カメラやスマホで撮影するときに便利な「三脚」。三脚を使うことでカメラを固定でき、集合写真の撮影に役立ちます。長時間露光やスローシャッターなど、撮影の幅を広げたいときにも便利です。
本記事では、おすすめの三脚をご紹介。スマホをセットできるモノや、動画撮影に適したモノなど、幅広い種類の三脚を掲載しています。三脚の選び方も載せているので、選ぶときの参考にしてみてください。
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- 目次
- 三脚のおすすめメーカー
- 三脚のおすすめ|一眼レフ・ミラーレス一眼
- 三脚のおすすめ|スマホ
- 三脚のおすすめ|ビデオカメラ
- 三脚を使うメリットとは?一脚との違いも解説
- 三脚の選び方
- 三脚の売れ筋ランキングをチェック
三脚のおすすめメーカー
ベルボン(Velbon)
ベルボンは、1955年に創業した日本を代表する三脚ブランドです。いち早くカーボン三脚を取り入れたメーカーであり、数々の特許を取得しています。
ウルトラロックを採用したUTシリーズの三脚を展開。脚の先端をひねるだけで簡単に固定と解除ができ、手軽さを求める方にも向いています。
また、三脚を入れる専用ケースやスマホホルダーなど、アタッチメント付きのモデルが豊富。スマホホルダー付きモデルのなかには、Bluetoothリモコン付きのモノもあり、スマホで撮影することが多い方にもおすすめです。
マンフロット(Manfrotto)
マンフロットは、プロユースの三脚も展開する、世界的に有名なイタリアの三脚ブランドです。スタイリッシュでおしゃれな三脚をラインナップ。なかには、カメラ本体のカラーや好みに合わせて選びやすい豊富なカラーをラインナップしているモノもあります。
携帯性に優れた三脚も取り扱っており、持ち運びを考えている方にもおすすめ。特に、軽量で持ち運びやすいトラベル三脚の「befree」や、ミニ三脚の「PIXI」がぴったりです。
スリック(SLIK)
スリックは、1948年にスタートした日本の老舗三脚ブランドです。さまざまな三脚を展開しており、使用シーンや好みに合わせて選べます。
なかには、最高全高177.5cmのハイポジションモデルや、スマホ撮影対応モデルなども展開。流行を問わず使いやすいデザインの三脚が多く、カメラ周りをすっきりとしたデザインの機材で揃えたい方にもおすすめです。
三脚のおすすめ|一眼レフ・ミラーレス一眼
ベルボン(Velbon) 小型トラベル三脚 UTC-63II AS 325181
脚の先端をひねるだけで脚の固定と解除ができる、ウルトラロック対応の三脚です。三脚を素早くセットでき、手軽さを求める方におすすめ。軽量なカーボン素材を使った三脚なので1.53kgと軽く、付属の専用ケースに入れてさまざまな場所へ持ち運べます。
軽量ながらも頑丈で、脚最大荷重は15kg。推奨積載質量も4kgあり、重い一眼レフやミラーレス一眼をセットした場合も安定感があります。
三脚本体の高さを約27.3〜152cmまで幅広く調節でき、さまざまなアングルからスムーズに撮影可能。また、細かく角度を調節できる自由雲台を搭載しており、動く被写体の撮影にもおすすめです。
マンフロット(Manfrotto) befreeアドバンス カーボンT三脚キット MKBFRTC4-BH
カーボン製の脚部がスタイリッシュなデザインになっているおしゃれな三脚です。1.25kgと軽いので、旅行先へも手軽に持ち運べます。
軽量ながらも9kgまでの重さに耐えられ、重い一眼レフやミラーレスをセットした場合の安定感も良好。細かく角度を変えやすい自由雲台を採用しており、スポーツ観戦や野鳥観察などで動く被写体を撮影するときにも向いています。
また、三脚の固定方法には「Mロック」を採用。突起がないため脚部をスマートに折りたたみでき、バッグの中から出し入れするときもスムーズです。
マンフロット(Manfrotto) PIXI EVO 5段階調節ミニ三脚 MTPIXIEVO-BK
さまざまな場所へ携帯しやすいミニ三脚です。重量がたった0.26kgと軽く、脚部を格納した場合の高さも20.5cmとコンパクト。カバンへ入れて手軽に持ち歩けます。
