モンベルでは、さまざまな種類のテントをラインナップ。機能性に優れた製品が多く、キャンプ・登山・ツーリングなど、多目的に使用できるのがメリットです。しかし、シリーズが豊富なうえ、機能やサイズが製品によって異なるため、どのテントを選べばよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、モンベルのテントにフォーカスしておすすめモデルをご紹介します。選び方についても解説するので、参考にしてみてください。
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- 目次
- モンベルとは?
- モンベルのテントの特徴
- モンベルのテントのシリーズ
- モンベルのテントの選び方
- モンベルのテントのおすすめ|ソロ用
- モンベルのテントのおすすめ|2人用
- モンベルのテントのおすすめ|ファミリー用
- モンベルのテントのおすすめ|登山向け
- モンベルのテントの張り方とたたみ方
- モンベルには修理サービスがある?
モンベルとは?
「モンベル」とは、大阪府に本社を置くアウトドア総合メーカー。「Function is Beauty(機能美)とLight & Fast(軽量と迅速)」をコンセプトに、アウトドアで使えるさまざまなアイテムを開発しています。
テントだけでなく、登山やキャンプなどで必要なギアを多く扱っているので、同ブランドでギアを一式揃えたい方にもぴったり。ギア以外にも、シャツやウェアなどのアパレルも多数扱っています。
デザイン性はもちろん、優れた機能性を備えているのが魅力。幅広いユーザーから親しまれている、人気ブランドです。
モンベルのテントの特徴
モンベルのテントは、ニーズに合った豊富な製品を取り揃えているのが特徴です。さまざまなサイズを展開しているため、ソロキャンプやファミリーキャンプなど、使用人数に合わせて選べるのが魅力。また、過酷な環境に耐えうるモデルから、簡単に設営できる製品まで扱っているのもポイントです。
テント単体でも使えますが、別売りのタープと一緒に設営すると、より多目的に使用できます。小型のテントとタープの組み合わせで、大きな前室を設置可能。大型テントと大型のタープを組み合わせれば、キッチンスペースなどを作れるのがメリットです。
モンベルのテントのシリーズ
オールシーズン使える山岳テント「ステラリッジ」
登山で使いやすいテントが欲しい方は、ステラリッジテントがおすすめです。コンパクトかつ軽量性に優れているほか、吊り下げ方式構造によって、簡単に設営できるのがメリットです。
季節を問わず活用できるのも魅力。別売りのスノーフライを組み合わせることで、冬でも使用できます。
ステラリッジシリーズはサイズ展開が豊富で、用途に合わせて選びやすいのがポイント。ソロキャンプで使いたい場合は「ステラリッジテント1」がおすすめです。一方、家族で使いたい方は、「ステラリッジテント3」以上のモデルが適しています。
テントとキャビンの2タイプが揃う「ムーンライト」
ムーンライトテントは、モンベルのテントのなかでもロングセラーの製品。「月明かりの中でも簡単に設営可能」をコンセプトとしています。居住性に優れており、通気性が高く、高温多湿の環境でも快適に過ごせるのもポイント。日本の気候にもぴったりです。
テントタイプとキャビンタイプの2種類あるのが特徴。軽量でコンパクトなモノが欲しい方はテントタイプ、スペースが広いモデルが欲しい方はキャビンタイプがおすすめです。
テントタイプは、1・2・4と種類が展開されており、人数などに合った製品を選べます。1と2はツーリングや無雪期の登山などの用途にも使用可能です。
コスパに優れる「クロノスドーム」
居住空間が広いテントが欲しい方におすすめなのがクロノスドーム。独自の構造による広い天頂部が特徴で、ゆとりのある空間を作れるのがメリットです。ほかのシリーズより比較的価格が安く、キャンプ・ツーリング・無雪期登山など幅広いシーンで活躍します。
通気性に優れているのもポイント。室内の温度調節が簡単なので、季節や温度を問わず快適に過ごせます。
シームテープ処理やレインフライジッパーなど、防風性と防水性を高める工夫が施されているのも魅力。雨天時でも安心して使える製品が欲しい方にもぴったりです。
広々としたリビングを備える「クロノスキャビン」
リビングスペースを設置したい場合は、クロノスキャビンをチェック。ひさしを高めに作れるので、出入りしやすいのがメリットです。ファミリーキャンプなど、人数が多いときにも使用できます。
