大人数でのリモート会議など、ビジネスシーンで役立つ「スピーカーフォン」。国内の都心オフィスと地方支社を繋げるのはもちろん、海外の取引先との打ち合わせが円滑にできるのも特徴です。しかし、それなりに価格が高く、製品の違いも判断しづらいので、購入する際にはしっかりと機能を把握する必要があります。

そこで今回は、スピーカーフォンのおすすめモデルをピックアップ。選び方についてもご紹介するので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。

スピーカーフォンとは?

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「スピーカーフォン」とはスピーカーと集音マイクが搭載され、受話器なしで通話ができるアイテムのこと。ハンズフリーで複数人と通話ができるのが特徴です。

とくにビジネスシーンで使われる機会が多く、場所を選ばずスムーズに会議や打ち合わせができます。

スピーカーフォンが役立つシチュエーション

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スピーカーフォンはウェブ会議など、複数人で発言を共有する場合に活躍します。遠く離れた場所の音もクリアに拾って再生できるので、会議室にいる全員が話しやすいのも魅力です。

また、スピーカーフォンは普段使いにもおすすめ。Bluetoothでスマホと繋げば、遠く離れた家族や友人と会話できるので、遠隔地同士でのコミュニケーションはもちろん、語学学習にも役立ちます。

スピーカーフォンの選び方

指向性と収音半径で選ぶ

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「指向性」とはマイクが音を拾える方向や角度を示すもの、「収音半径」とはマイクが音を拾える距離のことです。マイクを複数人で囲むように話す場合は指向性に優れたものを、話し手がスピーカーフォンから遠い位置で話す場合は収音半径が大きなものを選ぶようにしましょう。

なお、話し手全員がマイクの近い位置にいる場合は、指向性をあまり重要視しないため、適切な集音半径のモデルがおすすめです。

接続方法で選ぶ

Bluetooth接続

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電源を確保できない場所で使う場合は、Bluetooth接続タイプのスピーカーフォンがおすすめです。バッテリーを内蔵しているので、使う場所を選ばないのが魅力。連続使用時間が長いモデルなら、時間を気にせず長時間の通話も可能です。

また、Bluetoothタイプのスピーカーフォンは、デバイスと離して使えるのもメリット。パソコンやスマホから離れた場所にも設置できるため、大人数の会議でも活躍します。

なお、伝送距離は10〜20mと機器によって異なるので、使用シーンに合わせて選びましょう。ケーブル類をすっきりと収納したい方や、できるだけコンパクトに持ち運びたい方にもおすすめです。

ただし、Bluetoothタイプは無線で接続するため、接続が途切れやすいのが難点。通信を安定させるためには、Bluetooth規格ができるだけ新しいモノを選びましょう。

NFC接続

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スピーカーフォンをスマホに接続して使う場合は、NFC接続機能が搭載されたモデルがおすすめです。NFC機能とは、一度無線接続した機器を再度接続する際、ワンタッチで接続できる機能。急いでいる時も、すぐに再接続可能です。

ただし、NFC接続するためには、スピーカーフォンとスマホの両方がNFC機能に対応している必要があります。検討する際は、まず通話の際に利用するスマホがNFC機能に対応しているか確認しておきましょう。スピーカーフォンの中でも対応するモデルは比較的少ないですが、便利な機能です。

有線(USB)接続

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設置場所が固定の場合や、必ず電源のある場所で使用することが決まっている場合は、有線接続・USB接続のスピーカーフォンがおすすめです。コンセントプラグのほか、バッテリーから給電できるモノもあり、デバイスとセットで使えます。

また、有線・USB接続のモノはバッテリーを気にせず使えるのがメリット。会議などで長時間通話をする場合にもおすすめです。さらに、無線接続のモノよりも接続が途切れにくく、デバイスとの接続も簡単にできるので手軽に使用できます。

そのほか、連結機能を有したモデルなら、複数台を連結して10人以上の会議でも遠くの方までしっかり声を届けられるのも魅力のひとつです。

エコーキャンセリング機能の有無で選ぶ

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スピーカーフォンはスピーカーと集音マイクを兼ね備えているので、スピーカーの音をマイクが拾ってしまい、反響することがあります。連続して反響が起きるとハウリングの原因になり、会議がスムーズに行えない可能性があるので、注意しましょう。

