用途に応じてメカニカルキーボードを自由にカスタマイズできる「メカニカルキースイッチ」。しかし、赤軸や青軸、茶軸など種類が多く、どれを選べばよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メカニカルキースイッチのおすすめをご紹介します。選び方や軸の特徴も解説もしているので、購入の参考にしてみてください。
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- 目次
- メカニカルキースイッチのおすすめメーカー
- メカニカルキースイッチのおすすめ|赤軸
- メカニカルキースイッチのおすすめ|青軸
- メカニカルキースイッチのおすすめ|銀軸
- メカニカルキースイッチのおすすめ|茶軸
- メカニカルキースイッチのおすすめ|黒軸
- メカニカルキースイッチのおすすめ|クリア軸
- メカニカルキースイッチの選び方
メカニカルキースイッチのおすすめメーカー
チェリー(CHERRY)
チェリーは、メカニカルキースイッチを製造しているドイツの有名メーカー。「CHERRY MXスイッチ」というシリーズを展開しており、高い信頼性と耐久性から定番のキースイッチとして世界中で愛されています。
多くのキーボードメーカーでも採用されており、互換性のあるキースイッチも数多く展開されているのが特徴。「CHERRY MXスイッチ」の軸を基準に、多くのメーカーが赤軸や青軸といったキースイッチを製造しています。
カイル(Kailh)
カイルは、中国の有名メカニカルスイッチメーカー。主に、Boxスイッチ・Speedスイッチ・ロープロファイルを3種類を展開しており、7000万回のキーストロークにも耐えられる耐久性が魅力です。
また、BOXスイッチにはホコリや湿気からスイッチ部分を保護する機能も搭載されており、安心して利用できるのもポイント。ロープロファイルモデルを製造している数少ないメーカーでもあるため、ロープロファイルのキースイッチを利用したい方にもおすすめです。
ゲートロン(Gateron)
ゲートロンは中国のメカニカルキースイッチメーカーです。キーの押し心地がシルクのように滑らかと謳われているのが特徴で、指を滑らせるようにタイピングしたい方におすすめ。3ピンスイッチの製品も多いため、互換性が高いのも魅力です。
リニア・クリッキー・タクタイルの製品をそれぞれ製造しているのもポイント。定番の赤軸や青軸から黄色軸、緑軸モデルなど、さまざまなタイプを販売しています。価格も手ごろで、コスパを重視したい方にもおすすめです。
メカニカルキースイッチのおすすめ|赤軸
チェリー(CHERRY) MX RGB RED
ほとんどのメカニカルキーボードと互換性のある定番の赤軸キースイッチです。高い信頼性が魅力のひとつ。世界中で愛用されているスタンダード製品のため、赤軸を試したことがない初心者にもおすすめです。
キーを押す重さを示す押下圧は軽めな約45g。軽いキータッチで入力を行えるため、文書作成やタイピング作業用におすすめです。クリック音がほとんど鳴らないため、オンラインミーティング中も打鍵音を抑えられます。
また、ライティングを透過する透明なキーを採用しているのもポイント。メカニカルゲーミングキーボードなどで好きな色にキーボードを光らせたい方にも向いています。スイッチはリニア、キーストロークは一般的な約4mmです。
チェリー(CHERRY) MX LOW PROFILE RED MX1B-L2NA
薄型のキーボードにおすすめのロープロファイルタイプの赤軸キースイッチです。リニアスイッチであり、ばねによる抵抗が少ない、滑らかな押し心地が特徴。入力位置は約1.2mm、ストロークは約3.2mmです。
キースイッチの背が低く入力位置も浅いのがおすすめポイント。仕事や普段使いだけでなく、スピーディーな反応が求められるPCゲームにも適しています。RGBライティングに対応しており、ゲーミング用メカニカルキーボードにおすすめです。
耐久性に優れている点が魅力。1億回以上のキーストロークに耐えると謳われています。ホコリや汚れにも強いため長く活用できます。
カイル(Kailh) Kailh Box V2 Switch Red
