ピンポイントで涼みたいときに役立つ「小型スポットクーラー」。キッチンや脱衣所など、エアコンがない場所でも手軽に涼をとれるのが魅力です。しかし、さまざまなモデルが販売されているため、どれを購入すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小型スポットクーラーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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スポットクーラーとは?

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スポットクーラーは、特定の場所を効率的に冷やせる移動式の冷房機器です。設置工事が不要で電源を接続するだけで使用できるのがメリット。家のエアコンが置けない場所やイベント会場、作業現場など、ピンポイントで冷房が必要な場所に適しています。
スポットクーラーは、エアコンの室内機と室外機が一体化したような仕組みを採用しているのが特徴。吹き出し口から冷風を送り出し、排気ダクトから熱風を排出します。冷却時にドレン水が発生するため、ドレン水の処理が必要になる場合もあります。
電気代はどれくらいかかる?

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スポットクーラーの電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」で計算します。消費電力は機種によって異なり、消費電力が高いほど電気代も大きくなるため、必要な冷房能力に合わせた機種選びが重要です。
例えば、消費電力が0.7kWの小型スポットクーラーを1日8時間使用した場合、電力料金単価31円/kWhで計算すると、1日あたり約173円、1か月(30日)で約5,208円の電気代がかかります。しかし、使用頻度や時間、設定温度などによって実際の電気代は変動するため、目安程度にとらえておきましょう。
小型スポットクーラーの選び方
冷房能力で選ぶ

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冷房能力とは、スポットクーラーがどれだけ空気を冷やせるかを示す指標。「kW」で表示されるのが一般的です。小型スポットクーラーの場合、一般的に0.7kW~2.0kW程度の冷房能力を持つモデルが多く、数値が大きいほど冷却パワーが強いことを意味します。
冷房能力は冷やしたい空間の広さも考慮して選びましょう。6畳程度の空間なら1.8kW前後のモノがおすすめです。ただし、日当たりのよさなどの条件によっても必要な冷房能力は変わります。
排気ダクトの有無で選ぶ

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排気ダクトは、スポットクーラーが生成する熱風を外に排出するためのホースです。スポットクーラーは冷風と熱風を同時に発生させるので、熱風を室外に排出しないと室内温度が上昇してしまい、冷却効率が下がります。しっかりと冷房効果を得るためには、排気ダクト付きモデルを選ぶことが重要です。
排気ダクトには伸縮性のあるフレキシブルタイプが一般的。設置場所と窓や換気口との距離を測り、十分な長さのダクトが付属しているかを確認しましょう。また、ダクトの取り付けやすさや収納のしやすさもポイント。窓パネルなど、排気ダクトを窓に固定するための付属品が同梱されているモデルだとより設置が簡単です。
排水が不要なノンドレン方式がおすすめ

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スポットクーラーが空気を冷やす過程で発生する結露水をドレン水と呼びます。通常のタイプではこの水を本体内のタンクに溜め、定期的に排水する必要がありますが、ノンドレン方式は発生したドレン水を内部で蒸発させて排出する仕組みになっています。水を捨てる手間を省けるのが魅力です。
本体サイズ・重量をチェック

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小型スポットクーラーを選ぶ際は、本体のサイズや重量もチェック。小型といってもサイズや重量は製品によってさまざまです。設置したい場所や用途に合ったモノを選ぶようにしましょう。
持ち運ぶ機会が多い場合は、より軽量でコンパクトなモデルが便利です。取っ手が付いたモデルやキャスター付きのモデルなら移動が容易になります。しかし、極端に小さいモデルは冷房能力が低い傾向があるため、冷房能力とのバランスを考えて選ぶのがポイントです。
風向きを調整できると便利

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風向きを調整できる機能は、冷風を効率よく届けるために重要なポイントです。特に、スポットクーラーは特定の場所を集中的に冷やすのが得意なので、風向きを自在に変えられると冷房効果をより高められます。
上下方向や左右方向など、向けられる方向は製品によって異なります。手動で角度調整ができるタイプは自分で好みの位置に風向きを固定可能。また、自動で風向きを変えるオートスイング機能があれば、部屋全体に冷風を行き渡らせられます。複数の方が使用する場合や、広い範囲を冷やしたい場合に役立つ機能です。
運転音をチェック