なお、エコーキャンセリング機能を搭載しているとスピーカーの音をマイクが拾わないようブロックしてくれるので便利。スピーカーフォンを選ぶ際には、必ずこの機能が搭載されているかどうかをチェックしておきましょう。

ノイズキャンセリング機能の有無で選ぶ

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ノイズキャンセリング機能があれば、雑音になり得る音をカットすることが可能。声のみを拾い上げ、聞き手にクリアな音声を届けられます。参加者が多い会議には欠かせない機能です。

オートゲインコントロールに対応しているかどうかで選ぶ

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複数人で行う会議では、どうしても参加者間でスピーカーフォンとの距離に差が生じるもの。スピーカーフォンから近い参加者の声は大きく、スピーカーフォンから近い人の声は小さく拾ってしまいます。

「オートゲインコントロール」とは、ユーザーの距離に関わらず自動的に音量を調節してくれる機能のこと。話し手がスピーカーホンの近くに席を移動する必要がないので、会議を円滑に進めることができます。

その他機能で選ぶ

位置検出機能

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「位置検出機能」とは、話し手の方向を自動的に検知してクリアに集音してくれる機能。製品によってはLEDでその方向を示すモノもあります。

雑音となり得るキーボードの音や空調の音を遮断し、人の声のみを拾い上げるので、会議をよりスムーズに進めることができるのがメリットです。

パイオニア(Pioneer) RAYZ Rally Lightning-Powered スピーカーフォン XW-LTS5

パイオニア(Pioneer) RAYZ Rally Lightning-Powered スピーカーフォン XW-LTS5

持ち運びに便利な手のひらサイズのスピーカーフォンです。Lightning端子に対応したUSB接続タイプ。WindowsPC・Macの両方にUSB接続でき、バッテリー不要で手軽に使えます。

ノイズの少ないクリアな音質で、30mm口径のスピーカーを搭載。動画視聴やラジオ再生用のスピーカーとしてもおすすめです。中央のボタンでは、音楽の一時停止・トラック移動・通話開始・マイクミュートなどが操作できます。

また、全指向性マイクを搭載しており、全方向からの音を拾えるのも特徴。デバイスから2mほど離れてもはっきりと声が聞き取れ、10人程度のウェブ会議でも活躍します。音量も調節でき、最大音量でも音割れしにくくスムーズに会話可能です。

ジャブラ(Jabra) SPEAK 510 MS

ジャブラ(Jabra) SPEAK 510 MS

Bluetooth接続に対応したスピーカーフォンです。Class1のBluetoothを採用しており、最大30mまで離れた場所からも接続可能。最大15時間の連続通話ができ、バッテリー切れを気にせず会話に集中したい方にもおすすめです。

また、USB有線接続も可能。万が一バッテリーが切れても、PCなどのデバイスに接続することで引き続き使用できます。直径12×厚さ2.5cmとコンパクトで、持ち運びにも便利です。

さらに、360°対応の無指向性マイクを採用。ノイズを低減するエコーキャンセラーや最大音量での歪みを抑えるDSPなどを搭載しており、クリアな音質で会話ができます。なお、集音範囲は1mとやや狭いので、1〜4名程度の小規模な会議に適しています。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) WEB会議高性能スピーカーフォン MM-MC29

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) WEB会議高性能スピーカーフォン MM-MC29

USB有線接続のスピーカーフォンです。全体の音を拾うのに適した全指向性マイク1つと、特定方法の音を拾うのに適した4つの単一指向性マイクを搭載しているのが特徴。利用シーンに合わせて、適したマイクを選んで使用できます。

また、集音範囲が最大4〜5mと広く、大人数のウェブ会議でも活躍。エコー・ノイズキャンセル機能がついており、クリアな音声で通話可能です。

さらに、1.5mのケーブルに加えて4極ステレオミニケーブルが付属。iPhone・iPadでも使用でき、Skype・FaceTimeなどを利用する方にもおすすめです。

ヤマハ(YAMAHA) ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム YVC-300

音声処理技術が搭載されているスピーカーフォン。集音した音から人の声飲みを拾い上げる「HVAD」という機能により、ノイズを除去してくれるのもポイントです。

Bluetooth接続・NFC接続・USB接続に対応しているのもポイント。それぞれのインターフェースで拾い上げた音声を混ぜられるオーディオミキサー機能を搭載しており、USBでパソコンと接続し、Bluetoothでスマートフォンと接続して会話をすることが可能です。