コンパクトサイズながらも最大耐荷重は2.5kgと頑丈で、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラもしっかり固定可能。カメラを90°回転させれば、ポートレート撮影もできます。
また、5段階の長さ調節や2段階の開脚角度調節に対応。凹凸がある場所でも三脚をしっかりと安定させられます。ただし、全伸高は20cmと低いので、主にローアングルでの撮影におすすめです。
スリック(SLIK) ライトカーボン E84 II 109410
ベーシックなデザインの三脚です。カーボン素材を使った軽量モデルなので、さまざまな場所への持ち運びにおすすめ。折りたたみ時は55.5cmとコンパクトですが、伸ばすと高さ177.5cmにもなり、高い位置からでもスムーズに撮影できます。
三脚の固定方法にはハライチロック式開脚機構を採用しており、ボタンを押し込むだけで簡単に開脚可能。撮影したいときに素早く三脚を組み立てられます。水準器を搭載しており、三脚をセットするときの傾きも軽減可能です。
スリック(SLIK) エイブル 300 HC A300HC
近接撮影にも便利な三脚です。付属の「スライディングアームII」を使うことで、カメラの位置を被写体に近づけて撮影できます。地上最低高が43.9cmと低く、地面に咲いた花を間近で撮りたいときにも便利です。
アームを上に伸ばすことでハイポジションでの撮影も可能。最高全高は179.2cmと高く、広い画角をカメラに収めたいときにも役立ちます。ツマミを回すだけで脚部の固定と解除ができるロックノブ式を採用しており、三脚に不慣れな方も扱いやすい設計です。
また、三脚の本体素材にアルミを使っており、軽量で持ち運びやすいのもポイント。本体価格が比較的安いため、予算が限られている方にもおすすめです。
レオフォト(Leofoto) カーボン三脚 レンジャーシリーズ LS-224C
10層カーボンでできた軽量で堅牢な三脚。旅行カバンの中にも入るコンパクト設計で、持ち運びにおすすめです。シャッターチャンスでサッと取り出せます。
軽量ながらも6kgまでの重さに耐えられ、カメラをセットしたときの安定感も良好。本体の底面と側面にある1/4ネジ穴にはアクセサリーを装着でき、スマホとカメラの同時装着もできます。
ニコン(Nikon) SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット
テーブルの上にも乗せやすいミニサイズの三脚です。高さ約17.5cmと小さく、カバンに入れて持ち運びたい方におすすめ。三脚本体も約200gと軽量で、手軽に携帯できます。
カメラとBluetooth接続できるリモコンが付属し、集合写真や自撮りの撮影も簡単です。リモコンからカメラのズーム操作や写真撮影、動画撮影の開始など、さまざまな操作ができます。
JOBY RangePod Smart JB01678-BWW
模様をあしらった脚部が目をひくおしゃれな三脚です。素早く脚のロックを解除できる「ツイスト式Mロックシステム」を採用しています。
アルミ素材でできた1.6kgの軽量設計で、持ち運びも簡単。軽量ながらも耐荷重が8kgあり、一眼やミラーレスをセットした場合も安定感があります。付属のスマートフォン用アダプターを使えば、幅6〜14cmのスマホも固定可能です。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) マルチスタンド 3段タイプ DG-CAM21
一眼レフ・ミラーレス・カメラ穴付きウェブカメラなど、幅広いカメラを取り付けられる三脚です。クイックシュー付きで、複数のカメラを頻繁に取り替えて撮影する方にもおすすめ。エレベーターハンドル付きで、機材の大きさに合わせて高さを細かく調節できます。
雲台と脚部の2箇所に水準器を搭載しており、カメラの傾きもスムーズに確認可能です。3ウェイ雲台を採用しており、カメラの向きや角度を簡単に調節できます。
三脚のおすすめ|スマホ