カイルが手掛けた赤軸メカニカルキースイッチです。人気を博した「Kailh BOXスイッチ」の改良モデルで、ステムは箱型の形状を採用。保護等級のIP54に相当する防塵・防滴性能を備えているのがポイントです。また、ステムには自己潤滑性のあるPOMが使われており、スムーズな動きで入力が捗ります。
また、ハウジングには耐衝撃性の高いポリカーボネートと、耐摩耗性に優れたナイロンを使用。丈夫な作りのため長期間使用しやすく、ハードな使用環境にもおすすめです。
押下圧は40±10gfと軽やか。入力位置は1.8±0.4mmと、標準的な赤軸のキースイッチとほぼ同じなので、軽快なタッチでタイピングが行えます。
ゲートロン(Gateron) G Pro 3.0 Red
軽やかにタイピングできるゲートロンの赤軸メカニカルキースイッチです。押下圧45±15gf、入力位置20±0.6mmとクセの少ない使用感なので、初心者でも仕事とゲームの両方で快適に入力可能。反発の弱いキータッチが好みの方にもおすすめです。
工場出荷時に潤滑剤を添付する「ルブ作業」済みなのもポイント。ルブが施されていないキースイッチと比べて、より滑らかな打鍵感が味わえます。ハウジングには互換性の高い3ピン設計を採用。RGBモデルを含めた多彩なキーボードに装着できます。
キースイッチの内部にゴールド合金の接点を採用しているのも魅力。サビなどの酸化に強い特性を備えているため、長期間にわたって使用可能です。
OUTEMU Gaote レッドメカニカルキースイッチ
安価なキースイッチを探している方におすすめな赤軸キースイッチです。Cherry MXスイッチと互換性があり、さまざまなメカニカルキーボードに取り付けできるのが魅力のひとつ。押下圧は約45gで、一般的な赤軸と同様の感覚で入力が可能です。
本体には防塵機能も搭載。また、約5000万回以上のテストを行っており、耐久性にも期待できます。キースイッチを保管するためのPPプラスチック保護ケースや、キースイッチを抜くためのツールが付属しているのもポイントです。
半透明設計でRGB機能付きのメカニカルキーボードにも対応しています。メカニカルゲーミングキーボードの交換用キースイッチとしてもおすすめの製品です。
メカニカルキースイッチのおすすめ|青軸
チェリー(CHERRY) MX RGB BLUE
スタンダードな青軸キースイッチです。キーを押したときにカチッという独特な打鍵音を得られるのが特徴。入力時の音を重視したい方におすすめです。
タイピングに爽快感が欲しい方にもぴったり。タクタイルタイプのスイッチを搭載しているため、キーを押している感覚をはっきりと感じられます。押下圧はやや重めの約60gで、キーの誤入力を減らしたい方にもおすすめです。
メカニカルゲーミングキーボードのRGBライティングにも対応。PCゲーマーにもおすすめの製品です。
カイル(Kailh) Box Heavy Switch Set Pale Blue
強力なスプリングでしっかりとした重みのある、青軸メカニカルキースイッチです。カチッと軽快な音が鳴るクリッキータイプ。押下圧は約60±15gfです。強めのクリック感が好みの方におすすめです。
ホコリや水濡れに耐性があるのが特徴。IP56レベル相当の防水防塵性能を備えています。約8000万回のキーストロークに耐えられる頑丈さも魅力のひとつです。
ピンの数は3つで互換性に優れている点もポイント。スイッチのカバーは、RGBライティングに適した透明なポリカーボネート素材を採用しています。
ゲートロン(Gateron) G Pro 3.0 Blue
心地よいタイプ感が味わえる、ゲートロンの青軸メカニカルキースイッチです。クリッキースイッチの採用によって、入力の度に軽快なクリック音と確かなクリック感が指先から伝わるのが特徴。タイピストやゲーマーの方におすすめです。
押下圧は60±15gf。キースッチを押したときの反発力や跳ね返りがやや強めのため、入力をした感覚が体感しやすいのもポイント。また、ゲーミングに必須の素早いタイピングにも対応できます。
ルブ済みなので打鍵感はスムーズ。ハウジングには互換性の高い3ピン構造、スイッチ内部には酸化に強いゴールド合金接点が採用されています。
OUTEMU 薄型ブルースイッチ 3ピン
