コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせたハイブリッド式除湿機。それぞれのメリットを備えたパワフルで効率的な除湿運転で部屋の湿気を取り除いて、部屋干しの洗濯物をスピーディーに乾かすのにも役立ちます。

ただし、さまざまな機能を搭載したモデルがあり、どれを選んだらよいのか迷ってしまう場合も。そこで今回は、おすすめモデルをご紹介します。あわせて選び方も解説するので、除湿機の購入を検討している方は参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ハイブリッド式除湿機とは?

By: panasonic.jp

ハイブリッド式除湿機とは、コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた除湿機。夏場は高温に強く消費電力の少ないコンプレッサー式の比率をアップさせ、冬は気温に左右されにくいデシカント式の比率をアップさせて運転するのが特徴です。

とくに、部屋干しする機会が多いなど、湿気の少ない冬でも除湿機を使いたい家庭におすすめ。一人暮らしなど日中にベランダで洗濯物を干しにくい場合も重宝します。

コンプレッサー式のように気温が下がると大きく除湿能力が落ちることもなく、季節を問わず優れた除湿能力を発揮するのが魅力です。

ハイブリッド式除湿機のメリット・デメリット

By: panasonic.jp

ハイブリッド式除湿機は梅雨時など湿気が気になる季節はもちろん、部屋干しの洗濯物の乾燥など1年中役立つのがメリットのひとつです。コンプレッサー式とデシカント式の組み合わせにより、気温が低い季節に除湿能力が落ちるコンプレッサー式のデメリットを克服。消費電力が大きいデシカント式の弱点も補います。

気温に合わせて2方式を切り替えながら除湿する効率的な運転で、無駄な電気代を抑えられるのもポイント。部屋干しの洗濯物をスピーディーに乾かすパワフルな除湿力も魅力です。

ただし、コンプレッサー式やデシカント式と比べてサイズがやや大きめなのがデメリット。価格も高めの傾向があります。

ハイブリッド式除湿機の選び方

除湿能力をチェック

By: panasonic.jp

ハイブリッド式除湿機を選ぶ際は、1日あたりに除去できる水分量の目安になる「除湿能力」をチェックしておきましょう。

除湿能力は対応畳数で確認できます。たとえば「可能面積の目安25畳」などと記載されているので、設置する予定の部屋の広さに合ったモデルを選ぶのがおすすめです。

また、「18L/日」などと表記されている、1日あたりに除去できる水分量も要チェック。数値が大きいほど高い除湿能力を発揮します。ただし、いずれもあくまで目安であり、住宅の気密性や使用環境によって影響を受ける場合も。一般的に木造住宅は鉄筋コンクリート住宅よりも気密性が低く、より高い除湿能力が必要です。

除湿能力が足りるのか心配な場合やすばやく部屋干しの洗濯物を乾かしたいなら、ワンランク上の畳数に対応できるモデルも検討してみましょう。

タンクの容量をチェック

By: panasonic.jp

ハイブリッド式除湿機を選ぶ際はタンク容量も重要です。タンク容量が大きいモデルほど除去した水を多く貯められます。すぐに満水になることがなく、長時間の連続運転が可能。タンクに貯まった水を捨てる手間も減らせます。

とくに、除湿能力の高いモデルほど水が溜まるスピードが速いのが特徴です。部屋干しの洗濯物の乾燥で使う機会が多いなら、大きなタンクを備えているのかチェックしておきましょう。

力に自信がない方やご高齢の方が使用する場合は、必要以上に大きくない小さめのタンクを選ぶのもおすすめ。持ち運びに便利なハンドルを搭載しているタンクや、水を捨てやすい排水口を設けているモデルもあるのでチェックしてみてください。

本体のサイズをチェック

By: jp.sharp

ハイブリッド式除湿機は、コンプレッサー式やデシカント式と比べてやや本体サイズが大きい傾向があります。使いたい場所に問題なく置けるのか、サイズを確認しておきましょう。

あわせて重量もチェック。家の中のさまざまな場所で使いたい場合は、重さがあると移動が大変です。なかには、キャスターを搭載したモデルが販売されています。転がしながら楽に移動できるので、チェックしてみてください。

また、リビングなど決まった場所に据え置いて動かさない場合でも、近くにコンセントがないと不便。電源コードの長さも確認しておくと安心です。電源コードの長さに余裕があれば、浴室の前などコンセントが近くにない場所で使いたい場合に重宝します。

あると便利な機能をチェック

部屋干しに便利な「衣類乾燥機能」

By: jp.sharp

ハイブリッド式除湿機のなかには、衣類乾燥機能を搭載したモデルが販売されています。洗濯物を部屋干しする機会が多いならチェックしておきましょう。洗濯物を外に出せない梅雨時や、一人暮らしで日中ベランダに洗濯物を干しておけない場合に役立ちます。

