ジメジメとした空気を改善したい際や部屋干しの際に活用できる「除湿機」。最近では、低価格ながら除湿性能に優れたモデルや、機能が充実したモデルなども多くラインナップされています。
そこで今回は、おすすめの安い除湿機をご紹介。除湿方式ごとのメリットとデメリットや、チェックしておきたい機能などもあわせて解説するので、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
安い除湿機の選び方
除湿方式をチェック
コンプレッサー式
湿った空気を内部のコンプレッサーで冷やし、水滴を取り出すタイプがコンプレッサー式。ヒーターを使用しないため消費電力が少ないほか、夏に使用しても周囲の温度を上げにくい点が魅力です。
一方、気温が低い季節には本来の除湿能力を発揮しにくい点がデメリット。また、コンプレッサーを内蔵しているぶん、本体サイズが比較的大きいので、使用する場合はスペースの確保も必要です。
デシカント式
デシカント式の除湿機は、「ゼオライト」と呼ばれる乾燥剤に空気中の水分を吸着させるタイプ。吸着された水分をヒーターで気化させ、水蒸気を熱交換機で冷やして水滴を取り出します。ヒーターで乾燥させたゼオライトにより、再び水分を吸着する仕組みです。
コンパクトなモデルが多いほか、温度が低い環境でもしっかりと除湿しやすい点がメリット。一方、ヒーターを使用するため、電気代が高くなりやすい点がデメリットです。
ペルチェ式
ペルチェ式は、ペルチェ素子を用いたタイプです。ペルチェ素子とは、電気を流すと片面が発熱し、もう一方の面が吸熱される特性をもった半導体素子のこと。ペルチェ素子の特性を利用して湿気を含む空気を冷却し、水滴にして取り出します。
除湿性能はコンプレッサー式とデシカント式より高くないものの、小型化しやすい点がメリット。また、運転中に騒音や振動が発生しにくいため、静かな環境で使いたい方におすすめの除湿方式です。
設置場所に合ったサイズをチェック
本体サイズも除湿機を選ぶ際に重要なポイント。リビングのような広い空間に設置する場合は、大きめのサイズを選ぶと高い除湿能力を発揮します。一方で、コンパクトなモノは、寝室や脱衣所などにぴったり。また、クローゼットや靴箱に設置できるような小型サイズのモデルもあります。
自宅のさまざまな場所で使用したい場合は、ハンドルが搭載されていると便利。さらに、キャスター付きのモデルであれば、大きめの除湿機でも簡単に移動させられます。
適用畳数をチェック
除湿機は製品ごとに適用畳数が異なります。製品の性能を引き出すためには、あらかじめ適用畳数をチェックしておきましょう。たとえば「8〜15畳」と記載があれば、木造住宅8畳、鉄筋コンクリート住宅15畳まで対応すると判断できます。除湿機の適用畳数は、メーカーのカタログに記載しているのでチェックしておきましょう。
適用畳数が大きい製品は、本体サイズが大きい傾向があります。あらかじめ設置スペースの広さを確認しておくことも大切です。
用途に合った機能をチェック
除湿機のなかには、便利な機能を搭載したモデルもあります。たとえば、フラップを搭載し風の方向を変えられる機能を搭載していれば、部屋干ししている衣類に直接送風可能です。通常よりもパワフルに除湿できる「衣類乾燥モード」を備えた除湿機もあります。
連続排水も、チェックしておきたい機能のひとつ。ホースを接続すると水をタンクに溜めず直接排水できるため、タンクからの水を捨てる手間を軽減できます。長時間の外出中に除湿をしたい方におすすめの機能です。
タンク容量をチェック
除湿機は、空気中の湿気を水滴に変えて取り除く仕組みを採用しています。内部には水滴を溜めておくタンクが搭載されており、タンクの容量はモデルによってさまざま。安い除湿機の場合、2L前後のタンクを搭載したモデルが多くラインナップされています。
タンク容量が少ないと頻繁に水を捨てる必要があるので、やや不便。数は多くないものの、3L以上のタンクを搭載したモデルもあります。水捨ての手間を軽減したい場合は、大容量タンクを搭載したモデルを選んでみてください。
お手入れのしやすさをチェック
除湿機を選ぶ際は、お手入れのしやすさもよくチェックしておきましょう。除湿機のタンクは長時間水が溜まる場所なので、環境によってはすぐに汚れる可能性があります。凹凸が少ないタイプや奥まで手を入れやすいタイプだと、簡単にお手入れ可能です。
内部に残った水分を乾燥させられる機能を搭載したモデルもおすすめ。また、除湿機のなかにはフィルターを搭載している製品もあります。フィルターにはホコリが溜まりやすいため、取り外しできると簡単に掃除可能です。
