車の上に設置する「ルーフテント」。車に付けたままにできるため、キャンプ場でのテント設営や持ち運びなど、面倒なシーンから解放されます。しかし、一口にルーフテントといっても種類や組み立て方がさまざまなため、どれを選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、気になるルーフテントのおすすめアイテムをご紹介します。選び方のポイントとあわせて解説するので、参考にしてみてください。

ルーフテントとは?

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ルーフテントは車の上に設置するテントのことで「ルーフトップテント」とも呼ばれています。一般的なテントに比べて手間をかけずに設営でき、荷室にテントを積み込む必要がないため、荷室容量も削減可能。また、キャンピングカーを購入するより、導入費用がリーズナブルなのも特徴です。

最近では、車中泊ならぬ「車上泊」として、キャンプ場やRVパークで見かける機会も増えました。車の上から星空を眺めたり、いつもと違った景色を楽しんだりできるのが、ルーフテントならではの魅力。1人用から家族で就寝できる広々タイプまで、さまざまなルーフテントがラインナップされています。

ルーフテントのメリット・デメリット

メリット

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アウトドアやキャンプ場でのテント設営は、初心者ほどハードルが高く、撤収や持ち運びも面倒です。特に年に数回しかテントを設営しない方にとっては、時間がかかり大変。しかし、ルーフテントなら車の上に付けたままにできるため、持ち運ぶ必要がなく、設営や撤収もスムーズです。

また、車中泊の場合、車種によっては車内が狭く快適とはいえません。しかし、ルーフテントであれば、1人用から家族用までラインナップされており、車種に関係なく快適に就寝可能。夏場の蒸し暑さが気になる車中泊ですが、ルーフテントの場合、四方が網戸になるタイプもあり夏でも涼しいというメリットがあります。

愛車の荷室を気にすることなく、キャンピングカーのように就寝スペースを追加できるルーフテント。普段は今まで通り買い物や通勤で車を利用し、休日はルーフテントで車上泊を思う存分楽しめます。

デメリット

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車を選ぶ際に、立体駐車場への高さ制限を気にする方も多いですが、ルーフテントの高さによっては、取り付け後に制限を超えてしまうことも。ルーフテントによって車高が高くなるので、利用する施設への駐車は可能か、事前に確認が必要です。

また、キャンピングカー購入と比較してリーズナブルなルーフテントですが、20万円以上の製品が一般的。高い買い物だけに、特にテント設営が面倒でなければ、通常のテント泊の方がリーズナブルです。

なお、ルーフテントは、ルーフレールが付いた車でないと取り付けができません。ルーフレールが、標準搭載されていない車には、取り付けが必要。安いモノで2万円程度と、別途費用がかかります。

ルーフテントの選び方

種類をチェック

テント型

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一口にルーフテントといっても、種類はさまざま。なかでもテント型なら、キャンプで使用する通常のテントのような形なので、4人家族でも十分なスペースを確保できます。

もちろん、家族での利用だけでなく、1人用としても荷室容量を確保できて非常に便利。ルーフテントで広さを重視したい方におすすめです。一方、テント型はほかのタイプと比べて、組み立てが面倒。1人で使用する場合には、組み立て方や設営時間も考慮して、ルーフテントを選ぶ必要があります。

タワー型

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タワー型のルーフテントは、4つの柱で屋根を支える長方形タイプのモノです。テント内の広さも確保されており、モデルによっては4人家族に対応可能な製品も。また、種類に関しては「全自動タイプ」「ダンパータイプ」「手動ハンドルタイプ」があり、どれも組み立てやすいのが特徴です。

一方、大人が座るには天井が低いため、子供はルーフテントで、大人は車内で過ごす方も。デイキャンプやちょっとした休憩には、特に使いやすいタイプです。組み立てのしやすさと、広さを両立したルーフテントを探している方におすすめ。天井が低く広さが確保されているため、荷物置きとして活用する方もいます。

シェル型

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シェル型は、名前の通り、貝殻のような形をしたルーフテントです。ワンタッチ開閉可能で、1人でもラクラク設営できるため、ソロキャンプでの利用におすすめ。また、1人での利用なら荷物スペースも確保できて、快適にキャンプができます。

シェル型はリーズナブルな製品も数多くラインナップしており、ルーフテント入門者にぴったり。もちろん、1〜2人用なので大人数の使用には向きませんが、手軽にルーフテントを楽しめるのが特徴です。

組み立て方をチェック

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ルーフテントの組み立て方は、大きく分けて「手動式」「ダンパー式」などがあります。手動式は、ハンドルをくるくる回してテントを立ち上げながら設営するタイプや、半分に折りたたんで格納されており開いてペグを打つタイプ。設営の手軽さ重視なら、ハンドルを回すタイプが便利です。

