生活に欠かせない家電のひとつ「冷蔵庫」。寿命が近づいてくると買い替えを意識し始めますが、できれば手軽に安く処分し、値が下がっているタイミングで新しい冷蔵庫を購入したいものです。

そこで今回は、冷蔵庫の寿命と買い替え時をご紹介。故障と勘違いしやすい現象や、おすすめの買取業者についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

冷蔵庫の寿命はどれくらい?

冷蔵庫の寿命は、一般的に8〜12年といわれています。しかし、使い方や使用環境によって前後し、一概に言い切れません。冷蔵庫の寿命を判断するうえで目安が大きく2つあるのでご紹介します。

1つ目の目安は、メーカー部品保有期間。主要メーカーの冷蔵庫の部品保有期間は9年であることが多く、期間を過ぎて故障した場合は修理できない可能性があります。修理できなければ冷蔵庫を使い続けられないため、9年を過ぎて故障した場合は寿命と考えられます。

2つ目の目安は、国税庁が発表している冷蔵庫の耐用年数です。耐用年数とは、通常予定される効果をあげられると見込まれる年数のこと。国税庁の「耐用年数(器具・備品)(その1)」によると、電気冷蔵庫の耐用年数は6年とされています。やや短いようにも感じますが、長く使うと故障のリスクも高まるので、寿命を考える目安としてみてください。

買い替えと修理はどっちがお得?

冷蔵庫が故障してしまった場合、買い替えるか修理するかは悩みどころです。購入したメーカーの保証期間内であれば、無料で修理ができるので、メーカーに依頼するのがおすすめ。保証期間を過ぎた場合は、「修理費用+出張費用」がかかる有償での修理となるため、金額次第では買い替えも視野に入ってきます。

メーカーによって多少費用は変わりますが、修理にかかる金額は1~8万円ほどです。冷蔵庫を長く使っている場合、修理しても劣化によって再び故障するリスクがあるため、買い替えたほうが費用をかけずに済む可能性もあります。

また、メーカーの部品保有期間9年を基準に考えるのもポイント。冷蔵庫の使用期間が9年以上になると、修理パーツの在庫もなくなりはじめ、修理するのが難しくなってきます。使用期間が9年以内で安く修理できそうなら修理、9年以上になる場合は買い替えがお得なケースが多い傾向にあるため、参考にしてみてください。

冷蔵庫の寿命が近いサイン・買い替えるタイミング

冷蔵庫の買い替えをスムーズに行うために、冷蔵庫の寿命が近いサインを知っておくことが大切。例えば、冷蔵庫全体が冷えなくなったときです。故障の内容によっては修理ができない場合があるので寿命が近いと考えられます。

水漏れの発生も寿命のサインです。床まで水が出ていて修理しても直らない場合があります。氷ができなくなったときや、冷やし終わると自動で止まる駆動音がずっとしているときも寿命が近い可能性があります。

そのほか、買い替えのタイミングとして、電気代が高いと感じたときが挙げられます。冷蔵庫は家庭の電力消費の約14%を占めているとされており、電力消費の大きい家電です。古いモデルを使っていて電気代が気になる方は確認してみてください。

利用人数が増えたときも買い替えの検討タイミング。小さいサイズだと、食材を入れるスペースが足りなくなる可能性があります。また、限界まで食材を入れると冷蔵効率が悪くなるので留意しておきましょう。

冷蔵庫の寿命だと勘違いしやすい現象

冷蔵庫が熱い

冷蔵庫の側面が熱いと故障と考えてしまう場合があります。しかし、冷蔵庫は庫内の熱を外に逃すことで、中のモノを冷却しているため、冷蔵庫の外側が熱を発するのは自然な現象です。

冷蔵庫は基本的に、何か異常が発生した場合、自動的に運転を停止するように設計されています。そのため、正常に運転を続けているときは故障の可能性は低いと判断できます。

しかし、あまりにも冷蔵庫の側面が熱くなってしまっていて気になる場合は、対策をするのも大切。扉の開閉の回数を減らしたり、食材の詰めすぎに注意したりすることで、冷蔵庫が稼働しすぎるのを防ぎましょう。

