食べたい量だけ自宅で簡単に精米できる家庭用の「精米機」。コンパクトなモデルから本格的なモデルまで、さまざまなタイプが販売されています。
本記事では、おすすめの家庭用精米機をご紹介。メリット・デメリットのほか、精米方法ごとの特徴や違い、選ぶ際にチェックしておきたいポイント、おすすめのメーカーなどもあわせて解説するので、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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精米機のメリット・デメリット
精米機を使うメリットは、精米したての新鮮で美味しい米を食べられること。米は玄米から精米すると表面が酸化しやすく、時間が経つと風味が落ちてしまいます。玄米で保管しておき都度精米すれば、毎回新鮮な米で炊いたご飯を楽しめます。
また、モデルによっては精米度を自由に調節できる点も魅力です。3分・5分・7分づきといったように精米の具合を調節すると、玄米の食べにくさを抑えながら栄養を摂取できます。
一方、デメリットは毎回精米する手間がかかること。精米後にはかならずぬかが発生し、ぬかを放置しておくとカビや虫が発生する原因にもなるので、毎回丁寧に掃除する必要があります。
また、精米機によっては運転中に大きな音や振動も発生するため、周囲に迷惑がかからないかどうか確認する必要がある点にも注意しましょう。
家庭用精米機のおすすめメーカー
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、幅広いジャンルのアイテムを取り扱うメーカーです。洗濯機や冷蔵庫、オーブントースター、掃除機といった定番の家電のほか、収納家具や寝具、食品などさまざまなアイテムを販売しています。
同メーカーの家庭用精米機は40種類の米の銘柄に対応している点が特徴。銘柄にこだわって米を選んでいる方におすすめです。
ツインバード(TWINBIRD)
ツインバードは、さまざまな家電を取り扱う人気メーカーです。掃除機や洗濯機といった生活家電のほか、冷蔵庫や電子レンジ、オーブントースターなどのキッチン家電、空気清浄機や扇風機といった空調家電も販売しています。
ツインバードの家庭用精米器は、おしゃれなデザインかつコンパクトなのが魅力。機能性にも優れているのでコスパ重視の方におすすめです。
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
象印マホービンは、「魔法瓶」と呼ばれる真空断熱技術を用いた製品を中心に展開している人気メーカー。タンブラーや水筒、電気ポット、ケトルなどのほか、炊飯器やオーブンレンジ、コーヒーメーカーといったキッチン家電も充実しています。
家庭向けに圧力式の精米機を展開している点も特徴です。最大で1升までの米をまとめて精米できる大型のモデルもラインナップされており、大量の米を精米したい方に適しています。
家庭用精米機のおすすめ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 家庭用精米機 銘柄純白づき RCI-B5
高性能なおすすめの家庭用精米機。最大で5合分の米をまとめて精米できます。旨味や栄養素が多く含まれる亜糊粉層を残しながら、表面を覆うぬか層を丁寧に取り除ける点が特徴です。
精米カゴの内側に突起を設けた「ディンプルメッシュ構造」を採用しており、米同士の摩擦を促進しながら米の浮き上がりも防止できます。米が精米中に傷ついたり割れたりするのを防ぎ、美しい精米に仕上げやすい設計です。
米の銘柄にあわせた設定で精米できる点も魅力。本体には6種類の銘柄が表記されており、合計で40種類の銘柄にあわせた精米が可能です。また、無洗米モード・胚芽米モード・白米みがきモードといった用途にあわせたモードも用意されています。
モードや合数などを指定しボタン押すだけの簡単操作もポイント。精米が終了するとアラームが鳴って知らせてくれるので、忘れてしまう心配はありません。
ツインバード(TWINBIRD) コンパクト精米器 精米御膳 MR-E751
