ジメジメとした空気を改善したい際や部屋干しの際に活用できる「除湿機」。最近では、低価格ながら除湿性能に優れたモデルや、機能が充実したモデルなども多くラインナップされています。

そこで今回は、おすすめの安い除湿機をご紹介。除湿方式ごとのメリットとデメリットや、チェックしておきたい機能などもあわせて解説するので、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。

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安い除湿機の選び方

除湿方式をチェック

コンプレッサー式

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湿った空気を内部のコンプレッサーで冷やし、水滴を取り出すタイプがコンプレッサー式。ヒーターを使用しないため消費電力が少ないほか、夏に使用しても周囲の温度を上げにくい点が魅力です。

一方、気温が低い季節には本来の除湿能力を発揮しにくい点がデメリット。また、コンプレッサーを内蔵しているぶん、本体サイズが比較的大きいので、使用する場合はスペースの確保も必要です。

デシカント式

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デシカント式の除湿機は、「ゼオライト」と呼ばれる乾燥剤に空気中の水分を吸着させるタイプ。吸着された水分をヒーターで気化させ、水蒸気を熱交換機で冷やして水滴を取り出します。ヒーターで乾燥させたゼオライトにより、再び水分を吸着する仕組みです。

コンパクトなモデルが多いほか、温度が低い環境でもしっかりと除湿しやすい点がメリット。一方、ヒータを使用するため、電気代が高くなりやすい点がデメリットです。

ペルチェ式

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ペルチェ式は、ペルチェ素子を用いたタイプです。ペルチェ素子とは、電気を流すと片面が発熱し、もう一方の面が吸熱される特性を持った半導体素子のこと。ペルチェ素子の特性を利用して湿気を含む空気を冷却し、水滴にして取り出します。

除湿性能はコンプレッサー式とデシカント式より高くないものの、小型化しやすい点がメリット。また、運転中に騒音や振動が発生しにくいため、静かな環境で使いたい方におすすめの除湿方式です。

設置場所に合ったサイズをチェック

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本体サイズも除湿機を選ぶ際に重要なポイント。リビングのような広い空間に設置する場合は、大きめのサイズを選ぶと高い除湿能力を発揮します。一方で、コンパクトなモノは、寝室や脱衣所などにぴったり。また、クローゼットや靴箱に設置できるような小型サイズのモデルもあります。

自宅のさまざまな場所で使用したい場合は、ハンドルが搭載されていると便利。さらに、キャスター付きのモデルであれば、大きめの除湿機でも簡単に移動させられます。

除湿能力をチェック

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除湿機を選ぶ際に重要なポイントのひとつが除湿能力です。除湿能力の目安として、除湿可能面積があります。使用する部屋に適した除湿可能面積のモデルを選べば、本来の性能を発揮可能。除湿可能面積は、木造や鉄筋など建材によって異なるため注意が必要です。

また、1日に除湿できる水量も除湿能力の目安として参考にできます。安い除湿機の場合は1日最大6L前後のモデルが多いものの、なかには1日最大10Lに対応したモデルもあるのでチェックしてみてください。

用途に合った機能をチェック

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除湿機のなかには、便利な機能を搭載したモデルもあります。例えば、フラップを搭載し風の方向を変えられる機能を搭載していれば、部屋干ししている衣類に直接送風可能です。通常よりもパワフルに除湿できる「衣類乾燥モード」を備えた除湿機もあります。

連続排水も、チェックしておきたい機能のひとつ。ホースを接続すると水をタンクに溜めず直接排水できるため、タンクからの水を捨てる手間を軽減できます。長時間の外出中に除湿をしたい方におすすめの機能です。

タンク容量をチェック

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除湿機は、空気中の湿気を水滴に変えて取り除く仕組みを採用しています。内部には水滴を溜めておくタンクが搭載されており、タンクの容量はモデルによってさまざま。安い除湿機の場合、2L前後のタンクを搭載したモデルが多くラインナップされています。

タンク容量が少ないと頻繁に水を捨てる必要があるので、やや不便。数は多くないものの、3L以上のタンクを搭載したモデルもあります。水捨ての手間を軽減したい場合は、大容量タンクを搭載したモデルを選んでみてください。

お手入れのしやすさをチェック

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除湿機を選ぶ際は、お手入れのしやすさもよくチェックしておきましょう。除湿機のタンクは長時間水が溜まる場所なので、環境によってはすぐに汚れる可能性があります。凹凸が少ないタイプや奥まで手を入れやすいタイプだと、簡単にお手入れ可能です。