パッキンの劣化

冷蔵庫が冷えなくなってしまったとき、故障を疑ってしまう場合もあります。しかし、冷えなくなった原因としてパッキンの劣化が考えられます。その場合、パッキンの交換で対応できるので、必ず確認しましょう。

また、パッキンに汚れやカビが付いてしまっている場合も、冷蔵効率の低下に繋がります。定期的にメンテナンスをするよう心がけてみてください。

送風口が塞がれている

冷蔵庫のコンプレッサーや冷却ファンに問題がないのに冷えなくなっている場合は、食材がいっぱいで送風口が塞がれていないかチェックしてみてください。冷蔵庫内にモノの詰め過ぎると冷蔵効率が落ちて、電気代が多くかかる原因にもなるので注意しましょう。

また、庫内灯のカバーが外れてしまい送風口を塞いでしまう場合もあります。食材を詰め込みすぎておらず、機械にも問題がない場合は、庫内灯のカバーを確認してみてください。

冷蔵庫が安い時期・新型が出る時期は?

冷蔵庫を買うのに適した時期は、新型が出てからある程度の時間が経った4〜5月頃。新型の冷蔵庫の多くが10〜11月頃に発売されますが、3月の新生活需要を過ぎて以降徐々に価格が下がるため、春頃になると比較的買いやすい値段になります。

また、家電量販店のセールに合わせて購入するのもおすすめ。1月末~3月末と7月末~9月末頃に行われる決算セールや、ボーナスの時期に合わせた7月、12月頃のセールを利用することで、通常よりも低価格で冷蔵庫を購入できます。店舗によってセールの時期は異なるので、チェックしてみてください。

冷蔵庫のモデルチェンジ前も買い替えの時期として候補にあがります。9月頃になると1年前の旧モデルが値下がりする傾向にあるので、確認してみましょう。1年前発売のモデルであれば、機能的な差があまりない場合もあります。値段と機能のバランスを考慮して、適したモノを探してみてください。

古い冷蔵庫の処分方法

買い替えなどで古い冷蔵庫を処分したいときは簡単に粗大ゴミとして出せないので注意が必要。冷蔵庫は、エアコン・テレビ・洗濯機および衣類乾燥機と共に「家電4品目」に数えられるため、家電リサイクル法に基づいて処分しなくてはなりません。いくつか方法があるので、ご紹介します。

買い替え時に店舗に引き取ってもらう

家電量販店などの販売店で新しい冷蔵庫を購入する場合は、購入先の店舗に古い冷蔵庫の引き取りを依頼するのがおすすめ。処分の際にリサイクル料金と収集運搬料金が発生しますが、手間をかけずに処分ができるのがメリットです。かかってくる金額は、冷蔵庫のメーカーによって異なるため、事前にメーカー名を確認しておきましょう。

冷蔵庫の引き取り時のサービスは販売店によってさまざま。新しい冷蔵庫を購入する際は、古い冷蔵庫の処分のことも考慮して販売店を選んでみてください。

買取業者に買い取ってもらう

お得に冷蔵庫を処分したい方には、買取業者に買い取ってもらう方法がおすすめ。なかには、出張で買取を行なっている業者もあり、少ない手間で冷蔵庫を処分できます。

ただし、一般的に買取の値段が付くといわれているのは、製造から5年以内の製品なので注意が必要。基本的に容量が大きく、状態のよいモノが高値になる傾向にあります。特に、東芝・シャープ・日立・パナソニック・三菱などの日本メーカーのモデルは人気があるので、自身の冷蔵庫が条件に当てはまっているかチェックしてみてください。

少しでも高く買い取ってもらいたい場合は、汚れや霜を取っておき、電源を繋いで操作確認ができる状態にしておくことがポイント。卵ケースや製氷皿などの付属品もしっかり揃えておき、冷蔵庫の需要が増える梅雨~夏に処分するのがおすすめです。

