子どもの記録や旅の思い出などいろんなシーンで活躍するビデオカメラ。最近は高性能ながらも小型化が進むモデルも多く、それによりさまざまな場所に持ち運ぶ機会も増えつつあるのではないでしょうか?
同時に4Kをはじめ高画素化も進むなか、ビデオカメラと合わせて持って行きたいのが三脚です。今回はビデオカメラでの動画撮影に必要な三脚の選び方とおすすめ三脚をご紹介します。
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メインの被写体を明確にする
三脚を選ぶ前に確認したいことは、自分が撮影するメインの被写体はなにかということです。風景、動物、運動会、発表会など、ビデオカメラの三脚を購入する人ならなにかしらの目的があるはず。なにを撮影するかによって、選ぶ際のポイントも変わってきます。
たとえば、風景撮影といっても山に登ったり険しい道を歩いたりと機動力が必要になる場合は軽量な三脚がいいし、発表会など三脚をセットしたらほとんど動かさない場合はそれほど重量は気にしなくてもいいでしょう。
また、運動会や動物など動く被写体をメインに撮影する場合には、雲台にも注目する必要があります。三脚において雲台の役割はとても重要です。とくに、動体を撮るならいろんな方向に対応できる自由雲台がオススメです。
このように、自分の撮影する被写体を明確にしておくことで、三脚もグッと選びやすくなりますよ。
耐荷重をチェック
最適な三脚を選ぶために見ておきたい項目が「耐荷重」です。どのくらいの重さに耐えれるかを表す耐荷重は、通常各メーカーの製品ページに記載されています。そして、耐荷重を見るうえで必要なのが、自分が使用するビデオカメラの重量です。
ビデオカメラといえど、小型、中型、大型とさまざまなサイズ・重量があります。たとえば、小型で軽量のビデオカメラに大型の三脚は不釣り合いだし、大きくて重いビデオカメラに携帯性に優れた三脚を選んでも実用的ではありません。
自分にとって必要な三脚の耐荷重はどのくらいか? そして、それを知るための自分が普段使っているビデオカメラの重量はどのくらいかを、しっかり確認しておきましょう。
使用している素材は?
現在の三脚に使用されているおもな素材は大きくわけて2種類あります。「カーボン製」と「アルミ製」です。カーボン製は強度と軽さの2つをかねそなえているのが特徴です。そのため、風景撮影などで目的地まで徒歩で移動する必要があるときや、旅行に持ち運ぶときに最適です。
デメリットは、高性能なぶん価格が高いことです。一方、アルミ製の場合は手頃な価格が多いので購入時の敷居も低くなります。「まずは三脚というものを使ってみたい」とお考えの人は、とりあえずアルミ製から使ってみるのも悪くはないでしょう。
そのうえで、「ここがもっとこうだったらいいのに」といった自分にとって本当に必要な機能も同時にわかってくるはずです。また、発表会や運動会などで、一度三脚をセットしたらほとんど動かさないときや風景撮影でも車移動がメインの人なら、アルミ製でも充分活躍してくれるでしょう。
自分の撮影スタイルにあわせて最適な素材を使用した三脚をゲットしてみてください。
ビデオカメラの三脚おすすめメーカー
マンフロット(Manfrotto)
リノ・マンフロット氏が創業したイタリアの三脚メーカー「マンフロット」。すぐれたデザイン性と使いやすさに定評あるメーカーです。三脚のラインナップも豊富で、スマホ用の超コンパクトなものから、業務用の大型で安定感あるものまでいろんな三脚を販売しています。
また、三脚だけではなくカメラバッグやスマホアクセサリーも取り扱っています。とくに、近年はスマホやアクションカメラで撮影する人が増加していることから、これらのニーズにあわせた便利なアクセサリーもいろいろ用意されています。
たとえば、スマホ用の三脚アダプター、GoPro用のLEDライト、スマホ用のレンズやLEDを取りつけるためのiPhoneケースなど、時代にあわせた写真撮影を楽しむためのアイテムをたくさんつくっているメーカーです。
ベルボン(Velbon)
三脚メーカーと聞いて「ベルボン」を思い浮かべる人はたくさんいるのではないでしょうか? 写真好きならほとんどの人が知っているベルボンは、「より軽く」「より堅牢で」「より使い易い」をモットーにした製品設計をおこなっているメーカーです。
三脚メーカーだからこそ、その先端技術は「さすが」のひとこと。開脚角度が標準位置へ自動でもどるセミオートラチェット式開脚機構やレバーロックをカーボンパイプの伸縮方式に取り入れたエル・ロック機構を搭載。
加えて、装着したときに自動でレバーが固定するスタンバイ機構を内蔵したマグネシウム製による軽量&薄型クイックシューシステム「QRAシステム」も魅力的な機能の一つですね。