小型の家庭用精米機を探している方におすすめのモデル。本体サイズが約幅200×奥行き310×高さ250mmとコンパクトなので、省スペースで使用できます。使わないときも、キッチンの棚に無理なく収納しやすい設計です。
精米時に米から出る音やモーターの音などが配慮されています。集合住宅や夜中など音が気になる環境でも気軽に使いやすい点が魅力です。5合の玄米を精米するのにかかる時間が約3分30秒と短く素早く準備できます。
精米モードが4種類用意されているため、好みにあわせて仕上がりを調節できるのも嬉しいポイントです。また、精米されてから時間が経ち表面が酸化してしまった米も、「白米みがきモード」で精米したてのような状態に近づけられます。各部品は分解できるため、使用後は簡単にお手入れできます。
タイガー魔法瓶(TIGER) 精米器 RSF-A100
精米方法にかくはん式を採用している、おすすめの精米機。3段階で回転数を調節しながら精米する「変速かくはん式精米」に対応しています。内部には4枚の精米はねが搭載されており、精米中の米の割れや温度上昇などを抑えられる点が特徴です。
もち米・古米みがき・やわらか玄米・白米強めなど、合計で10種類のコースを搭載しています。米の種類や好みの仕上がりなどにあわせて使える設計です。また、玄米に「かくしカット」を施して吸水しやすくする、独自のコースも用意されています。
精米時に発生したぬかは、「一体取出しぬかボックス」に溜まる構造です。米を取り出す際にぬかがこぼれたり、本体内部にカビや虫が発生する心配を軽減できます。また、ふた・ぬかボックス・精米カゴ・精米はねは分解して洗えるので、お手入れしやすいのもポイントです。
本体には取っ手も搭載されており、移動や持ち運びも簡単。収納しやすいコードリール式なのも嬉しいポイントです。
山本電気(YAMAMOTO) MICHIBA ライスクリーナー 匠味米 MB-RC52
使い勝手がよく価格も比較的安い、おすすめの精米機。5合までの精米に対応しているので、子供が多い家庭でも使用できます。5合分の精米にかかる時間も2分30秒と短く、忙しい家事の合間にサッと終わらせられる点も魅力です。
白米のほか、8分・7分・6分・5分・4分・3分・2分・胚芽米に仕上がりを調節できます。また、白米をさらに磨き上げる「みがき米機能」も用意されており、1台で幅広い使い方ができるのも魅力です。
ぬかと米が自動的に分離されるため、お手入れも簡単。清潔な状態で使い続けられます。小型なうえカラーバリエーションが3色用意されており、キッチンのインテリアや雰囲気にあわせて好みの色を選択可能です。
高性能でコスパのよい精米機を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
サタケ マジックミル キッチン用精米機 RSKM300
操作がわかりやすく使いやすい、おすすめの精米機。本体の天面に操作パネルが搭載されており、各ボタンが大きく見やすく配置されています。操作時に音が鳴ったり点字が用意されていたりなど、さまざまな方にとって使いやすい設計です。
1度に精米できる米の量は、5合まで。5合を精米するのにかかる時間が4.5分と短いのも魅力です。米の仕上がりの白さを調節する機能も搭載されています。また、白米だけではなく胚芽米に仕上げるモードも搭載。ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素を残して精米したい方におすすめです。
精米部分にはハンドルが搭載されているほか取り外しにも対応しており、精米後に米を移したり本体を移動させたりなどを簡単に行えます。精米後のお手入れもしやすく、清潔な状態をキープしやすいのも特徴です。
山本電気(YAMAMOTO) ライスクリーナー 極め胚芽 YE-RC21A
シンプルで使いやすい、おすすめの精米機。2合までの米を精米できるので、一人暮らしの方に適しています。操作パネルがわかりやすく、米を入れてボタンを押すだけのため初心者でも迷わずに使用可能です。