奥の就寝スペースも広いので、ゆったりと過ごせるのが魅力。また、コンパクトサイズかつ軽量性に優れており、持ち運びやすいのもポイントです。
軽量さと広さのバランスに優れる「ルナドーム」
ルナドームは、軽量性に優れた持ち運びしやすいテントです。耐久性も備えているため、山でも使いやすいのがポイント。山岳用のモデルを探している方にもぴったりです。
独自のフレーム構造によって、広い空間を確保できるのもメリット。圧迫感のないテントを探している方にも適しています。登山だけでなく、キャンプやツーリングにも使用できます。
通気性に優れた夏場向けの「レラドーム」
アイヌ語で風を意味する「レラ」が由来のレラドームは、本体が総メッシュ仕様なのがポイント。通気性に優れているため風通しがよく、暑い時期でも涼しい空間を作れます。夏に向いているテントを探している方にぴったりです。
快適に過ごしやすい工夫がテント内部に施されているのもポイント。テント内部にはインナーポケットが搭載されており、小物を収納するのに便利です。別売りのオプショナルロフトを取り付ければ、さらに小物などを整理できます。
バイクツーリングや自転車での持ち運びには「マイティドーム」
マイティドームは、軽量でコンパクトなのが特徴です。優れた携行性を備えているので、なるべく荷物を減らしたいシーンで重宝します。バイク・自転車・徒歩で移動する場合におすすめです。
ポール滑り止めグリップや操作しやすいループなど、素早く設営しやすい工夫を凝らしているのがポイント。初心者もスムーズにセットアップできます。
防水透湿性・通気性を備えた高機能素材を使っているため、テント内の蒸れや結露の発生を効果的に抑制。換気を促すベンチレーションも搭載しているので、オールシーズン過ごしやすい環境作りに役立ちます。
オプショナルロフト・テントマット・グラウンドシートなど、オプションが充実。シーンに応じてカスタマイズできるため、登山キャンプやカヌーツーリングでも活躍します。
モンベルのテントの選び方
使用人数に合わせてサイズを選ぶ
テントの大きさは、使用人数を考慮して選びましょう。ソロキャンプをする方は、設営・撤収・持ち運びを1人で行う必要があるため、コンパクトなサイズがおすすめです。
ファミリーキャンプで使用するテントが欲しい方は、家族全員が就寝できる空間を確保できる製品かをチェック。大人1人のスペースは、約幅60cmといわれています。この数値を目安に必要なサイズを確認してみてください。
耐水性・耐風性をチェック
テントを選ぶ際は、耐水性や耐風性を備えているかも重要なポイントです。モンベルのテントは、耐水性や耐風性を高める素材を使用するなど、さまざまな工夫を凝らしています。
例えば、山岳用テントであるステラリッジシリーズは、10デニール高強力ポリエステルを採用。薄手の生地ながら、強度に優れているのが特徴です。レインフライには、保水しにくいナイロンを採用しています。
なかには、テント内部にシームテープ処理を施しているモデルもラインナップ。防水性が向上するため、雨天時でも使用しやすいのが魅力です。
使用シーンに合わせてオプションもチェック
モンベルのテントは、さまざまなオプションを付けられるのが特徴。シーンに応じて利用することで、より快適な時間を過ごせます。
テント以外のスペースが欲しい方は、タープがおすすめ。タープとは布状の屋根のことで、日差し・雨・風などを防げるのがメリットです。食事スペースや憩いの場を確保するなど、多目的に使えるスペースを作りたい方にも適しています。
タープにも複数の種類があるため、サイズ・機能・用途に合わせて選ぶのがおすすめ。別売りのポールと組み合わせることで、より多彩な使い方ができます。テントと連結して使えるモデルなら、居住空間を広げることも可能です。
雨天時や冬に使えるオプションを探している方は、レインフライやスノーフライをチェックしましょう。テントの上にかぶせるように設置すれば、雨や雪がテントに侵入するのを防げます。
モンベルのテントのおすすめ|ソロ用
モンベル(mont-bell) ムーンライト テント1 1122762
モンベルのロングセラーモデルです。「月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営可能」というコンセプトで開発。軽量で取り回しやすいのに加えて、天頂部にはフックやポール受けが付いているのでスムーズに設営・撤収できるのが魅力です。
座った際や寝たときの視界を考慮し、フレーム形状や本体パターンを設計。圧迫感が少なく、床面積を最大限に活かした構造を採用しています。また、雨の多い日本の気候に適した、保水しにくい生地を使用。メッシュとの二重構造により、テント内の温度調節が容易に行えます。