ダンパー式は、内部に取り付けられたダンパーの圧力によって、自動で立ち上がり、設営するタイプ。自動で立ち上がるため、設営に時間と手間をかけたくない方にはおすすめです。

さまざまな組み立て方があるので、ルーフテントの利用シーンだけでなく、予算とのバランスも重要です。

耐水性をチェック

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ルーフテントは、通常キャンプで使用するテントとは違い、車の上に付けたままの場合があります。そのため、雨風の影響をダイレクトに受けてしまい、劣化しやすいのが特徴。購入の際は、耐水圧をチェックしましょう。

耐水圧は、小雨程度なら500mm、雨なら1000〜1200mm、大雨なら1500mmが目安。ルーフテントの場合、製品の劣化やキャンプ中の急な雨に耐えられるよう、1500mmを基準に選ぶのがおすすめです。

駐車場の高さ制限に注意

ルーフテントで気をつけなければならないのが、駐車場の高さ制限です。車にルーフテントを設置することで、車高が予想以上に高くなり、いつも利用している施設の駐車場に入らないことも。ルーフテント購入前に、立体駐車場を利用可能かを確認する必要があります。

一般的な立体駐車場の高さは、平均2〜2.5mが目安。ルーフテントを選ぶ際には、いつも利用している駐車場の高さと、ルーフテント設置後の車高を確認してみてください。

ルーフテントのおすすめ|テント型

キャンプギア(CampGear) ファミリールーフテント

テント型・シェル型両方の特徴をあわせ持つルーフテントです。通常、テント型のルーフテントの場合、設営に時間がかかりますが、シェル型の特性が加わり1分もあれば展開可能。標準搭載のはしごについては、2段階に調節可能で、さまざまな高さの車に対応します。

拡張可能のため、大人2人と子供2人までならゆったりくつろげるスペースを確保。家族で車上泊を検討中の方におすすめです。

また、「スカイビューウィンドウ」というメッシュ窓が付いており、普通のテントでは味わえない満天の星空を満喫可能。軽量なハイパフォーマンスハニカムパネル製のフロアを採用しており、耐久性にも優れています。

ヤキマ(YAKIMA) スカイライズ ルーフトップテント サイズS

ヤキマから販売されているテント型のルーフテント。ソロテントをそのまま屋根上に積載したような見た目が特徴です。素材は、210デニールのナイロン製で耐久性を確保。ポリウレタンコーティングによって撥水性も優れています。

展開時のサイズは、幅123cm×長さ210cm×高さ126cmと、大人2人までなら就寝可能。より荷室容量を確保したい方は、ソロキャンプでの使用がおすすめです。本体重量もわずか42kgと軽量なので、1人でも展開可能。天窓も搭載しており、星空を眺められます。

また、マットレスの厚さは6cmなので、体を痛める心配も少なく快適な就寝をサポート。マットレス本体は洗濯可能なので、清潔さを維持できます。そのほか、雨天時に重宝する防水カバー付きなので、使わないときも安心。価格もリーズナブルなので入門用におすすめです。

ヤキマ(YAKIMA) スカイライズHD Sサイズ ルーフトップテント

ヤキマから販売されているテント型のルーフテント。ルーフテントの素材は、600デニールのポリエステルを使用しているため、耐久性に優れています。また、3000mmのポリウレタンコーティングを施し、防水性も確保。急な雨に降られても安心して使用できます。

展開時のサイズは、幅124cm×長さ215cm×高さ107cmと、大人2人が就寝するには充分なスペース。ソロキャンプ用として使っても、荷物スペースを確保できて便利です。また、マットレスの厚さは6.4cmなので、体が痛くなりにくいのも特徴。さらに、洗濯可能なため清潔に使えます。

はしごは高さを調節でき、車高に合わせて使用できる点も魅力。価格もリーズナブルで、ルーフテントが初めての方にもおすすめです。

スミッティビルト(SMITTY BILT) オーバーランダーテント

1956年に創業した歴史あるアメリカのオフロードパーツブランド、スミッティビルトから販売されている、テント型のルーフテント。テントの高さが130cmもあるため、室内空間に圧迫感がなく、大人が複数人でゆったり就寝できます。

素材には登山用品でも使用される「リップストップ生地」を採用。軽量かつ強度が保たれているため、急な雨風でも安心です。また、大きめのサンルーフを採用することで、テント内でも太陽光や月明かりを感じられ、開放感も得られます。

