家庭での食材保管に欠かせない「冷蔵庫」。使用頻度が高いため、容量だけでなく使い勝手を重視したい家電です。しかし、中身のチェックでいちいち扉を開閉したり、上段と奥に手が届きにくかったりと、不便に感じる点がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ツインバードの「中身が見える冷蔵庫」をご紹介。中身が透けて見える「タッチ&ビュー機能」をはじめとした、使いやすい設計の魅力を解説していきます。

豊かな暮らしを追求した家電製品などを手がける「ツインバード(TWINBIRD)」とは?

1951年にモノづくりの町・新潟県の燕三条で創業した家電メーカー「ツインバード」。創業70周年を機に2021年にリブランディングを行い、時代に左右されないずっと安心して使えるモノづくりを目指しており、シンプルながら本質的な価値のある家電を追求しています。

ツインバードは国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に搭載された、冷凍冷蔵庫「FROST」に使用されている「FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)」を開発するなど、独自の高い冷凍技術を持っているのがポイントです。

そんなツインバードでは、本当に必要なモノがもたらす「感動」や「快適性」を長く提供し、シンプルながら使い勝手がよい冷蔵庫を開発。今回ご紹介する家庭用冷蔵庫は、「感動シンプル」をテーマに作られた、少人数世帯向けのモデルです。

開けなくても「中身が見える冷蔵庫」。2022年度グッドデザイン賞を受賞

ツインバードから新発売された「中身が見える冷蔵庫」は、鏡面仕上げでスタイリッシュなデザインの冷蔵庫。ドアの下に付いたセンサーに触れるだけで、庫内の明かりがつき、扉右側のハーフミラーが透けて庫内が見えるようになる「タッチ&ビュー機能」を備えているのが大きな特徴です。

本製品は見える・見えないを瞬時に切り替え可能で、扉を開閉せずとも庫内にある食材などを気軽にチェックできます。じっくりと献立を考えられるほか、冷気を逃さないため、温度変化による食材への負荷を軽減できるのもポイントです。

「タッチ&ビュー機能」に加え、小柄な方や高齢の方でも庫内全体を見渡しやすく手が届きやすい設計であることなどが評価され、2022年度グッドデザイン賞を受賞しています。

開閉の頻度が減り節電につながる。省エネ性能も良好

冷蔵庫の開閉にあたって、冷気が逃げるのはもちろん、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか。本製品は「タッチ&ビュー機能」を活用することで、無駄な扉の開閉頻度や扉を開けている時間を減らし、節電につなげられるのも大きな魅力。冷蔵庫の電気代が気になる方にもおすすめです。

また、「中身が見える冷蔵庫」の年間消費電力量は345kWh/年、2021年省エネ基準達成率は102%。環境省が制定している「グリーン購入法」の適合商品で、省エネ性能にも優れています。

平均より約11cm低い設計。小柄な方でも上段に届きやすいサイズ

「中身が見える冷蔵庫」は、さまざまなユーザの目線や肩に合わせ、330~380Lクラスの冷蔵庫の平均的な高さより約11cm低く、クラス最小の約164.8cmに設計されています。

冷蔵庫は高さがあると、上段の食材が見にくく、取り出しにくくなってしまいます。しかし、本製品は身長161cmの編集部員でも、上段に入っている食材すべてに目が届き、取り出しも不便なく行えました。

幅広で奥行きが浅いため庫内全体が見やすい

本製品は高さが低いだけでなく、幅広で奥行きが浅い設計も使いやすさの理由です。奥行きは約630mmで幅は約685mmと、330~380Lクラスのなかでは最薄・最大幅。コンパクトながら総容量は354Lと、少人数世帯で使うのに十分な容量を確保しています。

一般の冷蔵庫の場合、上段に手が届きにくく、食材が奥に入り込んでしまって見えなくなり、食材を眠らせてしまうのがデメリットです。

しかし、「中身が見える冷蔵庫」は奥行きを抑えることで、冷蔵庫の奥に入れた食材に手が届きやすく、庫内の食材を眠らせてしまうリスクを減らせます。さらに、フレンチドアを採用したことで、開閉時にも空間にゆとりが生まれ、通路やキッチンなどの空間を有効活用できるのも魅力です。

「タッチ&ビュー機能」を使って庫内全体を見る際は、右側からのぞき込む形になりますが、高さが低く奥行きが浅いおかげで中身をすみずみまで確認できました。

冷凍室や野菜室も工夫が詰まっている

冷凍室はクラス最大級。たくさん入る103L

「中身が見える冷蔵庫」は、冷凍室が大きいのも魅力です。容量は103Lあり、310~360Lクラスとしては非常に大容量。共働きで作り置きをたくさんしたり、冷凍食品を大量にストックしたりする方にもぴったりな大きさです。

中段に配置されているため、腰のあたりに合う高さで、食材が見やすく取り出しやすい設計。編集部員が実際に使用してみたところ、かがまずに冷凍食品を楽に出し入れできました。

実際に入れた冷凍物はこちら。以下の食材を入れてもまだ余裕があり、たくさん食材がストックできることを実感しました。

氷をストレスなく作れるオリジナル製氷皿付き

本製品に付属している、特許出願中のツインバードオリジナル製氷皿もポイント。自動製氷機を導入することによるデッドスペースをなくすため、あえて自動製氷を付けていません。

よくある仕切りが付いた製氷皿は、水が仕切りに当たってはねてしまったり、水をこぼさないようにそっと冷凍庫に入れる必要があったりとプチストレスが多いものです。

しかし、ツインバードの製氷皿はふた側に仕切りが付いており、氷を作る際のプチストレスをなくせます。水を容器に入れたら、ふたを被せるだけ。氷ができたら容器を軽くひねるだけで氷を取り出せる、画期的なアイテムです。

製氷ケースは2個付属しており、1個のケースに2回分の氷がストックが可能。合計3回分の氷をストックしておけるのも便利でした。

ネギや大根も丸ごと収納可能。2段引き出し式の幅広な野菜室

下段はトレイ付きの野菜室。幅広で奥行きが浅いことにより、ネギ・大根・セロリなどの長物野菜も切らずに収納できて便利でした。

特に野菜室は食材が奥に入り込んで見えにくくなり、傷ませてしまうことも多いもの。「中身が見える冷蔵庫」は野菜室もしっかり全体が見やすく、食材の管理もしやすく感じました。

製品情報

ツインバード(TWINBIRD) 中身が見える冷蔵庫 HR-EI35B

ツインバード(TWINBIRD) 背伸びせず使える冷蔵庫 HR-E935W

「背伸びせず使える冷蔵庫」はホワイトを基調としたシンプルな冷蔵庫です。総容量は354L、サイズは約685×630×1648mmで「中身が見える冷蔵庫」と同様。目線や肩の高さに合わせ、腕が奥までしっかり届きやすい、幅広で見渡しやすいなど使い勝手が良好な設計も同じです。

「タッチ&ビュー機能」は付いていないものの、省エネ性能は「中身が見える冷蔵庫」よりさらに高く、年間消費電力量が323kWh/年で、2021年省エネ基準達成率は108%。シンプルかつ使い勝手のよい冷蔵庫を探している方におすすめです。