ワインを保管するときに役立つワインセラー。10本程度の保管に適した小型モデルも展開されており、ラインナップが豊富に揃っています。ワインセラーごとに動力タイプや機能性などが異なるので、あらかじめ用途を明確にしておくのが大切です。
今回は、小型ワインセラーのおすすめアイテムをピックアップ。ワインクーラーとの違いや選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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ワインセラーとは?

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ワインセラーとは、ワインを保存するための貯蔵専用庫のことです。JIS規格により正式には「ワイン貯蔵機器」と定義されていますが、一般的には「ワインセラー」の名称で広く認識されています。
ワインセラーの役割は、ワインを貯蔵するために適した環境を保ち、長期間の熟成を助けることです。頻繁に扉を開閉する家庭用の冷蔵庫は温度変化が大きいので、ワインを保管する環境として適していません。
ワインセラーなら、ワインに適した湿度や温度をキープできるため、味や香りを引き出せます。ワインを美味しく保管したい方は、冷蔵庫よりもワインセラーがおすすめです。
また、ワインは直射日光を浴びたり振動が加わったりすると劣化が進み、本来の風味が失われてしまいます。ワインセラーのなかにはUVカット機能を搭載したモノや、安定性に優れたワイン棚を備えている製品も多く、中長期の保管も可能です。
ワインセラーとワインクーラーの違い

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ワインセラーとワインクーラーはどちらもワインを保管するアイテムですが、機能性や想定する保管年数が異なります。一般的には、温度や湿度を管理できるのがワインセラーで、冷却機能だけを備えているのがワインクーラーです。
ワインセラーは1℃ずつ細かく温度調節したり、庫内の湿気をコントロールしたりと、ワインを美味しく保管する機能が充実しているのが特徴。ワインの銘柄や飲みごろの温度に合わせて長期間保存したい方は、ワインセラーが向いています。
小型ワインセラーの選び方
ワインの保管本数

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ワインセラーを選ぶときは、ワインを何本収納したいのか明確にしておきましょう。ワインの本数が少ない方や、購入してから短期間で飲みきる方なら10本程度収納できるワインセラーがおすすめです。さまざまな種類のワインを保管したい方や、まとめ買いをする方なら小型のなかでも20本以上収納できる製品が適しています。
なお、ワインボトルを積み上げれば多くのワインを収納できるものの、ボトルを取り出しにくかったり、適切な温度管理ができなくなったりするので注意が必要です。また、ボトルが滑り落ちて割れる危険性も高くなるため、想定よりも多くのボトルを収納できる製品を選びましょう。
さらに、ワインセラーは製品ごとに棚のレイアウトが異なります。ワインのほか、日本酒の一升瓶やマグナムボトルなどを保管したいときは、棚の高さなどもチェックしておきましょう。
動力タイプの違い
ペルチェ方式

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ペルチェ方式のワインセラーは運転音が静かなのが特徴。また、ほかの種類と比べて比較的リーズナブルな価格帯なので、はじめてワインセラーを購入する方にもおすすめです。
しかし、ペルチェ方式は電気代がかかる傾向にあります。さらに、冷却パワーが弱めのため、ワインの温度が安定しにくいことも。静かなモデルを探している方や、本体価格が安いモデルを探している場合にぴったりの方式です。
アンモニア方式

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アンモニア方式は、冷媒のアンモニアと吸収液の水のはたらきを利用した冷却方式です。アンモニアが水に溶けやすい性質を利用して、液体から気体にすることで冷気を発生させます。
ワインセラーのなかには、アンモニア方式を使った独自の「アブソープションシステム」を採用しているワインセラーもラインナップ。振動が少なく、ワインを中長期にかけて保存したい方にもおすすめです。
アンモニア方式のワインセラーは、静音性に優れているのが特徴。運転音が静かなので、リビングやカウンターなど場所を選ばずに設置可能です。
しかし、アンモニア方式はペルチェ方式やコンプレッサー方式と比べて熱効率が劣るため、消費電力量が増えやすい傾向にあります。また、コンパクトサイズの製品が少ない点にも留意が必要です。
コンプレッサー方式

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コンプレッサー方式とは、冷媒ガスを利用して庫内を冷却する方式のことです。一般的に流通している家庭用の冷蔵庫と同じ技術であり、長寿命かつ省電力での稼働を実現しています。
コンプレッサー方式のワインセラーは、ペルチェ方式やアンモニア方式と比べて本体価格は高価ですが、省電力で運転できるため、トータルコストを抑えられるのが魅力です。また、コンプレッサー方式は庫内を一定の温度に保ちやすく、ワインを中長期的に保管したい方にも向いています。
短期保存か長期保存かで選ぶ