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スポットクーラーの運転音は、使用感を大きく左右する重要な要素です。一般的にスポットクーラーは運転音が大きめなモノが多いため、運転音が気になる方は静音性の高いモデルを選ぶようにしましょう。静音性はデシベル(dB)で確認可能。50dB程度は、静かな事務所や家庭用クーラーの室外機レベルといわれるので参考にしてみてください。
なかには、「静音モード」や「おやすみモード」などの低騒音運転機能が搭載されているモデルがあります。風量を抑えて騒音を低減しているため、就寝時や集中したいときに便利です。
便利な機能をチェック

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スポットクーラーを快適に使うためには、便利機能をチェックしましょう。タイマー機能は電源のON/OFFを自動化でき、就寝時や外出時に便利です。風量調節機能は状況に応じて風の強さを変えられるため、冷え過ぎを防いだり省エネ運転ができたりします。また、リモコン操作ができると離れた場所からでも簡単に設定の変更が可能です。
さらに、除湿機能が付いたモデルも人気。除湿機能があれば梅雨の時期など湿度の高い日にも活躍します。部屋干しする機会が多い家庭にもおすすめです。
小型スポットクーラーのおすすめメーカー
ナカトミ(NAKATOMI)

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ナカトミは、冷房機器や暖房機器、除湿機などを取り扱う日本のメーカーです。安全性・使いやすさ・品質にこだわった製品開発に注力しているのが特徴。研究・開発・生産・アフターサービスまで、一貫して行なっています。
小型スポットクーラーは、豊富な品揃えが魅力。持ち運びが容易なモデルや首振り機能を搭載したモデルなどを展開しています。用途に合ったモデルを導入したい方におすすめのメーカーです。
山善(YAMAZEN)

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山善は、1947年に創業した商社で、工作機械や産業機器、家庭用機器など多岐にわたる製品を取り扱っています。国内55事業所、海外72事業所を持ち、幅広い分野で事業を展開。家庭機器事業部では暮らしを快適にする製品開発に取り組んでいます。
小型スポットクーラーでは、床に置いて使用するタイプのほかに、卓上における製品を展開。作業やメイクをしながら集中的に涼をとりたい方におすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