独自のフレーム構造により、風に強いのも特徴。強風時は、ポールを留めるより先に本体をペグダウンして設営することもできます。
スタッフバッグ付きでコンパクトにまとめられるため、自転車・バイクのツーリングやトレッキングのベースとしても活躍するおすすめのソロ用テント。春から秋にかけて使える3シーズン向けモデルです。
モンベル(mont-bell) クロノスドーム1 1122717
特許を取得した独自のバーティカル・クロス・システム搭載のソロ用テントです。ポールを直角に交差させることで、天頂部分が外側に大きく張り出すのがポイント。広い居住空間を実現しています。
本体の入口とベンチレーションは、撥水加工・難燃加工を施した生地とメッシュの二重構造を採用。メッシュのみで使えば、室内の換気を効率よく行えます。また、前後2か所にベンチレーションを備えたレインフライが付属。快適な空間作りに役立ちます。
ポールとソケットはショックコードで一体化しているので、設営や撤収を素早く行えるのもメリットです。防水性・防風性を高める工夫を凝らしているため、タフな環境下でも活躍。2人用と3~4人用もラインナップされています。
モンベル(mont-bell) マイティドーム1 1122658
世界最高レベルと謳う軽量・コンパクト性を実現した、シングルウォール構造のテントです。素材には、優れた防水透湿性と通気性を兼ね揃えた「ブリーズドライテック プラス」を採用。雨の侵入をしっかりブロックしながら、テント内が蒸れるのを防ぎます。
フロアから本体への立ち上がりを2cmに抑えたバスタブ構造により、結露の発生を抑制。また、細かい部分までシームテープ処理を施し、防水性を高めています。
天井部にはベンチレーションを搭載。口を絞っても完全には閉まり切らないので、酸欠予防に役立ちます。また、メッシュが付いているため、虫の侵入をブロックできて便利です。
素早く設営しやすい工夫を凝らしているのもうれしいポイント。オプションで前室スペースを作れるキャノピーがラインナップされているので、居住空間を広げることもできます。ゆったり過ごしたい方は、2人用モデルを選ぶのもおすすめです。
モンベルのテントのおすすめ|2人用
モンベル(mont-bell) ステラリッジ テント2 本体 1122649
多くの登山家やアウトドア愛好家から高い支持を得ているテントです。耐風性をキープしたまま軽量化を実現。タフな環境にも耐えられるため、登山をはじめ、さまざまなシーンで活躍します。
組み立てたポールに、本体の樹脂パーツを引っ掛けるだけの吊り下げ式構造を採用。強風時でも素早く設営・撤収が行えて便利です。また、本体とレインフライのクリアランスが大きいので、本体が濡れにくいのがメリット。結露の発生を抑える効果も期待できます。
軽量でコンパクトにまとめられるため、持ち運び時の負担を軽減。スタッフバッグは入口が広いので、スムーズに収納できて便利です。レインフライ・スノーフライ・ロフト・テントマットなど、オプションも充実しています。
モンベル(mont-bell) ムーンライト テント2 1122763
床面積を最大限に活かした構造が特徴のテントです。座ったときや寝た際に、圧迫感を覚えにくいのがメリット。また、張り出したフレームによって、雨よけや荷物置き場として役立つ広々とした前室・後室を確保できます。居住性を重視したい方におすすめです。
雨が多い日本の気候に適した、保水しにくい生地を使用。また、撥水加工・難燃加工を施しています。本体入口はメッシュとの二重構造。ジッパーで開閉できるため、室内の温度調節が簡単に行えて便利です。
独自のフレーム設計によって、優れた耐風性も備えています。軽量かつコンパクトで持ち運びやすいのもポイントです。
モンベル(mont-bell) クロノスキャビン 2 1122738
広々としたリビングスペースを備えた2人用テントです。リビングスペースのひさしを、ゆとりのある高さに設計しているのが特徴。出入りがしやすいうえ、圧迫感の少ない開放的な空間を実現しています。
独自のポール構造により、スムーズに設営が可能。軽量かつコンパクトでオートキャンプだけでなく、ツーリングキャンプでも重宝します。
通気撥水加工や難燃加工を施した生地を使用。フロアも優れた防水性を備えているため、天候に左右されず快適に過ごせるのが魅力です。ソロ用や3人用などもラインナップされています。
モンベルのテントのおすすめ|ファミリー用
モンベル(mont-bell) レラドーム4 1122530