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ワインセラーを選ぶときは、短期保存なのか長期保存なのか保存期間を明確にしておきましょう。若いワインを購入して長期熟成させたい方は、冷却性能だけでなく湿度管理機能を搭載した製品がおすすめです。季節ごとに温度や湿度が変わるのを考慮して、庫内環境を一定に維持できます。
購入後すぐに飲み切るなら、冷却性能を重視したシンプルな製品を選んでみてください。エントリーモデルなら、比較的リーズナブルな価格帯で購入できます。なかでもペルチェ式は小型かつ安価なので、一人暮らしの方や少人数世帯の方でも導入しやすいのが魅力です。
音の静かさ

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ワインセラーを選ぶときは、運転音の静かさもチェックしておきましょう。放熱ファンを搭載した製品は運転音が大きくなりやすく、ワンルームや省スペースの住居だと睡眠や仕事の妨げになる可能性があります。
ワインセラーのなかには、冷却性能と静音性を兼ね備えた製品もラインナップ。静音性に加えて価格の安さを重視するならペルチェ方式、静音性と機能性を重視するならコンプレッサー方式がおすすめです。
赤と白で分けて冷やす機能の有無で選ぶ

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さまざまな種類のワインを楽しみたい方は、赤ワインや白ワインなど種類別に冷やす機能を搭載した製品を選びましょう。一般的にワインの保存に適している温度は12〜15℃といわれていますが、飲みごろの温度はワインの銘柄によって異なります。
渋みのある赤ワインは、15〜17℃にするとバランスのよい美味しさを実感できるのが特徴。甘みのある赤ワインは温度を上げると甘みが強くなり、低くするとすっきりした味わいを楽しめます。
白ワインは赤ワインよりも低めの温度が適しており、味の特徴に合わせて4〜9℃の範囲で味わうのが理想です。スパークリングワインは5〜8℃の低い温度にすると泡が抜けにくく、喉ごしがよくなります。ぜひ種類別に冷やせるワインセラーを選んで、飲み頃の温度でワインを楽しんでみてください。
電気代が気になるなら省エネ性能にも注目

なるべく電気代を抑えながらワインセラーを使いたい方は、各モデルの省エネ性能をチェックしてみましょう。とくにコンプレッサー方式を採用したモデルは省電力で運転できるモノが多く、長期的に見れば節約効果が期待できます。
また、動力タイプだけに注目するのではなく、ワインセラーの収納方法も併せて確認してみてください。あまりに多くのワインボトルを詰めすぎると空気の流れを妨げてしまい、消費電力が増加する可能性があります。保管の際は、収納可能本数をよく守ることも重要です。
小型ワインセラーの人気ブランド・メーカー
ルフィエール(Lefier)

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ルフィエールは、ワインセラー専門店「セラー専科」の自社ブランドです。ルフィエールのワインセラーは、ペルチェライン・ベーシックライン・スリムライン・プロラインの4種類をラインナップ。家庭用の小型ワインセラーを求めているなら、ペルチェラインやベーシックラインがおすすめです。
ペルチェラインはコンプレッサー方式と比べて冷却力は弱いものの、小型かつリーズナブルな価格帯なので、はじめてワインセラーを購入する方に適しています。ワインの収納本数は12〜32本程度で、短期保存向きです。
ベーシックラインは、コンプレッサー方式を採用しています。収納本数は15〜55本程度と大容量。さまざまなモデルから選びたい方は、ルフィエールのワインセラーをチェックしてみてください。
デバイスタイル(deviceSTYLE)

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デバイスタイルは、デザイン性や実用性を追求した家電製品を手がけるブランドです。造形美だけを追求するのではなく、冷却性能や使いやすさにもこだわっています。
デバイスタイルのワインセラーは、ラインナップが豊富。ワイン棚を取り外して4合瓶を縦置きできるモノや、専用の留め具を活用してワインセラーをスタックできるモノもあります。
ライフスタイルの変化や、店舗の改装に合わせてワインセラーをカスタマイズしたい方にもおすすめのブランドです。
さくら製作所