内部に残った水分を乾燥させられる機能を搭載したモデルもおすすめ。また、除湿機のなかにはフィルターを搭載している製品もあります。フィルターにはホコリが溜まりやすいため、取り外しできると簡単に掃除可能です。

安い除湿機のおすすめ

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) コンプレッサー除湿機5.6L KIJC-J56

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) コンプレッサー除湿機5.6L KIJC-J56
家計にやさしい省エネタイプ

吸い込んだ空気を冷やして、空気中の水分を結露させて除湿するコンプレッサータイプの除湿器です。1日の最大除湿能力は約5.6Lで、500mlペットボトル約11本分の除湿が可能。設定した湿度に合わせて、運転を自動的にコントロールします。

深夜や早朝に使っても気にならない低騒音設計で、運転時の音は約39dB。音を気にせず、好きな時間に使えるのがポイントです。1時間あたりの電気代は約3.8円と、家計にやさしい省エネタイプ。本製品1台で約14畳の除湿可能面積があります。

運転後は自動的に内部を乾燥させる内部乾燥機能付き。カバー付きの排水しやすいタンクを採用しており、市販のホースと繋げればタンク容量を気にせず連続除湿を行えます。ほかにも、オートオフ機能や満水時停止機能、自動霜取り機能など便利機能が豊富な製品です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50
衣類乾燥用の除湿器を探している方におすすめ

本体上部にサーキュレーターを搭載した除湿器です。大風量サーキュレーターと除湿器の両方の機能をあわせ持つことで、部屋干しの湿気を効率的に除湿。衣類乾燥用の除湿器を探している方におすすめです。

50°・70°・90°の3段階で首振り角度が調節でき、湿度の高い季節でも効率よく衣類を乾燥させることが可能。ヒーターを使ったデシカント式を採用しており、1年を通して除湿が行えます。約29dBの静音設計で、時間を問わず使用可能です。

タンク容量は約2.5Lで、水がこぼれにくく密閉性の高いタンクを採用。蓋の端だけが開く構造になっているため、蓋を全て開けず簡単に排水できます。また、季節や湿度に応じて、サーキュレーター単体としても除湿器単体としても使えるのが魅力です。

コロナ(CORONA) 衣類乾燥除湿機 CD-P63A2

コロナ(CORONA) 衣類乾燥除湿機 CD-P63A2
2時間・4時間・8時間で設定できるタイマー機能

除湿・衣類乾燥・送風の3つのモードが切り替えられる除湿器です。1日の最大除湿能力は約6.3Lで、500mlペットボトル12.6本分の水分を除湿。湿度を抑えて、快適な環境を整えます。

10年交換不要と謳われる「除菌・脱臭フィルター」を搭載。効果が長く持続するのが魅力です。運転停止後には、除湿器内部を乾燥させてカビの発生を抑制する内部乾燥モードがあり、清潔に保てます。

運転状態を確認できる3色ランプを本体上部に採用しているほか、タンクが満水になるとメロディーで知らせてくれるのもポイント。排水忘れの心配がありません。また、2時間・4時間・8時間で設定できるタイマー機能を搭載。深夜に使いたい場合や、外出中に使いたい場合などライフスタイルに合わせて使用できます。

日立(HITACHI) 衣類乾燥除湿機 HJS-DR601

日立(HITACHI) 衣類乾燥除湿機 HJS-DR601

2019年度のグッドデザインアワードを受賞している除湿器です。温度の影響を受けにくいデジカント方式を採用したアイテムで、1年を通して使用が可能。熱触媒を加工したローター乾燥材が採用されており、日常の気になるニオイも軽減します。

本体サイズが幅30.1×奥行20.4×高さ50.2cm、本体重量約5.9kgで、持ち運びしやすい点も人気。価格も安いので、一人暮らしや初めての除湿器にもおすすめです。本体上部にハンドルが付属しているため、リビング・玄関・脱衣所など、使いたいスペースにスムーズに移動できます。

捨てやすく持ち運びしやすいタンク形状も魅力。湿度センサーによって自動的にコントロールする自動除湿モードや、結露を予防する結露セーブモード、夜や早朝などでも音を気にせず使える静音モードなど、シーンに合わせてさまざまなモードが使える製品です。

シャープ(SHARP) プラズマクラスター衣類乾燥除湿機 CV-R60

シャープ(SHARP) プラズマクラスター衣類乾燥除湿機 CV-R60

360°全周吹き出し構造で、効率よく衣類を乾燥するタイプの除湿器です。限られたスペースにも設置しやすいコンパクトサイズなのが特徴。ラックや物干しの下に置いても気になりにくい約32cmのロータイプなのが人気のポイントです。