また、パイプを約半回転するだけで三脚の脚をすばやく伸縮&固定を可能にしたダイレクトコンタクトパイプとウルトラロックなど、ほかにもさまざまな技術を用いた製品を開発しています。
スリック(SLIK)
スチール用の三脚はもちろん、動画撮影用やプロシリーズ、カーボンシリーズなど多彩なラインナップを取り揃えている三脚メーカー「スリック」。ベルボンと同様、こちらも写真好きならご存知の方も多いでしょう。
優れた機能や技術を使ってつくられた三脚は、多く人々に活用されています。三脚使用時に水平をとるために便利な水準器、特許登録済の開脚ストッパーを引き出して開脚角度を「ハイ・ミドル・ロー」の3段階に設定できるマルチポジション、創業当時にマスターという三脚に採用したカメラネジダプルナットなど、利便性の高いさまざまな機能を駆使しています。
数多くの機能や技術と豊富なラインナップにより、好みにあわせた三脚を見つけやすいはず。
ビデオカメラにおすすめの三脚
マンフロット(Manfrotto) ビデオキット ツイン3段アルミ MSタイプ MVK500AM
3段によるアルミ製の三脚です。動画撮影においてとても重要なパンやティルト動作が可能なモデル。セットアップをするうえで役立つバブル水準器が付属するほか、カメラをすばやく取りつけてセットアップできるスライディングプレートもついてきます。
また、カウンターバランスシステムを搭載しているのも特徴です。三脚と雲台がセットのビデオキットなので、初心者にも使いやすい三脚といえるでしょう。さらに、専用のキャリングケースも用意されているので、三脚を持ち運ぶときにも便利です。
ちなみに、最大耐荷重は5kgなので、かなり丈夫な三脚です。そのほか、重量は4500g、格納高は72cm、脚ロックタイプはレバーロックになります。アルミタイプで剛性に優れ、パンやティルトもしやすい三脚を探している人にはピッタリです。
マンフロット(Manfrotto) ビデオキットシングル3段MPROカーボンファイバー MVK502C-1
こちらはMVH502Aプロビデオフルード雲台と535カーボンファイバー三脚、それから専用キャリングケースがセットになったビデオキットです。536三脚はハーフボール式カーボンファイバー製になっています。先ほどのMVK500AMと同様に、この三脚もパンやティルト動作に対応しています。
最大耐荷重も7kgと、とても安定感があるので屋外でも安心して三脚を使用できます。バブル水準器やスライディングプレートも付属するほか、カウンターバランスシステムも搭載しているのが特徴です。カーボン製の三脚なので、軽量ながらもさまざまなシーンに役立つはず。
全伸高も185cmと高いので、映像のバリエーションも増えるのではないでしょうか? 優れた耐荷重・安定性で、さまざまな環境下で安心して使える三脚を求めているなら、ぜひ選択肢の一つに加えたい逸品です。
ベルボン(Velbon) ビデオ用三脚レバー式
オイルフリュード雲台なので、ゆっくり滑らかな映像を撮影したい人には最適なモデルです。フルローポジションにも対応済みなので、小さな被写体などをしっかり撮影したいときにも便利です。また、スライド式クイックシュー機構により、重心のバランスを約85mmの範囲内で調節できるのもポイントです。
脚はレバーでのワンタッチによる伸縮操作なので、ササっとすばやく伸縮できるのもうれしいところ。ロック時の確認もしやすいので、初心者にも使いやすいはず。ちなみに、三脚には水準器や専用ケースもついてきますよ。
エレベーターの下側にはエンドネジを搭載しているので、撮影中に使用するアクセサリー類もつけれます。細部まで使いやすい仕様に仕上がっている三脚です。
ベルボン(Velbon) ビデオ用三脚レバー式
パンとティルトの2方向によるストッパーを配置して、ビデオ撮影に便利なオイルフリュード雲台を備えた三脚です。片手で手軽に水平と上下のコントロールがしやすいので、美しい映像を撮影したい人には使いやすいモデルになります。
さらに、補強ステーがついているので、開脚したときの剛性にも優れ、安定感ある撮影が可能です。三脚には水準器も装備しているほか、クイックレバーロックにより、脚の伸縮も快適です。また、ビデオカメラ装着時におけるネジ緩みの回転防止や正確な位置に装着するためのビデオボスを有しているのもうれしいポイントです。
動画撮影に快適な粘性と滑らかな操作感を体感できる三脚に仕上がっています。
スリック(SLIK) 三脚 515QF
こちらは中型三脚の代表機種である「マスターIII」をベースにした三脚です。オイルフリュードとスプリングバランスを組み合わせた「デジタルバランスPRO」の雲台を取り入れているのが特徴です。また、ハンドルは握り部が曲がっているので、カメラの方向をカンタンに調整できるのもうれしいポイントです。