安い除湿器のおすすめメーカー
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、1971年に設立したメーカーです。家電製品や家具、インテリア、園芸用品など、幅広い分野の製品を手がけています。メーカー機能と問屋機能をあわせもつ「メーカーベンダー」と呼ばれる業態を採用。ユーザーのニーズに応える製品をスピーディーに開発できるのが強みです。
アイリスオーヤマの除湿機は、機能性と使いやすさを両立しています。除湿機能を利用した衣類乾燥モードを使用することで、部屋干しの衣類をスピーディーに乾かせるのがポイントです。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは、実業家「松下幸之助」氏が創業した総合電機メーカーです。生活家電・空調家電・キッチン家電・AV機器など、さまざまな製品を展開しています。
パナソニックの除湿機は、水から生まれた清潔イオン「ナノイーX」を採用。ナノイーXを放出することで、部屋干し特有の嫌なニオイをおさえる効果が期待できます。
シャープ(SHARP)
シャープは、1912年に実業家「早川徳次」氏が創業したメーカーです。空調家電・生活家電・美容家電などを手がけています。
シャープは独自の空気清浄化技術「プラズマクラスター」を採用。プラズマクラスターを放出することで、衣類の生乾き臭やタバコ臭、汗臭などをおさえる効果が期待できます。頻繁に洗濯できない衣類のお手入れにも便利です。
安い除湿機のおすすめ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 除湿機 コンプレッサー式 IJC-J56
コンパクトサイズながらパワフルな性能を発揮するコンプレッサー式除湿機です。適用畳数は最大14畳。リビングや寝室、書斎などのスペースで活用できます。最大除湿量は約5.6L/日です。吸い込んだ空気を冷やして、空気中の水分を結露させながら湿気を取り除きます。広い空間もカラッと除湿するため、部屋干しの洗濯物を乾かしたいときにも便利です。
湿度設定は、40%・50%・60%の3種類。その日の湿度や過ごしやすさに合わせて湿度をコントロールできます。除湿設定ボタンを押すだけで、湿度の切り替えが可能です。湿度が高いときは、除湿の連続運転にも対応しています。
パワフルな除湿力を発揮しながら、約39dBの静音性を実現。図書館や閑静な住宅地と同じレベルの静かさなので、時間帯を選ばずに使用できます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 除湿機 IJD-P20
オールシーズン使いやすいデシカント式の除湿機です。除湿効率が落ちやすいといわれている寒い季節でも優れた除湿性能を発揮します。本体はハンドル付きなので、必要な場所に持ち運び可能です。除湿性能だけでなく、使いやすさにもこだわっています。
除湿機能と送風のはたらきで部屋干しの衣類を乾かす機能を内蔵。洗濯物をスピーディーに乾かすため、部屋干し特有のニオイをおさえます。洗濯物を外に干しにくい花粉や梅雨シーズンにも便利です。
ルーバーは120°の範囲で角度調節ができます。風を届けたい方向にルーバーを合わせられるのもポイントです。ルーバーは下向きにも対応しており、布団や靴などの低い位置にあるアイテムの除湿もできます。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 除湿機 DCE-6515
衣類乾燥にも役立つ機能性に優れた除湿機です。衣類にパワフルな乾燥風をあてて飛ばした湿気を除湿機で取り除きます。自然乾燥よりも効率よく衣類を乾かせるため、長時間部屋干しするときに発生する強いニオイをおさえられるのがポイントです。フラップの角度は2段階で調節可能。衣類の向きに合わせて送風をコントロールできます。
除湿量は約6.5L/日です。500mlペットボトル13本分の水分を取り除きます。クローゼットや浴室のカビ対策、窓の結露対策などの用途でも使用可能です。湿度設定は40%・50%・60%の3段階。その日の湿度や過ごしやすさに合わせて湿度を切り替えられます。
タンクは引き出し式です。取り外しにも対応しており、簡単に排水できます。また、本体にはハンドルが付属しているので、必要な場所に持ち運び可能です。
パナソニック(Panasonic) 衣類乾燥除湿機 F-YZVXJ60