瞬間最大音量は91dB、再生周波数帯域は190〜20000Hzと音量が大きく、広い会議室でもスマートに対応。また、本体重量が軽く、携帯性に優れているので、持ち運びにも便利です。

ヤマハ(YAMAHA) ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム YVC-1000

ヤマハ(YAMAHA) ユニファイドコミュニケーションマイクスピーカーシステム YVC-1000

マイクとスピーカーを独立させた分離型のスピーカーフォン。高い音から低い音までクリアに再生できます。使用前に「音叉ボタン」を押すことで、使用する会議室の音の響き方を自動的に測定。音声を調節してくれる便利な機能です。

瞬間最大音量は95dB、再生周波数帯域は100~20000Hz。40人規模の大きな会議でも大いに役立ちます。また、オートゲインコントロールに対応しているほか、ノイズキャンセリング機能を搭載しているのもポイントです。

接続方法はBluetooth・NFC・USBに対応。パソコンだけでなく、スマホともスムーズに連携できるアイテムです。

eMeet ワイヤレススピーカーフォン OfficeCore M1

7つのマイクが搭載され、集音性に優れたスピーカーフォン。特許取得済みのVoiceIA技術を採用しており、26dBという小さな声でも拾えます。

収音半径は8m。360°の全指向性になっており、会議室のどこから話しかけても声を拾ってくれます。また、話し手の方向を自動で感知してLEDで示してくれる位置検出機能も便利です。

連続駆動時間は待ち受け状態で30時間、通話状態で最大12時間の連続使用可能とスタミナは十分。本体重量は273g、厚さは29mmとコンパクトサイズにまとまっているのもポイントです。専用の収納ケースが付いているので、携帯性も良好。汎用性の高いスピーカーフォンを探している方におすすめです。

eMeet ワイヤレススピーカーフォン OfficeCore M2

eMeet ワイヤレススピーカーフォン OfficeCore M2

人工知能が搭載されたスピーカーフォン。AIテクノロジーによって話し手との距離を自動で計算し、均一な音量に調節して集音してくれます。また、ディープラーニングアルゴリズムを用いたノイズキャンセリング機能が付いているのも魅力です。

接続方法はUSB接続、AUX(ステレオミニプラグ)接続、Bluetooth接続の3つ。これらは同時に接続でき、ボタンひとつで切り替えることも可能です。

本体サイズはDVDディスクとほぼ同じで、厚さは35mm、重さは300gとコンパクトサイズ。使い勝手のよいスピーカーフォンを探している方におすすめです。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) WEB会議小型スピーカーフォン MM-MC35

ノイズが少ないスピーカーフォン。収音半径は約5m、再生周波数帯域は100~20000Hzのほか、エコーキャンセル機能が搭載されており、クリアで自然な会話が可能です。

接続方法はUSBのみ。スピーカーフォンの相場に比べてリーズナブルな価格も魅力です。なお、単体では10mの集音ですが、別途LANケーブルを用意して2台連結で使用することで、最大で15mまで収音範囲を拡張することが可能。購入を検討している方は、事前に用途を確認しておきましょう。

ロジクール(LOGICOOL) モバイルスピーカーフォン P710e

あらゆるモバイルデバイスに対応したスピーカーフォン。Bluetooth接続で、最大8台のデバイスとペアリングでき、NFC対応のデバイスであれば、かざすだけで接続できます。USBでPCと接続し、PCから電力を供給できるのも魅力です。

バッテリー内蔵型で、最大15時間連続の使用が可能。スタミナは十分です。また、カスタムスピーカーとノイズキャンセリングマイクが搭載されているので、クリアな音声で会話できます。

本体サイズは幅120×奥行40×高さ120mmで、重量は275g。置き場所に困らないのでデスクスペースを有効活用できます。機能性も充実しているので、コスパ良好のスピーカーフォンを探している方におすすめです。

ゼンハイザー(SENNHEISER) スピーカーフォン SP20ML

ビジネスシーンでの使用に特化したMicrosoft認定のスピーカーフォン。「Skype for Business」や「Microsoft Office Communicator」などのモバイルコミュニケーションに対応しています。

エコーキャンセル機能や無指向性マイクを搭載しているので、ストレスなく使えるのもポイント。サウンドエンハンスメント仕様により、音楽の再生に適しているのも魅力です。本体サイズは110×30mmと小さく、重量も210gと軽量。持ち運びにも適したスピーカーフォンです。