仕上がりは、2~8分づきまで1段階刻みで調節できるほか、白米や上白米などにも対応しています。無洗米にも仕上げられるので、米をとぐのが面倒な方にもおすすめ。また、再精米に対応しているのも便利なポイントです。
精米後に白米・胚芽・ぬかに分けられるため、胚芽やぬかなどを活用可能。胚芽を白米に混ぜて炊いたり、スープに混ぜたりなどさまざまな使い方ができます。
サイズがコンパクトなので扱いやすく、省スペースで収納可能です。パーツは取り外し可能なのでお手入れも簡単に行えます。
山本電気(YAMAMOTO) ライスクリーナー ShinBisen YE-RC17A
静音性に優れている、おすすめの精米機。運転時の振動を軽減しやすいように設計されているほか、遮音性に優れたパッキンも搭載されており、精米時の音が抑えられています。マンションなどでも使いやすい点が魅力です。
上白米や白米に加えて、8分・7分・6分・5分・4分・3分・2分づきに調節して仕上げられます。胚芽米にも対応しており7分・5分・3分づきの3段階で調節できるほか、「胚芽白米仕立て」にも対応しており、好みの食べ心地に設定可能です。
無洗米に仕上げる機能も搭載されているため、毎回炊飯前に米をとぐ手間を抑えたい方にもおすすめ。容量も5合と大型なので家族全員分の米をまとめて精米可能です。また、一人暮らしで数日分の米をまとめて用意したい場合にも適しています。
ぬかと米が自動的にしっかりと分離されるため、使用後のお手入れも簡単です。
エムケー精工 小型精米機 COPON SMH-201W
小型の精米機を探している方におすすめのモデル。一般的な2Lのペットボトルに近いサイズを実現しており、限られたスペースでも無理なく使用できます。使わないときの収納にも場所を取りにくく、必要なときにサッと準備しやすいのが魅力です。
コンパクトながら0.5~2合の米をまとめて精米できます。仕上がりを12段階で調節できるほか、胚芽・白米・上白コースも搭載。時間が経過して酸化した白米の表面を磨く「リフレッシュ」や、無洗米機能にも対応しています。
特殊な形状の羽根が搭載されているうえ、精米バスケットには凹凸がなく滑らかに設計されているので、米の割れを防止しながら精米可能。価格が比較的安いのも魅力のひとつです。
エムケー精工 新鮮風味づき SM-500W
対流式の家庭用精米機。精米バスケット内に搭載されている羽根が回転し、優しく精米できます。米から剥がれたぬかは遠心力によってバスケットの外に飛ばされるので、再付着を抑えられるのが特徴です。
仕上がりは、白米のほか7分づきと5分づきから選択できます。また、胚芽にも対応しているため胚芽の栄養素を逃したくない方にもおすすめです。米とぎ機能の搭載もポイント。水を使わずに米をとげるので節水効果も期待できます。
マイコンで制御されており、コースと量をボタンで選択しスタートキーを押すだけで自動的に動作するのも魅力です。操作パネルの配置や各種ボタンのサイズもわかりやすく、初心者でも操作できます。
精米バスケットは取り外しに対応しておりハンドルも搭載されているため、精米後はバスケットだけを持ち運び可能です。
象印マホービン(ZOJIRUSHI) 家庭用精米機 BR-WA10
大量の米をまとめて精米できる、おすすめの精米機。精米の方式に本格的な圧力式を採用しています。米同士を優しくこすりあわせながらぬかを取るので米が傷ついたり割れたりしにくく、美しい白米に仕上げやすい点が特徴です。
最大で1升の米を投入して精米できる、大容量設計も魅力。精米度は15段階から選択できるため、好みの仕上がりに調節できます。また、酸化した古い米を新鮮な状態に近づけられる「白米フレッシュコース」も利用可能です。
胚芽の栄養素を逃したくない方向けに、胚芽コースも搭載されています。精米時に出たぬかはぬか受けに溜まっていく仕組みなので、精米中に混ざってしまう心配が少ないのも嬉しいポイントです。センサーの搭載により、精米が終了すると動作が自動で停止します。
お手入れの際に便利な専用のブラシも付属。手が届きにくい場所まで丁寧に洗えます。
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家庭用精米機の選び方
容量を選ぶ