ヒーターを使用したデシカント方式で、季節を問わず使用可能。プラズマクラスターを搭載しているのも魅力です。安全性の高いPTCセラミックヒーターを採用しており、温度の上がりすぎを防ぎます。

約2kgの洗濯物なら約99分で乾燥可能。1日の最大除湿能力は5.6Lで、コンパクトながらも、十分なパワーを備えています。タンクの容量は約1.5L。凹凸が少ない構造なので洗いやすく、普段のお手入れも簡単です。

トヨトミ(TOYOTOMI) デシカント式除湿機 TD-Z80J

トヨトミ(TOYOTOMI) デシカント式除湿機 TD-Z80J

温湿度センサー搭載で、快適な湿度に自動調節する除湿器です。湿度を約60%に自動的にコントロールする「自動モード」と、急いでいるときにおすすめの「急速モード」、ひかえめ運転の「エコモード」の3種類のモードが選べます。

1日の最大除湿能力は8Lで、除湿面積は木造10畳、プレハブ15畳、コンクリート20畳。低温時でも除湿能力が落ちないデシカント式で、季節を問わず使用できます。本体上部にハンドルが付属しており、使いたい場所に簡単に移動可能です。

オートルーバーで風向きを前方向や上方向に変えられるので、部屋干しの洗濯物を乾かしやすいのも魅力。風向きをワイドにすれば、部屋全体の除湿や大量の洗濯物の乾燥がスピーディーに行えます。

山善(YAMAZEN) 除湿機 YDC-F60

山善(YAMAZEN) 除湿機 YDC-F60

シンプルで使い勝手のよい除湿器。ヒーターを使用しないコンプレッサー式なので、室温が上がらないのが魅力です。1日の最大除湿能力は6Lで、タンクの容量は2.3L。50Hzの場合の適用畳数は木造なら7畳、鉄筋なら14畳です。

風向きを調節する大型フラップを採用しており、風量最大で運転すれば、部屋干しでもカラっと衣類を乾燥可能。ピンポイントで洗濯物に風をあてられます。また、最大8時間まで設定可能な入/切タイマー付きで、就寝時や外出時も安心して除湿が行えます。

40~70%の間で設定した湿度を保つ湿度コントロール運転機能搭載で、常に快適な湿度を維持。4輪キャスターと取っ手付きで移動も簡単です。

ドリテック(DRETEC) コンパクト除湿機 クアラ JY-100

ドリテック(DRETEC) コンパクト除湿機 クアラ JY-100

玄関・クローゼット・靴箱など狭い場所におすすめの除湿器です。本体サイズ約幅14×奥行き14×高さ22.8cmで、設置場所を問わないサイズ感が人気。湿度だけでなく、結露が気になる場所にも設置できます。

ペルチェ素子によって湿気を含んだ空気を冷却し、結露させるペルチェ方式を採用。騒動や振動が少なく、時間を気にせず使用できるのがポイントです。

本体上部にボタンが1つだけ搭載されているシンプルな構造で、直感的な操作が可能。運転中は緑のライトが点灯する仕様になっており、満水になると赤色に変わって知らせてくれます。外から水量が見える半透明タイプのタンクも魅力です。

コスモネイチャー(cosmonature) 除湿器 SZJ-20

コスモネイチャー(cosmonature) 除湿器 SZJ-20

省エネ性能に優れた除湿機。長時間除湿したい方におすすめです。片手で簡単に持ち運べるコンパクトサイズで、本体重量は約2.2kg。奥行14cmで、狭いスペースにもすっきり設置できます。

ランニングコストがかからないペルチェ式を採用。タンクは2.2Lと大容量で、たっぷり除湿できるのが魅力です。気になるニオイを軽減する消臭活性炭フィルターが付属しているため、除湿と同時に消臭も行えます。安くてコンパクトな除湿器を探している方におすすめです。

Hysure 除湿器

Hysure 除湿器

除湿力の高いダブルペルチェ方式を採用した除湿器です。単一ペルチェ式に比べて約2倍の除湿力があるのがポイント。1日の最大除湿能力は約750mlで、コンパクトながらもしっかり除湿します。

離れたところからでも操作可能なリモコン付きで、シーンに合わせて弱風と強風の2段階の風量調節が可能。本体はタッチパネルで操作できます

2Lの大容量タンクで、湿気の多い時期でも水を捨てる回数が少なくて済むのが魅力。付属の1.5m排水ホースと繋げれば、連続排水も可能な製品です。