脚にはナット式による脚ロックを採用し、滑らかな伸縮を行えます。回すだけで脚がロックするので、急いで撮影したいときにも便利な操作性です。さらに、エレベーターには「ラックアンドピニオン式」を取り入れているほか、FAJ(フリクションアジャスト機構)を備えているところも見逃せません。
ステーもついているので、「ひねり」に対する剛性にも優れています。オイルフリュードによるスムーズな操作性と、高い安定性、そして撮影時における実用的な機能性をあわせ持つ三脚を探している人には最適なモデルといえます。
持ち運びに便利な軽量タイプのおすすめビデオカメラ三脚
ベルボン(Velbon) ビデオ用三脚ウルトラロック
脚の先端を握ってひねることで、一気に全段を固定・解除できる三脚。すばやくセッティングができるので、機動力を生かした撮影スタイルをしたい人に有効です。また、パン・ティルト同軸機構を搭載しつつ優れた携帯性を実現しているのもポイントです。
オイルフリュード雲台による定速で滑らかな操作性を有し、ワンタッチでカメラの着脱ができるクイックシュー機構を装備しているのもすばらしいですね。ほかにも、パンハンドルポジションを変更できたり、ビデオボスを装備したり、縦と横の両方に対応したシュープレートを備えていたりと、撮影時における快適性を細部まで追求しているあたりに好感が持てます。
ローポジションにも対応しているので、地面に咲いている小さい花や植物をじっくり撮りたい場合にも使いやすい三脚です。
スリック(SLIK) 三脚 スプリントHD ブラック
小型軽量三脚である「スプリント」に新開発の動画対応3ウェイ雲台を搭載したモデルです。上下・左右・横/縦位置の各3方向に独立して動かせる、フリクションコントロール機構装備の2ハンドル3ウェイ雲台を使用しているのが特徴です。
さらに、最上段のNO1パイプにはウレタングリップを取り入れて、パイプの傷つきや伸縮不良を防いでくれるほか、脚の伸縮にはレバーロック式を採用。また、エレベーターの高さ調整はセンターポール式なので、カンタンに引き上げれるのも使いやすいポイントです。
クイックシューによるすばやいカメラの取り付けはもちろん、カメラ取付面にゴム入りのコルクを使用しているあたりも、細部までのこだわりを感じます。アルミとマグネシウムの合金パイプを使っているのも特徴の一つです。
スリック(SLIK) 三脚ビデオスプリント
開脚角度を3段階にセットできる3段階開脚機構と分割エレベーターで、ローポジション撮影にもスピーディーに対応します。さらに、最大パイプ径が20mmととっても軽量な三脚ながらもアルミダイカストを本体に採用。優れた剛性でスムーズな操作性を実現したビデオ用雲台を搭載しているのが特徴です。
4段式で脚をコンパクトにたためるうえに、全高が1662mmと高いところも撮影する人にとっては頼もしいポイントになるのではないでしょうか? 滑らかなパンもできるビデオ雲台とあわせることで、多彩な映像表現を撮影できるでしょう。
コンパクトで軽量、そしてローポジション撮影もしやすい三脚が欲しい人は必見です。
スリック(SLIK) 三脚 450G-8
こちらは軽量三脚で人気の500Gシリーズ8世代目のコンパクトタイプになります。3ウェイ雲台を搭載し、縮長315mmと小型ながらも2段エレベーターにより全高900mmというスペックを実現しています。
センターポール式エレベーター採用なので、ナットを緩めて引き上げるだけでカンタンにセッティングできるのがうれしいところ。また、丸パイプには溝をつけることでパイプの空転を防止し、脚の伸縮と固定をより確実に、カンタン仕上げています。
そのほか、水平出しに役立つ水準器を搭載したり、レバー式脚ロックを採用しているのも特徴です。コンパクトながらも、いろんな状況下で役立つ三脚ですよ。
ベルボン(Velbon) ビデオ用三脚
オイルフリュード雲台により滑らかで粘性のある操作を可能にした三脚です。縦と横のどちらでもつけれるシュープレートを備え、シュー固定レバーにはカーボン繊維強化樹脂を使うことにより優れた剛性を実現しています。
また、パン・ティルト同軸機構やパンハンドルのポジションを変更できる点もグッドです。ワンタッチで取りつけれるクイックシュー機構を備えているのも見逃せないポイントです。ネジを何度も回して装着するわずらわしさがないので、撮影時に余計なストレスを受けることも少なくなります。
雲台は取り外しできるので、あとから別売の雲台に交換することも可能ですよ。ほかにも、ローポジション対応やセミオートラチェット式3段開脚など、役立つ機能が盛りだくさんな三脚に仕上がっています。
カメラにも小型から大型まであるように、三脚にもいろんなサイズ・重量のモデルがあります。自分が使っているビデオカメラにあったもの、そして用途に応じた最適な三脚を選ぶことで、より映像の魅力を引き出せるはずですよ。これから三脚を購入する人は、ぜひ参考にしてみてください。