大人数での電話会議やWEB会議などで活躍する「スピーカーフォン」。受話器を持たなくても通話ができる便利な製品で、テレワークで活躍するアイテムのひとつです。
今回は、スピーカーフォンの選び方やおすすめの製品をご紹介。スピーカーフォンを初めて購入する方にも分かりやすく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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スピーカーフォンとは?
スピーカーフォンはスピーカーと集音マイクを搭載した、ハンズフリーで通話ができる便利なアイテム。装着した本人しか通話できないヘッドセットと違い、複数人でのリモート会議が1台で実現します。
話者が機器に近づいたり、声を張り上げたりする必要がないのも魅力。音割れなどが軽減されたクリアなサウンドを相手側に届けられます。
スピーカーフォンはビジネスシーンだけでなく日常使いにもおすすめ。スマホに接続すれば、家族などとハンズフリーで通話を楽しめます。
スピーカーフォンのおすすめメーカー
アンカー(ANKER)
アンカーは、世界100カ国以上で製品を展開しているハードウェアメーカー。日本にも「アンカー・ジャパン株式会社」があり、デジタル製品の開発・製造・販売を主に行っているのが特徴です。なかでもモバイルバッテリーが人気を集めています。
アンカーのスピーカーフォンは音声処理機能に優れているのが特徴。エコーキャンセリングなどの機能により、クリアな通話を実現できます。リモート会議を複数人で行うときにもおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA)
ヤマハは楽器やAV機器など、音に関する製品・サービスを提供しているメーカー。1987年10月1日に、前身である「日本楽器製造株式会社」から社名を変更しました。楽器や音楽教室としての認知度が高いヤマハですが、デジタル機器に関する製品も展開。音声コミュニケーション機器であるスピーカーフォンも、ヤマハが提供しているデジタル製品のひとつです。
ヤマハのスピーカーフォンは、雑音の多い環境でも快適にオンライン通話できる「SoundCapテクノロジー」を採用したモデルが魅力。スピーカーの音量調整や、マイクのミュート・解除を自動で実行します。操作が簡単ながら、快適にWEB会議ができるモデルを探している方におすすめのメーカーです。
ジャブラ(Jabra)
ジャブラはイヤホンやスピーカーフォン、ビデオ会議用デバイスなどを中心に提供しているメーカー。デンマーク発祥の企業です。
ジャブラのスピーカーフォンは、大容量バッテリーにより長時間利用できるモデルを揃えているのが特徴。また、すべての方向から同じ感度で収音できる「無指向性マイク」を採用しているモノもおすすめです。スピーカーを配置する方向を気にせず利用できます。
スピーカーフォンのおすすめ|ワイヤレス接続
アンカー(ANKER) PowerConf A3301
声の大きさや距離に関係なく音量を最適化するオートゲインコントロール機能が備わったワイヤレス接続タイプのスピーカーフォンです。相手側に均一な音量で音声を届けられるため、円滑にWEB会議が進められます。
エコーキャンセリング機能やノイズリダクション機能、残響を抑制する機能などが搭載されているのもポイント。クリアな通話が実現可能です。加えて、SkypeやZoomなど、主要なオンライン会議ツールにも対応しています。
連続通話時間は最大24時間で、長時間の会議でも活躍。また、専用のトラベルポーチが付属しているため、キズや衝撃から守りつつ気軽に携行できます。オフィスはもちろん、外出先や出張先でも活躍するおすすめの人気モデルです。
アンカー(ANKER) PowerConf S3 A3302
6つの全指向性マイクが配されているワイヤレス接続タイプのスピーカーフォンです。参加者全員の声がしっかりと拾えます。加えて、エコーキャンセリング機能やノイズリダクション機能などが搭載されており、雑音が入り込みにくいのも特徴です。
声量や距離にかかわらず音量を最適化するオートゲインコントロール機能が搭載されているのもポイント。また、専用アプリの「AnkerWork」を使えば、スマホからバッテリー残量の確認や音量調節などが行えます。比較的コンパクトで、小さな会議室での使用にもおすすめの製品です。
アンカー(ANKER) PowerConf S500 A3305011