ベルボン(Velbon) ファミリー三脚 5段 EX-650 II+スマートフォンホルダー EX-650-2H
全高2mのハイポジションでセットできる三脚です。集合写真で大勢を画角に収めたいときにも役立ちます。
角度や向きを細かく調節できる3ウェイ雲台を搭載しており、狙った構図にセット可能。本体に水準器を搭載しており、写真の傾きも軽減できます。
固定方法には、倒すだけで固定できるレバーロック式を採用しており、脚部の伸縮もスムーズ。ロック状態が一目でわかりやすく、三脚のセットに不慣れな方も簡単にセットできます。
また、クイックシュー機構があり、カメラの着脱も簡単です。幅5.6~8cmまでに対応したスマホホルダーやBluetoothリモコン付きで、手持ちのスマホでも簡単に撮影できます。
スリック(SLIK) 500G-X 217177
フラットに折りたためるスマホホルダー付きの三脚です。ホルダーには、幅6~9cmまで、厚さ12mmまでの幅広いスマホをセット可能。サイズが大きいiPhone 15 PlusやGalaxy S24 Ultraもスムーズに固定できます。
レバーロック式を採用しており、三脚の組み立ても簡単です。三脚本体にはアルミ素材を採用しており、安定感に期待ができます。
上下・左右・縦横位置を細かく調節できる3ウェイ雲台を搭載しており、角度や向きの調節もスムーズ。軽量な三脚ながらも1kgまでの重さに耐えられます。
スリック(SLIK) スムースビデオ 246603
スマホで動画を撮りたい方におすすめの三脚です。滑らかに動くビデオヘッドを搭載しており、大きなハンドルでスマホの向きをスムーズに変えられます。
また、スマホを縦置きで固定できるのもポイント。ショート動画やインスタライブなどでの使用にもおすすめです。三脚下部のボタンで簡単に開脚でき、撮りたい構図に合わせて2段階の高さ調節ができます。
折りたたむと高さ22.5cmまで小さくでき、三脚を頻繁に持ち運ぶ方にもおすすめです。雲台に水準器を搭載しているため、凹凸が多い場所で三脚を立てる場合も、傾きを簡単に正せます。
バンガード(VANGUARD) VEO 3GO 265HAB
脚を取り外すと自撮り棒としても使える、スマホ対応の三脚です。スマートフォンホルダーとBluetoothリモコンが付属。スマホでの動画撮影や写真撮影に向いています。
軽量なアルミ素材でできており、1.66kgと軽いため持ち運びに便利。軽量ながらも耐荷重5kgのタフな設計で、撮影時の安定感にも優れています。
また、三脚の脚には脚を簡単に取り外せるツイストロックを採用。クリーニングがしやすいため、海辺や山中など、アウトドアへの持ち運びが多い方にもおすすめです。
エレコム(ELECOM) スマートフォン用2way三脚 BTリモコン付 P-STSR
6.5インチまでのスマホに対応した三脚です。スマホとBluetooth接続できるワイヤレスリモコンが付属。iPhoneやAndroidスマホで集合写真を撮りたいときに役立ちます。
三脚本体は約178gと軽量で、持ち運びにもおすすめ。被写体の位置に合わせ、三脚の高さを18.5〜87.5cmまで8段階で調節できます。
また、三脚の脚を折りたたむことで自撮り棒としても使用可能。長さを19〜90cmまで調節できます。さまざまなシーンで使いやすい三脚です。
三脚のおすすめ|ビデオカメラ
ベルボン(Velbon) 中型ファミリービデオ三脚 4段 EX-647 ビデオ II EX-647V2
ゆっくりと滑らかに動くオイルフリュード雲台を採用した三脚です。被写体をスムーズに追従可能。パンハンドルの取り付け位置や角度の変更にも対応しており、利き手や撮影位置に合わせて使いやすい三脚です。
また、三脚の側面にパンストッパーとティルトストッパーを搭載。片手で簡単に水平と上下をコントロールでき、動画撮影に集中できます。エレベーターを含む最高全高は173cmと高く、大人数の集合写真を撮影したいときにも便利です。
クイックシュー機構に対応しており、ビデオカメラとカメラを取り替えることが多い方にもおすすめ。付属のスマートフォンホルダーとBluetoothリモコンを使えば、手軽にスマホ撮影もできます。さまざまな機材を使って撮影するときも便利な三脚です。