コスパの高い青軸のメカニカルキースイッチです。20個パックで手ごろな価格なのが特徴。キーが部分的に故障したときに気軽に買い足せて便利です。ピンの数は3つで、Cherry MXスイッチと互換性があります。
パチパチとはっきりとした音でリズミカルなタイピングを楽しめるのもポイント。薄型のキースイッチを採用しており、薄型のキーボードにおすすめです。丈夫で耐久性に優れています。
Redragon A113メカニカルキースイッチ Bullet-B Parrot
メカニカルゲーミングキーボードのキースイッチ交換におすすめのキースイッチです。軸色は白ですが、青軸相当の性能を有しているのが特徴。キーを押したときのクリック感や打鍵音を楽しめる製品です。
押下圧が約40gと青軸のなかでは軽めなのも魅力のひとつ。青軸の音や押し心地が好みで、キー自体は軽いモノがよい方におすすめです。工場で潤滑剤が塗布されているため、スムーズなタイピングを体験できます。
チェリーのキースイッチに準拠して製造されているため、広い互換性があるのも嬉しいところ。公式動画では実際の打鍵音も視聴できます。カラフルな見た目もポイントです。
メカニカルキースイッチのおすすめ|銀軸
チェリー(CHERRY) MX SPEED SILVER
FPSゲーマーなどにおすすめの銀軸キースイッチです。入力位置が約1.2mmとほかのキースイッチと比べても浅く、軽いキータッチで入力できるのが特徴。キーストロークも約3.4mmと浅めに設計されています。
打鍵音があまり響かないリニアタイプを採用しているのもポイント。入力音をマイクが拾いにくいため、ゲーム配信や通話中も使いやすいモデルです。通常のタイピングにも使用できますが、どちらかといえばゲームに向いています。
押下圧は同社の赤軸と同じ約45g。10個入りのため、ゲームでよく使うキーのみ交換するのもおすすめです。
チェリー(CHERRY) MX SPEED SILVER Switches RGB
スタイリッシュに快速タイピングが楽しめるチェリーの銀軸メカニカルキースイッチです。入力位置が1.2mmと浅く設計されており、押下圧も45gfとやや軽め。高速な入力スピードが要求されるFPSなどのゲーミング用途におすすめです。
スケルトンデザインのハウジングを採用しているのもポイント。LEDライトの灯りが半透明のボディから透き通って見えるため、RGBライト搭載のゲーミングキーボードへの取り付けにも適しています。
本パッケージには10個のキースイッチが封入。ASDWなどゲーミング時に使用頻度の高いキーだけを銀軸にカスタマイズしたい、というニーズにも応えられます。
カイル(Kailh) Super Speed Switch Silver
高速入力を追求したゲーマーに人気の銀軸メカニカルキースイッチです。入力位置が1.1±0.3mmと、一般的な銀軸スイッチと比べてさらに浅い位置に設定されているのが特徴。入力速度の速さが勝敗を左右する、FPSなどのゲーミングにおすすめです。
押下圧38gfとタイピング時の感触も軽やか。スプリングには長さ18mmとロング仕様のモノが採用されています。力の変化が少なく抑えられているため、常に一定のタイプ感でゲームに集中可能です。
互換性の高い3ピン設計を採用しているのも特徴。また、ルブ加工が施されているので、滑らかな打鍵感も味わえます。
ゲートロン(Gateron) G Pro 3.0 Silver G186
コスパを重視したい方におすすめの銀軸キースイッチです。108個入りをリーズナブルに購入できるため、メカニカルキーボードのすべてのキーを交換したい方におすすめ。入力位置は一般的な銀軸と同じ約1.2mm、ストロークは約3.4mmです。
3層ピンを採用しており、ピンの強度が良好なのも嬉しいポイント。破損や変形リスクを軽減し、長寿命を実現しています。
また、ゲーミングキーボードのライティングをより鮮やかに映せるのも魅力的。すりガラスのような導光面を採用しており、バックライトを均一に明るく表示できる製品です。
TTC Speed Silver Switches
入力位置約1.08mmの高速反応を実現している人気のキースイッチです。ストロークも一般的な軸より短い約3.4mmで、深く押し込まなくても入力できるのがメリット。両面防塵壁特許技術により、ぐらつきやブレを抑えた製品です。