高精度マイクが4つ搭載されているワイヤレス接続タイプのスピーカーフォンです。参加者が複数いる会議などでもクリアな音声が聞き手に届けられます。加えて、10Wのスピーカー付きで、通話相手の音声が高音質で届くのも特徴です。
オートゲインコントロール機能が搭載されており、声量や距離に関係なく均一な音量で音声を届けられるのもポイント。さらに、ノイズリダクション機能や、会議中のエコーなどを抑えるハウリング抑制機能なども備わっています。
リンクモードを使えば、本製品2台のペアリングが可能。最大20名までの大規模な会議でも使用できます。また、約133×133×37mmのコンパクトボディで、携行性の高さも良好。オフィスでも出張先でも活躍するおすすめモデルです。
ヤマハ(YAMAHA) ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン YVC-200
ヤマハ独自の音声信号処理技術「スーパーワイドバンド」が搭載されているワイヤレス接続タイプのスピーカーフォンです。双方向での通話が可能な適応型エコーキャンセラーやノイズリダクションなど、さまざまな機能が備わっています。
360°全方位から音声が収集可能なマイクが搭載されているのもポイント。参加者が複数人いても、クリアな音声が聞き手に届けられます。加えて、最大88dBの出力が可能なスピーカー搭載で、臨場感のある音声が耳元に届くのも特徴です。
NFC接続機能が搭載されているため、NFC対応のスマホやタブレットをかざすがけで簡単に接続が可能。また、専用ドライバーのインストールを必要としないUSB接続にも対応しています。1~4名程度の打合せにおすすめのアイテムです。
ヤマハ(YAMAHA) ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン YVC-330
ヤマハ独自の「SoundCapテクノロジー」が搭載されているワイヤレス接続タイプのスピーカーフォンです。雑音が入り込みにくいため、快適なコミュニケーションが実現できます。加えて、マイクを自動でミュートにする機能が備わっているのも特徴です。
オプションの連結ケーブルを使えば、本製品2台が連結接続できるのもポイント。大人数のWEB会議でも活躍します。また、NFC接続機能搭載で、NFC対応のスマホをかざすがけで接続できるのも魅力。4~10名程度の遠隔会議におすすめのアイテムです。
EMEET OfficeCore M0 Plus
高性能なノイズキャンセリング機能を搭載したスピーカーフォンです。独自のAIアルゴリズムにより、環境音やエコーを効果的にカットしやすいのが特徴。加えて、双方向で同時に話せる全二重音声に対応しているので、自然なオンライン通話を行えます。
360°の無指向性マイクを搭載しており、複数人でのWEB会議に対応しやすいのもメリット。また、本体の設定やカスタマイズは専用ソフトウェア「EMEETLINK」で簡単に操作できます。
EMEET OfficeCore M2 Max
大人数での会議に適しているスピーカーフォンです。360°の無指向性マイクを備えており、最大約5mの集音範囲をカバーしやすいのが特徴。さらに、ノイズフィルタリング機能を搭載しているので、雑音を軽減できるのもおすすめポイントです。
話し手の位置を検知するスマート音声ポジショニング機能を備えているのもメリット。中央に配置されたリングライトが話者の方角に向かって光るため、自分の声が拾われているか確認しやすいのが魅力です。
エレコム(ELECOM) 会議用Bluetoothスピーカーフォン LBT-SP02BK
狭い場所でも使いやすい小型のスピーカーフォンです。350ml缶のようなサイズ感で、省スペースで設置しやすいのが魅力。また、内蔵バッテリーを搭載しており、給電ポートがない場所で使えるのもメリットです。
オートゲインコントロール機能を備えているので、離れた場所でも音量のバランスを均一に保ちやすいのが特徴。さらに、ノイズリダクション機能も搭載しているため、雑音を軽減して音声を届けられます。
音量やスピーカーの調整はタッチセンサーで操作できるのもポイント。コンパクトかつ機能性に優れたスピーカーフォンを探している方におすすめです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 会議用マイクスピーカー Bluetooth USB接続対応 400-BTMSP2