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アイリスオーヤマは、電化製品、寝具、インテリア、園芸用品、ペット用品など多岐にわたる製品を手がけるメーカーです。価格と品質のバランスがとれた、コスパに優れた製品を多数展開。ラインナップの多さも魅力です。
小型スポットクーラーでは、キャスター付きでエアコンが設置できない場所でも手軽に使えるモデルが人気。除湿機能など便利な機能を搭載してモデルも多く、さまざまな用途に使用できます。
小型スポットクーラーのおすすめ
ナカトミ ミニクーラー MAC-10
省スペースでの使用や、持ち運びに適した小型のスポットクーラー。幅29.5×奥行29.5×高さ44cmのコンパクトな本体サイズで、場所を取らずに設置できます。小型発電機でも稼働する設計が特徴です。
冷風と送風の切り替え運転に対応し、シーンに応じて使用可能。また、伸縮性のあるダクトは最大50cmまで伸ばせ、360°方向転換できるため、ピンポイントで冷気を送れます。
キッチンやトイレ、脱衣所、ウォークインクローゼットなど、通常のエアコンでは冷気が行き届かない場所での使用におすすめです。
ナカトミ ミニスポットクーラー SAC-18
環境に配慮された「冷媒R32」を採用したコンパクトなミニスポットクーラー。50Hzで1.6kW、60Hzで1.8kWの冷房能力を備え、パワフルに空間を冷やします。サイズは幅47.5×奥行27.5×高さ61cmとコンパクトながら、重量約23kgと安定性も良好です。
さらに、チリやホコリの侵入を防ぐ全閉式モーターを採用。キャスターと取っ手が付いており、手軽に移動できるのもメリットです。
冷風ダクトは手動で360°回転することも可能。工場や倉庫、作業現場など、ピンポイントで冷房が必要な場所におすすめの製品です。
山善(YAMAZEN) スポットクーラー YEC-LD032C
工事不要ですぐに使える小型スポットクーラー。幅25×奥行20.9×高さ48.2cmのコンパクト設計で、さまざまな場所に手軽に設置できます。
周囲温度より最大約-7℃の冷風を送り出し、効率よく冷却します。冷風・送風・ドライの3つのモードと風量調節機能を備え、用途に合わせた使い分けが可能。さらに、オートルーバー機能により風向きを自動でスイングし、涼しさを広げます。
DCモーター搭載により省エネ性にも優れているのもポイント。冷風の強運転で、8時間使用した場合の電気代目安は約62〜74円と謳っており経済的です。キャスター付きで移動もスムーズ。タッチパネル式操作部で直感的に使えるのも利点です。
山善(YAMAZEN)スポットクーラー YBC-C04
バッテリー対応のスポットクーラー。コンセントでの使用はもちろん、別売の専用バッテリーを使えば場所を選ばず涼しさを得られます。工事不要ですぐに使える手軽さが魅力です。
周辺温度より最大-10℃低い冷風を送り出し、蒸し暑い夏でもテントや車内、寝室などをしっかり冷却できます。風量調節や送風・冷風の切り替えもワンタッチで操作可能です。
専用バッテリーは最大4個まで装着でき、4個装着時は最大出力で約2時間の連続使用ができます。幅23×奥行47.4×高さ32.2cmのコンパクトサイズで、車載して持ち運べるモデルを探している方にもおすすめです。
山善(YAMAZEN) コンパクトクーラー YEC-RD03
卓上に設置できるコンパクトサイズのスポットクーラー。幅20×奥行19×高さ42cmの省スペース設計で、デスクやドレッサーなど限られたスペースで使用できます。汗ばむ季節のメイクアップ時などにもおすすめです。
また、冷風・送風・ドライの3つの機能を搭載しており、季節や状況に応じて使い分けが可能。日常生活のさまざまなシーンで活躍します。
約5.3kgの軽量ボディで持ち運びもスムーズ。DCモーター搭載で、省エネ性能を重視したい方にも適しています。
山善(YAMAZEN) スポットエアコン MSA-Y185
必要な場所だけを効率よく冷やせるコンパクト設計のスポットクーラー。小型ながら50Hz時で1.7kw、60Hz時で1.8kwの冷房能力を備え、限られたスペースを集中的に冷却できます。本体重量は22kgですが、キャスター付きで移動も容易です。
工事が不要で、電源を差し込むだけですぐに使用可能。フレキシブルダクトにより、冷気を送りたい場所へピンポイントに届けられます。3Lのドレンタンクを内蔵し、簡単に排水できるのもメリットです。
単相100Vの電源に対応しており、オフィスや工場はもちろん、店舗やイベント会場、倉庫などさまざまな場所で活躍します。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) コンパクトクーラー ICA-0301G
瞬間的な涼しさを求める方におすすめのスポットクーラー。約幅27×奥行24.7×高さ49.8cmのスリムボディで、限られたスペースに設置しやすいのが特徴です。持ち運びに便利なキャスターと取っ手付きなので、リビングや寝室など使いたい場所へ簡単に移動できます。
周囲の温度から最大-8℃の冷風を送り出すと謳っており、すぐに涼をとれるのがメリット。また、1日最大2.5Lの除湿能力も備え、ジメジメした季節も快適に過ごせます。風量は3段階で調節でき、使用環境に合わせて選べるのもポイントです。
さらに、内部清浄機能でカビや臭いの発生を抑えられます。清潔に使いやすいモデルを探している方にもぴったりです。
ハイセンス(HISENSE) スポットエアコン HPAC-22G
工事が不要で、すぐに使えるスポットクーラー。幅30×奥行33×高さ67cmとコンパクト設計で、インテリアを邪魔せずスッキリと設置可能です。凹凸が少ないフラットボディで、お手入れもラクに行えます。