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さくら製作所は、2温度管理セラーのパイオニアとして知られているメーカーです。高性能な冷却技術と徹底した温度管理システムでワインの風味を引き出します。
さくら製作所のワインセラーは、独自の冷却技術「スタンドアップボトルクーリングシステム」を採用したモノをラインナップ。縦置きボトルの冷却に特化しており、冷やすべき面を集中的に冷却できます。
寒冷地でも庫内の温度を維持する「加温ヒーター」を内蔵した製品も展開。冷却性能に優れたモノや、温度調節機能が充実したモノを探している方におすすめです。
小型ワインセラーのおすすめ
ルフィエール(Lefier) PELTIER12
外観や操作性をシンプルに仕上げた、気軽に使えるペルチェ方式のワインセラーです。普段使いに適した小型設計で、12本のワインボトルを収納可能。庫内幅に余裕を持たせた作りなので、シャンパンボトルや背が高めのボトルでも問題なく保管できます。
ワイン棚にはゆるやかなカーブが付いたワイヤー棚を採用しており、ボトルをしっかりとホールド。庫内温度は4~22℃まで、タッチパネル操作で1℃単位で設定できます。デジタル庫内温度表示付きのため、設定した温度をひと目で確認できるのもポイントです。
コンパクトかつスタイリッシュなデザインは、幅広いインテリアにフィット。リーズナブルな価格帯で購入しやすく、短期保存向きのワインセラーを初めて使う方にもおすすめです。
ルフィエール(Lefier) BASE18
縦長スリムなデザインで、省スペースで設置しやすい小型ワインセラーです。本体サイズは約幅29×奥行49.8×高さ116cmで、8枚のステンレス棚に加え、最下段にはボトルを美しく見せられる展示棚も搭載。18本のワインボトルやシャンパンボトルを収納できます。
本体上部にはタッチパネルを備えており、ワンタッチで庫内の温度設定などが可能。庫内温度は6~18℃まで1℃単位で調節できます。タッチパネルにはロック機能付きなので、誤操作や子供のいたずらを効果的に防げる点もおすすめです。
冷却性能に優れたノンフロン式コンプレッサーを採用しているのもポイント。扉を頻繁に開閉しても庫内温度を素早く下げられるほか、高い省エネ効果にも期待できます。
デバイスタイル(deviceSTYLE) ツインルームワインセラー DCF-C18W
上部庫内と下部庫内の完全独立制御を実現した、ツインルームタイプの小型ワインセラーです。上下庫内それぞれで、ワインに適した5~20℃の温度を個別に設定できるのが特徴。上部庫内には8本、下部庫内には10本のワインボトルを収納できます。
安定した温度管理を実現している点もおすすめです。扉には温度変化が少ないペアガラスを使用し、庫内灯には紫外線成分をほとんど含まないLED庫内灯を採用することで、庫内温度の上昇を防止。タッチパネルにはオートロック機構付きで、誤操作も効果的に防げます。
ワイン棚はスライド式を採用しているため、ワインボトルをスムーズに取り出し可能。棚の抜け落ちを防ぐストッパーも付いており、安全面にも配慮された設計です。
デバイスタイル(deviceSTYLE) ワインセラー CF-P7
スリムボディを実現した小型ワインセラーです。本体サイズは約幅15×奥行53×高さ83.2cmで、リビングなどのわずかなすき間にもすっきりフィット。扉にはミラーガラスを採用しており、インテリア性にも配慮されています。
コンパクトながら庫内容量は約20Lと広く、7本のワインボトルを収納可能。ワインの保管に適した9~18℃の温度を1℃単位で設定できるほか、見やすいデジタル操作パネルや庫内の温度上昇が少ないLED庫内灯など、充実の基本機能を備えている点もおすすめです。
デバイスタイル(deviceSTYLE) ワインセラー CG-P8S
自由自在なレイアウトを楽しめる小型ワインセラーです。本体背面にACコンセントを搭載しており、同モデルを連結して1台に3台まで接続可能。横に並べて設置できるほか、付属の留め具や固定アタッチメントを使用すれば、2段積み重ねて設置することもできます。
ワイン棚は4枚付属しており、8本のワインボトルを保管できます。また、ワイン棚をすべて取り外すと、4合瓶の縦置き収納にも対応。ワインセラーを複数台使い分けたい方や、日本酒の保管用として活用したい方にもおすすめのモデルです。
さくら製作所 ZERO CHILLED OSK9
業務用基準で開発された、高い冷却能力を備えた小型の冷蔵ストッカーです。庫内温度は0~22℃まで幅広く設定可能。ワインセラーや日本酒セラーとして使えるのはもちろん、ソフトドリンクやビールなど、バリエーション豊富なドリンクの保管に対応しています。
外観はワインセラーをベースにしたスタイリッシュなデザインで、マットな質感のあるフレームが魅力。高い耐久性と優れた熱伝導率を兼ね備えている点もおすすめです。