1人用として活躍するコンパクト設計のスピーカーフォンです。約8.2×8.2cmの小型サイズで、卓上に設置しやすいのが特徴。加えて、持ち運びに便利なポーチも付いており、外出先での利用におすすめです。
360°無指向性のマイクを搭載しているほか、集音範囲は最大約3mに対応。また、本体にはバッテリーが内蔵されており、最大約5時間の通話を行えます。
スピーカーフォンのおすすめ|有線・USB接続
アンカー(ANKER) PowerConf S330 A3308511
4つの全指向性マイクが搭載されており、360°から声が収集できるスピーカーフォンです。エコーキャンセリングやノイズリダクションなど、さまざまな機能が搭載されています。クリアな通話を実現しているのが特徴です。
声の大きさと距離にかかわらず音量を最適化するオートゲインコントロール機能が備わっているのもポイント。また、USB Type-Cケーブルによる接続方式が採用されており、複雑な初期設定なしで簡単に使い始められます。
SkypeやZoomなど、主要なオンライン会議ツールに対応しているおすすめモデルです。
ジャブラ(Jabra) Speak2 40
性能の高いマイクとスピーカーが搭載されている有線・USB接続タイプのスピーカーフォンです。ビームフォーミングやノイズキャンセリングなどの機能が備わっています。必要な音のみを拾いスムーズな通話を楽しめるのが魅力です。
Microsoft TeamsやZoom、Google Meetなど、さまざまなオンライン会議ツールに対応しているのもポイント。また、保護ポーチが付属しているなど、携行性にも優れています。自宅やオフィスはもちろん、外出先や出張先でも使用できるおすすめモデルです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) WEB会議小型スピーカーフォン MM-MC35N
マイクミュートやエコーキャンセルなど、さまざまな機能が搭載されている有線・USB接続タイプのスピーカーフォンです。ノイズを低減するデジタル信号処理機能も備わっています。クリアな音質でコミュニケーションできるのが魅力です。
手持ちのLANケーブルを使えば、本製品が2台まで連結できるのもポイント。より広い範囲で音声が収集できます。また、USBバスパワー駆動なので、ACアダプターは不要。少人数から大人数まで、幅広い規模の会議におすすめのアイテムです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) スタンドマイク型USBスピーカーフォン MM-MC37
単一指向性のスタンドマイク型スピーカーフォンです。長めのアームを備えたスタンドマイクで、口元の位置に合わせて調節しやすいのが特徴。周囲の雑音を拾いにくく、綺麗な音声を届けられます。
マイクとスピーカーの音量は手元のダイヤルで調整できるため、パソコン本体を操作する手間を省けるのがメリット。1人でWEB会議やオンライン通話などに参加する場合におすすめです。
オーディオテクニカ(audio-technica) サスティナブル素材 USBスピーカーフォン AT-CSP1
手のひらサイズのコンパクトなスピーカーフォンです。持ち運びやすい大きさとシンプルなデザインが特徴。移動先でビデオ会議をする頻度が多い方におすすめです。
360°無指向性のマイクを搭載しており、複数人で使用できるのもメリット。推奨距離は半径1m以内のため、小さい会議室などに適しています。
本体とケーブルをまとめて収納できるポーチが付属しているのも嬉しいポイント。携帯性の高さを重視する方にもおすすめの製品です。
多摩電子工業 WEB会議用スピーカーフォン TSK95K
比較的リーズナブルな価格で購入しやすい有線タイプのスピーカーフォンです。USB Type-A端子で接続できるほか、ケーブルの長さは約1.5m。また、集音範囲は約2mほどで、少人数でのWEB会議などにおすすめです。
エコーキャンセル機能を備えており、ハウリングを気にせず使いやすいのが特徴。さらに、ミュート機能を搭載しているため、マイクを一時停止できます。
スピーカーフォンの選び方
集音半径をチェック
スピーカーフォンを選ぶうえで、集音半径をチェックすることは大事なポイント。会議に参加する人数や会議場所に合わせて、適切な集音半径を選ぶ必要があります。例えば、小さな会議室で数人で行う会議の場合は、半径3~5m程度の集音に対応しているモデルがおすすめです。