ダブルロングばね構造を取り入れているのもポイント。スイッチ精度と押し込み始めたときの押下圧を改善し、誤作動や急激な反発が発生するリスクを軽減しています。速く正確なキー操作を行いたい方におすすめです。
メカニカルキースイッチのおすすめ|茶軸
チェリー(CHERRY) MX RGB BROWN
メカニカルキーボード初心者から上級者まで、幅広い層に人気のあるスタンダードな茶軸キースイッチ。汎用性が高く、普段のタイピングからPCゲームまで、さまざまなキー入力に対応できるのが魅力です。
ソフトなタクタイル感が欲しい方にもおすすめ。入力している感覚を得られるため、タイピングを楽しみながら作業できます。押下圧は約55gと赤軸に比べるとやや重みがありますが、その分しっかりとタイピングを行えます。
本製品を採用しているメーカーも多く、チェリーや同社に準拠した軸を使用しているメカニカルキーボードであれば基本的に交換可能です。
カイル(Kailh) Box V2 Switch Brown
性能バランスに優れたカイルの茶軸メカニカルキースイッチです。入力位置2.0±0.4mm、押下圧75±10gfのタクタイルスイッチを採用。適度な打鍵感が得られながら、入力時のクセが少ないので、初めてのメカニカルキースイッチとしてもおすすめです。
ポリカーボネートとナイロンを使った高耐久ハウジングも特徴。基盤は5ピン設計で作られています。また、箱型のステム形状を採用したことで、IP54の防塵・防滴性能も追加。ハードな使用環境でも安定した動作が可能です。
自己潤滑性があり、摩耗性に優れた「POM樹脂」がステムに使われているのもポイント。工場出荷時にルブ加工も施されており、滑らかな打鍵感で使用可能です。
ゲートロン(Gateron) G Pro 3.0 Switch Set Brown
RGBライティングを引き立たせる茶軸のメカニカルキースイッチです。透明なハウジングと白いベースを採用。バックライトが映えるため、おしゃれなゲーミング用キーボードにおすすめです。
押下圧は約55±15gf。適度な重さがあるクリック感が特徴です。ピンの数は3つで、互換性に優れている点が魅力。ピンは頑丈な3層設計で、変形や損傷が気になりにくいのもおすすめポイントです。
メカニカルキースイッチのおすすめ|黒軸
チェリー(CHERRY) MX BLACK
チェリーが開発した、スタンダードな黒軸メカニカルキースイッチです。リニアストロークタイプを採用。入力位置の2.0mmまでクリック音が出にくく、キーを押し下げるほどスイッチが重くなります。
押下圧60gfと反発力が強いので、しっかりした打鍵感がほしい方や入力ミスを減らしたい方などにおすすめです。
スプリングにはバレル形状、接点には5ピンを採用。工場出荷時にルブ加工も施されており、滑らかな打鍵感も味わえます。1億回以上の押し下げにも耐えられると謳われているため、長期間使える高耐久仕様のキースイッチを探している方にも適しています。
カイル(Kailh) STANDARD BLACK RGB SWITCHES
カイルが製造しているRGBライティング対応の黒軸キースイッチです。半透明パーツを使用しているため、メカニカルゲーミングキーボードの光も鮮やかに映し出せるのが魅力。さまざまなホットスワップ対応機に互換性があります。
押下圧は一般的な黒軸と同じ約60g。入力位置は約2.1mm、ストロークは約3.8mmです。比較的安価で購入できるため、価格を重視したい方やカイルのキースイッチが好きな方に向いています。MXシリーズと迷っている場合にもおすすめです。
ゲートロン(Gateron) G Pro 3.0 Black
静音ながら力強い打鍵感が味わえるゲートロンの黒軸メカニカルキースイッチです。押下圧60±15gf、入力位置2.0±0.6mmのリニアタイプを採用。反発力の強いスプリングがキーをスタート位置へ素早く戻します。
しっかりとした跳ね返りが得られながら打鍵音が静かなので、オフィスや集合住宅での使用にもおすすめです。
互換性の高い3ピン設計の採用もポイント。LEDライトを透過できる構造も備えており、RGB搭載モデルを含めたゲーミングキーボードでの使用にも適しています。
安定性を高めるステムポールや、酸化を防止するゴールド合金接点も搭載。加えて、工場出荷時にルブ加工も施されています。
