スウェーデンのアウトドアブランド、ヒルバーグ。ヒルバーグの商品は、環境によってシリーズ分けがされているので、自分に合ったシリーズを選びやすくなっています。穏やかな環境から過酷な環境まで幅広く、長期間対応できる「ブラックレーベル」。軽量化が主眼におかれ、短期であれば、ある程度の環境には対応できる「レッドレーベル」。軽量化も図られ、温暖で雪のない環境で使用する「イエローレーベル」。個別用途に合わせて設計されてる「ブルーレーベル」です。「ブルー」は特殊用途のものが多いので、今回は「ブラック、レッド、イエロー」からおすすめのテントをご紹介します。

2016年シーズンは憧れのヒルバーグテントでアウトドアに飛び出しましょう。

ヒルバーグについて

By: hilleberg.jp

オーストリアのスキー場で運命的な出会いをしたBo HillebergとRenate Neunerによって誕生したスウェーデンのブランドです。「インナーとアウターを同時に設営したい」と言うBoのアイデアを一年間家庭科の学校に通い縫製技術を学んだRenateが作製するという二人三脚で、1973年に初のテント作りあげました。

1975年からは通常のナイロン素材よりも引き裂き強度が7倍ある「ケルロン」をフライシートに採用。その後どのような状況でも信頼できて、設営も簡単にできるテントを作り続けています。

ヒルバーグのおすすめテント7選

タラ 2

タラはヒルバーグのシリーズ中、最も過酷な条件に合わせてつくられた「ブラックレーベル」にラインナップされています。4本のポールで5つの交差点をつくる構造は非常に強度が強く、インナーテントを垂直気味に立たせることにより、内部も広く有効活用できるようにしています。

ヒルバーグの「厚いグローブをしたまま、1人、暗闇の中、強風に見舞われた最悪な状況の中でも簡単に設営できるテントであること」という理念を具現化したテントとなっています。ハードな状況での使用を想定されている方におすすめ。

ソウロ

オールシーズン対応の「レッドレーベル」に入るソロ用テントで、北欧スカンジナビアの言葉で「島」という意味の名前を持つテントです。自立型のやや背の高いデザインは居住性が高く、広めの前室をもっています。降雪にも非常に強くつくられてるテントなので、ちょっとしたスノーキャンプにもおすすめです。

インナーテント単体とタープを組み合わせて設営したり、別売りのメッシュインナーテントを購入すれば乾燥地や温暖な地域でも快適にすごせますよ。

アクト

「レッドレーベル」の中で最も軽量タイプなダブルウォールソロテント、アクト。設営が簡単なワンポールテントでありながら、居住性と荷物置き場を非常に広くとられています。前室も広いので、悪天候時の調理スペースも確保できるデザイン。換気にも気を使われており。熱い地域でも問題ありません。

カヌーや自転車、バイク、バックパッカーなどできる限り軽量で収納スペースを小さくしたい方におすすめのテントです。

ニアック1.5

軽量化を第一に設計し、3シーズンテントで降雪のない比較的温暖な地域で使用することを想定したシリーズが「イエローレーベル」です。1人で使用する場合は軽量で居住空間の広いテントとなります。名前にある1.5は、2人でひとつのテントを使い荷物を減らして行動する場合でも、それなりのスペースを確保することができるという意味でつけられています。

1人用のテントでもゆったりとしたスペースと軽量タイプを希望する人にもおすすめのテントです。

テント アンヤン3

「レッドレーベル」のナロのデザインをベースとして、開発された、「イエローレーベル」のテント、アンヤンです。ナロとは違い、オールシーズン対応ではありませんが、アウター素材にケルロン1000を採用することで、約20％の軽量化を実現しています。軽量化もさることながら、3シーズンテントとしては非常に悪天候に強くデザインされているのも魅力。

他メーカーの4シーズンテント並みの強度を持っているので、急な雪にも耐えられます。また、通気性も十分なので、日本も活躍すること間違いなしのおすすめテントとなっています。

ルーガン

「イエローレーベル」にラインナップされており、非常に高い安定性と2人で使用しても十分なスペースを持たせた3シーズンテント、ルーガンです。ペグダウンができない場所でも設営可能な自立式を採用しています。また、どのような状況でも通気をよくするために、アウターテントが地につかないようになっているのも魅力的です。それに伴い、やや高めにグランドシートが持ち上がっているので雨でも心配ありません。タフな軽量山岳テントが欲しい方におすすめです。

エナン

4シーズンテント「レッドレーベル アクト」のデザインを活かした3シーズンテントがエナンです。「イエローレーベル」らしく大幅な軽量化を実現しており、アウターテントの前後をメッシュにし、高い通気性を確保しています。雨がメッシュから侵入した場合を考え、インナーテントには防水性のある生地を使用。さらに出入り口はフルメッシュです。

雪が降る時期にはでかけない方にはこちらが断然おすすめです。別売りのメッシュインナーを使用すれば、さらに熱い時期の快適性が高まります。