人数が10人以上の場合や、広い部屋で行う会議の場合には、集音半径が5m・8m・10mのスピーカーフォンを選びましょう。利用シーンに合わせて、検討するのが重要です。
マイクの指向性をチェック
大人数での会議には「無指向性」
「無指向性」や「全指向性」のマイクは、マイクの角度や向きにかかわらず、360°全方向の音を等しく集音できます。大人数での会議の場合、中央に無指向性マイクが搭載されたスピーカーフォンを設置すると、参加者全員の声をまんべんなく伝達可能です。
ただし、音声だけではなく、キーボードのタイプ音やエアコンの動作音などの雑音も拾いやすい点がデメリット。無指向性のスピーカーフォンを選ぶ場合は、ノイズキャンセリング機能を搭載しているモデルがおすすめです。
1人用なら「単一指向性」
一方向からの感度に優れ、特定の位置からの音声を集音しやすいタイプが「単一指向性」。マイク正面の音に対して最も感度が高く、背面の音に対して最も感度が低くなる「カーディオイド」と呼ばれるタイプが一般的です。
単一指向性のモデルは、周囲の余計な雑音を拾いにくいのが魅力。特定の位置にいる人の音声を主に集音したい場合や、1人で使用する場合におすすめです。
ハウリング対策には「エコーキャンセリング機能」搭載モデルを
スピーカーフォンのスピーカーから出た音をマイクが拾ってしまうと、ハウリングが起きて相手に不快感を与える恐れがあります。会議をスムーズに進めるためには、マイクがスピーカーの音を拾うのを防ぐ「エコーキャンセリング機能」が搭載されたスピーカーフォンを選ぶのがおすすめです。
最近のスピーカーフォンにはエコーキャンセリング機能が実装されたモデルが多く、実用性に優れています。
雑音を軽減する「ノイズキャンセリング機能」もチェック
会議などでのコミュニケーションを円滑にしたい場合には、「ノイズキャンセリング機能」を搭載したモデルがおすすめ。相手にクリアな音を届けられるのが特徴です。
多方向から音を取り込むスピーカーフォンの懸念点は、パソコンのタイピング音やクリック音まで拾ってしまうこと。スピーカーフォンにノイズキャンセリング機能が搭載されていれば、安心して通話を楽しめます。
複数人で使うなら「オートゲインコントロール」が便利
複数人で使用するスピーカーフォンを探している方は、「オートゲインコントロール機能」が備わったモデルを検討してみてください。
発言者の音量レベルをマイクからの距離や声量に応じて自動で調節し、バランスの整った音を出力できます。ただし、オートコントロール機能が付いたスピーカーフォンは高額なモデルが多い傾向にあるため、必要性をしっかり吟味するのがおすすめです。
接続方式をチェック
Bluetooth接続
外出先でスピーカーフォンの使用を想定している方には、Bluetoothで接続するタイプがおすすめ。バッテリーが内蔵されており、電源が確保できなくても使用可能です。また、ケーブルを必要としないため、スピーカーフォンとデバイスの距離が離れていても手軽に接続できます。
ただし、有線タイプに比べると接続が不安定で、音声が途切れてしまうこともあるため要注意。USB接続にも対応しているモデルを選べば、より安心です。
USB接続
会議室に常設するなど、特定の場所で使用するスピーカーフォンを探している方にはUSB接続タイプがおすすめ。接続が途切れにくく、安定した通話を楽しめます。
Bluetoothのペアリング設定をする必要がないため、操作性がシンプルで使いやすいのもポイント。また、デバイスから給電できる仕様のモデルであれば、バッテリー切れの心配が不要です。リーズナブルな価格のアイテムが多く展開されており、コスパにも優れています。
スマホに接続するならNFC対応モデルがおすすめ
NFCとは、「Suica」をはじめとするICカードや「おサイフケータイ」に採用されている近距離無線通信規格のこと。バリエーションは少ないものの、NFCを搭載したスピーカーフォンも展開されています。
NFC対応のデバイス同士を近づけるだけで、簡単に通信できるのが魅力。スマホと接続することをメインに考えている場合は、NFC搭載のスピーカーフォンを検討してみてください。
スピーカーフォンはWEB会議をするときに便利なアイテム。各製品の見た目は似ているものの、機能に違いがあるので、スペックを確認してから購入するのが大切です。使用する人数などによって適切な製品は変わります。今回ご紹介したスピーカーフォンを参考にして、自分にぴったりの1台を選んでみてください。