本体全面にメッシュ地を配置したテントです。アイヌ語で「風」を意味する「Rera(レラ)」が名前の由来。優れた通気性を備えているほか、4人が寝転がれるサイズ感で、あたたかい季節のファミリーキャンプにおすすめです。
レインフライの中間部から張り鋼を引けば、さらに広い前室を作れるのが特徴。また、レインフライの前後に大型ベンチレーションを搭載しているため、効率よく換気できます。
生地に難燃加工を施しているので、バーベキューなどを楽しむ際も安心。フロアとレインフライは優れた防水性を備えており、雨天時も快適に過ごせます。オプションが充実しているため、シーンに応じてカスタマイズできるのも魅力です。
モンベル(mont-bell) ムーンライト キャビン4 1122728
リビングルームを備えた2ルームテントです。人気シリーズ「ムーンライトテント」の居住性と軽量性を両立したフレームを発展させた構造を採用しており、開放的な空間を実現。設営のしやすさもおすすめポイントです。
前面パネルをひさしとして使ったり、全開にして開放的なリビングルームを作ったり、多彩なアレンジが可能。複数の「ムーンライト テント4」を連結すれば、ベースキャンプとしても使えます。
リビング側の3面は、本体生地とメッシュの二重構造。虫の侵入をブロックしながら、優れた通気性を発揮します。生地は防水性や難燃性を備えているため、シーンを問わず活躍。大人数でキャンプする機会が多い方にぴったりです。
モンベルのテントのおすすめ|登山向け
モンベル(mont-bell) ステラリッジ テント1 本体 1122648
世界トップクラスと謳う軽量性と耐風性を備えた山岳用テントです。高い強度を持つ生地は、保水しにくいのも特徴。表面には、通気性を損なわない撥水加工を施しています。
生地やポールをはじめ、細部までこだわりながら軽量化を実現。コンパクトに収納できるので、荷物を減らしたいシーンで重宝します。
独自の吊り下げ構造を採用しており、簡単に設営・撤収できて便利。テント本体をペグダウンしてからポールを取り付けられるので、強風時でもスムーズに作業を進められます。
レインフライ・スノーフライ・グラウンドシートなどオプションが充実。シーンに応じてカスタマイズでき、オールシーズン活躍するおすすめモデルです。
モンベル(mont-bell) ルナドーム2 1122667
軽量性と耐久性を兼ね揃えた山岳用テントです。側面をほぼ垂直に立ち上げる独自フレーム構造を採用しており、圧迫感の少ない広々とした空間を実現。心地よく過ごしやすいのが魅力です。
4面にメッシュ地のモスキートネットを装備しているため、優れた通気性を発揮。レインフライは4か所にベンチレーションを設けており、テント内を効果的に換気できます。
設営や撤収が素早く行えるのもメリット。コンパクトに持ち運べて、春~秋の登山キャンプにおすすめです。
モンベルのテントの張り方とたたみ方
テントの完成図をイメージするために、でき上がりの写真をあらかじめ確認しておきましょう。まず、インナーテントを広げて、フレームを長さや色ごとに分別します。メインフレームを組み立てて、ピンに差し込んだらインナーテントの完成です。
次に、フライシートをインターテントの上にかけてフックやフレームなどに固定します。その後、しっかりとテンションがかかるようにペグダウンを行います。最後に張り綱をしてテント設営が完了です。
撤収するときは、テントの空気を抜くためにジッパーを少し開けて置くことが大切。ポールを折りたたんだら、インナーテントとフライシートをコンパクトにしましょう。全体が四角形になるように折った後、収納袋のサイズに合うようにたたむのがポイントです。
テントとポールをフライシートの上に乗せた後、ポールを芯にして巻いたら収納袋に収めます。テントの大きさによっては、複数人で行うのがおすすめです。
モンベルには修理サービスがある?
テントは屋外で雨や風にさらされることも多く、さまざまな理由で壊れる可能性があります。テントのパーツが破損した場合は、モンベルの修理サービスを利用しましょう。モンベルストアに持ち込むか、カスタマーセンターに送付することで、修理を依頼できます。
例えば、テントのポールが破損した場合、代金は1本700〜3,000円(税込)程度で修理が可能です。新しくテントを購入することなく、同じ製品を長く愛用できます。
モンベルのテントは、種類が豊富なだけでなく、シリーズごとに異なるサイズを展開しているのがポイントです。使用人数などに応じてチェックするのが大切。ほかにも、生地の素材や機能面なども考慮しながら、より快適に過ごせるテントを選んでみてください。