ゲートロン(Gateron) Box Ink V2 Switch Set
スモーキーなハウジングを採用した黒軸メカニカルキースイッチです。押下圧は約60±15gf 。入力位置は約1.2mm、ストロークは約3.4mmです。5ピンタイプのため、ぐらつきが少なくタイピングしたときの安定性に優れています。
跳ね返りが素早いメッキスプリングを内蔵。軽量かつスピーディーな操作が期待できます。スプリングは錆びにくく耐久性があり、約6000万回のキーストロークに耐えると謳われています。
キータッチの重さとタイピング時の安定性を重視する方におすすめです。
EPOMAKER Shadow Black Switch Set
滑らかなキータッチがおすすめの、黒軸メカニカルキースイッチです。キーを押す際上下に動くステム部分に、低摩擦のPOM素材を採用。潤滑剤を使用しなくてもスムーズな打鍵感を味わえます。ハウジングは丈夫なポリカーボネート素材です。
押下圧は約58gf。リニアスイッチで引っかかりが少なく、重さのある押し心地が特徴です。5ピンタイプのため、手持ちのキーボードに使用できるか確認してから検討してみてください。
メカニカルキースイッチのおすすめ|クリア軸
DUROCK T1 Shrimp Silent Tactile
タクタイルスイッチの押し心地と静音を両立したキースイッチです。内部に静音化用のクッションが搭載されており、キーを押したときの音を軽減できるのが魅力。打鍵音が気になる方におすすめです。
キーを底まで押したときの重さが約67gと重めで、クリア軸らしいタクタイル感と反発力を感じられるのもポイント。潤滑剤が塗布されているため、自分で加工せずともスムーズな押し心地を体験できます。
ラムネのような清涼感のあるクリアデザインで、見た目を重視したい方にもおすすめ。ただし、軽い押し心地が好きな方にはやや不向きなため注意しましょう。
DUROCK Ice King Tactile
滑らかな押し心地が特徴の、クリア軸メカニカルキースイッチです。入力位置は約2mm。押下圧が大きく、しっかりとした反発力を感じられます。タクタイルスイッチのクリック感と高い反発力が好みな方におすすめです。
キースイッチは、透明のハウジングとLED透過レンズを採用しています。全面クリアで透明感のあるデザインが特徴。バックライトが際立つため、RGBライティングを楽しみたい方におすすめです。
DUROCK Blue Lotus
タクタイルスイッチが好きな方におすすめのクリア軸のメカニカルキースイッチです。押下圧は約65gf。デザインはブルーですが、クリア軸と同等の打鍵感があります。
スプリングが長めで反発力があり、重さの変化が少ないのが特徴。金メッキ加工が施されたスプリングを使用しているのもポイントです。
トップのハウジングにはポリカーボネート素材と、スイッチの滑りをよくするUPE素材をブレンド。半透明なデザインも魅力です。
メカニカルキースイッチの選び方
軸の種類で選ぶ
赤軸
赤軸は「リニアスイッチ」というキースイッチを用いた定番の軸。文書作成などの一般的なタイピング作業からPCゲームまで幅広い用途で使用できるため、初めてメカニカルキーボードを使う方にもおすすめです。
キーを押す重さ(押下圧)や入力位置はメーカーによって多少異なりますが、重さ約45g、入力位置2.0mm、キーストローク4.0mm前後のモノが一般的。押し心地が軽めなため、滑らかに入力を行えるのが魅力です。
また、クリック音がないモデルで、入力時のカタカタという打鍵音も抑えられます。配信やリモートワークなどでマイクを付けながらタイピングをする方にもおすすめです。
青軸
青軸は、キーを押したときにカチカチというクリック音が鳴るのが特徴。キーを押している感覚を直感的に味わえる「タクタイルスイッチ」を採用しているため、入力感が欲しい方におすすめです。
ゲーミングキーボードに採用されている場合も多く、PCゲーマーにもおすすめ。タイピング音によってゲーム操作を操作している感覚も強く感じられます。一般的な性能は、押下圧約60g、入力位置2.2mm、キーストローク4.0mm前後です。
銀軸
銀軸は「スピード軸」とも呼ばれるほど素早い入力を行えるのが魅力。入力位置が約1.2mmとほかのキースイッチと比べても浅く、軽く触れるだけでキー入力を行えます。秒単位の入力速度が重視されるFPS、格闘ゲーマーなどにおすすめです。