衣類乾燥機能は、送風によって洗濯物を乾かすのが特徴。ワイドに送風できるモデルほど、洗濯物の端まで風が届いてスピーディーに乾かせます。また、自動スイング機能などを搭載したモデルなら、より効率的に乾燥できるのでチェックしてみてください。

本体内部を自動で乾燥してくれる「内部乾燥機能」

By: rakuten.co.jp

除湿機は内部に水を貯める仕組みのため、適切なお手入れが必要です。内部乾燥機能を搭載しているハイブリッド式除湿機なら、運転終了後に本体内部に残った水滴や湿気を乾燥させて清潔な状態を保てます。

お手入れの手間を省けるのもポイント。内部乾燥機能を搭載していないモデルの場合、そのまま放置しておくとカビやヌメリが発生する原因になるので注意が必要です。

清潔な状態での使用することを重視するなら、内部乾燥機能を搭載したモデルをチェックしておきましょう。

ニオイが気になる方には「消臭・除菌機能」

By: rakuten.co.jp

ハイブリッド式除湿機には、消臭・除菌機能を搭載したモデルがあります。とくに部屋干しに活用する機会が多いのであれば、気になるニオイを防ぎやすい消臭機能を搭載したモデルをチェックしておきましょう。

なかでも、独自のイオン技術を利用して消臭効果を発揮するモデルに注目。脱臭効果があるとされるイオンを放出し、ニオイ対策で活躍します。部屋干しのニオイを抑制するほか、ニオイの原因菌を除菌する効果が期待できるのも魅力です。

また、タバコ臭・体臭・ペット臭など、さまざまなニオイ対策に活用できる運転モードを搭載したモデルもあるのでチェックしてみてください。

必要な時間だけ運転できる「タイマー機能」

By: amazon.co.jp

より効率的にハイブリッド式除湿機を利用するなら、タイマー機能を搭載しているのかをチェックしておきましょう。外出時や就寝時など、合わせた時間に停止するように設定できるモデルが便利です。

ただし、設定できる時間はモデルに異なる点に注意が必要です。なかには、搭載されているセンサーが洗濯物の乾き具合を判断して自動で停止するモデルも。タイマーをセットする必要がなく、切り忘れを防いで無駄な電力消費を抑える効果も発揮するのでチェックしておきましょう。

静音性をチェック

By: amazon.co.jp

ハイブリッド式除湿機はコンプレッサーを搭載しており、運転音が気になる場合があります。寝室や赤ちゃんが寝ている部屋で使用するなら、静音性をチェックしておきましょう。運転音はdB(デジベル)で確認可能です。数値が大きくなるほど運転音も大きくなります。

たとえば、50dBで静かな事務所やエアコンの室外機程度、40dBは図書館や静かな昼の住宅地程度の運転音が目安です。なかには、運転音40dB以下のモデルも販売されているので、なるべく静かなモデルを求めている方はチェックしてみてください。

ハイブリッド式除湿機のおすすめメーカー

パナソニック(Panasonic)

By: panasonic.jp

パナソニックは生活家電や映像・音響機器、住宅関連などさまざまなジャンルで製品を展開している総合電機メーカーです。除湿機においてはハイブリッド式・デシカント式を販売しており、2005年に世界初となるハイブリッド式除湿機を開発したことで知られています。

なかでも、独自のイオン技術「ナノイーX」を採用したハイブリッド式除湿機に注目。部屋干しで気になるニオイの原因菌を除菌する効果が期待でき、ニオイ対策をしたい方におすすめです。

仕上がりを検知して自動でストップする「カラッとセンサー」を搭載した、機能性に優れたモデルもラインナップしています。

シャープ(SHARP)

By: jp.sharp

シャープはエアコンや冷蔵庫、テレビなどさまざまな家電製品を手がけている電機メーカーです。除湿機も豊富にラインナップ。独自構造のハイブリッド方式を採用し、気温に左右されずパワフルに除湿できるモデルを販売しています。

ほかにも、乾き具合を予測して自動停止するなど、便利な機能が充実しています。また、独自の空気浄化技術「プラズマクラスター25000」を搭載している点にも注目。高濃度イオンを放出し、部屋干しの嫌なニオイを抑制する効果が期待できます。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

By: amazon.co.jp

アイリスオーヤマは家電製品やインテリア、生活雑貨などさまざまな製品を展開しているメーカーです。高品質・高性能ながらコスパのよい製品を多く手がけているメーカーとして知られています。

ハイブリッド式除湿機においては、最大33畳まで対応できる大型モデルをラインナップ。パワフルな除湿力を発揮し、約2kg分の洗濯物を55分で乾かすと謳っているのもポイントです。自動ルーバーを搭載しているなど機能も充実しています。