近場の店舗や業者がわからない場合は自治体に確認

販売店の引き取りサービスや買い取り業者を利用しない、または遠方のため利用できないときは住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。正しい処分方法を教えてくれたり、近くの小売店・事業者を紹介してくれたりします。市区町村によっては自治体で回収を受け付けている場合もあるので、チェックしてみてください。

使用期間が短い冷蔵庫は買取がおすすめ!人気の買取業者

家電高く売れるドットコム

家電高く売れるドットコム

「家電高く売れるドットコム」は、マーケットエンタープライズが運営する家電の買取業者。冷蔵庫やテレビ、掃除機、パソコンなどモノの大小を問わず幅広い商品を取り扱っています。査定や引き取り時の出張にかかる費用が無料なので、気軽に相談できるのがメリットです。

電話やWEBでの事前審査を行なっており、取引前に買取価格がわかるのが特徴。買取方法は「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の3種類から選択できます。手間をかけずに大きいモノを処分したい方には出張買取が、当日に現金化したい方や処分を急いでいる方には店頭買取が便利です。遠方に住んでいる方は、全国対応の宅配買取を利用してみてください。

冷蔵庫に関しては、主に発売から3~5年以内の日本メーカーモデルが買取の対象。利用する買取方法は、梱包や運搬まで対応している出張買取がおすすめです。早めに処分したい場合は、午前中に電話相談することで最短即日での買取も可能。複数の品物の買取を依頼することで、買取金額が上がるため、まとめてモノを処分したいときにぴったりです。

買取屋さんグループ

買取屋さんグループ

「買取屋さんグループ」は、全国に25店舗を展開する買取業者。「お家にある売れるものならなんでも買います!」を掲げ、家電・家具・お酒・ゲーム・楽器など幅広いジャンルを取り扱っています。

買取屋さんグループは、査定から買取までスピーディな対応を実現しているのが特徴。電話やWebフォーム、LINEでの無料相談を行なっており、店舗に近い場所であれば最短30分での訪問ができると謳っています。査定後に値段が付いた場合、即日での現金化も可能です。

また、古いモノや壊れているモノでも買取対象になりやすいのがポイント。一般的に値段が付きにくい使用期間10年前後の冷蔵庫を処分したいときにも便利です。

買取センター

買取センター

「買取センター」は、Amazonと連携して展開されている買取サービスです。電話とWebフォームからの申し込みに対応しており、WEBフォームを利用する場合はAmazonアカウントで手軽にログインできるのが特徴。買取対象ジャンルも幅広く、家電やカメラ、楽器、電動工具などに対応しています。

買取方法は「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の3つが用意され、自分に合った方法を選べるのがポイント。冷蔵庫などの大きいモノを処分したい方は、自宅まで引き取りに来てくれる出張買取がおすすめです。

また、Amazonギフトカードでの支払いを選択した場合、買取金額が10%増額するキャンペーンを行なっているのもメリット。Amazonアカウントを持っている方や、少しでも高く買い取ってくれるサービスを探している方にぴったりです。

セカンドストリート

セカンドストリート

「セカンドストリート」は、ゲオホールディングスが運営する総合リユースショップです。全国に800以上の実店舗を構え、古着や生活雑貨、家具、家電などさまざまなアイテムの買取を行なっているのが特徴。「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の3つの買取方法に対応し、冷蔵庫などの大型の家電は出張買取での取り扱いです。

郵便番号検索で店舗の対応エリアを確認したのち、Webまたは電話で申し込むことで、サービスの利用が可能。査定は訪問時に行い、金額に納得すればその場で現金の支払いと運び出しが行われます。買取には「本人確認書類」が必要なので、あらかじめ用意しておきましょう。

冷蔵庫は、10年以内に製造されたモノが買取の対象。「状態」「年式」「容量」「メーカー」「シリーズ」によって買取の金額が異なります。容量の大きい日本メーカーの製品は比較的高値が付く傾向にあるので、参考にしてみてください。