価格もリーズナブルなので、ルーフテントでファミリーキャンプを始めたい方にもおすすめです。

アイキャンパー(iKaMPER) X-COVER

革新的なルーフトップテントを世界30カ国で販売するアイキャンパーのルーフトップテント。大人3人もしくは大人2人と子供2人で就寝可能なキングサイズ仕様です。

アイキャンパーの特徴的なPVCカバーを、あえて排除することで軽量化を実現。56kgと軽量なので、ルーフトップテント初心者でも取り回しがしやすいのが魅力です。

合計5カ所に窓が搭載されており、通気性も確保されているため、夏場のキャンプも快適。天窓付きなので、星空観察などスカイビューを満喫できます。

テント内に配置された高密度低反発マットレスは、厚みが6.5cmもあり、快適に就寝可能。また、マットレス下には「ハニカムアルミパネル」により、耐久性も確保されています。さらに、洗練されたデザイン性も人気。組み立ても簡単で、3分程度で完了します。

ルーフテントのおすすめ|タワー型

HEWFLIT ルーフテント

タワー型のおすすめルーフテント。ルーフテントの素材には、280デニールのポリエステルを使用しています。また、2000mmのポリウレタンコーティングを施し、防水性も確保しているのも特徴です。

展開時のサイズは、幅215cm×長さ130cm×高さ110cmと、大人2人が就寝できる広さ。1人で就寝するには十分なサイズなので、荷物置きも可能です。また、油圧昇降式でワンタッチ開閉可能のため、設営も簡単。シュラフを入れたままでも収納できます。

小窓は、メッシュパネルが付いており、虫の侵入を防げるので、夏場の車上泊でも快適。価格は、タワー型としてはリーズナブルでルーフテント入門者にもおすすめです。

ABS ブラックハードシェル 自動車用ポップアップ式ルーフテント

タワー型のルーフテントで、ハンドルで引き上げる手動タイプではなく、ポップアップ式を採用。そのため、1人でもワンタッチで開閉ができ非常に便利です。展開時のサイズは、幅210×長さ129×高さ115cmと大人2人までの就寝可能。1人で利用する分には、広々と使用できます。

前後に取り付けられた窓は開閉可能で、通気性もあるので、夏場のキャンプでも快適。また、ハードシェル素材を使用しており、付けたままの状態でも比較的耐久性に優れています。タワー型としては、価格もリーズナブルなので、ルーフテント入門者にもおすすめです。

ルーフテントのおすすめ|シェル型

ギブソン(Gibson) グラヴィス(GRAVIS)

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居住性・機能性が備わったシェル型のルーフテントです。開口部は2枚構造で防虫ネットを搭載しており、夏場の車上泊でも快適。居住性に関しては、内側サイズが幅200cm×長さ130cmと大人2人が就寝できるゆったり空間です。

シェル型の特性を活かしワンタッチ開閉のため、手軽に使用できて便利。ソロキャンプはもちろん、少し休憩したいタイミングで気軽に使えます。こだわりぬいた品質で国内生産なので、安心して使えるのもポイントです。また、防水生地と防水ファスナーで急な雨でも耐えられます。

アイキャンパー(iKaMPER) スカイキャンプ(SKYCAMP) 2.0

スタイリッシュなシェル型のルーフテントです。大人2人子供2人、もしくは大人3人で就寝可能の大型サイズながら、開閉もわずか30秒とスピーディー。テント内にはキングサイズの低反発フォームマットレスが付属し、就寝時も快適です。

ルーフテントには「シースルービニールウィンドウ」「メッシュウィンドウ」「ポリエステルウィンドウ」と合計3枚の小窓があり、蒸し暑い夏場のキャンプにもおすすめ。天井に付いた小窓から、星空観察も可能です。

また、二重層のハードシェルが採用されているため、耐久性に優れているのも特徴。衝撃に強いステンレス製のハードシェルロック採用で、防犯面でも安心感が得られます。

オートホーム(AUTO HOME) コロンブス・ヴァリアント

ガラスを溶かして繊維状にしたグラスファイバーを使用した耐久性のあるシェル型のルーフテント。イタリアで歴史あるオートホームブランドから販売されており、シンプルな外観が特徴です。

テント生地は、グリーン・グレー・サファリ・カーボンと4色展開なので、好みにあわせて選択可能。開閉自由な窓が豊富に付いており、室内への湿度調節がしやすく、夏冬問わず快適に過ごせます。また、ルーフテント外装に、車用のカーシャンプーやワックスを使用でき、洗浄も可能です。

大人2人が就寝できる「カップル」や大人2人と子供1人に対応した「ミディアム」、大人2人と子供2人に対応の「ファミリー」など、サイズ展開も豊富。利用シーンにあわせて選べるのも、おすすめポイントです。