水から生まれたイオン「ナノイーX」を採用した衣類乾燥除湿機です。ナノイーXを放出することで、部屋干し特有の強いニオイをおさえる効果が期待できます。
本体は高さが低いコンパクトボディです。クローゼットやハンガーラックの真下に設置できます。真下から除湿をおこなうことで、部屋干し衣類をスピーディーに乾かせるのがポイントです。約2.0kg相当の衣類なら約108分程度で乾かせるとうたわれています。広範囲に送風する「ワイド送風」も便利です。
衣類乾燥だけでなく、衣類に付着した花粉やニオイをおさえる「衣類ケアモード」や、頻繁に洗えない寝具をお手入れする「寝具ケアモード」など、さまざまなモードがあります。オールシーズン使い続けられるのが魅力です。
シャープ(SHARP) 衣類乾燥除湿機 CV-P60
ヒーターを使用するデシカント方式を採用した衣類乾燥除湿機です。除湿ローターのはたらきで空気中の水分を吸着させた後、ヒーターを使って乾燥しながら除湿します。安定した温度を保つPTCセラミックヒーターを搭載。寒い季節でもパワフルな除湿力を保ちます。
独自の空気清浄化技術「プラズマクラスター」を採用。高濃度イオンのプラズマクラスター7000を放出することで、付着した生乾き臭や汗臭、タバコ臭などをおさえる効果が期待できます。頻繁に洗いにくい制服やスーツをお手入れしたいときにも便利です。
タンク容量は約1.5L。引き出し式のタンクは取り外しできます。フタつきで排水しやすく、お手入れも簡単です。タンクは丸洗いにも対応しており、常に清潔な状態で使い続けられます。
山善(YAMAZEN) 除湿機 EDC-H60
最大14畳に適用するパワフルな除湿機です。湿度は40〜70%まで7段階で湿度調節ができます。その日の過ごしやすさに合わせて湿度を調節可能です。本体のディスプレイに湿度をわかりやすく表示します。風量は弱モードと強モードの2段階でコントロールできるのも特徴です。
効率よく衣類を乾かす衣類乾燥モードを搭載。衣類の真下に除湿機を設置しておけば、部屋干し時間を短縮できます。また、サーキュレーターと併用すると乾きがはやくなるだけでなく、乾燥機よりも消費電力を削減できるのがポイントです。
誤操作を防ぐための「チャイルドロック機能」を内蔵しています。小さい子どもやペットがイタズラしても操作が変わる心配が少ないのがメリット。除湿性能だけでなく、安全性にも配慮しています。
山善(YAMAZEN) 衣類乾燥除湿機 YDC-F60
除湿能力6.0L/日を実現した衣類乾燥除湿機です。最大で500mlペットボトル12本分の水分を取り除けるといわれています。湿度設定は40〜70%まで5%単位で調節可能です。過ごしやすさに合わせて湿度をコントロールできます。
ルーバーは手動で上下90°方向に動かせるため、好きな方向に送風が可能です。風量は弱モードと強モードの2段階から切り替えられます。スイッチを押すだけなので、使いやすさも良好です。
入タイマーと切タイマーを搭載。あらかじめ時間を指定しておけば、自動で電源をコントロールします。
SIUFOO 衣類乾燥除湿機
適用畳数が最大15畳の衣類乾燥除湿機です。片手で持てるほどのコンパクトサイズかつ軽量ボディながら広範囲をカバーできます。リビングや寝室、書斎などの除湿対策にも便利です。幅をとらない設計のため、洗面所やクローゼット、玄関にも設置できます。
本体のタンクが満水になると、運転が自動停止する仕組みです。排水タンクは取り外し式なので、スムーズに排水ができます。また、背面は透明なデザインであり、水位を把握しやすいのもポイントです。
本体前面に配置したライトが7色に変化するライティングモードを搭載。置くだけで室内を彩るインテリアとしても映えます。機能性だけでなく、デザイン性の高さを重視している方にもおすすめです。静音性が高いので運転音が気になりにくく、就寝時や仕事中にも活躍します。
タンスのゲン 除湿機 78568
最大除湿量12L/日を実現した除湿機です。500mlペットボトル換算で約24本分の除湿をおこなえます。湿度が上がりやすい雨の日や梅雨シーズンにもおすすめです。部屋のカビ対策や結露対策にも役立ちます。適用畳数は最大30畳です。リビングから寝室まで、広範囲を除湿できます。
ヒーターを使わない除湿方法を採用しているため、室温が上がりにくく、夏場でも気軽に使いやすいのがポイントです。風量は弱モードと強モードの2種類。設置場所のスペースや湿度に合わせて2段階で風量調節ができます。
1〜24時間まで1時間単位で設定できるオフタイマー機能を搭載。あらかじめ運転時間を設定しておけば、電源を切り忘れる心配はありません。おでかけ前や就寝時にも活用できます。