一方で、少し触れるだけで入力を認識してしまうため、慣れるまでは誤入力が増えやすい可能性があります。ゲームで使用する重要なキーのみ銀軸にするなど、キーボードの一部をカスタマイズするのにもおすすめです。
一般的に、銀軸やスピードタイプとして販売されているモデルは「リニアスイッチ」を採用。押下圧は45g前後です。製品によって入力位置やキーの重さは異なるため、好みに合った入力位置・重さの製品を探してみてください。
茶軸
キーを押したときの感覚は欲しいけれど、カチカチというクリック音はいらない方におすすめなのが茶軸。押し心地のある「タクタイルスイッチ」を採用していますが、音の鳴るクリッキータイプではないため、両方の希望を実現できます。
赤軸・青軸と並ぶ定番軸のひとつ。押下圧は約55gとやや重めで、赤軸と青軸の中間のような性能を持っています。普段の入力作業からゲームまでさまざまな用途に使用しやすいため、初心者にもおすすめです。
一般的な茶軸の入力位置は2.0mm、キーストロークは4.0mm前後です。
黒軸
重ためなキーが好きな方におすすめなのが黒軸。約60gと押下圧が大きいため、キーを押したときに反発力や跳ね返りを感じられます。「リニアスイッチ」のため入力時のクリック音もほとんどなく、打鍵音が気になる方にもおすすめです。
入力位置やキーストロークは一般的な赤軸や青軸と変わらないため、キーが重たくても素早い入力は可能。ただし、赤軸などの軽めな軸から交換した場合は重さを感じやすくなるため、元々キーを押す力が強い方などに向いています。
定番モデルが合わない方や、メカニカルキーボードの一部分だけカスタマイズしたい中~上級者向けのキースイッチです。
クリア軸
クリア軸は、本記事に掲載している軸のなかで最も押下圧が大きい約65gの軸です。「タクタイルスイッチ」を採用しており、強い反発力を感じられるのが魅力。入力している感覚をはっきりと得たい方におすすめです。
ただし、クリア軸は赤軸や青軸ほどメジャーではないため、種類が少ないのがデメリット。軸色が透明でなくてもクリア軸に近い性能を持つ製品や、透明なのにまったく違う性能のモノもあるため注意が必要です。
クリアデザインのキースイッチを使いたい方もクリア軸の性能を重視したい方も、購入前にスイッチ形式や押下圧を確認するようにしましょう。
通常タイプかロープロファイルかで選ぶ
メカニカルキースイッチには、通常サイズのモノとロープロファイルのモデルがあります。ロープロファイルとは、背の低いスイッチのこと。一般的なキースイッチが高さ約17.9mmに対して、ロープロファイルは約11.7mmと低めに設計されています。
ロープロファイルを使用するメリットは、入力時に指を動かす距離が短くなるため、より素早い入力作業を行える点。薄型キーキャップによるスリムでスタイリッシュな見た目も魅力です。
一方、通常タイプは取り扱っているメーカーが多く、軸の種類がロープロファイルより豊富なのが魅力。いろいろな軸を試したい方には通常タイプがおすすめです。
互換性に注意
キースイッチの互換性で気を付けるべきポイントは、「ホットスワップ対応有無」「種類」「ピン数」の3点。まずは所有しているメカニカルキーボードが、キースイッチを取り外せる「ホットスワップ」機能に対応しているか確認しましょう。
対応していない場合はハンダ付けをはがして分解・再組立する必要があるため、交換難易度が高くなってしまいます。また、通常タイプとロープロファイルには互換性がないため、メカニカルキーボードの種類を確認するのも大切です。
最後に、キースイッチを選ぶ際はピン数に注目。キースイッチには主に3ピンと5ピンの2種類があり、メカニカルキーボード側のピン数によって互換性が異なります。特に基板が3ピンの場合は5ピンキースイッチを取り付けられないため注意しましょう。
対応している製品が記載されているキーボードもあるため、チェックしてみてください。
自分の好きな押し心地やキーの重さ、見た目でカスタマイズできるのがメカニカルキースイッチの魅力です。ただし、同じ軸でもメーカーによって対応していないモノがあったり、軸の種類と色が異なる場合があったりするため、公式サイトなどの製品説明を確認してから購入するようにしてみてください。