スリック(SLIK) GX-S 6400 Video GXS6400V
ビデオ撮影に最適化された雲台を搭載した三脚です。オイルの抵抗によりゆっくりと動き、スムーズな動画撮影が可能。上級ビデオ雲台と同じパンハンドルを搭載しており、角度を自在に調節できます。
また、「スマートフォンホルダー組み込みクイックシュー」も魅力。クイックシューのホルダー部分を起こすだけでスマホを取り付けられる、スリック独自の構造です。
カメラやビデオカメラだけでなく、スマホでの動画や写真撮影にも向いています。取り付ける向きを変えることで、スマホを縦位置でも固定可能。インスタグラムのライブ配信やショート動画の撮影にもおすすめです。
バンガード(VANGUARD) ALTA PRO 3VL 303AV18
ゆっくりと静かに動く油圧式のビデオ雲台を搭載した三脚です。滑らかに可動し、ビデオ撮影におすすめ。ダブルロングハンドルを採用しており、撮影したい方向へとスムーズにビデオカメラを向けられます。
ビデオカメラの重さや撮影者の好みに合わせ、ダンピングノブで油圧負荷を簡単に調節可能。中央には、チルトロック機構付きの大型ノブがあり、コントロール性に優れています。
また、最大耐荷重15kgで、安定感も良好。運動会やスポーツ撮影など、さまざまなシーンで活躍します。
リーベック(Libec) 三脚システム TH-X
持ち運びに便利なビデオカメラ向きの三脚です。ショルダーストラップ付きの収納ケースが付属し、持ち運びに便利。重さ約3.1kgと軽量で、さまざまな撮影場所へと手軽に持ち運べます。
ツマミを回すだけで固定できるノブロック式を採用しており、三脚に不慣れな方も簡単にセット可能。スライドプレートにはワンタッチ着脱機構を採用しており、複数の機材を簡単に取り替えてセッティングできます。
ベンロ(BENRO) シアンバード カメラ用三脚 TCBA15FS20PROC
1.22kgと軽量で持ち歩きやすいアルミ製の三脚です。三脚の脚を楕円形にし、センターポールを細い三角形にすることで直径を抑えたスリム設計。付属のバッグに入れ、コンパクトに持ち運べます。
軽量ながらも耐荷重は4.5kgあり、ビデオカメラを置いたときの安定感も良好。ビデオ雲台と自由雲台を兼ねた雲台が付属し、動画撮影にも写真撮影にもおすすめです。
また、ビデオカメラやカメラのサイズに合わせ、三脚の高さを17.5〜156.5cmまで幅広く調節可能。ワンタッチで操作できるレバーロック式を採用しており、簡単に高さを調節できます。
三脚を使うメリットとは?一脚との違いも解説
三脚は、撮影時の手ブレを軽減できるのがメリットです。手持ちで撮影する場合、手ブレ補正機能を使っても画質が劣化しやすい傾向があります。三脚でカメラを安定させることで、手持ちよりも綺麗に撮影可能です。
三脚は長時間カメラを構えるときにも便利。重い一眼レフカメラを構える場合も、手や腕への負担を軽減できます。スローシャッターによる被写体ブレを取り入れたり、長時間露光で水や雲の流れを撮影したり、表現の幅を広げたいときにもおすすめです。
また、セルフタイマー機能を使い、大人数での集合写真を撮影できるのも三脚のメリット。全員が入り切る画角で綺麗に撮影できます。
一方、三脚は素早く向きを変えられないため、スポーツ観戦やライブ鑑賞などには不向き。素早く被写体を追いかけながら撮影したい場合は、一脚がおすすめです。一脚は三脚と違い自立しないものの、スリムで携帯しやすく、素早く撮影方向を変えられます。
三脚の選び方
使う機器に適したモノを選ぶ
一眼カメラには耐荷重と重量のバランスがいいモノを
安定感がある三脚を選ぶためには、耐荷重を目安にしてみてください。乗せるカメラよりも耐荷重が大きい三脚ほど、カメラをセットしたときに安定感があります。三脚を選ぶ前に、セットするカメラの重さをチェックしておくのがおすすめです。
耐荷重は、カメラの重さとぴったり同じモノよりも、余裕のある三脚の方が安定します。特に、凹凸がある場所や横風が吹く場所に三脚をセットした場合は、カメラの重さにプラスして負荷がかかるため、耐荷重に余裕があるモノがおすすめです。