ハイブリッド式除湿機のおすすめ

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX120

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX120 2022

可能面積の目安が25畳のハイブリッド式除湿機です。幅37cmの縦型デザインで、限られたスペースに設置したい場合におすすめ。4輪キャスターを備えており、広いリビングで移動しながら使いたい場合に重宝します。

容量約3.2Lのタンクはハンドルとフタ付きで、満水時に持ち運びやすいのが特徴。水の量をひと目で確認できる水位窓を設けています。

約2.1mの電源コードにより、コンセントから離れた位置でも設置可能。本体背面に長いコードを収納できるバンドが付属しています。また、独自のアルゴリズムで洗濯物の量を自動で判断し、洗濯物が乾いたら自動で停止する仕様です。

切りタイマー機能を搭載し、停止するように設定できるのも便利。ほかにも、独自のイオン技術「ナノイーX」により、部屋干しの洗濯物の気になるニオイを抑える効果が期待できます。

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200 2022

1回で4.5人分の洗濯物を乾かせると謳っているハイブリッド式除湿機です。鉄筋コンクリート住宅で43畳が目安の大容量モデルで、1日最大20Lものパワフルな除湿能力を発揮します。約2kgの洗濯物を約58分で乾かすと謳っています。

2枚の左右独立したルーバーを搭載し、洗濯物と洗濯物の間にしっかり風を送れるのもポイント。幅約165cmのワイド送風との組み合わせにより、乾きムラを抑えながら洗濯物の端までしっかりと乾かします。

仕上がりを検知して自動停止する「カラッとセンサー」を搭載しているのも便利。独自のイオン技術「ナノイーX」で脱臭・除菌効果が期待できるのも魅力です。

運転終了後に本体内部の残った水滴や湿気を乾燥する「内部乾燥機能」によって、清潔な状態を保てる点にも注目。持ち運びやすいハンドル付きタンクを備えています。

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX90

パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YHVX90

高さを抑えたコンパクトなハイブリッド式除湿機です。洗濯物の下に置いて、洗濯物をムラなくスピーディーに乾かせるのが特徴。可能面積の目安は16畳で、一人暮らしの部屋にもおすすめです。

また、独自のアルゴリズムで洗濯物の量を判断して自動運転する「エコナビ」を搭載し、優れた省エネ性で電気代を節約できるのも魅力です。

ほかにも、独自のイオン技術「ナノイーX」により、部屋干し臭を抑制する効果が期待できるのもポイント。濡れた生地に繁殖する細菌などのニオイの原因菌を除菌するほか、洗濯物に残った界面活性剤の成分も抑制すると謳っています。

頻繁に洗いにくい衣類に付着した花粉やニオイをケアできるのも便利。タバコ臭・体臭・ペット臭などにも効果を発揮します。

シャープ(SHARP) 衣類乾燥除湿機 CV-SH150

シャープ(SHARP) 衣類乾燥除湿機 CV-SH150 2024

1年中気温などに左右されず高い除湿能力を発揮するハイブリッド式除湿機です。PTCセラミックヒーターとデシカントローター、コンプレッサーを組み合わせて放熱器の温度上昇を抑える独自のハイブリッド方式を採用しています。

約2kgの洗濯物を梅雨時で約57分、冬期約75分で乾かすパワフルな除湿能力が魅力のおすすめモデルです。また、センサーが乾燥中の衣類の乾き具合を予測する「衣類乾燥エコ自動モード」を搭載。衣類が乾くと自動で運転を終了し、無駄な電力消費を抑えて電気代の節約につながります。

ほかにも、運転開始後から12時間経過すると自動的に停止するオートオフ機能を備えており、切り忘れても安心です。

独自の空気浄化技術「プラズマクラスター25000」を搭載しているのもポイント。高濃度イオンを放出して生乾きの嫌なニオイを消臭するのも魅力です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ハイブリッド式除湿機 KIJH-L160

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ハイブリッド式除湿機 KIJH-L160 2023

目安として33畳の部屋に対応するハイブリッド式除湿機です。最大除湿量16L/日と、パワフルな除湿能力を発揮するおすすめモデル。約2kg分の洗濯物を55分で乾燥できると謳っています。

自動ルーバー機能を搭載し、スイングしながらワイドに洗濯物へ風を送れるのもポイント。また、低騒音モードを備えているため、夜間の使用でも安心です。

約4.5Lの大容量タンクを採用し、排水の手間を減らせる点にも注目。端だけ開く仕様の排水口で、簡単に排水しやすく工夫しています。市販のホースを接続して連続排水も可能です。

幅34.5cmのスリムデザインで、限られたスペースに設置したい場合にもぴったり。キャスターを搭載しており、広いリビングなどで移動しながら使いたい場合に重宝します。