Boweer 除湿機 B631
1台3役のはたらきをする除湿機です。除湿・衣類乾燥・空気清浄の機能を内蔵しています。衣類乾燥をしながら、マイナスイオンのはたらきで部屋干し臭をおさえられるのが特徴です。適用畳数は最大14畳です。リビングや寝室だけでなく、クローゼットや浴室など換気をしにくい場所のカビ対策にも役立ちます。
水タンクの容量は3Lです。大容量タンクを備えているため、何度も排水する手間が省けます。タンクは取り外し式なので、排水やお手入れも簡単です。除湿性能だけでなく、メンテナンスのしやすさにも配慮しています。
おやすみモードを起動すると、通常モードと比べて運転音を控えながら除湿運転が可能です。就寝中も除湿運転ができます。
WONSEFOO 除湿機
リーズナブルな価格帯ながら優れた機能性を発揮する除湿機です。コンパクトサイズで扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れています。幅をとらない設計のため、キャビネットやカウンター、サイドテーブルなどにも設置可能です。
本体はタッチパネル式を採用。電源やタイマー機能、ライティングモードなどの各種操作部を一ヶ所にまとめています。触れるだけで設定を切り替えられるので、使いやすさも良好です。
Beejiin 除湿機 CS06
最大約15畳対応の除湿機です。リビングや寝室、ランドリールーム、クローゼットの湿気対策にも活用できます。優れた除湿能力を発揮しながらコンパクトサイズを実現。限られたスペースにも設置できます。
静音性が高く、静かな環境に設置しても運転音が気になりにくいのがポイント。就寝時やデスクワークをするときなど、さまざまなシチュエーションで活用できます。
ドリテック(DRETEC) コンパクト除湿機クアラ JY-100
場所を選ばずに設置しやすいコンパクトサイズの除湿機。適用畳数は最大4.5畳です。寝室や脱衣所、クローゼット、玄関など換気しにくい場所でも活用できます。狭いスペースの湿気対策におすすめです。
除湿方法はペルチェ方式を採用しています。ペルチェ素子が湿気を含む空気を冷却して結露させる仕組みです。騒音や振動が発生しにくく、時間帯を選ばずに使用できます。就寝時やデスクワークをするときにも便利です。
操作部は本体の上部に集約しています。シンプルな操作部のため、使いやすさも良好です。また、満水になると赤色ランプが点滅して知らせるので、排水のタイミングを逃しにくく便利。タンクは取り外し可能です。排水やお手入れも気軽におこなえます。
ドリテック(DRETEC) コンパクト除湿機 ロワン JY-102
小型ボディながら最大約800mlのタンクを搭載した除湿機です。一度にたくさんの水を溜められるので、水を捨てる手間を減らします。満水になると赤色のランプが点灯するだけでなく運転が自動停止するため、排水のタイミングを逃しにくいのもポイント。トレーは引き出し式で排水しやすく、簡単にお手入れできます。
除湿方法はペルチェ式です。湿気を含む空気を冷却後、結露させて水滴にします。コンパクトサイズながら優れた除湿力を発揮するので、さまざまな場所で使用可能です。騒音が少なく、寝室や書斎でも活用できます。
電源ボタンに触れるだけのシンプルな設計です。初めての方でも直感的に操作できます。また、本体は落ち着きのあるデザインに仕上げているため、周りのインテリアにもマッチしやすいのが魅力です。
オーム電機(OHM) コンパクト除湿機 DH-100
卓上にも設置しやすいコンパクトサイズの除湿機です。重量は約1.2kg。必要な場所に持ち運びやすく、玄関やシューズクローク、クローゼットなどの狭いスペースでも使用できます。湿気がたまりやすくて風通しが悪い場所で使いたい方にもおすすめです。
本体上部のライトボタンを押すと、タンク部分が明るくライトアップします。除湿機だけでなく、間接照明としても使用可能です。就寝前にリラックスしたいときや、インテリアとして使いたいときにも適しています。
自動の霜取り機能を搭載。内部に霜がある場合、除湿機の運転を停止して霜取り運転が作動します。わざわざ手動で操作する必要がなく、お手入れの負担が少ないのも魅力です。
梅雨やジメジメとした夏はもちろん、悪天候時の部屋干しにも活躍する除湿機。低価格ながら送風機能や部屋干し用のモードを搭載した製品もあります。大型のタンクを搭載したモデルや連続排水に対応したモデルを選べば、水捨ての手間も軽減可能です。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。