具体的には、レンズを含めたカメラの総重量より2倍の重さを目安にしてみてください。例えば、5kgのカメラをセットする場合、耐荷重が10kg以上ある三脚が向いています。
ただし、耐荷重が大きい三脚ほど脚が太く重い傾向があります。持ち運びやすさを重視する方は、耐荷重と三脚本体の重量のバランスがよいモノを選ぶのがおすすめです。
スマホにはホルダー付きのモノを
スマホを三脚に取り付ける場合は、ホルダー付きのモデルがおすすめです。ホルダー付きの三脚であれば、ネジ穴がないスマホも簡単にセットできます。
ホルダーを着脱できるタイプの三脚なら、スマホ以外にビデオカメラ・一眼レフカメラなども取り付け可能。スマホで手軽に撮りたいときにも、お気に入りのカメラで綺麗に撮りたいときにも便利です。
ただし、ホルダーに取り付けられるスマホのサイズは製品によって異なります。三脚にスマホをしっかり固定するためには、あらかじめ使用するスマホのサイズを確認しておくのがおすすめです。
ビデオカメラには滑らかな操作が可能な油圧式がおすすめ
三脚にビデオカメラをセットする場合は、静かで滑らかな動きが特徴の油圧式のモデルがおすすめです。油圧の力でゆっくりと可動するため、方向や角度を変えるときのガタつきを軽減できます。
また、油圧式と似たものにオイルフリュード機構を採用したモノがあります。オイルフリュード機構の三脚は、粘り気のある特殊なグリスを採用しており、油圧式と同様にゆっくりと滑らかな動きが可能。ビデオカメラでの撮影におすすめです。
高さをチェック
三脚の多くは、脚部の角度を変えることで高さを調節可能です。最も高く伸ばしたときの高さを「最高全高」といい、最も低くしたときの高さを「最低全高」といいます。
三脚を選ぶときは、最高全高が大切。最高全高でカメラをセットしたとき、目線の高さに近づくほど楽な姿勢で撮影できます。長時間シャッターチャンスを待つときにも使いやすくなります。
例えば、身長が170cmの方なら最高全高が約150cmある三脚がおすすめ。一方、地面に咲いた花や床に置いたモチーフなどを撮影する場合は、三脚の最低全高にも注目して選んでみてください。
また、なかには2m以上の高さから撮影できる三脚もあります。多くの人がカメラを構える運動会・発表会などのイベントシーンで、人の頭越しに撮影するときにも便利です。高い位置にセットすることで、集合写真を撮るときも大勢を写真に収められます。
重視するポイントに合わせて脚の固定方法を選ぶ
コンパクトに収納できるナットロック
ナットロックを採用した三脚は、脚部の節目に付いたナットをネジのように回すことで高さを調節します。ある程度力を入れながらナットを回す手間がかかるものの、1回締めておけば撮影中に緩みにくく、安定感に優れているのがメリットです。
また、さまざまな方向から同じ動作で固定できるのもナットロックの特徴。シンプルな構造で耐久性に優れており、三脚を頻繁に持ち出す方も長く使い続けられます。
素早くセッティング可能なレバーロック
セッティングのしやすさを重視する方には、レバーロックを採用した三脚がおすすめです。レバーを倒すだけで簡単にロックでき、素早く三脚を固定できます。シャッターチャンスを逃したくない方や、さまざまな景色を撮りながら移動したい方におすすめです。
また、レバーロックを採用した三脚は、ロック状態を一目で確認できるのも利点。ロックのし忘れが少なく、大切なカメラを乗せたまま転倒するリスクを軽減できます。
一方、レバーロックは緩みやすいため、定期的に締まり具合を確認する作業が必要です。野鳥観察などで長時間カメラを構えるときよりも、集合写真などで短時間だけカメラを使うときに適しています。
リーズナブルなノブロック
ノブロックは、比較的古いモデルの三脚に多い固定方法です。ツマミを回すだけで、固定力を簡単に調節可能。シンプルな操作性で、三脚の扱いに不慣れな方も簡単に操作できます。
一方、劣化するとネジが割れるリスクがあるので、定期的な買い替えを考えている方や使用頻度の低い方におすすめ。ノブロックを採用した三脚は比較的リーズナブルなモノが多く、買い替えの費用も安く抑えられます。