精米機を選ぶ際に重要なポイントとして、容量が挙げられます。精米機の容量は、普段炊飯器で炊いているご飯の量や家族の人数にあわせて選ぶのがおすすめ。例えば、普段2合のご飯を炊いているのであれば、2合の精米機が適しています。
精米機のなかには、1升の米をまとめて精米できるモデルもあるため、食べ盛りの子供がいる家庭はチェックしてみてください。また、容量で迷っている場合は、バランスがよく種類も多い5合の精米機がおすすめです。
精米方法で選ぶ
かくはん式
かくはん式は、精米カゴの内部に棒や羽根が搭載されており、回転させて米をかくはんさせるタイプです。かくはんにより米同士がこすれたりぶつかったりして表面のぬかが削られていき、少しずつ精米できます。
米同士をぶつけるという仕組み上、仕上がった白米が割れたり欠けたりする場合がある点には注意が必要です。また、モーターの音や米が動く音などが大きく響きやすく、うるさいと感じてしまう場合もあります。
一方で、シンプルな構造のモデルが多く、お手入れしやすい点はメリット。また、種類も豊富にラインナップされています。
対流式
対流式の精米機も、かくはん式と同様に内部に搭載された羽根や棒などを回転させて米を動かして精米します。対流式の精米機にはインダーバーと呼ばれるパーツが搭載されているのが特徴。米の量にあわせて動きが自動で調節されるので、優しく精米しやすい点がメリットです。米の割れや欠けを防ぎたい方はチェックしてみてください。
圧力式
圧力式の精米機は、投入した玄米に圧力をかけながら移動させるのが特徴です。移動する玄米同士が優しくこすりあうことでぬかが剥がれます。米が割れにくく、キレイに精米できるのがメリット。一方、サイズの大きい製品が多いため、家庭で使う場合は事前にスペースなどを確認しておくと安心です。
圧力循環式
圧力循環式の精米機は、圧力式よりもコンパクトで高性能な点が特徴です。圧力式と比較してかける圧力が小さく、米を何度も循環させながら精米していく点が特徴。割れや欠けが発生しにくいのはもちろん、温度の上昇も抑えられます。
家庭でも業務用のような本格的な精米ができる一方、構造が複雑になりやすい点には注意が必要。家庭用としてのラインナップも少なめです。
仕上がり度合いを選択できるかチェック
家庭用精米機のなかには、玄米をただ白米にするだけではなく仕上がりを調節できるモデルもあります。3分・5分・7分づきといったように好みにあわせて調節できるので、玄米の豊富な栄養素と食べやすさを両立できる点が特徴です。
精米後に時間が経過してしまい酸化した米を磨き、新鮮な状態に近づけられる機能を搭載するモデルもラインナップされています。炊飯前に米をとぐのが面倒な方には、無洗米モードが搭載されている精米機もおすすめです。
集合住宅などでは動作音にも着目
多くの家庭用精米機はモーターで動作し精米中に米を大きく動かすので、米がぶつかる音やモーターによる振動などが発生してしまいます。夜中や早朝など家族が寝ている時間帯に使用するとうるさく感じてしまう場合があるため注意が必要です。
時間帯を気にせずに使いたい方には、静音性に優れた精米機がおすすめ。振動を軽減したり遮音できるパッキンを搭載したりしたモデルであれば、運転中の音を軽減可能です。マンションやアパートのような集合住宅で使いたい方は、静音性を謳っているモデルをチェックしてみてください。
お手入れのしやすさをチェック
家庭用精米機を選ぶときは、お手入れのしやすさも事前によく確認しておきましょう。精米機を使用すると、米からぬかが剥がれます。ぬかを放置してしまうと虫やカビなどが発生する原因になってしまうので、速やかなお手入れが重要です。
多くの精米機ではぬかが専用のスペースに隔離されるため、パーツを分解して洗えるモデルがおすすめ。また、モデルによっては手の届きにくい場所を洗えるようにブラシが付属している場合もあります。
精米機があると、毎日精米したばかりの新鮮な米でご飯を炊けます。モデルによっては玄米を白米に精米するだけではなく、表面が酸化してしまった白米を再精米する機能も使用可能です。本記事を参考に、ぜひ自分にピッタリのモデルを見つけてみてください。