「スタンドアップボトルクーリングシステム」を採用しており、冷気量を増やすことで庫内を素早く冷却できます。
さくら製作所 FURNIEL SAB-50G
ワインを長期熟成させたい方に適した小型ワインセラーです。パワフルコンプレッサーとDCファンモーターを搭載しており、家庭向けながらプロフェッショナルな保管環境を再現。庫内を素早く冷却できるのに加え、温度・湿度の安定化も実現しています。
3枚のワイン棚のほか、最下段には傾斜付きの展示棚を備え、ボトルを美しくディスプレイ可能。計12本のワインボトルを保管できます。本体サイズは約幅38×奥行47.6×高さ70.4cmです。
ペルチェ式の製品に比べ、省エネ性に優れているのもポイント。年間でかかる電気代を削減できるため、ランニングコストを重視したい方にもおすすめのモデルです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ワインセラー IWC-C161A
高い断熱性を備えた3重ガラス仕様の窓を採用した小型ワインセラーです。設定温度を維持しやすく、省エネ性に優れているのが魅力。16本のワインボトルを収納でき、ワイン棚を取り外せば太めのボトルやロングボトルも保管できます。
庫内温度は4~18℃で設定可能。ワインの種類ごとに最適な温度に調節できます。LED庫内灯を搭載しているので、扉を開けずにボトルのラベルを確認できるのがポイント。温度変化を最小限に抑え、ワインの美味しさを保ちます。
また、扉には鍵付きのため、セキュリティ面を重視したい方にもおすすめ。店舗用として小型ワインセラーを使いたい方にも適しています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ワインセラー PWC-502P
ツインルームタイプで、ワインを種類別に分けて保管できる小型ワインセラーです。温度は上部庫内は8~18℃、下部庫内は12~18℃で設定可能。赤ワイン・白ワインで分けたり、普段用・特別な日用で分けたりと、幅広い用途で使いやすい設計です。
ワインボトルは上部庫内に6本、下部庫内に12本収納できます。ワイン棚は取り外せるため、ロングボトルなども保管しやすい点がおすすめ。操作はタッチパネル式で、上下庫内温度はそれぞれデジタルで分かりやすく表示されます。
グローバル(GLOBAL) muni FS-52
豊富なカラーバリエーションで空間をおしゃれに演出する小型ワインセラーです。ワインの品質を守るための機能性はそのままに、遊び心をプラスした設計が魅力。個性あふれる全5色のラインナップから、インテリアに合うモノを選べます。
本体サイズは約幅36×奥行41×高さ86cmで、最大15本のワインボトルを収納可能。庫内中央にはガラス窓にぴったり収まるよう、ボトルを1本立てて保管できるスペースが設けられているので、見せる収納も楽しめます。
動力タイプはコンプレッサー方式を採用。優れた冷却性能と、高い省エネ性を併せ持っています。庫内の最下段には、ビールやおつまみなどを収納できるフリーボックスを備えている点もおすすめです。防振・制音仕様のため、音が気になる方にも適しています。
プラスキュー(PlusQ) ワインセラー BWC-018PS
エントリーモデルながら、高級感のある木製のワイン棚を備えた小型ワインセラーです。ラベルやボトルに傷が付きにくく安心して保管できるのが魅力。ワイン棚は5枚付属しており、18本のワインボトルを収納可能です。
動力タイプはペルチェ方式で、リーズナブルな価格帯で購入しやすい点もおすすめ。国内製造のペルチェ素子を採用しているため、安定性・耐久性ともに優れているのもポイントです。
ドメティック(Dometic) サイレントカーブ CS32BV2
アンモニア方式を使った独自の「アブソープションシステム」搭載のワインセラーです。振動を最小限に抑えた超静音設計で、高性能な冷却機能の稼働を実現しているのがメリット。家庭用としてだけでなく、業務用としても使える機能性の高さが特徴です。本格的な保管環境を求める方におすすめです。
ゆっくりと庫内の冷却・加温を行うことで、急な温度変化を避けられるのがポイント。また、換気用のカーボンフィルターを搭載しており、常に新鮮な空気を庫内に取り込むことも可能です。
アンモニア方式を使ったワインセラーのなかでは小型なのも利点。ワインボトルは標準で25本、最大で40本まで収納可能です。寝室や書斎など、プライベートルームにもすっきり設置しやすいサイズ感ながら、お気に入りのワインを十分に保管できる点が魅力です。
小型ワインセラーの売れ筋ランキングをチェック
小型ワインセラーのランキングをチェックしたい方はこちら。
小型ワインセラーとひとくちにいってもラインナップはさまざま。価格を重視するならペルチェ方式、静音性・冷却性能にこだわるならコンプレッサー方式のように、重視するポイントで製品を選ぶのが大切です。ぜひ好みの小型ワインセラーを見つけて、美味しいワインを楽しんでください。