キャスター付きで部屋間の移動がスムーズに行え、ガレージやエアコン設置が難しい場所でも涼しさを届けられるのもメリット。水捨て不要のノンドレン式を採用しており、発生した水分を内部で蒸発させるため、面倒な排水処理をしなくて済みます。
リモコンに温度を感知するシステムが搭載されているので、体感に近い温度で制御可能です。おやすみモードやパワフルモード、除湿モードなど便利な機能を搭載しています。
シロカ(siroca) 除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151
コンパクトボディと取っ手付きデザインで、家中どこへでも簡単に移動できるスポットクーラー。工事が不要でコンセントに差し込むだけですぐに使えるため、テレワークスペースや脱衣所など、さまざまな場所で手軽に涼しさを得られます。
エアコンと同じコンプレッサー式を採用し、室温から約-7℃の冷たい風を届けられるのが特徴。冷風・除湿・送風の3モードと3段階の風量調節機能を備え、状況に応じた使い分けが可能です。さらに、2時間・4時間・6時間の切タイマー機能で無駄な電気代も削減できます。
1日に4.4Lの除湿が可能で、梅雨時の洗濯物の部屋干しや結露対策にも役立ちます。また、5~38℃の幅広い環境で使用できるため、季節を問わず一年を通して活躍。重さわずか6.5kgの軽量設計で、涼しさだけでなく快適な湿度環境も求める方におすすめです。
ユアサプライムス スポットエアコン YNSC-3D
冷風・除湿・送風の3つのモードを搭載したスポットクーラー。状況に合わせてモードを選択できます。コンパクトかつ取っ手付きで、使いたい場所へ簡単に移動できる設計が特徴です。
エアコンと同じ原理で冷風を送り出せます。上下オートスイングルーバー機能により広範囲に送風可能。部屋干しする際などに活躍します。また、クローゼットや洗面所など限られたスペースの除湿にもおすすめです。
タッチパネル式の操作部は、緑色のアイコン表示で運転状態が一目で分かります。1時間・2時間・4時間・8時間のオフタイマー機能も搭載。無駄な電気代も削減可能です。
スイデン(Suiden) 超小型スポットエアコン ハンディークーラー SS-1SAG-1
片手で持ち運べる小型スポットクーラー。8.4kgの軽量設計で、サイズは幅20.5×奥行47×高さ25.5cmです。業務用としても使える冷房機能を備えています。折りたためる取っ手付きで、アウトドアなど、さまざまな場所で使用可能です。
冷房能力は0.39kWで、冷風モードは4段階、送風モードは3段階で切り替えられます。また、発電機やポータブル電源があれば、家庭用電源のない場所でも使用可能です。
内部循環機能により、空間内の冷えた空気をさらに冷やして吹き出し、効率よく冷房します。1時間・2時間・4時間のオフタイマー機能も搭載し、切り忘れも防止できるおすすめの製品です。
スイデン(Suiden) ポータブルスポットエアコン SS-16MZB-1
省スペースで設置できるポータブルスポットエアコン。三面を壁に接して配置できる「かべピタ設計」を採用しています。また、上方向と横方向から排気方向を選べるため、さまざまな設置環境に対応可能です。
使いやすい操作パネルには外気温表示機能を備え、周囲の温度を確認できます。さらに、1時間・2時間・4時間から選べるオフタイマー機能で切り忘れを防止可能。送風モードへ切り替えれば、扇風機としても活用できます。
満水時には自動的に運転が停止する機能を搭載しており、水漏れを予防。限られたスペースで集中的に冷房効果を得たい方におすすめです。
サンコー(THANKO) ワイルドクーラー SSPCACWL
工事不要で手軽に使えるポータブルスポットクーラー。片手で持ち運べる9.8kgのコンパクトボディを採用しています。コンプレッサー式冷却システムを搭載し、冷たい風を届けます。
操作はシンプルで、冷風と送風の切り替えが簡単です。また、夜間や暗い場所でも活躍するLEDライトを内蔵。省電力設計で、電気代が気になる方にもおすすめです。
自宅の冷房が届かない場所はもちろん、作業場やガレージ、キャンプや車中泊など、さまざまなシーンで活躍します。ポータブル電源と組み合わせれば、場所を選ばず使用可能です。
CLESEED スポットクーラー 楽座クーラー クレクール3 CLECOOL3-W
冷房・除湿・加湿・空気清浄と、複数の機能を備えたポータブルスポットクーラー。キャスター付きで移動がスムーズに行え、必要な場所へ簡単に設置できます。実用性に優れた設計で、季節を問わず使用できるのが魅力です。
17〜30℃の間で湿度設定できる機能も備えているため、好みの室温に設定できるのもポイント。湿度も30〜90%の間で設定できます。
タイマー機能やECOモードも搭載しています。さまざまな機能を搭載したおすすめモデルです。
SereneLife ポータブルエアコン FBA-SLPAC7JP-JP
工事不要ですぐに使えるスポットクーラー。冷房だけでなく除湿、送風の3モードを搭載し、シーンに合わせて使い分けられます。リモコン付きで、遠隔から操作できるのが魅力です。
キャスター付きで部屋間の移動もラクにできます。動作音は約55〜57dBと比較的静音設計。自動スイング機能により部屋全体に風を行き渡らせられるので、効率よく空間を冷やせます。室外への排気に便利な窓取り付けプレートを付属しているのもポイントです。
小型スポットクーラーは、設置場所や用途にあわせて選ぶことが大切です。小型といえど、冷却性能や静音性、排水の手間など確認したいポイントはさまざま。本記事を参考に、自分の住環境に適した1台を見つけてみてください。