コンパクトかつ素早いセッティングができるウルトラロック
ウルトラロックは、脚の先端を握ってひねるだけで、全段の節目を一気に固定できる便利な固定方法です。1段ずつ固定する手間がかからないため、シャッターチャンスのときに素早く三脚を固定できます。
撮影後は、再び脚の先端をひねるだけで全段の固定を解除可能。素早く収納でき、スムーズに次の撮影場所へと向かえます。脚部に固定用のノブやレバーがない分、収納時のフォルムもスマート。撮影用機材をできるだけコンパクトにまとめて持ち歩きたい方にもおすすめです。
パイプの素材で選ぶ
軽量でブレにくいカーボン素材
持ち運びが多い場合は、軽量なカーボン素材の三脚がおすすめです。カーボン素材の三脚は金属素材のモノよりやや高価ではあるものの、比較的軽いため持ち運びやすさに優れています。
また、強度が高く安定感があり、三脚の振動がカメラまで伝わりにくいのもメリット。撮影時のブレを軽減できます。一方、三脚本体が軽い分、重量があるカメラを取り付けたとき不安定になりやすいため、あらかじめ耐荷重を確認しておくのがおすすめです。
低価格で初心者向けのアルミ素材
多くの三脚は金属素材でできており、なかでもアルミは主流の素材です。カーボンと比べると重量があり安定感があるため、三脚を持ち運ぶことが多い方にも適しています。
また、アルミ製の三脚は比較的安い価格のモノが多いのもメリット。初めて三脚を使うカメラ初心者の方にもおすすめです。
一方、アルミ製の三脚は振動に弱く、ブレやすいのが難点。風や振動による影響が大きい屋外での撮影よりも、室内での集合写真や商材の撮影に向いています。
雲台の操作性をチェック
雲台の種類・耐荷重をチェック
雲台は、三脚にセットしたカメラの位置決めのしやすさを左右するパーツです。3ウェイ雲台・自由雲台・ビデオ雲台などの種類があります。3ウェイ雲台は、垂直・水平・縦の3方向を独立して調節できるタイプ。狙った構図で撮影しやすいのがメリットです。
より角度を自由に調節したい場合は、自由雲台対応の三脚が適しています。自由雲台はボール雲台とも呼ばれ、可動部分にボールを搭載。スポーツ観戦や野鳥観察など、動きのある被写体を撮影するときにおすすめです。
動く被写体を動画で撮影したいときには、ビデオ雲台付きの三脚が向いています。ビデオ雲台を採用した三脚は、レンズの方向を変えるときもゆっくりと滑らかに動くのが特徴です。
また、雲台は三脚の耐荷重を左右するパーツでもあります。カメラとレンズの重さを考慮し、耐荷重に余裕があるモノを選ぶのがおすすめです。
カメラ取り付け方法はクイックシュー式がおすすめ
カメラの取り付けやすさを重視する方には、クイックシュー式を採用した三脚がおすすめです。あらかじめ専用のシュープレートをカメラの底にネジ留めしておくことで、カメラをワンタッチで着脱できます。
カメラと三脚をネジ留めする手間が省け、固定レバーの操作だけで簡単に着脱可能。手持ち撮影と三脚を使った撮影とを頻繁に切り替える方や、複数のカメラを使い分ける方にも適しています。
クイックシュー式の三脚は、シュープレートの取り付けが緩むと写真がブレやすいものの、ネジの緩みをこまめに確認することで綺麗に撮影可能です。
水平をキープするなら水準器搭載モデルを
水準器とは、カメラの水平を簡単に確認できるパーツです。溶液で満たした容器に気泡を封入しており、気泡が中央に来るよう三脚をセットすることで、写真の傾きを軽減できます。三脚で水平をとりたいときにあると便利なパーツです。
水準器の搭載位置は、三脚によって異なります。三脚が水準器付きでない場合は、水準器の後付けも可能です。三脚の使い方や撮影方法などに合わせて選んでみてください。
三脚の売れ筋ランキングをチェック
三脚のランキングをチェックしたい方はこちら。
三脚を選ぶときは、具体的な使い方を想像してみるのがおすすめです。例えば、スマホで撮影することが多い場合はスマホ対応の三脚がおすすめ。持ち運びが多い場合は特に軽量性が重要です。一方、主にショート動画の撮影で使う場合は縦置きの可否が大切なポイント。使い方に合わせて適した三脚を選んでみてください。