのデータを送受信できます。

バッテリー稼働時間は約16時間と長時間使用でき、重量も209gと軽量で小型な仕様です。登山以外にも、釣りや自転車などのアウトドア全般で使いたい方におすすめ。幅広いシーンで活躍してくれる機種を探している方におすすめの1台です。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS eTrex Touch 35J 132519

ルート検索も可能な、日本詳細地形図があらかじめインストール済み。衛生は、GPS・GLONASS・みちびきの3種類に対応しており、衛生を見失ってしまう心配が軽減されています。また、高度計も搭載しているので、山でのアクティビティにもしっかりとサポートしてくれるのが魅力です。

さらに、microSD用のスロットを搭載しているため、日本詳細道路地図などを入れることでカーナビの代わりとしても使用できます。

2.6インチカラーのタッチスクリーンディスプレイは、直射日光下でも見やすい仕様。IPX7等級の耐水性を有しており、天候を問わず使用可能。バッテリー寿命は16時間で、単三電池で動く仕様です。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS 日本語仕様 city+山岳詳細地図 GPSMAP 64s

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アンテナが特徴的な、プロに選ばれ続けているフラッグシップモデル。受信感度の影響が少なく、GPSとしての精度が高いのが特徴です。海でも山でもアンテナが電波をしっかりと拾ってくれます。

IPX7規格の防水性能や三軸コンパス、気圧高度計など機能的にも充実。基本言語は英語ですが、ボタンの文字などは日本仕様にカスタマイズされていて、説明書も日本語に翻訳されています。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS Oregon750TJ 167236

地形図情報だけでなく詳細道路情報まで収録されているので、登山以外のルート検索にもおすすめ。IPX7規格の防水性能とハードな登山にも耐えられる耐衝撃性を兼ね備えているだけでなく、カラータッチパネルが直感的な操作を可能にしています。

カメラ機能に加え、電子コンパスや気圧高度計、Wi-Fi対応と機能も充実。総合的にクオリティが高くバランスがとれているので初心者から上級者までおすすめのハンディGPSといえます。

ガーミン(GARMIN) 登山用ハンディGPS eTrex 10J 97006

画面サイズが小さくモノクロ表示ですが、GPS機能の精度や分かりやすさなど必要最低限の性能は十分に備えています。バッテリー稼働時間は25時間と長時間対応で、防水性や衝撃にも耐えられるボディなので天候が変わりやすい山で使う際にも便利。お手頃価格なので、エントリーモデルとしておすすめのハンディGPSです。